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【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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本日(2月28日)、東京・中野で、▲ 『「18歳からの選挙権」はどんな社会をつくれるのだろう?』(主催:18歳からの選挙権を学ぶ会)が開かれました(50人余り参加)。
集会では初めに、「明日の自由を守る若手弁護士の会」のM弁護士(32歳)が、<日本は豊かなの?~格差と貧困の実態~>という報告をしてくれました。
その中では、まず、
①日本における「相対的貧困化」がこの間急速に進みつつあり、特に17歳以下の子どもの貧困率は16.3%(2012年)にも達しており、母子家庭では半数以上が貧困に陥っている。
②年収200万以下のワーキングプアが1100万人超(2014年)おり、金融資産を保有していない世帯も1980年の4.5%から2014年の30.9%、と急増している。
③生活保護世帯も2014年には、約161万2000世帯、約216万5000人で過去最高になっている。
④一方富裕層(100万ドル(約1億2000万円)以上の資産保有者)は2004年の134万人から2014年には245万人に増えている。(つまり、貧富の格差の拡大)などが報告されました。
さらにM弁護士から「現実の私たちの生活」として、
①ホームレス状態の人(58歳男性)
②ネットカフェ難民(21歳男性)
③ワーキングプア・非正規社員(48歳男性)
④母子家庭(43歳女性)
⑤18歳の女性
⑥ブラック企業に勤める正社員(30歳男性)
⑦25歳女性
⑧一部の富裕層(30歳男性)
の具体的な報告がありました。
い ずれも生々しい報告で、全てを紹介したいのですが、ここではなるべく若い人の報告を4つ紹介しておきます。
②ネットカフェ難民(21歳男性)
17歳のときに、突然里親から、「出ていけ!4日後から施設に入ることになっている」と言われた。
この時、初めて自分が実子でなく里子だと知った。
施設に入って6ヶ月、18歳になったとたんもう保護できないと放り出された。
今は日雇いの仕事をしながら、ネットカフェで生活している。
日給は交通費などを引くと5000円くらい。
仕事がなくてお金がなければ、公園で野宿するか、マックやコンビニで夜を過ごす。
なので、ネットカフェで眠れるのは幸せな方。
食事は大体カップラーメンで、ごちそうはコンビニ弁当。
手荷物は服を3着ほど。このような生活を3年続けている。
まとまったお金があればアパートを借りたいが、そんな余裕は全くない。
住所もないので、定職にも就けない。
恐喝グループに目をつけられ、お金を巻き上げられる。
頼れる人がいない、安心できる場所がない。友達もいない。
⑤18歳の女性
私は定時制高校3年生です。家族は、病気で働けない母と弟です。
生活保護は受けてなく、ひとり親世帯向けの手当や私の奨学金を頼りに生計を立てています。
私はアルバイトを2つ掛け持ちしていて、そのうち3~5万円を生活費に充てています。
夜9時に授業が終わり、深夜のアルバイトを2時に終えて、朝ごはんの支度をして4時に寝ます。
そして、3時間後の7時に起きて、午前中から夕方までアルバイトをして、高校へ行きます。
全日制の制服姿の高校生を目にすると、「どうして自分だけ・・」という気分になります。
高校を卒業したら栄養士になるため専門学校に入りたい。
今の高校にはない「学園祭」も体験したい。
でも、奨学金を借りなければいけない。
栄養士になっても仕事はあるか心配で、奨学金を返していけるのだろうかと心配です。
⑥ブラック企業に勤める正社員(30歳男性)
安定している正社員として働きたいと思っていましたが、高校3年生のときに交通事故に遭ってしまい、就職活動ができませんでした。
その出遅れと、就職氷河期であったこともあり、卒業後正社員になれず、しばらくフリーターとしてアルバイトをしていました。
ですが、ますます安定した仕事がしたいと思うようになり、正社員試験を何度も何度も受けました。
そうしてやっと正社員として採用してもらったのがコンビニでした。
正社員になれたことがうれしくて、一生懸命働きました。
半年で店長を任されるようになりました。
ただ、店長は管理職だから残業代は出ないと言われ、月収は8万円下がりました。
また、残業時間は過労死の危険が指摘される80時間を超え、100時間以上が続きました。
休みなしで29日連続で働いたこともありました。
24時間勤務、50分休憩、また24時間勤務、10分休憩、また17時間勤務ということもありました。
