◆ 河原井・根津さんらの「君が代」解雇を許さない会総会
と三宅晶子さんの講演・映画
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
しばらく東京を留守にし、ご無沙汰しました。
前回(5月8日)のメールでは、泊原発停止やギリシャ・フランスでの総選挙に表れた『一般ピープルの力の台頭』について述べました。
その波は今、日本にも波及しつつあるようです。
6月22日、29日には、首相官邸前に「大飯原発再稼働やめろ!!」と何万という人々が集まりました。『紫陽花(あじさい)革命』とよんだ人もいるようです。
警官も、津波のようなデモを規制できなかったようです。
本日(7/1)、東京国分寺で、上記取り組みがありました。(約50名参加)
<総会>では、2012年度入学式でたった一人不起立をした田中聡史さんが、先日行われた再発防止研修について次のようなことを述べました
「研修では、自分が<全体の奉仕者として仕事をする>と言うと、<教育公務員として仕事をしなさい>と言い、自分が<憲法並びに法律に基づいて仕事をする>と言うと、<学習指導要領に基づき教育課程の適正な実施をしなさい>、<職務命令が合憲かどうかは裁判所が決めることだから、現場はただ命令に従ってやればよい>と言う。つまり盲目的に従えということだった。これでは戦争にも加担させられることにもなると思った。」
田中さんは現在も、
週1回は校長室で校長と、
月1回は研修センターから職員が来て(7月は2回)、
8月31日には研修センターへ行き研修を受ける、など、
執拗に都教委による【思想転向】を迫られています。
こうしたことが「民主主義社会」と言われる日本で、しかも「天皇賛美の歌」に起立しなかったとして行われているのです。
本末転倒も甚だしい。
研修が必要なのは、田中さんではなく都教委に他なりません!!
入学式でたった一人の不起立者になった田中さん。
しかし、たった一人でも不起立を貫いたことは、「ついに不起立がなっくなった」と言いたかった都教委にとっては、きわめて大きな打撃です。
その後、緊急提案として≪北朝鮮による拉致被害者の救出を目指す署名への協力依頼及びブルーリボンの紹介」通知に対する抗議と要請及び質問≫が提案され、補強意見を入れて、提出することになりました。
<三宅さんの講演>では最初に、ナチスが実権を握った1933年、フランクフルト大学で学生たちがヒトラー式の挨拶をしている写真と1936年ベルリンオリンピック時のスタンドで観客がヒトラー式挨拶をしている写真が紹介されました。
どちらの写真にも、ヒトラー式の挨拶をやっていない人たちが写っていました。
その後、三宅さんは、1947年の日本国憲法と1949年のドイツ連邦共和国基本法の「第一条」を紹介してくれました。
前者の第一条は、
「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」
後者の第一条(1)は、
「人間の尊厳は不可侵である。これを尊重し、かつ、保護することは、すべての国家権力の責務である。」
つまり、前者では「天皇」が第一条になっていますが、後者では「人間の尊厳」が第一条になっているのです。
また、ドイツの軍人法11条には、
「上官の命令が違法である場合には従ってはならない」
と述べてあることも紹介してくれました。
さらにドイツの教科書では、「抵抗の諸形態」ということが示されていることも紹介してくれました。
休憩をはさんで、三宅さんは、ドイツ映画『ウェイブ』(デニス・ガンゼル監督 2008)を紹介してくれました。
これは、現代ドイツの高校教師ベンガーは、独裁制をテーマにした授業で、クラスに様々な規律をつくって独裁を体験する実験を行った。その結果・・・、というような内容の映画ですが、まさに現在日本の教育現場で起きるようなことが描かれており、衝撃的な映画でした。
このDVDは市販されているそうです。
終了後、反省会は大変盛り上がりました。
とくに田中さんの闘いの意味・意義について深められ、今後、来春の卒業式に向けて、裁判闘争、再発防止研修反対闘争、都庁前ビラまき行動、等々いろいろな取り組みを展開していこうと話し合われました。
そうした点でも、今回の総会は、新たな大きな出発点となったと思います。
一人はみんなのために、みんなは一人のために!
