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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

原発推進の玉木国民代表(香川2区)落選運動を

2022年01月30日 | 平和憲法
  =たんぽぽ舎です。【TMM:No4394】「メディア改革」連載第88回=
 ◆ 「原発ゼロ」方針を説明なしに変える無責任
浅野健一(アカデミックジャーナリスト)

◎ 国民民主党の玉木雄一郎代表(衆院議員、香川2区)は1月4日、三重県伊勢市の伊勢神宮に参拝した後、年頭会見を開き、参院選に向けた立憲民主党(立憲)との連携について「政策の一致が極めて重要だ」と指摘。
 立憲の党綱領に「原発ゼロ社会」の実現が盛り込まれている点に触れ、「綱領に原発ゼロと書いてあると、『相いれない』と思う議員や支援組織があるのは事実」と述べた。
 玉木氏は大蔵省入省し、09年に衆院初当選。玉木氏は自身のHPに。「親も自民党員だったので、民主党から出ることには反対も多かったが、日本にも切磋琢磨できる保守二大政党制が必要だと思った」と書いている。
 地元の選挙区に自民党議員がいたから公認を得られなかっただけだ。

◎ 玉木氏は2017年1月7日、希望の党の代表としてNHK番組で、が通常国会で提出を目指していた「原発ゼロ基本法案」に関し「我々も脱原発に向けた法案を通常国会に提出できるよう検討を深めている。協力する」と述べていた。
https://jp.reuters.com/article/idJP2018010701000746
 玉木氏は2019年3月、自由党の小沢代表と共に東電福島第一原発を視察した。玉木代表は記者団に対し、「原発に依存しない『原発ゼロ社会』に向けて、廃炉を含めて現実的な道筋をいかに示していくかが大切だ」と述べた。
 しかし、2020年8月、当時の立憲民主党と国民民主党の合流を巡る議論で、玉木氏は新党の綱領案に「原発ゼロ」が盛り込まれたことなどに反発した
 国民民主党を支援する「電力総連」や「電機連合」など、民間の産業別労働組合の意向を重視した。原発への姿勢をなぜ変えたのかの説明はない
 ◆ 維新、連合と共謀して壊憲、軍事大国化を画策

◎ 昨年10月末の衆院選投開票の直後からは、英紙ガーディアンが「右翼ポピュリスト」と呼ぶ日本維新の会の松井一郎代表に急接近
 松井氏が「2022年夏の参院選と同時に改憲の国民投票実施を」とぶち上げ、玉木氏もコロナ禍で憲法に緊急事態条項を入れることが急務と改憲に意欲を見せた。
 玉木氏は12月16日の憲法審査会で総選挙後初めて開かれた自由討議で、「とりわけ議論しなければならないのは、コロナ禍で明らかになった緊急事態における法の支配の空洞化。ここを是正するための議論、つまり、緊急事態条項を議論すべきだ」と強調した。
 玉木氏は1月20日の衆院本会議の各党代表質問でも、「国会議員の任期満了時に大規模な感染症や災害が起こった際、任期を特例延長する憲法の規定の必要性」を強調。また、朝鮮民主主義人民共和国などのミサイル開発をあげ、「敵基地攻撃能力の保有の検討は必要だ」と主張した。
 玉木氏は、国政選挙で立憲が共産党との選挙協力を「あり得ない」と批判し、今や万国の労働者の敵となった連合の芳野友子会長のお気に入りだ。ネオファシズムの時代には、玉木氏のような政権擁護のポピュリストが現れる。
 玉木氏は私が卒業した香川県立高松高校の後輩だ。
 立憲民主党の代表選に意欲を示している映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」「香川1区」(大島新監督)の小川淳也氏も同じ高校の後輩。大島監督の妻が高松高校で小川議員夫妻と同級生で、その縁で映画が生まれた。
◎ 私は大島氏に「玉木氏も高松高校の後輩だが、最近の彼にはがっかりだ」と伝えると、「高高(高松高校の略称)は本当に人材豊富ですね!確かに玉木さんは解せませんが」という返信があった。
 また、2020年9月16日、ブログ「浅野健一のメディア批評」に玉木氏のことを次のように書いている。
 <玉木氏には安倍晋三記念小学校疑獄、加計疑獄で何度か取材した。高松から羽田への飛行機の2人掛けの座席で隣り合わせになったが、私には全く気付かない。希望の党に合流したころだったので、私から挨拶する気にならなかった。玉木氏は約1時間、スマホをいじっていた。整髪料なのか、香水なのか分からないが、匂いがきつくて嫌だった>
http://blog.livedoor.jp/asano_kenichi/archives/24215273.html
 ◆ 玉木氏の危険性を論じないキシャクラブメディア

◎ キシャクラブメディアの社員記者たちは「中道改革」を名乗る国民や維新の思想に近いのだと思う。玉木氏の会見で、玉木氏の変節を質す記者を見ない。
 記者たちは玉木氏に、「なぜ原発推進に変わったのか」「なぜ急に憲法に緊急事態条項なのか」と聞くべきだ。
 国民は立憲の福山哲郎・前幹事長が立候補する京都選挙区(定員3)に候補者を立てようとしている。
 私は次期総選挙で、玉木氏の選挙区である香川2区で、市民と政権反対党で、強力な統一候補を擁立すべきだと呼び掛けている。
 政権反対党が玉木氏率いる国民と選挙協力することはあり得ない。

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