それでも、正社員の椅子を失いたくない、自分が休んだら他の人にしわ寄せがいくと思我慢して頑張りました。
ですが、過労が原因のうつ状態と診断され、休職を余儀なくされました。
⑧一部の富裕層(30歳男性)
私の父は大企業の役員です。
昔から家庭教師がいて、私立の小中高校へ通いました。大学も一流私立大学に入りました。
仕送りというものはなく、貯金にいっぱいお金が入っていましたので、使いたいように使いました。
20歳の誕生日には父から外車をプレゼントされました。
いずれ会社を継ぐことは分かっていましたが、修行のために大手生命保険会社に入社しました。
コネがあるので簡単に入社できました。
仕事はそんなに頑張らなくても上司から文句を言われることもありませんでした。
27歳のときに、退職し、会社を継ぐ準備を始めています。
アメリカやフランスへ留学し、勉強にも行きました。
その後、M弁護士から、「格差はなぜ広がった?」(・日本型雇用の解体、・脆弱な社会保障)「奨学金、学費の問題」なども報告されました。
これを受けて、16歳から22歳までの高校生・大学生など6人のパネラーによるトークが行われ、それぞれは次のようなことを述べました。
<私立大学生・男子>
奨学金を借りている友人もたくさんいる。
ある女子学生は親に「大学に行きたければアルバイトして行け」と言われ、奨学金をもらい、アルバイトを始めたが、忙しくて大学に来れず留年し、その後連絡が取れなくなった。
<ピースボートのボランティアの17歳女子>
貧困はアフリカなど遠い世界のことと思っていた。
日本国内でこのような現状になっていることにとてもショックを受けた。
また、自分たちの税金がどのように使われているのかも、あまり知らないでいた。
<高校生一年男子>
ニュースではチラチラ見ていた。実態を聞けてよかった。
<専門学校生>
専門学校でも就職はアルバイトや非正規のケースが多い。
不安を口にする人が多い。
自分も将来のことがはっきりと決まっていないので不安だ。
<私立大学生・女子>
現在就活している。
21時頃に面接に行くと、働いているところが多い。
退勤時間は18時となっているのに。どこの会社も労働基準法が守られていない。
会社の規則も守られていない。
就活の中でこうしたことを知った。友人たちも不安に思っている。
<定時制高校生・女子>
自分は調理師になるため、専門学校に入りたいが、学費が高い。
奨学金をもらっても返せるか不安だ。揺れている。
その後、
今回の集会では、<日本は豊かなの?格差と貧困の実態>をM弁護士の報告とパネラーたちの実体験を踏まえ、参加者一同かなり把握することになったと思います。
次回(3月26日、13:30~16:00、中野区産業振興センター)は、これをさらに具体的に深めるために<ブラック企業><生活保護><経済的徴兵制>などの問題をとりあげ、どうしたら改善できるかなどを話し合いたい、と主催者は語っていました。
ある参加者は、最後の方で会場からの発言として、
「自分は26年前大学を卒業した。当時就職はみんな正社員だった。
しかし、自分はその後非正規になった。すると生活していくのが精一杯で、貯金もない。抜け出すのが大変だ。
お菓子会社の工場にに派遣で入り、そしてパートになった。
そこには40人くらいの男性がいた。しかし、ほとんど結婚していなかった。
自己責任は違う。
みんな努力しているが抜け出せない。
社会が大きく変わったのだ。
これは政府・政治の責任だ。
また、経営者は自分たちが設ければよいと思っている。」
と語っていましたが、アベノミクスによりこの間顕在化してきた日本社会における「格差と貧困」の深刻な実態を改めて知らされた集会でした。
また、これをどう解決するか問われている時代に、私たちは来ているのだと思いました。
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「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://houinet.blogspot.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
「ひのきみ全国ネット」のウェブサイト
http://hinokimi.web.fc2.com/
【僕、国歌歌わないもん】(石原慎太郎)
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東京五輪に 【国旗も国歌も必要ない】(ビートたけし)
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対米従属で「世界征服」を夢想するデマゴギー政治家安倍首相を倒そう!
