パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

応援する会リーフレットから

2009年03月16日 | 板橋高校卒業式
 <板橋高校卒業式> 杜撰きわまりない高裁判決!
 ☆☆ 偽証を見抜けない高裁判事は辞職せよ! ☆☆
 ★ 1月26日最高裁に『上告趣意書』を提出。 ★

  ↓ 「最高裁に公正な判決を求める署名用紙」ダウンロード(PDFファイル)
 http://www.sirobara.jp/090303fujita-syomei.pdf


「マガモ」 《撮影:佐久間市太郎(北海道白糠定、札幌南定、数学科教員)》

 ◎ 板橋高校卒業式「事件」

 日本軍がアフリカ沖まで出陣するという。
 戦艦、さざなみ、さみだれである。

 自衛隊のイラク派遣に反対するビラの投函は、突如の逮捕、75日の拘留、起訴、有罪となった。
 この3人の拘留中、2004年3月11日に都立板橋高校の卒業式で「事件」が起こった。
 開式約20分前に配布を終えたサンデー毎日記事に関連して一人の62歳の男が参列者に約30秒ほど話しかけた。
 結びの言葉は、「できましたら、国歌斉唱の際は着席お願いします。」であった。
 これだけのことである。

 5日後、都教育長は、都議会で都議・土屋の質問に応じて、「法的措置をとる」と明言。
 土屋というのは、前年、七生養護学校に侵入、教員を恫喝して教材を奪取した人物である。
 知事・石原慎太郎の切り込み隊長と自称している。

 ついで、板橋高校実況検分、保護者に話しかけた市民の自宅を家宅捜索
 12月、起訴を行った。
 警視庁公安二課、東京地検公安部の連携による「事件」のねつ造であった。
 罪名は「威力業務妨害罪」

 東京地裁、高裁はこれを認定し有罪とする。
 「話しかけ」、「語りかけ」ないし「呼びかけ」が何故に刑法234条の「威力業務妨害」の「罪」になるのであろうか。
 市民が市民に語りかけることが、その内容によって何故に「有罪」とされるのか。

  われわれは、ジョージ・オーエル描くところのおぞましい未来社会のとば口に立っているいるのであろうか。
 体制にとって、権力にとって気に入らない言動は今後次々と摘発していくとの宣言なのであろう。
 まさに、「特高」が跳梁した時代の再度の幕開けと思われてならない。

 団地様式の自衛隊官舎1階郵便受けへの投函が犯罪とされた。
 最高裁判事は、秘めやかに登場すると、「邸宅侵入罪」であると一言述べてすぐに立ち去った。
 敷地に一歩入っても、「邸宅」に侵入したことになる。
 歩いたら犯罪、話しかけたら犯罪である。
 不条理というか、恐ろしいというか、ばかばかしいというか。

 しかし、笑って済ませるわけにはいかない。
 75日拘留されたり、葛飾の荒川さんのようにクリスマスから正月越して20余日拘束されたり、家宅捜索されて懲役を求刑され、法廷の場に被告人として引っぱり出される。
 このことを他人事として放置していたら、われわれは本当に地獄のような社会に住むこととなる。
 ともに力をあわせて闘っていきましょう。
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