箆柄暦『箆柄日記(ぴらつかにっき)』

沖縄へ流れ着いた箆柄暦のぴらつかさんの
沖縄的日常とか、イベントの感想とかを綴る。
戻れぬ 旅だよ 人生は…。

知名オーディオっておもしろい

2006-05-21 00:55:01 | 箆柄日記
沖縄の知る人ぞ知るオーディオメーカー、知名オーディオのアンプとスピーカーの試聴会があった。シンプルであることとそれを実現する技術について考えさせられた。

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みんなでいろんなCDを持ち寄って聴いてみた。ジャズやクラシックの一発録りものや、環境音を織り交ぜたヒーリングものなど、シンプルな作品の再現性がよい。

ライブ作品は臨場感がスゴイ。特に私が良かったと思ったのは、『琉球フェスティバル'75』だった。日比谷の野音の雰囲気が生々しく伝わってくる。演奏はもちろん、客席のざわめきまでも伝わってくる感じで、鳥肌が立った。

スティービー・レイヴォーンの『LIVE ALIVE』はまさに天国から彼が降りてきたかのような感じだった。瀦x島の「世乞い」をMDで録音しておいたものも感動的だった。

これに対して、90年代以降のJ-POPとかはかえって安いラジカセの方が聴きやすいから不思議だ。パートごとに別録りして人工的に位相を組み立てている作品は、知名オーディオだと化粧をはがれたように平坦な音になってしまう。

この手の作品は、プリアンプで調整されることを前提に作られているので、「音を作らない」方針からプリアンプ機能を持たない(=増幅するだけ)知名オーディオで再現するとこうなってしまうのだとか。

ワンセット20万円。安いか高いかの判断は人それぞれと思うが、東京にいた頃だったら勢いで買っていたかも知れないね。
コメント
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