ぴらにあの写真館 in 伊豆大島→都会へ(新・日記帳)

8年間の伊豆大島生活から都会へ移住しました…
旧日記帳(ODNまいぺーじの思い出)は、BOOK MARKよりどうぞ!

700T系台湾新幹線の旅!(その5)

2007-08-17 23:22:29 | おでかけ(海外)
*台湾の江ノ島?探検する・・・の巻!

 高雄に着いたのがお昼ちょっと前、アヤシイ旅行社でゲットした台北行きの飛行機は16:35発だから少し時間がある、せっかく来たんだから高雄の街で遊んで行こう。ガイドブックを見ると、旗津(チーチン)半島という所が面白そうだ。旗津は『半島』というモノの、船を通すために陸地を削って『島』にしてしまったらしい。高雄側の鼓山(クーサン)という港(高雄駅からタクシーで15分くらい)から、フェリーに乗って旗津へ渡る。たった10分で10元(40円)の船旅、雰囲気は宮島フェリーという感じ・・・

 旗津の港に着くと観光客がいっぱい。フェリー乗り場からは食堂がずらりと並んで、まるで休日の城ヶ島か江ノ島か。とりあえず、港からも見える白い旗津灯台に行ってみよう。この灯台は日本の統治時代に建てられたもので、国家三級史跡という由緒正しい灯台なんだとか。旗津の町を抜けて灯台への坂を登る、さっきから「あづい~!」しか言わないちぴら。「暑いのはわかってるよ、だからナニ?」って冷たく聞くと、「づがれだ~!」ってそれもわかってます。それにしても確かに暑い。台北もかなり暑かったけど、高雄の暑さは上から押さえつけられて、下からも焼かれているようだ。「町に下りたら氷買ってやるから・・・」となだめつつ、グダグダのちぴらとひたすら坂を上がる。永遠の時間にも感じた10分後、やっと頂上の灯台に到着。さっき乗ったフェリーから高雄の街まで絶景かな。汗だくで真っ赤な顔をしているちぴらと、ガジュマルの木の下でしばし休憩・・・

 下りは下りでやっぱり暑い、街の中心の十字路で目を付けていた食堂に飛び込む。壁に貼ってあったメニューを指して、60元(240円)のマンゴーミルクかき氷を注文すると、出てきたのはとても一人じゃ食いきれないような山盛りでビックリ。氷でひと心地ついたので、旗津の街を探検しよう。海鮮料理屋の通りを進んでいくと、灯台からも見えた砂浜に出る。せっかく海に来たんだから、少しチャプチャプでもしようか・・・と、とても思えない暑さ。「はやく空港にいきたい!」ってちぴらに急かされてタクシー(旗津半島の南側は海底トンネルがある)に乗る。この後、かな~りドキドキするハメになるとは知らずに・・・


【あれだけ海や船が苦手だったのに、伊豆大島に移住してから海を見るとなんか落ち着くようになったぴらにあ。鼓山フェリー乗り場から旗津半島へ向かう・・・】


【フェリーの1階はバイクならそのまま乗れる(バイク10元)、2階はエアコン完備客室(人も10元)もあるけど、やっぱりデッキの風が気持ちよかった・・・】


【レンガの建物がカッコイイ旗津港のフェリー乗り場、2階は綺麗な食堂になっている。でもさっき、新幹線の中でお弁当食べたばかりで残念・・・】


【フェリー乗り場から旗津の街へ、両側はかき氷屋とレンタル自転車&バイク屋さんが並ぶ。バイクは免許がなくても貸してもらえるんだとか?】


【とにかく暑かった旗津灯台への坂。本白根山でのアノ特訓が無かったら、とても若旦那は登れなかったと思う・・・】


【旗津半島の陸地を削り取って『旗津島』にしちゃった所、1,975年までこの部分が高雄側とつながっていたという。でも、道路が通っていた気配はない・・・】


【うまいから食ってるというよりも、熱射病で倒れないように必死でマンゴーかき氷をかっ込んでるちぴら。汗で『魔太郎が来る(←知ってる人いる?)』みたいな髪型になってる・・・】


【旗津は海鮮料理も有名らしい、好きな魚や貝の具を買って店の中で煮たり焼いたりして食べる。どの店もハエよけにリボンがクルクル回ってた・・・】


【フェリー乗り場から10分くらい歩くと砂浜に出る。あまりの暑さでか、ほとんど泳いでいる人はいない。台風の波がザッパンだから?】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

700T系台湾新幹線の旅!(その4)

2007-08-17 20:36:01 | おでかけ(海外)
*新幹線で飛行機のチケットを買いに行く?・・・の巻!

