★ 報告 Nさん職場復帰決定(大阪市ステップアップ研修)
Nさんを職場にもどす会・教職員なかまユニオンの松田です。
今年3月25日、このままなら分限免職との警告書を出された大阪市ステップアップ研修受講中のNさんですが、昨日、職場復帰決定通知書を受け取りました。1月6日から在籍校復帰が決定しました。みんなで喜び合いたいと思います。
「やめさせるための研修」と言ってもいいパワハラ「研修」をしのいでの職場復帰は、簡単にはクビにできないことを実例で示し、今後、ステップアップ研修のあり方を告発し、廃止させる運動の発展につながるものと思います。
一番の山場は、ステップアップ研修送りから1年(第3期終了)の2022年7月1日(2020年4月にステップアップ研修に送られましたが、途中休職期間等があったので1年の期限が2022年7月1日)をめぐる攻防でした。
教育公務員特例法25条の2は「指導改善研修の期間は、一年を超えてはならない。ただし、特に必要があると認めるときは、任命権者は、指導改善研修を開始した日から引き続き二年を超えない範囲内で、これを延長することができる。」と規定しているのですが、大阪市では、1年をこえて延長した例はないとのことでした。
Nさんが休職から復帰した直後、3月25日に、このままでは分限免職だと警告する警告書を渡されました。
それに対して、Nさんは、指導不適切教員認定過程を含めて全面的に異議を申し立てる弁明書、判定会議に向けた職場復帰を求める意見書を提出し、Nさんを職場にもどす会は、職場同僚・保護者の職場復帰を求める声を載せた要請を提出しました。
また、在籍校周辺や教育センター前での「Nさんをクビにするな!」のビラまきも行いました。
※ 大阪市ステップアップ研修(指導改善研修) N先生をクビにするな!の声をお寄せください
組合(教職員なかまユニオン)は、精神的な不調を原因とする病気休職からの復帰過程への配慮を求め、パワハラ「研修」内容に対する抗議・要請を行いました。
そうした中で、大阪市教委としては初めて1年をこえて4か月間(第4期へ)の延長が決まり、3度目の在籍校研修をやり遂げて、Nさんは、本日、職場決定通知を手にすることができました。
苦しいことも多かったと思いますが、それをNさんがくぐり抜けたことで、このステップアップ研修を告発する力をNさんと私たちは得ることができたのではないかと思っています。
ご支援、ありがとうございました。
今後も、東京の 小学校養護教諭分限免職裁判、条件付き採用音楽教員免職取消裁判に連帯して闘いたいと思います。よろしくお願いします。
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