つれづれなるまんまに(是非に及ばず!)

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思ふこと(美酒&美食を考える)

2008年06月06日 | 美酒&美食
ゴールデンウイーク明けに焼き鳥屋がオープンした。
うちの2軒隣で、一番近い飲食店になった。
お品の値段はそこそこするが、その分質と味は良い。
ビールはエビスの琥珀を扱っており、俺が昨年一番はまった銘柄で俺のツボを突いてくる。
そんな訳で、あまり飲食店が多くない我が街が活性化してきた感じがしてしまう。

外食といったら、もっぱら幸寿司か別の焼き鳥屋に行くぐらいで、あまり都心部へ出かけなくなった。
わざわざ電車に乗って出かけるのが面倒くさいということもあるが、東京都心部の飲食店に魅力を感じなくなってきたからだ。
本当に美味いものを適正な価格で食すのならば都心部では無理だろう。
原価のほとんどはショバ代なのだから。
このショバ代という原価比率が低い店といったら、高級料亭や高級寿司屋しかないだろう。
こういった店には腕の良い料理人を複数抱えており、その技術や接客などの質の高いサービスで食材やショバ代などの原価を覆い隠す。
もちろん、銀座あたりなら御一人様最低でも1万5千円は軽く超えるだろう。
老舗の料亭ならば4~5万円はするかもしれない。

このような店に頻繁に足を運べる?

プライベートならば無いだろうな。
何かの記念で年に1、2回は利用することはあっても。

利用客のほとんどは会社や団体の接待などの利用だろう。
お客のほとんどは飲食を目的としていないだろう。
もちろん、支払いは個人の財布からではない。

他、都心部に集まるこ洒落た飲食店はどんな目的での利用か?

多数が合コンやデートだろうな。

このように、都心部に集まる店の利用客のほとんどは「食」以外の目的が多く占めるだろう。
都心部でサービスと飲食の質の両方を求めると、必然的に料金も跳ね上がる。
無論、仕事の受注や口利き、異性を口説き落としたいのならばお金のことは気にしては駄目だ(笑)。

そんな訳で、前振りが長くなってしまったが、俺は単に美味い食べ物と美味い酒が飲みたいのだ。
気の合う仲間と過ごすのに、都心部のこ洒落た店で美味くもない酒と料理に高い金を支払うのがバカバカしくなった。
確かに都心部の利便性は魅力的だ。
なにしろ集まりやすいのだから。

東京という街は他の都市と違い桁違いの規模であり、一大消費地だ。
国の中枢機関、大企業の本社、高層ビル群を抱えているのは東京だけだからだ。
"人口が多い=消費が多い"場所にはサービス業が成り立つわけだ。

先にも述べたが、ショバ代・人件費が高い東京で本当に美味いものに出会うには次の3つを個人的にあげる。

①バカ高い金を出して都心部の"本物の"高級店に行く。
②山手線外地域でそれなりの値段で"自分にとって"美味いと思う店に行く。
③自分で努力して美味い物を作る!これは食材の原価だけだぞ。

俺は残念ながら、高級料亭で飲食するほどのお金は無いので利用はしない。
そこそこの料金を支払ってまで、不味い飲食はしたくない。

ゆえに〝あうん〝以外の飲食は地元の美味い店に行くし、家で好きなもの作って美味い酒を呑む。
こんな感じを共感できる友人と呑めれば幸せだ。

以前に比べて都心部への出撃は控え、地元と遠征で本当に美味い料理と酒を求める。
コメント
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