 いよいよ3日目はちぴら念願の700T系新幹線に乗りに行く。冷泉行きチケット騒動を反省して、昨日のうちに自動券売機で買っておいた。台湾語の指示に戸惑っていると、後ろで見ていたおじさんが「ココ、ココ!」ってボタンを教えてくれる。う~ん、ここに限らず台湾の人ってなんて親切なんだろう・・・

 台湾新幹線は台北~左営(在来線で高雄へ2駅)まで8つの駅がある、営業距離は345Kmで東京~名古屋とほぼ同じ。途中、台中にだけ止まる最速列車で台北~左営で96分、ぴらにあたちが乗った各駅停車で120分、ちなみに在来線特急の自強号だと4時間くらいかかるらしい。磁気タイプのチケットを自動改札に入れて(在来線は懐かしいキップ切りの駅員さんがいる)、台北駅の地下ホームに下りていくと、いましたよオレンジのラインがステキな700T系新幹線。横からだと山陽新幹線のレールスターに似てるけど、先頭部分は日本の700系より鼻が短くて、500系と700系を足して2で割ったような感じ。予約した453号の車内に入ると、コレはまさに700系そのまんま、当たり前だけど・・・。上着用のフックやテーブル、電光掲示板まであまりに日本のと同じだから、台湾語の表示がなかったら東海道新幹線に乗ってるような気分になる。アナウンスで『いい日旅立ち♪』は流れませんけど・・・

 一面の田んぼ、所々ヤシの木やパパイヤ、はたまたウナギ養殖池の中を300Km/h近くで疾走する700T系。ほとんど揺れなくて快適だけど、正直言って昨日乗った自強号やろ光号の方が旅の趣がある。座席も在来線の方が広いし。時々駅に止まる、しかし駅の周りは何も無し。在来線と同じ駅名が付いていても、町とはかなり離れた所に新幹線の駅を建設したらしい、駅によると市街地まで小一時間とか。ピッタリ2時間で左営駅に到着、在来線に乗り換えて高雄までと思ったら、時刻表によると30分以上も高雄方面行きの列車がやって来ない。外のバスターミナル(灼熱)に出てみると、案内人と思われるおっちゃんが「すぐ来る!(もちろん台湾語で)」みたいなことを言ってるけど、全然バスが来る気配がないし。「あづい~!」ってもう溶けかかってるちぴら、確かに台北より暑い。しょうがないからタクシーを止めて乗り込む。「日本人?」って手に文字を書いてこっちへ見せるタクシーの運ちゃん、「そうです!」と日本語答えると「ヤ~!」と叫んで猛スピードで走り出す。交差点でも赤信号でも渋滞でもほとんど止まらず、何度か二人乗りのバイクを轢きそうになり、30分ずーっと笑いながら爆走で高雄駅に到着。いや~、あまりの恐怖で涼しくなりましたよ・・・

 さて、高雄駅に着いたら帰りのエアチケットを手に入れなくちゃ。ホントは台北で買っておきたかったけど、旅行会社がどうしても見つからなかった。ガイドブックには『高雄駅前に格安チケットも取り扱っている旅行会社がある』と書いてあるから行ってみよう。・・・って、すぐにお店は見つかったけど、コレってガイドブックに書いてある旅行会社か?。本に載ってるくらいだから、『J○B』や『近ツ☆』みたいな大手の店かと思ってたら、どう見えても場末の怪しいチケット屋にしか見えない。シャッターは開いてるけど、薄暗い店内で子供が3人で遊んでるのが見える。「お休みですか?」と日本語で聞いてみると、「ノー、ノー!」って中にいたおばちゃん。「タイペイ、チケット、トゥデイ?」ってカタカナ英語で聞いてくれてるから、旅行社なのは間違いないらしい。仕事用のパソコンで遊んでた子供たちを追い払って、何やらカタカタ打ち始めるおばちゃん、子供は負けずに別のパソコンで遊び始めてるし。おじさんも中から出てきて子供を追い払って、「どの時間の飛行機がいいの?」と時間表(雑なコピーの紙)を見せてくれる。「パスポートを出して!」というから渡したけど、な~んかとっても不安・・・。待つこと15分、「大人1,600元(6,400円)、子供1,000元(4,000円)でどう?」って紙に書いて、「どう?」ってエアチケットって値切れるのか?

 台北~左営の新幹線料金は1,490元だったから、飛行機はもっと高いと思ってた。おじさんにもらった電子チケットの予約シート(プリンターで印刷した紙っ切れ)には『成人2,160元』と書いてあるけど、払ったのは1,600元ポッキリだから25%引きでした。「サンキュー、サンキュー、バイバ~イ!」と一家で見送ってくれた旅行社のみなさん、いきなり外国人の飛び込みだったのに、ホントお世話になりました。また高雄に来た時はどうぞよろしくお願いします!


【台北駅地下ホームの700T系新幹線、どの車両もなぜか先頭部分は血だらけ。キジでも跳ね飛ばして走ってるのか・・・】


【今のところ南行きの終点は左営駅、そのうち高雄駅まで伸びるらしい。乗ったのは各駅停車だったからか、最高速の300Km/hは出ずに残念・・・】


【自動改札にキップを通す時は裏向きに入れないとダメ。ガイドブックにも「間違えないように!」と書いてあったけど、地元民もかなり戸惑っていた。出札時に回収されないからオミヤゲにどうぞ・・・】


【700T系はどれも普通車11両+ビジネス車1両の12両編成。テーブルの案内図まで東海道・山陽新幹線のと同じ・・・】


【昔の長野駅みたいな旧高雄駅舎、この左隣に現在の高雄駅がある。駅構内でジュースを飲んでいたら、台湾のおばあちゃん(日本語が上手)に声を掛けられてモテモテの若旦那・・・】


【見るからにアヤシイ雰囲気なんて言ったら失礼、とっても親切だった格安チケット屋さん。JCBカードもちゃんと使えた・・・】
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする