せっかくちぴらと韓国の旅を書いても、全部テキストだと面白くないので、今までの分(その1~4)に写真をつけました。一番撮りたかったアノ国の写真は、残念ながら一枚もありませんけど・・・
せっかくちぴらと韓国の旅を書いても、全部テキストだと面白くないので、今までの分(その1~4)に写真をつけました。一番撮りたかったアノ国の写真は、残念ながら一枚もありませんけど・・・
*DMZでキレたお兄ちゃん?の巻・・・
いよいよソウル2日目はDMZ(非武装地帯)に行く。DMZは朝鮮戦争の休戦協定(朝鮮戦争は正式にはまだ続いている)で定められた国境線を挟んで南北2Kmずつの区域で、50年もの間人の出入りが厳しく制限されている場所だ。韓国側のDMZの外側には、さらに民間人統制線というラインがあって、この線を越えるのはパスポートが必要だという。見学は個人旅行でも行くのは不可能じゃないけれど、色々な手続きやチケットの手配が面倒くさいと言うので、カード会社の案内所でツアーを申し込んだ。石焼きビビンバの昼食付きで55,000ウォン(約7,000円)、オプションで射撃体験付き(金次第で44マグナムも撃てる)というのもあるけれど、鉄砲は怖いから今回はパス・・・
何ヶ所か公開されているDMZのうち、今回はソウルから一番近い(約50Km)『都羅(ドラ)山展望台と第3トンネル』へ。アメリカ人の家族5名、カナダ人のお兄ちゃん1名、ぴらにあ&ちぴらの2名、ツアコン(英語と日本語)2名、それに運ちゃん1名で合計11名。マイクロバスで行くのかと思ったら、あいのりワゴン車にギューギュー詰めでDMZに向かう。アメリカ人のお父さん(かなりでぶっちょ)なんか、助手席に座ってちょっと苦しそう・・・。高速道路を小一時間走ると(このワゴン車の運ちゃんもやたら飛ばす)、左手に漢河の河口が見えてくる。道路の脇には物々しい鉄条網と監視塔、対岸の丘はもう北朝鮮だという。その幅たった400m、所々に小さい建物も見えるし、あまりにも簡単に北朝鮮とご対面で拍子抜け。「こんなに近いのに、向こうから誰か来ないんですか?」と聞くと、「えぇ、浅いですからね、時々歩いてくるんですよ」とツアコンのお姉さん。こちら側へ移住ご希望の方は、2年間みっちり資本主義的生活のお勉強をして頂いてから、世の中に巣立って行かれるんだとか。「ほとんどの人は冷麺屋さんになるんですけどねぇ・・・」とお姉さん。平壌は冷麺が有名らしい・・・
あいのりワゴン車で臨津江(イムジンガン)駅という所まで行って、そこからはDMZ観光の大型バスに乗り換える。バスは10分おきに運行されているらしいけど、ほとんどアメリカ人の観光客で満員、日本人はぴらにあ&ちぴらを含めて5人くらい。途中で国境警備隊によるパスポートチェックがあるから指定席(座席の移動は禁止)、またまたギュー詰めの大型バスで修学旅行気分。バスの中ではメガネのお兄さんツアコン(韓国人)が英語でまとめてご案内、隣ではソウルから一緒に来たツアコンのお姉ちゃんがダイジェスト版で日本語に翻訳してくれる。ツアーの説明くらいなら、ぴらにあのインチキ英語力でもだいたい理解できるけど、せっかく日本語で説明してくれるんだから聞いておこう・・・。と、5分くらいバスが進むと、一列前のお兄ちゃん(30代くらいのアメリカ人)がいきなりキレた!。「うるさいから、英語以外ではしゃべるな!」と。もちろん英語で・・・
まるで、「英語がわからんヤツはバスに乗るな!」と言わんばかりのお兄ちゃん、あまりにムチャクチャな文句に固まる車内の皆さん。「これは相乗りのバスだから、英語圏以外の言語の人(←ガイドは『マイノリティ』と言った)には個別にガイドする!」と、毅然とした態度で説明するガイドのメガネさん。日本だったら「すいませ~ん・・・」と弱気に謝ってしまうかもしれないけど、なかなか立派だよ韓国のガイドさん。第3トンネル見学の後、「すいません、ちょっと席を移動してもらえますか?」と申し訳なさそうなツアコンのお姉ちゃん。まさか、「日本語の説明がウルサイ!と文句言われましたので・・・」と説明も出来ず。とはいえ、その後も日本語でしっかりガイドを続けたお姉ちゃん(こちらも立派)と、「英語でもなんとか大丈夫」とは今さら言えず、『英語は全然わかりましぇ~ん』を貫き通したぴらにあ。お互いに困っちんぐ・・・
