*炭坑でトロッコに乗る・・・の巻!
十分駅の近くに見学できる炭坑跡(台湾煤礦博物館)があるらしい、ガイドブックによるとトロッコにも乗れると書いてある。う~ん、廃墟&廃坑マニアは絶対に外せないスポット。「あづい~!」のちぴらをなだめすかし、駅から15分の道を歩いていくと・・・
「煤礦(石炭)博物館ココ!」みたいな看板の隣に掘っ立て小屋、奥には炭坑の廃墟が見えるから炭坑跡には間違いないと思うけど、「ココがホントに博物館か?」と疑いたくなるほどショボい感じ。受付のお姉さんに聞くと、なんと一人200元(800円)だと言う。ちぴらは当然無料だと思ったら、子供も同じく200元だと。あまりにアヤシイから止めようかと思ったけど、せっかく来たんだからやっぱり中に入ってみたい。渋々400元払ってチケットをもらうと、「ずーっと奥に行って!」みたいなことを台湾語で言われた。とにかく中に入って廃墟の間を進んでいく、去年ぷんぷい家に会いに行った時に案内してもらった『東平(とうなる)』に雰囲気は似ている。しばらく行くともの凄い上り坂、案内板には「さらに先へ進め!」みたいな表示。石炭を運んだと思われるコンベアに沿って、ひたすら激急な坂を登る。「あづい~!、づかれだ~!」って半泣きのちぴら、「とにかくガンバレ、上に行けば何かある!」って何の根拠もない無責任なぴらにあ。登ること約15分、やっと頂上に到着。「ココが目指す博物館か?」って、何にもないじゃん・・・
「ダマされた!」と本気で思った。確かに炭坑の施設跡らしきモノと説明板(昔の写真)は点在してるけど、とても一人200元の価値があるとは思えない。古ぼけたナローゲージの線路が奥の方に続いてるけど、そんな線路を何かが走ってくるはずもなく。あまりの悔しさに帰る気にもなれず、若旦那と二人でボーゼンと立ちつくす。しかし、しばらく休憩していたら遠くの方から何か聞こえる。「カタン、カタン・・・」って、機械を動かしてるみたいな音だ。ちぴらに「聞こえる?」って聞くと、「うん、電車の音みたい」って。確かに、線路を何かが走ってる音だ。だんだん大きくなるガタンゴトン、いきなりカーブの向こうから現れる黄色い電気機関車。うわ~、なんじゃこりゃ~!
まだ動いている機関車から、麦わら帽のオバチャンが飛び降りてきた。「おまちど~!」みたいな感じで、「乗りな!」って後ろのトロッコに誘う(もちろん台湾語で)。暑さで幻を見てるのか、とにかく言われた通りトロッコに乗るとオバチャンは機関車を動かす。ガタゴトガタゴト、サスペンションのないトロッコはつかまってないと振り落とされそうだ。「うわ~、おもしろい~!」ってさっきまで泣きべそをかいていたちぴらもやたら喜んでる。ジャングルの中を進むこと約10分、急に視界が広がった。「いらっしゃ~い!」って5人くらいの人が迎えてくれる、どうやらここが坑道入り口(煤礦博物館の中心地)らしい。トロッコって言うから坑道の中を走るのかと思ってたけど、外を1.2Kmも乗れるとは思わなかった・・・
そんな煤礦博物館、ぴらにあたちの他にお客さんは誰もいないから、係の人が付きっきりで案内してくれる。日本語ペラペラの元炭坑夫のおじいさん、体験坑道をスミからスミまで案内してくれた優しいお姉さん、あまりにチヤホヤされてまたも夢を見てるみたい。博物館の隣には大きな駐車場があって、団体客はそちらから直接博物館に入るらしい。どうりで、あのアヤシいゲートから入って、辛い坂を歩いて登る人は誰もいない訳だ。案内のおじいさんが「日本人は滅多に来ないよ」みたいな事を言っていたけど、絶対に面白いですよ台湾煤礦博物館、トロッコに乗りに行くだけでも価値アリ。平渓線観光のついでに、是非行ってみましょう~!
