都庁で働く皆さま 都民の皆さま
■ 石原都政を継ぐ猪瀬都政に監視の目を ■
処分による子どもたちへの「日の丸・君が代」の強制を止めさせ、
個の尊厳を大事にする教育を求めよう
東京の有権者は、石原都政の継承をかかげた猪瀬氏を都知事に選びました。学校教育についても、石原都政下で行われたことが引き継がれるでしょう。
校長に「君が代」起立の職務命令を出させ、その職務命令に違反した(起立しなかった)教員を処分することを定めた通達(10・23通達)から今年で10年になります。通達の目的は、全教員を「君が代」起立させ、その姿を見せることによって子どもたちに「日の丸・君が代」の尊重をからだで覚えさせるためでした。
それ以前の卒業式を体験した子どもや保護者がいた2004年、5年頃は、強制に反対し、それぞれの学校手作りの卒業式をしたいという声があがっていました。
しかし、都教委は、そうした子どもや保護者の声は潰し、起立しなかった教員の処分こそが都教委の大事な仕事とばかりに、処分に血道をあげてきました。
子どもたちは「君が代」起立斉唱の指示をされ、従っていますが、その意味を説明されることはありません。
「日の丸・君が代」については国民のあいだにいくつもの対立した価値観があり、国旗国歌法成立時(1999年)の国会答弁で「国民に強制はしない」とされました。子どもも国民です。教員が皆起立していたら、子どもが起立しないでいることは難しいでしょう。
そもそも、対立した価値観があることを子どもたちに説明せずに、起立斉唱をさせることは、無批判に一方の価値観を植えつけることであって、いろいろな価値観を知り、それについて話し考え合うことを通じて人格を形成する過程にある子どもたちが学ぶ場としてふさわしくありません。それは学校教育がしてはならないことです。
「君が代」不起立処分を受けてきた教員たちは、教員として子どもたちに間違った教育に加担はできないとの思いから、「君が代」起立を拒否しているのです。
一昨年まで都教委は、不起立を重ねるごとに処分を重くすることをしてきて、停職6ヶ月処分にされた教員もいました。しかし、昨年の最高裁判決が「原則、戒告以上の重い処分は違法」としたために、都教委はそれに従わなければならなくなり、昨年は3度目の不起立でも戒告処分に止まりました。ですが、一方で、都教委は判決が「不起立前後の態度等がよくなければ、重い処分も可」としたことを援用して、処分とセットで「服務事故再発防止研修」の強化を強行し始めました。
不起立は体罰やセクハラとは違います。教員としての信念から行った不起立ですから、何度、服務事故再発防止研修を課せられても、反省するはずのないことです。
では、なぜ、再発防止研修を強化したのか? その狙いは「不起立前後の態度等」にこじつけて重い処分を科すためだと思います。減給や停職、あるいは、「教員としての資質に欠ける」として分限免職をかけてくるのではないかと、危惧します。
皆さま、不起立を続ける教員をご支援ください。都教委に処分と再発防止研修を止めるよう声を上げてください。
■ 石原都政を継ぐ猪瀬都政に監視の目を ■
処分による子どもたちへの「日の丸・君が代」の強制を止めさせ、
個の尊厳を大事にする教育を求めよう
東京の有権者は、石原都政の継承をかかげた猪瀬氏を都知事に選びました。学校教育についても、石原都政下で行われたことが引き継がれるでしょう。
校長に「君が代」起立の職務命令を出させ、その職務命令に違反した(起立しなかった)教員を処分することを定めた通達(10・23通達)から今年で10年になります。通達の目的は、全教員を「君が代」起立させ、その姿を見せることによって子どもたちに「日の丸・君が代」の尊重をからだで覚えさせるためでした。
それ以前の卒業式を体験した子どもや保護者がいた2004年、5年頃は、強制に反対し、それぞれの学校手作りの卒業式をしたいという声があがっていました。
しかし、都教委は、そうした子どもや保護者の声は潰し、起立しなかった教員の処分こそが都教委の大事な仕事とばかりに、処分に血道をあげてきました。
子どもたちは「君が代」起立斉唱の指示をされ、従っていますが、その意味を説明されることはありません。
「日の丸・君が代」については国民のあいだにいくつもの対立した価値観があり、国旗国歌法成立時(1999年)の国会答弁で「国民に強制はしない」とされました。子どもも国民です。教員が皆起立していたら、子どもが起立しないでいることは難しいでしょう。
そもそも、対立した価値観があることを子どもたちに説明せずに、起立斉唱をさせることは、無批判に一方の価値観を植えつけることであって、いろいろな価値観を知り、それについて話し考え合うことを通じて人格を形成する過程にある子どもたちが学ぶ場としてふさわしくありません。それは学校教育がしてはならないことです。
「君が代」不起立処分を受けてきた教員たちは、教員として子どもたちに間違った教育に加担はできないとの思いから、「君が代」起立を拒否しているのです。
一昨年まで都教委は、不起立を重ねるごとに処分を重くすることをしてきて、停職6ヶ月処分にされた教員もいました。しかし、昨年の最高裁判決が「原則、戒告以上の重い処分は違法」としたために、都教委はそれに従わなければならなくなり、昨年は3度目の不起立でも戒告処分に止まりました。ですが、一方で、都教委は判決が「不起立前後の態度等がよくなければ、重い処分も可」としたことを援用して、処分とセットで「服務事故再発防止研修」の強化を強行し始めました。
不起立は体罰やセクハラとは違います。教員としての信念から行った不起立ですから、何度、服務事故再発防止研修を課せられても、反省するはずのないことです。
では、なぜ、再発防止研修を強化したのか? その狙いは「不起立前後の態度等」にこじつけて重い処分を科すためだと思います。減給や停職、あるいは、「教員としての資質に欠ける」として分限免職をかけてくるのではないかと、危惧します。
皆さま、不起立を続ける教員をご支援ください。都教委に処分と再発防止研修を止めるよう声を上げてください。
河原井さん・根津さんらの「君が代」解雇をさせない会
国立市北 1-2-12 多摩教組気付 Tel/Fax 042-574-3093
http://homepage2.nifty.com/kaikosasenaikai
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