【お兄ちゃんがキレたDMZのツアーバス、韓国は右側通行のため出入り口は反対側です・・・】
【板門店と北朝鮮の宣伝村がよく見える都羅山展望台にて。でも、黄色い線から向こうは写真撮影禁止・・・】
いよいよソウル2日目はDMZ(非武装地帯)に行く。DMZは朝鮮戦争の休戦協定(朝鮮戦争は正式にはまだ続いている)で定められた国境線を挟んで南北2Kmずつの区域で、50年もの間人の出入りが厳しく制限されている場所だ。韓国側のDMZの外側には、さらに民間人統制線というラインがあって、この線を越えるのはパスポートが必要だという。見学は個人旅行でも行くのは不可能じゃないけれど、色々な手続きやチケットの手配が面倒くさいと言うので、カード会社の案内所でツアーを申し込んだ。石焼きビビンバの昼食付きで55,000ウォン(約7,000円)、オプションで射撃体験付き(金次第で44マグナムも撃てる)というのもあるけれど、鉄砲は怖いから今回はパス・・・
何ヶ所か公開されているDMZのうち、今回はソウルから一番近い(約50Km)『都羅(ドラ)山展望台と第3トンネル』へ。アメリカ人の家族5名、カナダ人のお兄ちゃん1名、ぴらにあ&ちぴらの2名、ツアコン(英語と日本語)2名、それに運ちゃん1名で合計11名。マイクロバスで行くのかと思ったら、あいのりワゴン車にギューギュー詰めでDMZに向かう。アメリカ人のお父さん(かなりでぶっちょ)なんか、助手席に座ってちょっと苦しそう・・・。高速道路を小一時間走ると(このワゴン車の運ちゃんもやたら飛ばす)、左手に漢河の河口が見えてくる。道路の脇には物々しい鉄条網と監視塔、対岸の丘はもう北朝鮮だという。その幅たった400m、所々に小さい建物も見えるし、あまりにも簡単に北朝鮮とご対面で拍子抜け。「こんなに近いのに、向こうから誰か来ないんですか?」と聞くと、「えぇ、浅いですからね、時々歩いてくるんですよ」とツアコンのお姉さん。こちら側へ移住ご希望の方は、2年間みっちり資本主義的生活のお勉強をして頂いてから、世の中に巣立って行かれるんだとか。「ほとんどの人は冷麺屋さんになるんですけどねぇ・・・」とお姉さん。平壌は冷麺が有名らしい・・・
あいのりワゴン車で臨津江(イムジンガン)駅という所まで行って、そこからはDMZ観光の大型バスに乗り換える。バスは10分おきに運行されているらしいけど、ほとんどアメリカ人の観光客で満員、日本人はぴらにあ&ちぴらを含めて5人くらい。途中で国境警備隊によるパスポートチェックがあるから指定席(座席の移動は禁止)、またまたギュー詰めの大型バスで修学旅行気分。バスの中ではメガネのお兄さんツアコン(韓国人)が英語でまとめてご案内、隣ではソウルから一緒に来たツアコンのお姉ちゃんがダイジェスト版で日本語に翻訳してくれる。ツアーの説明くらいなら、ぴらにあのインチキ英語力でもだいたい理解できるけど、せっかく日本語で説明してくれるんだから聞いておこう・・・。と、5分くらいバスが進むと、一列前のお兄ちゃん(30代くらいのアメリカ人)がいきなりキレた!。「うるさいから、英語以外ではしゃべるな!」と。もちろん英語で・・・
まるで、「英語がわからんヤツはバスに乗るな!」と言わんばかりのお兄ちゃん、あまりにムチャクチャな文句に固まる車内の皆さん。「これは相乗りのバスだから、英語圏以外の言語の人(←ガイドは『マイノリティ』と言った)には個別にガイドする!」と、毅然とした態度で説明するガイドのメガネさん。日本だったら「すいませ~ん・・・」と弱気に謝ってしまうかもしれないけど、なかなか立派だよ韓国のガイドさん。第3トンネル見学の後、「すいません、ちょっと席を移動してもらえますか?」と申し訳なさそうなツアコンのお姉ちゃん。まさか、「日本語の説明がウルサイ!と文句言われましたので・・・」と説明も出来ず。とはいえ、その後も日本語でしっかりガイドを続けたお姉ちゃん(こちらも立派)と、「英語でもなんとか大丈夫」とは今さら言えず、『英語は全然わかりましぇ~ん』を貫き通したぴらにあ。お互いに困っちんぐ・・・
【お兄ちゃんがキレたDMZのツアーバス、韓国は右側通行のため出入り口は反対側です・・・】
【板門店と北朝鮮の宣伝村がよく見える都羅山展望台にて。でも、黄色い線から向こうは写真撮影禁止・・・】