*********************************************************
「都教委包囲首都圏ネットワーク」のブログのアドレス
http://kenken.cscblog.jp/
「千葉高教組『日の丸・君が代』対策委員会」のホームページ
http://homepage3.nifty.com/hinokimi/
と三宅晶子さんの講演・映画
<転送歓迎>(重複ご容赦)
・「都教委包囲首都圏ネットワーク」・「新芽ML」の渡部です。
しばらく東京を留守にし、ご無沙汰しました。
前回(5月8日)のメールでは、泊原発停止やギリシャ・フランスでの総選挙に表れた『一般ピープルの力の台頭』について述べました。
その波は今、日本にも波及しつつあるようです。
6月22日、29日には、首相官邸前に「大飯原発再稼働やめろ!!」と何万という人々が集まりました。『紫陽花(あじさい)革命』とよんだ人もいるようです。
警官も、津波のようなデモを規制できなかったようです。
本日(7/1)、東京国分寺で、上記取り組みがありました。(約50名参加)
<総会>では、2012年度入学式でたった一人不起立をした田中聡史さんが、先日行われた再発防止研修について次のようなことを述べました
「研修では、自分が<全体の奉仕者として仕事をする>と言うと、<教育公務員として仕事をしなさい>と言い、自分が<憲法並びに法律に基づいて仕事をする>と言うと、<学習指導要領に基づき教育課程の適正な実施をしなさい>、<職務命令が合憲かどうかは裁判所が決めることだから、現場はただ命令に従ってやればよい>と言う。つまり盲目的に従えということだった。これでは戦争にも加担させられることにもなると思った。」
田中さんは現在も、
週1回は校長室で校長と、
月1回は研修センターから職員が来て(7月は2回)、
8月31日には研修センターへ行き研修を受ける、など、
執拗に都教委による【思想転向】を迫られています。
こうしたことが「民主主義社会」と言われる日本で、しかも「天皇賛美の歌」に起立しなかったとして行われているのです。
本末転倒も甚だしい。
研修が必要なのは、田中さんではなく都教委に他なりません!!
入学式でたった一人の不起立者になった田中さん。
しかし、たった一人でも不起立を貫いたことは、「ついに不起立がなっくなった」と言いたかった都教委にとっては、きわめて大きな打撃です。
その後、緊急提案として≪北朝鮮による拉致被害者の救出を目指す署名への協力依頼及びブルーリボンの紹介」通知に対する抗議と要請及び質問≫が提案され、補強意見を入れて、提出することになりました。
<三宅さんの講演>では最初に、ナチスが実権を握った1933年、フランクフルト大学で学生たちがヒトラー式の挨拶をしている写真と1936年ベルリンオリンピック時のスタンドで観客がヒトラー式挨拶をしている写真が紹介されました。
どちらの写真にも、ヒトラー式の挨拶をやっていない人たちが写っていました。
その後、三宅さんは、1947年の日本国憲法と1949年のドイツ連邦共和国基本法の「第一条」を紹介してくれました。
前者の第一条は、
「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。」
後者の第一条(1)は、
「人間の尊厳は不可侵である。これを尊重し、かつ、保護することは、すべての国家権力の責務である。」
つまり、前者では「天皇」が第一条になっていますが、後者では「人間の尊厳」が第一条になっているのです。
また、ドイツの軍人法11条には、
「上官の命令が違法である場合には従ってはならない」
と述べてあることも紹介してくれました。
さらにドイツの教科書では、「抵抗の諸形態」ということが示されていることも紹介してくれました。
休憩をはさんで、三宅さんは、ドイツ映画『ウェイブ』(デニス・ガンゼル監督 2008)を紹介してくれました。
これは、現代ドイツの高校教師ベンガーは、独裁制をテーマにした授業で、クラスに様々な規律をつくって独裁を体験する実験を行った。その結果・・・、というような内容の映画ですが、まさに現在日本の教育現場で起きるようなことが描かれており、衝撃的な映画でした。
このDVDは市販されているそうです。
終了後、反省会は大変盛り上がりました。
とくに田中さんの闘いの意味・意義について深められ、今後、来春の卒業式に向けて、裁判闘争、再発防止研修反対闘争、都庁前ビラまき行動、等々いろいろな取り組みを展開していこうと話し合われました。
そうした点でも、今回の総会は、新たな大きな出発点となったと思います。
一人はみんなのために、みんなは一人のために!
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