【チケット売り場から入った所の引き込み線、昔は平渓線からここまで機関車が入って石炭を積んでいた。この後、延々と坂を登っていく・・・】
【とりあえず登ってはみたけれど、何もない炭坑の上の方(下に見えるのは十分の街)。錆びた線路が引いてあるけれど、とても使われてるとは思えず・・・】
【と思ったら、いきなり黄色い機関車(通称ひとつ目小僧)が走ってきた。運転してるのは麦わら帽のオバチャン、ホント夢でも見てるのかと思った・・・】
【そのままバックして行くのかと思ったら、ちゃんとトロッコを切り離して入れ替え作業をするオバチャン。機関車のパンタグラフは壊れてるけど、バッテリーでしっかり動いてる・・・】
【貸し切りのトロッコでジャングルを走る。途中、小さなトンネルや踏切もあってホントに面白い。オバチャンの運転は荒いけど・・・】
【約10分で坑道入り口に到着。「大東亜戦争の頃は景気がよかったけど、アンタ知らんよなぁ!」と熱く語る元炭坑夫のおじいさん、日本語ペラペラです・・・】
【戦前から使っているという『ニチユ』の電気機関車。炭坑夫のおじいさんは、「ニチユはヒタチより性能がいい!」と絶賛・・・】
【売店で見つけたニチユ機関車のペーパークラフト、トロッコ2両付きで100元(400円)なり。じじへのオミヤゲにするんだと張り切ってる若旦那・・・】
【ずーっと一緒に案内してくれたお姉さん、再現坑道の狭い横穴まで入って説明してくれて。セクシーがお尻が目の前を行ったり来たり、かなりドキドキした・・・】
【帰りはバスツアーの人たちと一緒。12両のトロッコに約50人を乗せても、なかなか力強く走るひとつ目小僧機関車・・・】
十分駅の近くに見学できる炭坑跡(台湾煤礦博物館)があるらしい、ガイドブックによるとトロッコにも乗れると書いてある。う~ん、廃墟&廃坑マニアは絶対に外せないスポット。「あづい~!」のちぴらをなだめすかし、駅から15分の道を歩いていくと・・・
「煤礦(石炭)博物館ココ!」みたいな看板の隣に掘っ立て小屋、奥には炭坑の廃墟が見えるから炭坑跡には間違いないと思うけど、「ココがホントに博物館か?」と疑いたくなるほどショボい感じ。受付のお姉さんに聞くと、なんと一人200元(800円)だと言う。ちぴらは当然無料だと思ったら、子供も同じく200元だと。あまりにアヤシイから止めようかと思ったけど、せっかく来たんだからやっぱり中に入ってみたい。渋々400元払ってチケットをもらうと、「ずーっと奥に行って!」みたいなことを台湾語で言われた。とにかく中に入って廃墟の間を進んでいく、去年ぷんぷい家に会いに行った時に案内してもらった『東平(とうなる)』に雰囲気は似ている。しばらく行くともの凄い上り坂、案内板には「さらに先へ進め!」みたいな表示。石炭を運んだと思われるコンベアに沿って、ひたすら激急な坂を登る。「あづい~!、づかれだ~!」って半泣きのちぴら、「とにかくガンバレ、上に行けば何かある!」って何の根拠もない無責任なぴらにあ。登ること約15分、やっと頂上に到着。「ココが目指す博物館か?」って、何にもないじゃん・・・
「ダマされた!」と本気で思った。確かに炭坑の施設跡らしきモノと説明板(昔の写真)は点在してるけど、とても一人200元の価値があるとは思えない。古ぼけたナローゲージの線路が奥の方に続いてるけど、そんな線路を何かが走ってくるはずもなく。あまりの悔しさに帰る気にもなれず、若旦那と二人でボーゼンと立ちつくす。しかし、しばらく休憩していたら遠くの方から何か聞こえる。「カタン、カタン・・・」って、機械を動かしてるみたいな音だ。ちぴらに「聞こえる?」って聞くと、「うん、電車の音みたい」って。確かに、線路を何かが走ってる音だ。だんだん大きくなるガタンゴトン、いきなりカーブの向こうから現れる黄色い電気機関車。うわ~、なんじゃこりゃ~!
