ぴよしろうの半日登山

家からわりと近場での、軽登山を続ける私、「ぴよしろう」の記録です。麦汁登山は・・・危険ですのでお勧めしません(苦笑)

苫小牧の海から樽前山と不風死岳を縦走して恵庭岳へ 平成29年6月24日(土)

2017-06-27 00:35:46 | 支笏湖周辺・夏山
長い間お休みしていましたが、また登山がしたくて、春から走り始めました。
まだ2年前に比べ体重も多く、体力も戻っていませんが、なんとかいけそうな感じになってきたので、
3年前からやろうと思っていた、支笏湖3山の純登山にトライすることにしました。

苫小牧の海を出て、樽前山を錦岡コースから登り、不風死を縦走し、支笏湖を半周して恵庭岳に登る計画です。


まず、前日夜に自宅を出発。
恵庭岳駐車場に寄って、自転車をデポしました。

子どもが小学生の時使っていた、おさがりならぬ「おあがり号」。もう買って15年になります。


そのあと苫小牧入りし、買い物をしたあと、駒澤大のとなりの公園の駐車場へ。
駐車場では夜なのに、街灯の下でにーちゃんたちがフリスビーしてました(笑)
今日はここに車を置いて前泊です。
夜食を食べて麦汁を飲み、車の中で横になったのが0時過ぎ。
2時間は寝たいなあ、と思ったのですが、久々の登山に気が高ぶったのか、30分うとうとしただけで目が覚めてしまいました。
とりあえずそのあとも横になっていましたが寝られず、仕方なく2時に起き、また麦汁をいただき準備。
2時46分、今回も決定的に寝不足のまま出発です!

久々の麦汁登山の始まりです!


まずは海へ向かいます。
霧の中、土地勘がなくて迷いながらも1.7㎞ほどのジョグで海岸に到着しました。

霧が出てる上にスマホだと暗いので、なんだかわからない写真ですが、波打ち際の海藻と砂です(苦笑)


3時6分、シュウさんの作法に沿って海水をなめ、純登山スタートです!

海を出ると少しずつ明るくなり、ヘッドランプを消灯。
荷物も重いうえ、長丁場なので、ほんとに歩くようなジョグで進みました。

苫小牧樽前地区の農道。


林道に入るあたりで熊注意の看板が。
カウンターアソールトを持ってきましたが、一応ここで熊鈴を装着します。


4時36分、樽前林道の入り口に到着。
水場でひとくち水をいただきました。


林道に入って、スマホで位置を確認しようとしましたが、安いスマホなのでGPSが衛星を捕捉しません(苦笑)
仕方なく地図をよく見ながら、麦汁を飲みながら(笑)、昔の記憶を頼りに林道を進みました。


海をスタートして3時間ちょっとで林が途切れ・・・唐突に樽前が現れて感動!


6時22分に登山道に入りました。
久ぶりに雄々しい樽前の景色を見てうれしくなります。


このコースは短いのですが、筋力が落ちて、ちゃきちゃきとは登れず、ちょっと悲しくなります。
でも、思ったよりも天気が良く、風もなく、いい日にきたなあ、という気持ちになります。

まだ7時前なのに山頂には人が見えます。


6時57分、西山に到着。海から約3時間50分かかった計算になります。


山頂には4人がいて、自分と同じくらいかなというご夫婦と酪農大学1年生の2人組。
大学生の2人は、自分のように下から歩いて樽前に登ろうとしていたそうです。
途中で親切な方に拾われ、登山口の4㎞手前の林道まで送ってもらえたとのこと。
2人の写真撮ればよかったなあ。
しばらくブログから離れていたので、そんなことは全然考えませんでした(苦笑)

次に不風死に向かいますが、下りなので調子に乗ってちょっと飛ばしました。
途中、朝7時なのに、たくさんの人にとすれ違いました。
登山は朝早くが基本ですが、みんな真面目なんだなあ、と感心しました。

樽前から不風死へ向かう若いグループ。最近は登山する若い人が多いですね。


おなかがすいたので、途中で朝食のおにぎりをいただき、焦って体力を消耗しないように登りました。
でも、のろのろと登っていたら、爺さんに追いつかれてしまい、焦りました(笑)

