島の臨時休業日・・・

　居間の電気がチカチカしているから、島の北部にあるホームセンターへ蛍光灯を買いに行く。家から車で２０Ｋｍ走ったお店に着くとシャッターが閉まっている、「あれ～、今日って定休日だっけ？」。別のお店（スーパー）にも寄ってみたけど、やっぱり定休日じゃないのにお休み。そう言えば、今日は島の大運動会の日だった・・・

　島のお店や食堂ってば、こんな臨時休業の日がよくある。一番休業する可能性が高いのは、学校関係のイベントの日だ。経営者や従業員の人たちが子供の学校へと出掛けてしまうから、当然お店が開けられなくなる。あと、冠婚葬祭が地区であるとき（ほとんどの人がなんらかの親戚同士だから）も要注意日。そんな日は臨時休業にはしなくても、なんの予告もなく遅く開けたり早く閉めたり・・・。レストランなんか土日でも関係なく、イベント最優先でお休みになるから、ガイドブック情報を信じている観光客の人なんか困るんだろうな。ぴらにあも新島に行った時、お葬式で島内ほとんどの食堂が閉まっていて、島料理を何も食べられなかったし・・・

　大島に移住当初は、「運動会なんかでお店休んでいいの？」と驚いていたけど、最近は「どうせお休みなんでしょ！」と普通に思うようになってきた。何かイベントがあるときに、定休日じゃなくても軽～く休んでしまうお店の感覚に、どちらかというと共感してしまうぴらにあでした・・・

写真館を「モクレンの？（モクレン科）」に更新しました！

　前人未踏の職場の奥地で、モクレン（コブシかも？）の大木を見つけた。枝の先ッちょに、な～んか気持ちの悪い赤いかたまりが・・・。ネット＆本で調べてみると、『袋果（たいか）』というタネの集まりで、どうやら鳥の大好物らしい。人間も食ったら美味いのかな？

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恐怖のバーバー台所・・・

　８月に東京の１０００円床屋で切った髪の毛がだいぶ伸びてきた。そろそろ切りたいと思っていても、しばらく東京に行く予定も無かったところ、「切ってあげようか？」とぴら奥さんが言う。多少不安だけど、背に腹は代えられず・・・

　床屋で使うビニールのカッパみたいなのがぴら家にはないから、Ｔシャツとパンツになって台所の椅子に座る。切った髪の毛はどうするのかと思ったら、掃除機で吸い取る作戦らしい。不安だったぴら奥さんの腕前も、ちぴらで何度か練習しただけあってなかなか上手い。髪の毛をいじられて気持ちよくなって、ウトウトしていたら首に走る激痛！・・・。「あっ、ゴメン！」ってぴら奥さん、ハサミの先ッちょで頸動脈刺さないでよ！（出来上がりはまぁまぁでした）

シェフの気まぐれ…

本日のおすすめランチは、伊豆大島名物ふかし芋でございます…

赤いゆっくりを買いに・・・

　今日はイモ掘りの予定だったけど、昨日の天気予報だと一日中雨の予報。「もう明日はダメだな・・・」と諦めていたら、信じられないくらいスッキリと晴れて、絶好のイモ掘り日和となった。紅（普通の赤いイモ）、紫（柔らかくて加工用によい）、白（大島名産？）の三色掘って段ボール箱６つ。みんなで分けるのには充分だから今日は畑半分（９列）だけにして、もう半分はまた来週のお楽しみ・・・

　白い芋は大島に来て初めて見たけど、島ではポピュラーな芋らしく、スーパーや牧場の農産物販売所でもよく売っている。包丁で切ると中も真っ白だから、あまり美味そうな見た目じゃないけれど、これがなかなか甘味が強い。普通の紅芋に比べると身がしっかりしていて煮くずれしにくいので、煮物にはもってこいの芋だ。特に合うのがカレー、ジャガイモの代わりにカレーに入れると甘くて美味いし、トロミもさらについてよい感じ。

　「今夜は白いお芋のカレーだよ」とちぴらに言うと、「あかいゆっくり（ちぴら語で漬け物）ある？」と聞く。「紅ショウガのこと？」と思ったら、福神漬けが欲しいらしい。わざわざ坂の下のスーパーへ福神漬けだけを買いに行くと、棚には３種類の福神漬けが置いてあった。もの凄く真っ赤な福神漬け（ａ）、ちょっと赤い福神漬け（ｂ）、合成着色料が控えめ風な色の薄い福神漬け（ｃ）・・・。３つの福神漬けをじーっと見つめて、一番色の薄い福神漬け（ｃ）を選ぶちぴら。「赤い漬け物が食いたい」と言っておきながら、３ちゃい児にして食品添加物も気になるらしい・・・

