つれづれなるまんまに(是非に及ばず!)

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思ふこと(夏を考える)

2009年07月01日 | 枕草子(激談四季)
7月に入りました。
梅雨真っ盛りですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
沖縄は遅い梅雨明けを果たし、九州地方は梅雨明けさながらの大雨の災難に見舞われているとか。
まだ梅雨明けは先でしょうが・・・。
東京に生まれ育って30数年ですが、
幼少のころは今回の九州地方のような雨や台風が東京を襲った時には
玄関内にまで雨水が浸水してきたことがあったし、
当時存在した庭の池は冠水していました。
当時の江戸川区は下水道がまだ完全に整備されていなかったためでしょうか。
台風の時には雨戸を閉め、停電に備えていたものです。

いつからか、記憶にありませんが大雨が降っても家でじっとしていれば、
怖い事はなく、今住んでいるマンションに移ってからは、
台風の大風もさほど気にならなくなりました。
これもひとえに東京のインフラ網が劇的に整備されたのと、
建物の質(技術)の向上でしょう。

今現在東京に住んでいての悩みと言えば、水害ではなく暑さだと思います。
毎年気温が着実に上昇している気がします。
日本の人口は毎年減少傾向に突入したとはいえ、
東京を中心とした都市圏は増加しています。
かつては一戸建てを求めて高価な東京23区ではなく、
西部(多摩地区)・千葉・埼玉の近郊に場所を求めましたが、
その傾向は次第に薄れ、都心の高層マンションに人気が集中してきました。
建設ラッシュに沸いた江東区などは少子化の時代に逆行して、
小学校が足りなくなって建設規制が導入されたほど。

利便性が高い所に人気は集中するのでしょうか?

この十数年で、道路・航空・鉄道・地下鉄網は増加し、
増える都心の人口に対応しています。
利便性が高く、企業が多く、娯楽・ショッピング・グルメの中心であれば
今後も日本の若年・中年の人口は都心部に集中し続けます。
近代化した街は自然災害から命を守ってくれますが、
反面、人口集中による犯罪増加、ヒートアイランド現象による危険性は増しています。

自然災害の話に戻りますが、
防災につながる整備を日本各地で展開してほしいものです。
都心部の更なる利便性を向上させるよりも
地方に住む人たちの命・生活を守るための整備を。
そして、日本全国安全で豊かで住みやすい場所造り。
明治維新以来中央集権国家として成り立ってきた世の中に
逆行することになるが、
より良い意味で江戸時代以前の地方分権もありではないか?

武田信玄の「信玄堤」や織田信長の街道整備は独自の財政による政策です。
実際に居住している人にしかわからい辛さ・痛みがあります。
そんな意見を取り入れれば都心部以外も住み易くなるのではないでしょうか?

夏という季節は北海道や日本海側を除き大きな災害をもたらす。
長雨・大風・洪水・渇水など。
そんな季節だからこそ地方インフラを気にしてしまいます。
気にしているだけの私です・・・。
コメント
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