いま東の空に上ってきた月を見ながらガリレオの事を考えている。 ガリレオ・ガリレイ、宗教裁判で地動説を弾劾され ”それでも地球は回っている” と呟いたとされる彼。ピサの斜塔から鉄球と木球を同時に落としたのも彼だったっけ...
1610年1月7日、ガリレオは木星を回る衛星を発見し数日にわたる観測の末、それが木星の周りを回る衛星である事を見出した。これは全ての天球が地球を中心として回っている、という天動説に対する決定的な反証となった。
図書館から借りてきたコペルニクスの天球回転論が今手元にある。なぜコペルニクス以前の人が天動説を信じていたかというと至極もっともな事に、もし地球が24時間で1回転という高速で回っていたらなぜ大地は不動で空の雲や飛んでいる鳥が反対方向に高速で移動しないか説明がつかなかったからだ。
この答えはニュートンの天才を待つしかなかった。 F=m・a 力と加速度の方程式だ、力が加わらない限り速度は不変、一定の速度で運動を続ける。
今日知ったのだがガリレオの没年とニュートンの生誕は同じ年、1642年なんだね。
ガリレオは宗教裁判で弾劾された中世の人、ニュートンは近代科学の祖と思っていたがほとんど同時代人だったんだな...
コペルニクス、ガリレオ、ケプラー、ニュートン 先人の知恵に思いを馳せる。
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