そんな感じで不風死山頂に到着したのは8時24分。


残念ながら、支笏湖はちょっとかすんでいましたが、これから行く恵庭岳が見えていました。
山頂ではバウムクーヘンを食べ、麦汁を飲んで休憩しました。

不風死の北尾根の下りは、久々の自分には結構厳しいものがありました。
ちょっとスピードを上げると、足にめちゃめちゃ負荷がかかる感じがしました。
・・・昔はこんなんじゃあなかったんだけど・・・って、もう完全に年寄りですね(苦笑)

写真だとあまり急に見えない不風死の下り。フキ畑ではありません(笑)


しばらく下るとつま先が靴にあたって痛くなったので、しゃがんで靴ひもを縛りなおそうとすると、
ビキーン、といきなり右足の内ももがつりました(涙)
たまらずすぐに座ってマッサージをし、芍薬甘草湯を飲みましたが・・・
正直、「今回はここでリタイヤかなあ。トレーニング不足だから仕方ないなあ。」と思いました。

でも、しばらくマッサージをして休憩するとだいぶ楽になり、ゆっくりなら歩ける感じになります。
のろのろと下山を開始し、9時39分、登山口になんとか到着。

ここからは舗装。スタートから持ってきたストックをフキの下に隠して置いていきました。


さて、とりあえずは恵庭岳の登山口を目指すことにします。
まあ、そこまでいって自転車に乗らないと帰れないので(苦笑)

平地でのジョグは使う筋肉が違うので、ゆっくりなら足は大丈夫な感じです。
支笏湖の道路に出て、約2㎞ほど進んだところで一度湖畔に出てみました。
湖の対岸に目的地の恵庭岳が見えますが・・・あまりに遠く見えるのには愕然としました。

遠くにかすむ恵庭岳・・・(汗)


でもまあ、いつも進んでいればいつの間にか着いているので、とりあえず進みます(笑)
10時16分、モーラップキャンプ場のライダーハウスに到着、麦汁を補給してしばらく休憩。

キャンプ場のトイレで自分撮り。鏡を見るとなんかやつれてました(苦笑)


本当は、前に支笏湖一周した時のように、湖畔沿いの遊歩道を進み、野鳥の森に抜けたかったのですが、
まだ通行止めだと面倒なので、あきらめてモーラップ山の東側を遠回りする道路を進みました。

11時半には温泉街に到着、自動販売機でジュースをいただいた後、坂道を下っていくと・・・
さっきまでいた樽前と不風死がもう遠くに見えます!



そして、淡々とジョグを続けると、今度は恵庭岳が近づいてきます。
12時40分、ポロピナイのキャンプ場から1㎞手前で湖畔に出て休憩。

自転車に乗るまでにあと5時間程度あるので、本日最後の麦汁をいただきます。


湖畔を歩いていると、釣り人が。アメマスとか釣れるようです。


ポロピナイキャンプ場手前からまたジョグで進み、恵庭岳登山口駐車場には13時3分に到着。

さて、体力的にはまあ何とか登れそうですし、暗くなるまでに6時間くらいあります。
ただ、下山してくる方から見ると、「今頃登るのかい」って思われそうではありますが(苦笑)
まずは自転車に縛り付けてあったストックを手に取り、登山道へ向かいます。



で、ほかの方のブログで見てはいましたが、登山口近辺は、本当に変わったんですね。
自分は平成26年に支笏湖一周の時に登って以来だったので、浦島太郎状態でした。

登山道の入り口あたりからは昔と変わらない感じですね。(帰りに撮影。手ブレすみません)


あと、登山道にピンクテープが増えて、本当に迷いにくくなりました。
整備をしている方にお礼を言いたい気持ちになりました。
4年前にシュウさんと純登山で来たときは、ちょうどその日に女性の方が遭難して亡くなる事故がありました。
これならもう大丈夫だなあ、と思いながら登っていくと・・・「○○さん」と自分を本名で呼ぶ方がいます。
自分の住む北広島市の藤原さんご夫婦でした。
正直、だいぶ疲れてきたこともあって、知ってる方に会っていろいろと話せて元気が出ました。

このあと雨が降ってきて、ちょっと悲しくなりましたが淡々と登り・・・
15時5分、約2時間かかって暫定山頂に到着しました。
苫小牧の海からちょうど12時間かかった計算です。

