ばばと入れ違いで、ぴら奥さんのママさんが七夕フェアにやって来た。せっかくだから旬のタカベでも食おうかと港町のスーパーへ買いに行くと、なぜか1匹も売ってないタカベちゃん。もう1軒別のお店に行っても、やっぱり1匹もタカベは売ってない。ついこの前はお店にたくさん並んでいたのに、なんで忽然と姿を消したタカベちゃん???
地元の魚屋に行ってみても、やっぱりタカベちゃんは見つからず。「シケで不漁なんですか?」と店のおじさんに聞くと、「いや、今頃は月夜だからダメなんだよ」って。「月夜?、月とタカベと何の関係があるの?」とぴらにあが悩んでいると、おじさんが丁寧に教えてくれた。おじさんの説明によると、伊豆大島の近海のタカベは『さしあみ』という漁法で捕るらしい。月夜だと明るくてその網がタカベに見えてしまうからうまく捕れないんだとか。もっと南の神津島(タカベの本場)は『追い込み』という漁法で、『さしあみ』より手間がかかるけどあまり月齢に影響されないし、捕ったタカベの傷みも少ない。だから、神津島産のタカベが一番高級なんだそうな・・・
な~るほど!とぴらにあが感心していると、「海にはタカベたくさん泳いでるからさ、港へ釣りに行けば?」って魚屋のおじさん。そうか、その手があった。お~い山田君、釣り竿持ってきてぇ・・・(今夜のおかずはキンメの塩焼きに変更しました)