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本日(2月28日)、東京・中野で、▲ 『「18歳からの選挙権」はどんな社会をつくれるのだろう?』(主催:18歳からの選挙権を学ぶ会)が開かれました(50人余り参加)。
集会では初めに、「明日の自由を守る若手弁護士の会」のM弁護士(32歳)が、<日本は豊かなの?~格差と貧困の実態~>という報告をしてくれました。
その中では、まず、
①日本における「相対的貧困化」がこの間急速に進みつつあり、特に17歳以下の子どもの貧困率は16.3%(2012年)にも達しており、母子家庭では半数以上が貧困に陥っている。
②年収200万以下のワーキングプアが1100万人超(2014年)おり、金融資産を保有していない世帯も1980年の4.5%から2014年の30.9%、と急増している。
③生活保護世帯も2014年には、約161万2000世帯、約216万5000人で過去最高になっている。
④一方富裕層(100万ドル(約1億2000万円)以上の資産保有者)は2004年の134万人から2014年には245万人に増えている。(つまり、貧富の格差の拡大)などが報告されました。
さらにM弁護士から「現実の私たちの生活」として、
①ホームレス状態の人(58歳男性)
②ネットカフェ難民(21歳男性)
③ワーキングプア・非正規社員(48歳男性)
④母子家庭(43歳女性)
⑤18歳の女性
⑥ブラック企業に勤める正社員(30歳男性)
⑦25歳女性
⑧一部の富裕層(30歳男性)
の具体的な報告がありました。
い ずれも生々しい報告で、全てを紹介したいのですが、ここではなるべく若い人の報告を4つ紹介しておきます。
②ネットカフェ難民(21歳男性)
17歳のときに、突然里親から、「出ていけ!4日後から施設に入ることになっている」と言われた。
この時、初めて自分が実子でなく里子だと知った。
施設に入って6ヶ月、18歳になったとたんもう保護できないと放り出された。
今は日雇いの仕事をしながら、ネットカフェで生活している。
日給は交通費などを引くと5000円くらい。
仕事がなくてお金がなければ、公園で野宿するか、マックやコンビニで夜を過ごす。
なので、ネットカフェで眠れるのは幸せな方。
食事は大体カップラーメンで、ごちそうはコンビニ弁当。
手荷物は服を3着ほど。このような生活を3年続けている。
まとまったお金があればアパートを借りたいが、そんな余裕は全くない。
住所もないので、定職にも就けない。
恐喝グループに目をつけられ、お金を巻き上げられる。
頼れる人がいない、安心できる場所がない。友達もいない。
⑤18歳の女性
私は定時制高校3年生です。家族は、病気で働けない母と弟です。
生活保護は受けてなく、ひとり親世帯向けの手当や私の奨学金を頼りに生計を立てています。
私はアルバイトを2つ掛け持ちしていて、そのうち3~5万円を生活費に充てています。
夜9時に授業が終わり、深夜のアルバイトを2時に終えて、朝ごはんの支度をして4時に寝ます。
そして、3時間後の7時に起きて、午前中から夕方までアルバイトをして、高校へ行きます。
全日制の制服姿の高校生を目にすると、「どうして自分だけ・・」という気分になります。
高校を卒業したら栄養士になるため専門学校に入りたい。
今の高校にはない「学園祭」も体験したい。
でも、奨学金を借りなければいけない。
栄養士になっても仕事はあるか心配で、奨学金を返していけるのだろうかと心配です。
⑥ブラック企業に勤める正社員(30歳男性)
安定している正社員として働きたいと思っていましたが、高校3年生のときに交通事故に遭ってしまい、就職活動ができませんでした。
その出遅れと、就職氷河期であったこともあり、卒業後正社員になれず、しばらくフリーターとしてアルバイトをしていました。
ですが、ますます安定した仕事がしたいと思うようになり、正社員試験を何度も何度も受けました。
そうしてやっと正社員として採用してもらったのがコンビニでした。
正社員になれたことがうれしくて、一生懸命働きました。
半年で店長を任されるようになりました。
ただ、店長は管理職だから残業代は出ないと言われ、月収は8万円下がりました。
また、残業時間は過労死の危険が指摘される80時間を超え、100時間以上が続きました。
