パワー・トゥ・ザ・ピープル!!アーカイブ

東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

渡辺近況 このごろ

2010年05月28日 | 暴走する都教委
 6月5日(土)18:30~ 飯田橋セントラルプラザ10Fボランティアセンター会議室
 学習会「戦後の戦没者顕彰・『愛国心』再興・再軍備」 山田昭次(立教大学名誉教授)

 ◎ 渡辺近況 このごろ


 風薫る5月となりました。萌えたつ若葉はいかにも美味しそうです。
 北特別支援学校に早や6年目,今年度は中学部1年生の担任となり,また昨年とは異なる学習集団を受けもつことになって毎日のようにサービス残業で7時8時に学校を出る日々を送っています。
 職員室を見渡すと,私よりも遅くまで残っている人が何人もいます。今年度からの時短7時間45分労働など,画餅です
 朝8時に職員室に入り,夜8時まで,休憩なしの緊張を強いられた勤務。生徒たちを下校のスクールバスに乗せるまで(特に給食中は,生命危険度が上がるので神経を使う),そしてそれからさんざんのデスクワークや会議でヘトヘトです。
 ちなみに導入されたタイムスパソコン予算は16億円,ICT関連費用が5億2700万円,そして研修に1000万円です。べらぼうに儲かったF社,その裏でうごめいたであろう利権。
 私たち労働者は「そこに入っています」と言われるそのパソコンをにらんで,あっちこっち。次から次へと流れてくる仕事に,「日の丸・君が代」どころか,何の仕事を何の為にしているのか判然としないまま,締め切りにせかされ従っているのです。
 私のように,それでもパソコンを使わない,手で書く,などとは定年間際の頑固モンにしか許されません。
 先日も,指導要録を,示された型通りに苦労して作成していた人がいたので,同じ意味だし,間違っていないのだから,かくかく書いてもいいよと言ったら,「そんなことあつこ先生にしか許されません」と言われてしまいました。
 モデルがあれば仕事が早くできるだろう,と示されていたはずなのに,モデルと寸分違わないようにしないと作りなおしを言われる。氏名がゴム印であろうが手書きであろうがどこが違うというのでしょう。多忙と単純作業は服従の源です。
 さて,今年の入学式処分については,5月28日に抗議行動が,水道橋研修センター前で行なわれます。みなさん,集まってください(引用者注:中止になりました)。卒業式の処分発令抗議には東京にいず行けなかったので,なんとか今回は駆けつけたいと思っています。
 卒業式で処分を受けたひとりは,私の昔からの友人です。T校ではじめてポールに「日の丸」が上げられる,というのでテントをはり泊まりこんだ友人を支えに,明け方から行ったり,一緒に都障労組という組合を立ち上げたりしました。3月に定年退職しました。黙々と,我が思いのままに坐る,運動だの,教育的だなど,とは関係ない,と話す彼のような不起立が不服従の原点だと思います。
 坐るだろう友人もいよいよ少なくなってきました。転換点です。

 『ほっととーく 89』(2010/5/15)より
 「良心・表現の自由を!」声をあげる市民の会
 〒176-0012 練馬区豊玉北5-17-7-303 サポートねりまねりま全労協気付
 郵便振替:00140-6-517545 加入者名:声をあげる市民の会

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