徒然なるまゝによしなしごとを書きつくる

旧タイトル めざせ、ブータン

謎の永久機関 Part2

2014年05月23日 | 物理

日本語のサイトではハイゼンベルグ機関について有用な情報が得られなかったので、英語サイトを調べてみた。 (key word ; Heisenberg perpetual )

すると、これに近いものを作った人がいてYouTubeにアップロードしていた。

http://www.youtube.com/watch?v=uzrVF0EzH3I

アメリカ人のこういう実証主義、思いついたらやってしまうところは好きですね。ところが、結論から言うと彼のシステムは動かなかったようだ。下図がその代物。

まあ、基本的アイデアはハイゼンベルグ方式だが、ぐるぐる回る水車のような形状をしている。まあこれだと回転偶力が支配的になり動かないかなあ、とは思います。彼自身も動かない理由を延々10分間ほど説明している。

ひとつ言える事は、この図のような回転モーメントが発生したかどうか?ビデオを聞いていても、そこのところがもうひとつハッキリしないのだが、もし回転に至らないまでも回転モーメントの発生が確認できたとするとハイゼンベルグ機構は動作する可能性が出てくる。回転偶力は上点と下点の二ヶ所しか発生しないが、浮力はチェーンでいくらでも増やすことが出来るので回転偶力を超える浮力を発生するシステムが出来ないわけが無いと思います。

これを改良して浮力が回転偶力を打ち消すところまでやれば面白いのだが、一枚目の写真の様子じゃあ水深が取れなくてダメだね。個人的には実証は製作精度が悪ければ摩擦で動かないだろうし手間もお金もかかるので、なにか手ごろな物理シュミレータが無いか探してるのですがナカナカ...

どこかの研究所なりで真面目にやってもらえませんかねー? もし、永久機関なんてタワゴトだとおっしゃるなら、ハイゼンベルグ機関が動かない理論的説明を是非教えてください。

 

おまけ

 ハイゼンベルグに対抗してボーアも永久機関を考えた、それがこれ、

書かれている数字は重りの重量(単位Kg) 左は9kgで右は6kgなので永遠にグルグル回る... 

わけないだろー! ヾ(。`Д´。)ノ

 

 


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