パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

お父さんはやってない

2007年01月29日 | 人権
 この本には、主人公の窮地を救う良心的弁護士として城北法律事務所の小沢弁護士と大山弁護士が実名で登場してくるが、このお二人こそ藤田裁判を支える若きエースなのである。

 『お父さんはやってない』
矢田部孝司+あつ子/著(出版社名 太田出版)1,600円(税込)

◆出版社/著者からの内容紹介
 この事件と出会わなければ、僕の映画は生まれなかった----周防正行監督
 冤罪に巻き込まれた夫のために、家族は何ができるのか? 有罪率99.86%の日本の裁判制度と闘い、逆転無罪を勝ち取った家族の、苦悩と愛情に満ちた感動の手記。
 周防正行監督映画「それでもボクはやってない」の原点。

◆非常に複雑・・・。, 2007/1/18
 レビュアー: milesdavis2 (横浜市神奈川区)

 自分は法学部出身であり、日本の司法制度はやはり「正しい正義」の下につくられた制度であると確信していた。

 しかしながら、この事実を知って、あまりにも保守的な警察・検事の問題。
 作者(=被告人)は、きっとここに登場する人物たちに対しては、今でも、「腸の煮えくり返る思い」でいるにもかかわらず、文中の表現は冷静に書かれている。
 しかし、たぶんに、事実は相当「きめつけ」であり「決められた司法制度」にのってしまったものをそのまま押し通すしかない という意識でしか対処しなかったのではないか?と思う。

 さらに、そのうえ公正である裁判官までもが、「起訴されたものに対しては、どのような刑罰を下すべきか?」としか発想が無いのではないかと思われる判決。

 「謝れば警察いらない!」といわれるが、間違った判断をしてしまった場合に、その判断をしたものは処罰されないことすら、不快感を感じてしまう。
 確かに、その反対もあるだろうが、起訴されればほとんどが有罪という裁判なんてあるだろうか?

 周防監督がアメリカでこの映画を上映した際にアメリカ人はこの裁判に状況を理解できなかったらしい。つまり起訴されればほぼ有罪というのであれば、裁判自体が意味がないわけだということだろう。(有罪であっても無罪にしてしまうアメリカの裁判も決して納得いかないものもあるが)

 妻が、「裁判官ですら公正だとは思えない」というくだりがあるが、これが真実だとすれば、恐ろしい日本の裁判制度である。

『Amazon.co.jp』

こうぎ文
 お父さんは、わるい人ではありません。お父さんはペニスをさわらせてなんかいません。もしお父さんがペニスをさわらせたなら、その場で女の人が「この人ちかんです」と言うはずです。だいたい、こっちはしょうこがたくさんあるのに、あっちの女の人にはしょうこがせんぜんないじゃないですか。女の人はうそつきです。女の人にはちゃんとしょうこがあるのかしらべてくださいい。お父さんはむじつです。秋葉さいばんかんはまちがっています。   9才

さいばんかんのうそつき おとうさんはわるくないです   5さい

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