▼ 東京・業績評価裁判、勝利判決!
<転送歓迎>(重複ご容赦)・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「千葉高教組」・「新芽ML」の渡部です。
本日(5月13日)、東京地裁で≪業績評価裁判≫(世田谷区立三浦健康学園に勤務していた大嶽昇一さんが、2004年度の定期評価で「C」とされたことに納得いかない、として闘われていた裁判)の勝利判決が出されました。
業績評価関係の裁判では、全国でもはじめての勝利判決です。
まずはその判決主文と判決文の一部を紹介します。
(<経過>と大嶽さんの言葉は下の方にまとめておきます)
<主文> ( )内はメール送信者が補足、以下も同様。
1、東京都人事委員会が平成20年3月18日付けでした原告(大嶽さん)の措置要求を棄却するとの判定を取り消す。
2、被告(世田谷区、東京都人事委員会、東京都)は、原告に対し連帯して、13万8584円及びこれに対する平成17年4月1日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。
3、原告のその余の請求をいずれも棄却する。
4、訴訟費用は、これを4分し、その1を原告の負担とし、その余を被告らの負担とする。
5、この判決は、第2項に限り、仮に執行することができる。ただし被告らが13万円の共同担保を供するときは、その仮執行を免ずることができる。
<判決文から>
「当該評価(C評価)は事実に基づかない又は誤認した事実に基づいたものであると解するのか相当である。」
「吉村副園長の評価は、事実に基づかない誤認した事実に基づいたものであると解するのが相当である。」
「日座園長が行った本件第二次評価も、本件第一次評価と同様に、事実に基づかない又は誤認した事実に基づいたものというべきであり、公正評価義務に違反したものと評価されるものである。」
「都人委に認められた裁量の範囲を逸脱した違法があるというのが相当である。したがって、本件判定は取り消しを免れない。」
「吉村副園長及び日座園長が行った違法な本件各評価により原告が被った損害を連帯して賠償する責任を認めることができる。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
以下、<経過>です。
(2005年5月9日)
三浦健康学園に勤務していた大嶽さんは、校長、副校長との面談で、2004年度教育職員定期評価の結果が「C」判定で、
・2005年度の昇給延伸3月
・及び同年度の3回の研修義務付け
を通告された。
( 同 5月11日)
校長から「C」評定の根拠を4点にわたって説明を受ける。
( 同 5月17日)
世田谷区教育委員会に苦情を申し出る。
( 同 6月27日)
区教委は、苦情を却下。
( 同 8月30日)
東京都人事委員会へ、措置要求を提出。
しかし、その後、たな晒しにされたあげく、
(2008年3月18日)
都人事委、措置要求を棄却。
( 同 3月31日)
東京地裁へ、措置要求の棄却判定の取り消しと損害賠償を求めて提訴。
以後、9回の公判が開かれ、本日判決。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
判決と、(急遽開かれた)記者会見の後、報告交流会で大嶽さんは次のようなことを述べました。
「日々の仕事をコツコツとやってきたことが力になった。自分がやっていることに対し、自信があった。また、仲間を大事にしてきた。それが闘う力、自信、支えにもなった。
実はこの3月私的な事情もあり、退職願を書いた。しかし、周りからの支えも有り、裁判闘争を続けるためには退職できないと考え直し、撤回した。(現在57歳)
職場の理解もあり、クラス(現:世田谷区立烏山小学校)も持ち上がりになった。
多くの仲間たちが業績評価で苦しんでいる。
自分はこの業績評価との闘いをライフワークにしたい。
今回の判決で、多くの人が開示請求をするようになり、納得のいく評価を求めていくようになってくれればよい。」
なお、5月15日(土)、18時30分より、烏山区民センター第四会議室にて、(京王線・千歳烏山駅北口徒歩1分)<報告集会>が開かれます。
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
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本日(5月13日)、東京地裁で≪業績評価裁判≫(世田谷区立三浦健康学園に勤務していた大嶽昇一さんが、2004年度の定期評価で「C」とされたことに納得いかない、として闘われていた裁判)の勝利判決が出されました。
業績評価関係の裁判では、全国でもはじめての勝利判決です。
まずはその判決主文と判決文の一部を紹介します。
(<経過>と大嶽さんの言葉は下の方にまとめておきます)
<主文> ( )内はメール送信者が補足、以下も同様。
1、東京都人事委員会が平成20年3月18日付けでした原告(大嶽さん)の措置要求を棄却するとの判定を取り消す。
2、被告(世田谷区、東京都人事委員会、東京都)は、原告に対し連帯して、13万8584円及びこれに対する平成17年4月1日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。
3、原告のその余の請求をいずれも棄却する。
4、訴訟費用は、これを4分し、その1を原告の負担とし、その余を被告らの負担とする。
5、この判決は、第2項に限り、仮に執行することができる。ただし被告らが13万円の共同担保を供するときは、その仮執行を免ずることができる。
<判決文から>
「当該評価(C評価)は事実に基づかない又は誤認した事実に基づいたものであると解するのか相当である。」
「吉村副園長の評価は、事実に基づかない誤認した事実に基づいたものであると解するのが相当である。」
「日座園長が行った本件第二次評価も、本件第一次評価と同様に、事実に基づかない又は誤認した事実に基づいたものというべきであり、公正評価義務に違反したものと評価されるものである。」
「都人委に認められた裁量の範囲を逸脱した違法があるというのが相当である。したがって、本件判定は取り消しを免れない。」
「吉村副園長及び日座園長が行った違法な本件各評価により原告が被った損害を連帯して賠償する責任を認めることができる。」
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以下、<経過>です。
(2005年5月9日)
三浦健康学園に勤務していた大嶽さんは、校長、副校長との面談で、2004年度教育職員定期評価の結果が「C」判定で、
・2005年度の昇給延伸3月
・及び同年度の3回の研修義務付け
を通告された。
( 同 5月11日)
校長から「C」評定の根拠を4点にわたって説明を受ける。
( 同 5月17日)
世田谷区教育委員会に苦情を申し出る。
( 同 6月27日)
区教委は、苦情を却下。
( 同 8月30日)
東京都人事委員会へ、措置要求を提出。
しかし、その後、たな晒しにされたあげく、
(2008年3月18日)
都人事委、措置要求を棄却。
( 同 3月31日)
東京地裁へ、措置要求の棄却判定の取り消しと損害賠償を求めて提訴。
以後、9回の公判が開かれ、本日判決。
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判決と、(急遽開かれた)記者会見の後、報告交流会で大嶽さんは次のようなことを述べました。
「日々の仕事をコツコツとやってきたことが力になった。自分がやっていることに対し、自信があった。また、仲間を大事にしてきた。それが闘う力、自信、支えにもなった。
実はこの3月私的な事情もあり、退職願を書いた。しかし、周りからの支えも有り、裁判闘争を続けるためには退職できないと考え直し、撤回した。(現在57歳)
職場の理解もあり、クラス(現:世田谷区立烏山小学校)も持ち上がりになった。
多くの仲間たちが業績評価で苦しんでいる。
自分はこの業績評価との闘いをライフワークにしたい。
今回の判決で、多くの人が開示請求をするようになり、納得のいく評価を求めていくようになってくれればよい。」
なお、5月15日(土)、18時30分より、烏山区民センター第四会議室にて、(京王線・千歳烏山駅北口徒歩1分)<報告集会>が開かれます。
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