★ 朝日の「9/21社説」に茶々を入れる①
T.T.0608(ひょうたん島研究会)
9月21日(木)、朝日の1つめの社説のタイトルは、「教員の働き方/危機感、社会で共有を」である。この社説、突っ込みどころ満載なので、突っ込ませてもらう--が、集中力が続かない人間なので、小出しにさせてもらう。
まず用語についての確認。この社説の冒頭は、次のとおりである。
教員の働き方改革を議論する中央教育審議会の特別部会が「緊急提言」を発表した。
ぼく自身は「働き方改革」のような「権力側の用語」を使うことはしない--っていうか、そもそも「働き方改革」という用語で何を言いたいのか、ぼくにはサッパリ理解できない。
多くの記事や論説では、「教員の長時間労働は異常だ」→「長時間労働を無くそう(あるいは減らそう)」という文脈で語られることが多いように思う。
もしそうなら、はじめから「長時間労働を無くそう!」と言えばいいのに、何故か「働き方改革」などという曖昧な言い方をする。最初からごまかそうとする意図があるとしか、少なくともぼくには思えない。
上で「集中力が続かない」と書いたので、今回は「集中力」について書く。
この「社説」、特別部会の「提言」を紹介して、次のように書く。
学校関連の業務を
①基本的に学校以外が担うべきもの
②必ずしも教員が担う必要がないもの
③教員の業務だが負担軽減が可能なもの
--の三つに分類。
じゃあ、次の業務は、この三つの分類のどれに当たるの?
9月19日(火)の1面に(以下、断らない限り朝日)、「脈拍で測る 子どもの『集中度』」という記事が載っていた。
ぼくの細い目も「テン」になってしまったが、元教員の多くの友人の目も、「テン」になってしまったようだ。
実はここまで書いて、行き詰まってしまった。さっきの質問が悪かったらしい。
質問を変える。この仕事、本当に学校に必要な「業務」なの?
2年半前には辞めたけど40年以上学校で働いてきたぼくは、単純に思う。
生徒の様子を知るのに、脈拍情報って、必要? 担任だったら、毎日、顔を合わせてるんだよ。生徒の「集中度」くらい、顔色を見てりゃ分かると思うけど。
ぼくには、「悪い冗談」としか思えない。(23/09/24、続く)
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