スズメバチに追われる・・・

　職場のツバキにスズメバチの巣があるとリーダーが言うから、Ｏさん、Ｓさんと３人で恐る恐る見に行く。プロパンガス小屋の裏にあるツバキ林に、見事な巣（バスケットボールくらいの大きさ）が出来ている。「もうカラかな？」とＯさんが言うから、写真でも撮ってやろうかとだんだん近づいていくと、中からもの凄い勢いででかいスズメバチが飛び出してきた。「顔に当たるか？！」という勢いで飛んでくるから（たぶん威嚇）、慌てて３人で逃げる。あ～、ビックリした・・・（しばらく近づかないでおこう）

パパきらい？・・・

　家に３人でいる時、「パパきらい、あっちいけ！」というのが口癖のちぴら。ママが洗濯物をたたんでいたり、台所で洗い物をしていたり、忙しくてちぴらの相手が出来ない時に、女優並みのウソ泣きを交えて「パパが嫌い嫌い・・・」言って手こずらせる。まぁ、ママに甘えたいのはしょうがないとしても、パパを引き合いに出してママの気を惹こうとするのは気に入らない。「そんなにパパが嫌いなら、ちぴらがどっか行く？」と聞いてみると、「キライじゃない・・・」と言うちぴら。「そんなら、今度”パパ嫌い”って言ったら、お外に行ってね」と約束をしたけど・・・

　今夜も夕食の片づけの時にママに甘えようとするちぴら、自分でおんぶヒモを持っていって、ママの背中にしがみつこうという作戦らしい。でも、「洗い物の間は重いからムリだよ・・・」と拒絶されたちぴら、今にも泣きそうな顔で居間に戻ってきた。ぴらにあが「お父ちゃんのおヒザに座って待ってるか？」と声を掛けると、「パパ、キ・・・」と始まった。けど、「こりゃマズイ！」と思ったのか、「パパ、スキ・・・」と言い直して目にいっぱい涙を浮かべている。その情けない複雑な顔が何ともラブリ～・・・

最高のお客さん？・・・

　ちぴらがぴらにあの車から降りる時、たまにお金をくれる。「はい、おかねで～す！」って支払いのマネをして、タクシーに乗っているつもりらしい。「おつり、いりませ～ん！」ってのもお決まりのセリフ、ぴらにあがタクシーでお釣りを受け取らないのをちゃんと覚えている。『お釣り不要』と言えばカッコイイけれど、１０円を単位切り上げるだけのケチな話。ぴらにあは１００円玉未満の小銭ジャラジャラが嫌いなんです・・・

　でも、ちぴらさんは太っ腹だ。「はい、ひゃくまんえんで～す、おつりいりませ～ん！」って。そんなに気前のいいお客さんが乗ってくれるんなら、大島でタクシーやってみるか？

千波の不思議・・・

　今日は大島空港の見学会だから行ってみようと思ったけど、朝からあいにくの雨だ。そうは言っても他に用事もないから、ぴら奥さんのマニュアル車教習がてら行ってみる。家を出て北へ向かって走ると、だんだんと雨が弱くなってきて、差木地（さしきじ）～間伏（まぶし）に差し掛かると、すっかり雨が止んで道路が乾いている。千波（せんば）のバームクーヘン（地層切断面）からは利島や新島もすっきりと見えて、雲の切れ間から太陽の光・・・。と思ったのもつかの間、クネクネ道をさらに走って野増（のまし）までやって来ると、また雨が激しく降り始めた。大島空港に到着しても雨の止む気配もなく、外のイベントは全部中止・・・

　今日に限らず、千波の周辺はこんな天気の日がよくある。元町やぴら家のある島の南部は晴れているのに、なぜかこの地区だけ大雨が降っていたり、逆に他は雨なのにここだけ晴れていたり・・・。ぴらにあの気のせいかと思っていたら、地元の人も同じ事を言っている大島の不思議・・・

マニュアル教習中・・・

　大島に移住してからもう１年半、東京にいた時はペーパードライバーだったぴら奥さんも、ずいぶんと運転が上手になった。とは言っても、オートマ限定（免許は一応マニュアルもＯＫ）だから、ぴらにあの車（マニュアル車）の運転が出来ない。島から出たり入ったりする時に、お互いの車を交換できると色々便利なんですけどねぇ・・・

　という訳で、ぴら奥さんのマニュアル車教習を始めた。「え～、どうやったら動くの・・・」ってブツブツ言いながら、ぎこちない手つきで大島１号のシフトレバーを動かすぴら奥さん。アクセルをブンブン吹かしたって、クラッチ上げなきゃ動かないんですけど・・・。てな感じだけど、大島の道路を走るのは慣れたモノ、特に怖い思いもせずに目的地の牧場の農産物直売所に到着した。ご褒美のアイス（ムラサキイモ味）を食べながら、「手が冷たいよ～」って意味不明なぴら奥さん。そんなに強くハンドルとシフトレバー握ってたのか？・・・（教習は明日も続く）