誰もいない暫定山頂から。雨はなんとか止んでくれました。


山頂の岩塔へ行くとまたいろいろとあるので、本日はここを山頂、終点とすることにします。
ウインドブレーカーを着て、最後のおにぎりを食べ、スポドリを飲んで下山。

下りはケガをしないように、ゆっくりと降りましたが・・・長かった(苦笑)
駐車場には17時8分に到着。
14時間を超える長い山旅が終了しました。

自転車に戻ると、ノンアルコールビールが。
登りで会った藤原さんご夫妻が置いてくださったようです。
ありがとうございます。

家に帰ってから撮影。今、このブログを書きながらいただいています。


さて、あとは自転車で苫小牧の駐車地点へ向かいますが、これが長かった・・・。
基本下りのコースですが、子供用自転車で40㎞以上走るのはつらかったです。
途中で何度か休憩し、駐車場所に到着したのは夜の9時半頃。
そこからストックを回収して、仮眠をとりつつ自宅に戻ったのは夜12時半。
長旅でした。

GPSトラックです。

記録は、生のデータではなく、地図の標高に置き換えてあります。


モーラップのキャンプ場からしばらくの間、電池切れで記録が途切れてトラックが直線になっています。

GoogleEarthで



今回使用した靴は、リーボックの安いトレランシューズでした。
この登山の前に4㎞使用しただけの2回目でしたが、一気にボロボロになりました(涙)


この靴はロード&トレイル混在の山旅で履きつぶそうと、非常に安かったので今年4足も購入。
これでもう2足つぶしました。
また買おうかなあ(笑)



【あとがき】
久々に投稿できて、うれしいです。
時々ここを覗いてくださった方、何もお知らせせずにすみません。
仕事や家庭、その他の事情で登山をやめていました。
この2年間ろくに運動もせず、体力が落ち、体重も前回ブログの投稿から一時は9㎏太ってしまいました。
でも今年に入り、少し余裕が出てきたので、昔のように登山したいなという思いから、3月下旬から減量に入りました。
今回の登山で、登る力がひどく衰えているのを実感しましたが、少しずつ戻していきたいと思っています。
正直、諸事情により、長距離登山は年3~4回できればいいところでしょう。
でも、あと何年かはこんなことが続けられるとうれしいなあ、と思っています。
休んでる間にコメントくださった方、いろいろと心配してお声をかけてくださった方、本当にありがとうございました。

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支笏湖一周 恵庭岳不風死岳登山 平成26年8月9日(土)

2014-08-11 00:29:55 | 支笏湖周辺・夏山
支笏湖を、一度は自分の足で一周したみたいと思っていました。
で、どうせなら、支笏湖畔に向かい合ってそびえる2つの山、恵庭岳と不風死岳を登って一周しようってことにしました。



前の日は飲み会だったのですが、この企画のためにジョッキ3杯でセーブし、7時で飲むのをやめました(^^;)
で、翌日2時半、測定するとアルコールもすっかり抜けていたので、支笏湖に向かって出発しました。

まずは不風死にトレッキングシューズとストック、麦汁をデポ。
恵庭岳の登山口に回って、まだ暗い中、麦汁を飲みながら準備し、4時27分、まずは恵庭岳に向かって出発です!

で、15分くらい登ったところで朝日が見えていたので、「もうちょっと飲むかー」とすぐ休憩(苦笑)

↓準備中は1缶しか飲まなかったので、もうちょっと飲みたくなりました(^^;)


で、一杯飲んでいると、下から小柄な高齢の方が登ってきました。
ちょうど飲み終わるとこだったので、その方のすぐ後について、お話しながら登りました。

もう74歳だというその方は、年の割りには早いペースです。
いろいろ話していると、ほかのブログで見た「恵庭岳の神様」と呼ばれている方だとわかりました。
snufkinjrさんご夫婦のことや、tarumae-yamaさんのことも話していたので、「間違いないなー」と思いました。

火口についたところで、その方が今日はここで終わりにするというので、そこでお別れしました。

↓もう恵庭岳には360回以上来ているそうです。右側の方がその方。


自分はそのまま登り、6時2分、暫定山頂に到着。
1時間35分かかった計算です。

麦汁をいただき、ちょっとおやつを食べて休憩。
とてもきれいな雲海が、支笏湖の向こうに広がっていました。

↓支笏湖に雲が入り込みそうな図。やっぱり景色がいいとうれしいですね。


↓これから向かう不風死岳。


↓よくみると太陽に虹のような輪がかかっていました。


岩塔にも行きたいですが、ちょっと体が重いし、ケガすると今日の企画がパーになるので、残念ですが今日はやめます。
ちょっと休憩してから、無理せず、怪我をしないようにゆっくり下山しました。

