箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

『Marines Go Home 辺野古・梅香里・矢臼別』

2005-10-30 10:48:30 | 箆柄日記
桜坂劇場で『Marines Go Home 辺野古・梅香里・矢臼別』を観る、沖縄の辺野古、韓国の梅香里、北海道の矢臼別、米軍施設を抱える三つの地域を巡るドキュメント。


上映は1日1回11時から11/4迄。監督の藤本幸久さんは毎日舞台挨拶を行っている。

辺野古では一体どんな反対運動が繰り広げられているのか。カメラはボーリング調査用の櫓を組もうとする防衛施設庁の作業船と、反対住民の海の上でのやり取りを克明に記録していた。辺野古でどんなやり取りが起こっていたのかを初めて具体的に見た。同胞同士の悲しい戦いだった。

北海道の自衛隊演習地の中で立ち退きを拒否してきた川瀬氾二さんの話は、沖縄の海兵隊が本劇訓練にやって来るという形でリンクしていた。韓国の梅香里からやって来たチョン・マンギュさんは射爆場反対闘争を引っ張ってきた人物。ここで三つの土地が結びつく。


韓国梅香里の射爆場反対闘争で使われたハンカチ

韓国の梅香里は、50年以上米軍の射爆演習場になっていた村。この村が返還された話は知っていたが、実際の射爆演習の様子や標的になっていた島の返還直後の姿を見るのは初めてだった。返還を祝う村の人達の祭りの様子が映し出された時、人々の喜ぶ姿に胸に来る物があった。

沖縄にこんな日が来るのはいつの事になるのだろうか。
映画が終わると拍手が起こった。

※12月3日~16日まで名護シアターでも上映。
梅香里(メヒャンニ)』という映画もあるらしい。こちらも上映希望。

追記:
藤本幸久さんには、2005年11月17日に78タイフーンfm田村邦子のマジカルミステリーツアー』に出演して頂きました。放送の内容はャbドキャスティングで聴けます。[聴く

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