JICAより二次選考結果が届きました。 赴任先はブータン、H.23年度2次隊です。派遣前訓練を7月から二ヶ月間受講した後、9月に赴任の予定です。
ブータンでは王立・プンツォリン工科大学にて電気工学の講義を受け持つことになります。要請では業務関連分野での社会経験10年以上、大卒となっており教師経験は不問でした。週に1,2単位の講義を受け持つとの事で、講義内容は一応予定はあるのですが、経験を考慮して相談のうえ決定するとの事なので、当方の業務経験に立脚したものにしたいと思っています。本要請案件は比較的やる事はっきりしているので、その意味では気は楽とも言えます。
ただ、今までエンジニア稼業は30年続けてきましたが教師経験など全く無く、おまけに大学生相手に英語で講義するとなると、やはり二の足を踏みたくなります。通知書は昨日届いたのですが、己の選んだ道とは言え若干焦ってしまいました。(実は内心、中南米派遣を想定していましたので...)
しかし人間、不思議なもので一晩寝れば根性が座るというか、覚悟が出来ました。当たって砕けろ、です。大学教授(実際は講師ですが。)になるのは子供の頃の夢でしたし、憧れのブータンに行けるし、家族も中南米よりブータンの方が安全で賛成だし、山岳部諸先輩方の期待もあるし... という事で、来週にもJICAに同意書を送付しようと思っています。ただ、小生やや食いしん坊の気があり、ブータンで二年間、生鮮海産物を絶った生活に耐えられるかどうか?が、唯一の心配事です。まあ、アラブ諸国に派遣されてアルコール抜きで二年間過ごすことに比べれば、まだましかな。
ところで、結果通知と一緒に、ボランティアの処遇についての重要なお知らせ、というのが添付されてました。事業仕分けの影響だと思いますが国内手当てが半分近くに減額されるようです。蓮舫さんもやってくれますね。