休みなしで29日連続で働いたこともありました。
24時間勤務、50分休憩、また24時間勤務、10分休憩、また17時間勤務ということもありました。
それでも、正社員の椅子を失いたくない、自分が休んだら他の人にしわ寄せがいくと思我慢して頑張りました。
ですが、過労が原因のうつ状態と診断され、休職を余儀なくされました。
⑧一部の富裕層(30歳男性)
私の父は大企業の役員です。
昔から家庭教師がいて、私立の小中高校へ通いました。大学も一流私立大学に入りました。
仕送りというものはなく、貯金にいっぱいお金が入っていましたので、使いたいように使いました。
20歳の誕生日には父から外車をプレゼントされました。
いずれ会社を継ぐことは分かっていましたが、修行のために大手生命保険会社に入社しました。
コネがあるので簡単に入社できました。
仕事はそんなに頑張らなくても上司から文句を言われることもありませんでした。
27歳のときに、退職し、会社を継ぐ準備を始めています。
アメリカやフランスへ留学し、勉強にも行きました。
その後、M弁護士から、「格差はなぜ広がった?」(・日本型雇用の解体、・脆弱な社会保障)「奨学金、学費の問題」なども報告されました。
これを受けて、16歳から22歳までの高校生・大学生など6人のパネラーによるトークが行われ、それぞれは次のようなことを述べました。
<私立大学生・男子>
奨学金を借りている友人もたくさんいる。
ある女子学生は親に「大学に行きたければアルバイトして行け」と言われ、奨学金をもらい、アルバイトを始めたが、忙しくて大学に来れず留年し、その後連絡が取れなくなった。
<ピースボートのボランティアの17歳女子>
貧困はアフリカなど遠い世界のことと思っていた。
日本国内でこのような現状になっていることにとてもショックを受けた。
また、自分たちの税金がどのように使われているのかも、あまり知らないでいた。
<高校生一年男子>
ニュースではチラチラ見ていた。実態を聞けてよかった。
<専門学校生>
専門学校でも就職はアルバイトや非正規のケースが多い。
不安を口にする人が多い。
自分も将来のことがはっきりと決まっていないので不安だ。
<私立大学生・女子>
現在就活している。
21時頃に面接に行くと、働いているところが多い。
退勤時間は18時となっているのに。どこの会社も労働基準法が守られていない。
会社の規則も守られていない。
就活の中でこうしたことを知った。友人たちも不安に思っている。
<定時制高校生・女子>
自分は調理師になるため、専門学校に入りたいが、学費が高い。
奨学金をもらっても返せるか不安だ。揺れている。
その後、
「貧困に陥るとどうなる?」などのことで、お互い意見を出し合い、会場からも活発な意見が出されました。
「みんなの『貧困』に対する意識」
「自己責任なんじゃないの?~自己責任論を考える~」
今回の集会では、<日本は豊かなの?格差と貧困の実態>をM弁護士の報告とパネラーたちの実体験を踏まえ、参加者一同かなり把握することになったと思います。
次回(3月26日、13:30~16:00、中野区産業振興センター)は、これをさらに具体的に深めるために<ブラック企業><生活保護><経済的徴兵制>などの問題をとりあげ、どうしたら改善できるかなどを話し合いたい、と主催者は語っていました。
ある参加者は、最後の方で会場からの発言として、
「自分は26年前大学を卒業した。当時就職はみんな正社員だった。
しかし、自分はその後非正規になった。すると生活していくのが精一杯で、貯金もない。抜け出すのが大変だ。
お菓子会社の工場にに派遣で入り、そしてパートになった。
そこには40人くらいの男性がいた。しかし、ほとんど結婚していなかった。
自己責任は違う。
みんな努力しているが抜け出せない。
社会が大きく変わったのだ。
これは政府・政治の責任だ。
また、経営者は自分たちが設ければよいと思っている。」
と語っていましたが、アベノミクスによりこの間顕在化してきた日本社会における「格差と貧困」の深刻な実態を改めて知らされた集会でした。
また、これをどう解決するか問われている時代に、私たちは来ているのだと思いました。
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