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東京都の元「藤田先生を応援する会」有志によるブログ(2004年11月~2022年6月)のアーカイブ+αです。

最高裁はロ頭弁論を開き、司法の良心を示せ!

2010年06月01日 | 日の丸・君が代関連ニュース
  =東京「日の丸・君が代」強制反対の闘い=
 ◎ 最高裁はロ頭弁論を開き、司法の良心を示せ!


 2003年以来、東京都教育委員会は「10.23通達」を発出して卒業式・入学式などに「日の丸・君が代」を強制、これに従わなかった教職員427人を処分しました。
 これは他道府県に例を見ないものであり、国旗国歌法制定時の政府見解、「強制するものでない」に反するものです。
 処分を受けた教職員はそれぞれが裁判に訴えて闘っており、その数は20件を超しています。その中で定年後の再雇用の職を奪われて闘われている2つの裁判、「君が代」強制解雇裁判と嘱託採用拒否裁判において、原告は憲法19条(思想・良心の自由)違反、教育基本法10条(教育行政の不当な支配)違反、裁量権の逸脱・濫用を訴えていますが、前者では地裁・高裁とも一切原告の主張に耳を貸さず、後者では地裁が裁量権の逸脱・濫用だけは認めましたが、高裁はすべてを認めませんでした。
 それぞれの原告はこの判決を不服として上告しました。
 日本に思想・良心の自由を根付かせるために、東京の教育を正すために、この2つの裁判の最高裁判所の判断は極めて重大であり、また今闘われている、たくさんの関連する裁判の判決がこの最高裁判所の判決に沿って決められてしまう恐れを考えるとその意味でも重大です。
 多くの皆さんのこの2つの裁判に対するご理解とご支援をよろしくお願いし議す。.

 ◆ 「君が代」強制解雇裁判(連絡先TEL:O49-242-3066)
 2004年3月、卒業式の国歌斉唱時に静かに座っていただけで再雇用合格や講師採用を取り消され実質解雇された都立高校の元教員9人が地位確認等を求めて闘っている裁判です(翌年同様に再雇用合格を取り消された1人が併合されて原告は10人)。
 2007年6月に地裁で、2010年2月に高裁で、いずれも原告主張を何ら採用しない不当判決が出されました。
 ◆ 嘱託採用拒否裁判(連絡先TEL:042-663-5017)
 2005、2006年度卒業式の「君が代」斉唱時の不起立を理由に退職後の嘱託採用を拒否された都立高校の元教職員13人が損害賠償を求めて闘っている裁判です。
 2008年2月に地裁で都教委の裁量権の逸脱・濫用を認める一部勝訴の判決が出ましたが、2010年1月に高裁ではそれも取り消す不当判決が出されました。
 「日の丸・君が代」強制反対予防訴詮をすすめる会/「日の丸・君が代」不当処分撤回を求める被処分者の会
 「日の丸・君が代」不当解雇撤回を求める被解雇者の会/「日の丸・君が代」強制反対・嘱託員採用拒否撤回を求める会
 「日の丸・君が代」強制反対・再雇用拒否撤回を求める第2次原告団/東束・教育の自由裁判をすすめる会

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