登山口には7時31分に到着。
今のうちにってことで、車のクーラーボックスから麦汁を出して2缶いただき、バナナを2本食べました。

食べている時、「すいぶん早いですね」とこれから登る男性に声をかけられ、今日これから支笏湖を回る話をしました。
「すごい!そんなこと考えたこともなかった」と言われましたが・・・まあ、確かにそうかもしれませんね(苦笑)
ついついゆっくりしてしまい、ここで30分近く休憩しましたが、7時57分、支笏湖一周へスタートしました。

ここからオコタンペ湖までは登りなので、途中で麦汁をいただきながらやや早歩きで進みました。

↓オコタンペ湖へ行く道路の通行止め標識。この通行止め道をを歩くこととなります。


オコタンペ湖あたりには、湖を見に来ている人が結構居ました。
麦汁を飲みながら歩いていたので、冷たい視線を浴びまくりました(苦笑)

↓ここが観光スポットになっているのを知りませんでした。木が邪魔で、湖がよく見えないんですが・・・。


で、オコタンペ湖を過ぎると長い下りなので、スロージョグで降りることにしました。

↓湖に向かって、ずっと下り。昔この道をスキー靴で9km歩いたことを思い出しました(苦笑)


坂を下りきり、キャンプ場の入り口を越えると・・・10時26分、ありました通行止めの道!

↓おもいっきり「通行止め」ですね・・・。自己責任で入ります。


で、廃道マニアみたいな方のホームページで、ここをバイクで抜けていた記録を見たことがありました。
一部に落石がひどいことになっているところがあるのは知っていましたが、十分通行可能なはずです。

で、入ってみると・・・やはり結構荒れています。
一部の区間は思った以上に木々でうっそうとしていました。

↓登山道のように狭くなっている区間もありました。


入ってしばらくすると、だんだん眠くなってきて・・・そして下りジョグで疲れた脚がつらくなってきました。
昨日もJRで帰ってきてから山の準備したりして、結局2時間半くらいしか寝られなかったからなー、とか、
恵庭岳は装備軽くして登ればよかったかなー、とかいろいろ考えながらへろへろと歩き・・・
これはもう今日は無理かなー、舗装道路に出たらリタイヤするかなーと思いました。

そのうちもう限界になって道端に座り込み、熊が怖いのでちょっとビビりながら、少しうとうとしました。
ほんの少し寝たらちょっとだけ元気が出て、疲れを取るためにしばらくはゆっくり進むことにしました。

↓時々、木々の間から支笏湖が見えます。


一度湖畔に下りて景色を楽しみたいと思ったのですが、急斜面を下る必要があり、危険なのでやめました。
この道は、湖畔の急斜面に作られたので落石などが多く、残念ながら維持ができなかったのかと思います。

↓落石の激しいところ。岩が崩壊してるんですね。


↓こういうのを見ると、狭いけど一応道道だったんだなー、と感じられます。


途中で麦汁を飲んだり食事をとったりしてゆっくり進み・・・道がよくなってしばらくすると、ゲートが見えました。

↓ゲートの向こうには車や人が。やっと人のいる所に戻ってきました(笑)


ここには美笛キャンプ場があるようですが、人気なのか「満場」と書いてあって、空きを待つ車が並んでいました。

↓並ぶ車。どんどん車が来てはあきらめて帰っていきました。


湖畔に出たかったのですが、ここは混んでいそうなので、もう少し先の道路から湖に出てみることにしました。
で、12時12分、湖に出ると、そこは釣り船が停泊している場所でした。

↓支笏湖にも釣り船とかあるんですね。知りませんでした。


とりあえず、昼食にすることにしましたが、車の中におにぎりを忘れてきたので、非常食で昼食(涙)

↓不風死を見ながらお昼。今日は暑そうなので、スポーツドリンクも1.2L持ってきました。


暖かくて気持ちよくて、支笏湖っていいなー、という気持ちになりました。

しばらく休憩してからまた歩き始め、国道276号に出ましたが・・・

↓まもなく国道。・・・というか、やっと国道(笑)