まだ動いている機関車から、麦わら帽のオバチャンが飛び降りてきた。「おまちど~!」みたいな感じで、「乗りな!」って後ろのトロッコに誘う(もちろん台湾語で)。暑さで幻を見てるのか、とにかく言われた通りトロッコに乗るとオバチャンは機関車を動かす。ガタゴトガタゴト、サスペンションのないトロッコはつかまってないと振り落とされそうだ。「うわ~、おもしろい~!」ってさっきまで泣きべそをかいていたちぴらもやたら喜んでる。ジャングルの中を進むこと約10分、急に視界が広がった。「いらっしゃ~い!」って5人くらいの人が迎えてくれる、どうやらここが坑道入り口(煤礦博物館の中心地)らしい。トロッコって言うから坑道の中を走るのかと思ってたけど、外を1.2Kmも乗れるとは思わなかった・・・
そんな煤礦博物館、ぴらにあたちの他にお客さんは誰もいないから、係の人が付きっきりで案内してくれる。日本語ペラペラの元炭坑夫のおじいさん、体験坑道をスミからスミまで案内してくれた優しいお姉さん、あまりにチヤホヤされてまたも夢を見てるみたい。博物館の隣には大きな駐車場があって、団体客はそちらから直接博物館に入るらしい。どうりで、あのアヤシいゲートから入って、辛い坂を歩いて登る人は誰もいない訳だ。案内のおじいさんが「日本人は滅多に来ないよ」みたいな事を言っていたけど、絶対に面白いですよ台湾煤礦博物館、トロッコに乗りに行くだけでも価値アリ。平渓線観光のついでに、是非行ってみましょう~!
【チケット売り場から入った所の引き込み線、昔は平渓線からここまで機関車が入って石炭を積んでいた。この後、延々と坂を登っていく・・・】
【とりあえず登ってはみたけれど、何もない炭坑の上の方(下に見えるのは十分の街)。錆びた線路が引いてあるけれど、とても使われてるとは思えず・・・】
【と思ったら、いきなり黄色い機関車(通称ひとつ目小僧)が走ってきた。運転してるのは麦わら帽のオバチャン、ホント夢でも見てるのかと思った・・・】
【そのままバックして行くのかと思ったら、ちゃんとトロッコを切り離して入れ替え作業をするオバチャン。機関車のパンタグラフは壊れてるけど、バッテリーでしっかり動いてる・・・】
【貸し切りのトロッコでジャングルを走る。途中、小さなトンネルや踏切もあってホントに面白い。オバチャンの運転は荒いけど・・・】
【約10分で坑道入り口に到着。「大東亜戦争の頃は景気がよかったけど、アンタ知らんよなぁ!」と熱く語る元炭坑夫のおじいさん、日本語ペラペラです・・・】
【戦前から使っているという『ニチユ』の電気機関車。炭坑夫のおじいさんは、「ニチユはヒタチより性能がいい!」と絶賛・・・】
【売店で見つけたニチユ機関車のペーパークラフト、トロッコ2両付きで100元(400円)なり。じじへのオミヤゲにするんだと張り切ってる若旦那・・・】
【ずーっと一緒に案内してくれたお姉さん、再現坑道の狭い横穴まで入って説明してくれて。セクシーがお尻が目の前を行ったり来たり、かなりドキドキした・・・】
【帰りはバスツアーの人たちと一緒。12両のトロッコに約50人を乗せても、なかなか力強く走るひとつ目小僧機関車・・・】