いきなりだけど、ちぴら&ばばと式根島へ一泊旅行してきました。ぴらにあは振り替え休み(休日出勤の)だったけど、ぴら奥さんは仕事なので今回もお留守番・・・
そんなぴら奥さんの恨みが天に伝わったのか、昨日の伊豆諸島は大荒れの天気。早朝の岡田港でかめりあ丸を待っている時も、「式根は条件付きですけど・・・」と東海汽船の人が言う。まぁ、終点の神津島には着くだろうし、新島で下りてもよいと思って船に乗る。港から出ると、太平洋のうねりをモロに受けて揺れるかめりあ丸。当然、「利島(伊豆諸島で欠航率ナンバーワンの島)なんか着かないんだろうな・・・」と思っていると、「間もなく利島に入港します」と信じられない放送が。その後、新島にも無事到着、式根島も接岸して、波しぶきを受けながらタラップを下りる。ものすごい風が吹く野伏港の岸壁で後ろを見ると、思いっきり前後に傾きながら荷下ろしをしているかめりあ丸。ホントよく着いたな・・・
港へは民宿の人が迎えに来てくれるはずだった・・・。かといって車種もナンバーも知らず、何台か民宿やら旅館やらの屋号を付けた車が止まっていたから探してみたけど、声を掛けてくれる人もなく不安になる。民宿へ電話を掛けてみようと思ったけど、ぴらにあの持っている携帯(a社)は完全に圏外、どうやら式根島は天下のN社しか使えないらしい・・・。港では公衆電話も見つからず、ビュービュー吹く風の中を途方に暮れて歩くぴら一家。ちぴらは怖がって半泣きだけど、荷物を持ってるから抱っこも出来ず、そのまま途方に暮れながら人家のありそうな方向へ歩き始める。すると、一台の軽ワゴン車が寄ってきて、「どちらまでですか?」と聞いてくれるおじさん。見ると、式根島観光協会の車だ。「民宿の○○さんなんですけど・・・」と答えると、「とりあえず、乗ってください!」と天の助けだ。車は5分くらい走って民宿に到着、でもなぜか呼べど叫べど誰も出てこず。観光協会のおじさんが電話を掛けてくれると、10分位したらおばちゃんが戻ってきた。「すいませんね~、6日だって聞いたから、てっきり明日来られるのかと・・・」とおばちゃん。観光協会と顔を見合わせて、「今日って、6日でしょ?」・・・
民宿のおばちゃん、「あら~、私いやだわ~!」と笑って誤魔化す。なんでも、今日は島民総出の文化祭の日で、それどころではなかったらしい・・・。その後、お手製のドーナツで歓迎してもらって、民宿の車で式根島一周ドライブ、お昼のお弁当までご馳走になって、サービス満点のおばちゃんでした。