国道に出たらまた湖を見たくなって、ガードレールを乗り越えて、湖畔でまったりして麦汁をいただきました。

↓この湖はいいですね。ここにキャンプ場が何箇所もあるのはわかるような気がします。


↓不風死は・・・まだだいぶ遠いですね(苦笑)


さて、ここまででだいぶ楽したおかげで体もだいぶ回復してきました。
そろそろペースを上げないと恵庭岳に戻れないってことで、ここからはジョグ&ウォークに切り替えしました。

トコトコ走ったり歩いたりして、13時32分、苔の洞門に到着。
飲み物はないかなーと、ネイチャーセンターに寄ってみましたが、残念ながらありませんでした。

↓トイレはありましたが、飲み物なし。残念。


苔の洞門から不風死北尾根の登山口までは近いと思ってたのですが・・・約1時間もかかって14時36分に到着。
麦汁とスポドリを飲みながら、靴をトレッキングシューズに替え、しばらく休憩しました。

で・・・今日はやはり体が重いです。
もうすぐ15時。
ここから不風死に登って、それから支笏湖半周弱(4割くらい)っていうのもきついなー、と思いつつ・・・出発(笑)

↓登山口。ここからが本番ですね。


で、登り始めると・・・めちゃめちゃつらいです!
去年、支笏湖5山巡りと称して5つの山を登ったときは意外とつらくなかったのですが、今回はきつい!
今年は膝を壊して登りのトレーニングしてなかったので、登るための筋肉が落ちてるんでしょうね。
そこに体調が今ひとつ、ってことで、かなりきつく感じたんだと思います。

山頂には16時30分に到着。
1時間38分かかりました(涙)

↓久々の不風死の山頂標識。


↓冷えた麦汁で乾杯!これが本当においしかった!


デポしておいた麦汁がよく冷えていて・・・山頂での麦汁はめちゃくちゃうまくて感動しました。
誰もいない山頂で、しばらくまったり。
汗も引いて、体も休まった気がしたので、20分ほど休憩して下山することにしました。

↓下山途中で見えた支笏湖の帰路側。・・・まだかなり長いですね(苦笑)


↓急な登山道なので、ケガだけはしないように、ゆっくり降りました。


登山口には17時51分に到着。
ちょうど3時間で往復した感じですね。
またジョギングシューズに履き替えて、今度はモーラップに向かって出発しました。

↓まもなくモーラップ。近いのに遠く感じました(苦笑)


4km先のモーラップには18時半頃に到着。
湖畔に出ると、ちょっと離れたキャンプ場から、炭の匂いと賑やかな声が流れてきます。



道路に上がって「樽前荘」というライダーハウスをやってるところに寄りました。

↓樽前荘。中には楽しそうに話している方たちがいました。


建物の前にいる方に「ここ、ビール売ってますかね?」と聞くと「売ってるよ。」という返事が。
やった!・・・と思いながら、500mlの麦汁と水を買い、合計1Lを一気飲み干しました(笑)
これもうまかった!

あと、麦汁350mlとチョコレートも買いました。
これでだいぶ元気がでました。

モーラップから旧道のような道を抜けてまた国道に合流。
麦汁を出して、非常食を食べながら歩いていると、なんだか不思議と幸せな気持ちになってきました。

ヘッドランプをつけて、暗い道を進み・・・支笏温泉には20時に到着。

↓支笏湖温泉街。ピンボケですみません。


暖かいかけそばとか食べたいなー、と思ってうろうろしましたが、そういうお店はもう閉まってました(涙)
トイレに寄ったあと、お腹が減ったので、さっき買ったアーモンドチョコレートを食べたんですが・・・
これがおいしい!
満腹感もあり、ちょっと元気が出てきました!

ここから暗い湖畔をあと10kmくらい。
長いけど・・・行きます!

