ぴらにあの写真館 in 伊豆大島→都会へ(新・日記帳)

8年間の伊豆大島生活から都会へ移住しました…
旧日記帳(ODNまいぺーじの思い出)は、BOOK MARKよりどうぞ!

アンパンマンでこんぴら船々の旅!(その5)

2005-03-30 22:58:54 | おでかけ(国内)
『憧れの宇高連絡船に・・・』の巻!

 金比羅参りの後は琴平電鉄に乗る。琴電は2両連結のワンマンカーで、田んぼの中の単線をトコトコ走って高松へ向かう。飾り気のないベンチシートに座って、電車の揺れに身をまかせていると、だんだん眠くなってきてウトウトするぴらにあ。ふと気が付くと隣でちぴら爆睡中、高松築港駅(高松城の中の駅でカッコイイ)に着いても全く起きる気配がないから、JR高松駅の改札前ベンチでしばし休憩・・・

 高松から岡山へ戻るには、JRの快速なら1時間足らずだけど、船で宇野へ渡りたいと思っていた。高松と宇野を結ぶ『宇高連絡船』は瀬戸大橋が開通する前は、本州~四国のメインルートだったけど、いつか乗りたいと思ったいるうちに橋が出来て廃止されてしまった。とはいっても、時刻表やガイドブックを見るとフェリーが運航されているらしい。駅前の観光案内所で聞いてみると、四国フェリーと宇高国道フェリーという2社が、合わせて1時間に4~5本の船を運航しているらしい。しかも料金は片道たったの390円だという。駅からフェリー乗り場までは少し離れているけど、ちょうどちぴらも起きたので歩いて行ってみる事に。

 船着き場に着くと、ちょうどすぐにフェリーが出るところ。改札前に並んでいる人はたった20人くらいだから、「やっぱり船は人気が無いんだな・・・」と思った。とりあえず、船室の椅子に座って出航を待っていると、ゾロゾロと車両甲板から人が出てくる。観光客風の家族連れやら、トラックの運ちゃん風の人やら、あっという間に満員になってしまった。どうやらこのフェリー、瀬戸大橋より時間はかかるけれど、乗っている間はゆっくり休憩できるから、運転手さんには人気があるらしい。料金も瀬戸大橋より安い(回数券を使えば半額くらいらしい)から、地元の人の利用は多いんだとか。確かに本州と四国を結ぶ橋って、3ルートともかなり高いよな。といっても、いつでも自由に車で行き来できるだけで羨ましいけど・・・
 
 憧れの船の旅は、だいぶメートルが上がった土建屋さんの一団(バスツアーらしい)と、グループ旅行の家族連れに囲まれて、ワイワイガヤガヤ!と賑やかに宇野へ向かう。出航してすぐに、右側に女木島という島が見える。「ふ~ん、あの島が桃太郎の鬼ヶ島のモデルか」と思ってみていると、ガケの上に『鬼ヶ島』と書いてある。う~ん、なんとも惹かれる看板でございます・・・

 1時間で宇野港へ到着、歩いて宇野駅へ向かう。これも憧れの宇野駅は、「これが四国への玄関口だったの?」と思うくらいちっちゃな駅だ。宇野線の各駅停車で岡山へ向かう。ちょうど夕暮れ時、窓の外の平野には夕焼けが広がる。「ゆうや~けこやけでひがくれて~♪」と一人歌うちぴら、いつも飛行機&ドライブが多いけど、たまにはこういう旅もよいな。
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超ウルトラなディスカウント食品・・・

2005-03-30 20:15:43 | 伊豆大島の暮らし

 今まで誤解があるといけないと思って、伊豆大島ネタで書かなかった話がある。今日は自分で決めたタブーを破って、長編日記を書いちゃおう。ドキドキ・・・(大袈裟か?)

 それは『賞味期限切れ品』の販売のことだ。大島ではどこの店やスーパーでも、賞味期限切れの食品を売っている。インスタントラーメンやお菓子ならまだしも、お豆腐や竹輪、ハムや乳製品なんかも普通に売っているからビックリだ。だいたい生モノだと、期限を過ぎて2~3日たったのはまだ定価で、一週間もすると2割引くらいになる。半額なら10日~2週間程度アタリマエ。移住当初は「なんじゃこりゃ~!」とイチイチ驚いていたけど、一ヶ月もすると慣れしまって普通に期限切れ商品を買えるようになるから不思議。今じゃ、ちぴらも毎日のように期限切れモノを食べているし、大島で期限切れの食品を食べて、当たったという人の話も聞いた事が無いし・・・

 考えてもみれば東京のスーパーなら、商品の売れ行きを細かく調べて、一日に何度もトラックで運べばムダにならない。でもここは海の真ん中の伊豆大島、ちょっと風が吹けば3日も船が欠航する。そうなった時、「今日はシケですから品物がありません・・・」じゃ商売にならないから、どうしても店は多めに仕入れをする。そうして売れ残っても問屋へ返品するのは不可能だから、半分痛もうが期限が切れようが、売れるまで陳列するしかないのが現実だ。ようするに、消費者が用途に応じて判断して買えばよいだけの話。冷や奴で食べるなら期限前の豆腐、加熱して食べるんだったら半額のお豆腐を、という感じ。知り合いの若者(ネイティブ島人)は、「豆腐は期限切れの方がうまいですよ!」とマジ顔で言っていたっけ。ホントかどうかはわからないけど・・・

 「賞味期限切れを販売するなんてヒドイ!」と思う人もいるかもしれないけれど、これは陸続きじゃないという厳しさが、この辺によく表れていると思う。東京に住んでいる時は、いつでも新鮮な食品が必要なだけ手に入ったけど、それがどれだけ特別な事なのか、大島に来てホントによ~く解ったという話だ。

 そんなぴらにあだけど、今でも時々ウルトラなディスカウント商品に遭遇する。ちぴらと某スーパーへデザートのゼリーを買いに行ったら、なんと3ヶ月も前に賞味期限が切れたのを売っていた。3個入りプラカップの中を見るとカビも生えてないし、フタも膨らんでないから、食べてもたぶん大丈夫だと思うけど。期限切れ前の(同じ商品)と比べて3割引、どっちを買ったのかはご想像にお任せします・・・
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