湖畔の道路をスロージョグで進みますが・・・暗くてちょっと怖いです(苦笑)
もう、スピードがまったく出ないので、歩くスピードと同じくらいのジョグです。

↓満月だったので割と明るい夜でしたが・・・ちょっと怖かったですね。


めちゃめちゃのろいので、遠くに見えるポロピナイがなかなかそばに来ません(苦笑)
寂しいので、音楽を聴きながらのんびり進むと・・・少しずつ、灯りが近くなってきました。

↓ポロピナイの灯り。これをを目指して進みました。


21時36分、やっとポロピナイに到着。
人のいるところはうれしいですね。
安心感があります。
ここで自動販売機でオレンジジュースを買って、ちょっと休憩。

最後は早足で恵庭岳の駐車場に向かい・・・21時53分、支笏湖一周が終了しました。

沿面距離:70km
累積標高:4165m
時  間:17時間25分
麦汁の量:4L(350ml×10缶+500ml×1缶)

駐車場に着いてから、アルコールチェックをすると・・・やっぱり検出(苦笑)
まあ、モーラップで麦汁を買って飲んでるから、仕方ないですね。
で、疲れたので一眠りして・・・12時に起きてチェックすると、アルコールが0になったので帰ることに。

途中、すごく眠いので、コンビニに寄ってコーヒーを飲んだり、食事を取ったりしながら休み休み帰りました。


GPSトラックです。



↓今回もGPS時計での計測。標高がうまく取り出せないので、地図の標高で書き換えました。







帰る途中で、不風死登山口にデポした靴などを取りに行くのを忘れていたことに気づきました。
でももう戻る気力はないので、翌日に取りに行くことにしました。

翌日はバイクで不風死へ。
またモーラップに寄って、支笏湖畔の雰囲気を楽しみました。

↓スワンボートがいいですね。でも、まさか2日連続で来るとは(笑)


靴やストックを回収して・・・帰りにケンタッキーに寄って帰りました。




今回は(も?)完全な自己満足企画でした。
ちょっと大変だったけど、いい思い出になりそうです。

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恵庭岳純登山 平成25年11月2日(土)

2013-11-04 19:33:39 | 支笏湖周辺・夏山
恵庭岳の山頂の岩塔は崩壊が激しく、第二見晴台に登山禁止という看板があり、トラロープが張られています。
でもこの登山禁止という措置は、あくまで登らないでほしいという「お願い」であって、強制力はないとのこと。
そんなことで、純登山のパイオニアであるシュウさんと、純登山で恵庭岳の山頂を目指すことにしました。

↓GPSトラックです。自分のログ取りが失敗したのでシュウさんからいただきました。


まずは3時半に恵庭岳登山口で待ち合わせして、車1台をデポ。
苫小牧の海へ向かい、港の西側にある「ふるさと海岸の駐車場」に車を止めて準備します。
そして海岸に出て海水にタッチするというシュウさん式の儀式を終え、4:28、純登山をスタートしました。

↓カメラを忘れたので海岸は撮影できず、駐車場前の道路をスマホで撮影。


しかし・・・めちゃめちゃ寒いです。
気温は氷点下のようで、草が白くなっています。
ジャージの下に想定したよりもう一枚多く着用して、めちゃめちゃ暖かい格好をします。
そして、寒いのでゆっくりとジョグをして体を温めながら進むことにします。

で、自分は車の中で麦汁を飲んでましたが、シュウさんはまだ。
まずはコンビニめぐりをして、麦汁その他を補給です!

↓麦汁を飲むシュウさん。自分もいただきました。


苫小牧の街中を歩いていくと、少しずつ空が白んできました。

↓5:31、スポーツセンターのあたりです。


ラブホテル街を抜けて、霊園を越えて、自転車道に入るあたりで夜が明けました。

↓夜が明けた自転車道で。走ったり、麦汁を飲みながら歩いたりしました。


↓自転車道にはスタートからの距離が表示されていました。


いろいろとシュウさんと話をしながら進み、自分は自転車道までで2.1Lほど麦汁をいただきましたが・・・

寒いのに冷たい飲み物ばかり飲んでいるせいか、腹の調子が悪くて・・・
支笏湖へ向かう原野に何度も施肥しながら進みました(汗) ←いらん情報ですね(苦笑)

で、今回は麦汁をあまりたくさん買わなかったので、早目になくなってしまいました。
なので途中ですっかり醒めてしまった感じです。
あとは、支笏湖で補給するしかありません。

↓支笏湖に向かって走るシュウさん。


支笏湖温泉には8:57到着。
お店は開いてるかどうかちょっと不安でしたが・・・

↓支笏湖温泉街。向こうに恵庭岳が!


探してみると、一軒開いてるお店がありました!
支笏湖5山巡りのときに、ジョッキ500円の高級麦汁を買ったお店です(笑)

↓月見そばと麦汁をいただきました。そばの汁がうまくて全部飲みました。


で、今9時なので、帰りの時間を考えると、もうこれが最後の麦汁です。
なので、味わっていただくことにしました。
結局またトイレに寄ったりして・・・温泉街で30分ほど休憩してから恵庭岳へ再スタートしました。

↓少しずつ近づく恵庭岳。


↓左手には樽前と風不死が。


湖畔の道路をひたすらジョグで進みますが、ここしばらく足首を痛めて走っていなかったせいか疲れてきました。
そして、痛めた足首もちょっとずつ痛んできました。

実はこの日に備えてアマゾンで、クッションが効いたジョギングシューズを注文したつもりだったのですが・・・
泥酔していたためにソールの硬い違う靴を間違って注文してしまい、今日は仕方なくそのシューズできました(涙)
反発がいい靴らしいのですが・・・カタカタと走る音が激しく、硬くて足に響きます(ToT)

で、10:25にへろへろモードでポロピナイに到着し、またトイレへ直行(苦笑)

↓ポロピナイではトイレが改修中でした。仮設トイレが並んでいました。


ここでまた水分(ソフトドリンク)を摂り、休憩。
恵庭岳登山口まではもう少しなので、登山に備え、あとは歩いて体を休めることにします。

恵庭岳登山口には10:48に到着。
シュウさんのGPSによると、ここまで40km!
6時間以上かかった計算ですが・・・結構長かったですね(苦笑)

ここで、着替えて山の装備に切り替えます。
もう結構遅い時間なので、ちらほらと降りてくる方がいます。

↓登山口には車がたくさん!恵庭岳は人気の山なんですね。


ゆっくりと準備をして、11:17、スタートから7時間近く経過して、やっと登山です(苦笑)

さすがに40km移動してから急な斜面を登ると結構疲れますね・・・。
自分はストックを使いましたが、シュウさんは使わない主義なので、結構大変だったと思います。

↓登るシュウさん。


暫定山頂の第2見晴台には12:52に到着。
登山口から1時間35分かかった計算ですが、思ってたより早かったです。

↓暫定山頂。標識が割れてなんだかわからない状態ですね。


↓暫定山頂の景色。左に先にいた方が1人。


↓入山しないようにお願いする看板。要するに自己責任ってことですね。


ここでまず休憩して水分や食事を摂って・・・
ちょっと休憩したら、岩塔に向かうことにします!

↓岩塔。怖そうですね・・・(汗)


ここでシュウさんはヘルメットを装着。
さすが準備がいいです。

で、登山道を進んでいくと岩場を登る感じになって・・・最後はロープが3本降りてましたが、本当に急な岩場に。

↓一番左側のロープがあるところを選択。


↓ここは・・・なまら怖かったです!死ぬかと思った(苦笑)


この岩場は、素人には確かにめちゃめちゃ危険ですね。
自分は素人なのでビビリまくりました。
落ちたらただじゃすまないと思うと・・・もう足がすくみました(激汗)

でもここを慎重に越えて、山頂に行くと・・・おおっ!!
これは・・・すばらしい景色です!!

↓支笏湖が一望できます。手で合成したのでいまいちですが・・・。(クリックで拡大)


↓このオコタンペ湖の見え方も懐かしかった!


しばらく景色を楽しんでから降りることにしますが・・・やっぱりめちゃめちゃ怖いです(汗)
慎重に慎重に、ゆっくりと岩場を降りました。

↓山頂部から降りてくるシュウさん。


↓岩塔の下部のほう。


ここで思ったことは「登山禁止のお願いは正しい」ということでした。
普通のハイカーには危険すぎで、いつか大怪我する人が出るんじゃないかと思いました。

怖いので、自分もたぶんもう行かないような気がしました。 ←いつか気が変わるかもしれませんが(苦笑)
岩登りの訓練されている方ならどうってことないのでしょうけど、一般人にはきついですね。

そして暫定山頂には13:51に戻りました。
ここでまたちょっと休憩して、14:01に下山。

下山の最初のうちは山頂部での慎重に降りる雰囲気が残っていて、ゆっくりだったのですが・・・
シュウさんが先頭になってから、ペースアップして降りていきます。

12~13分降りると、軽装の若い男女4人に会い、「あと山頂までそれくらいですか?」と尋ねられました。
「あと30分くらいです」と答え、道の様子なども訊かれたので答えましたが・・・
ちょっと時間が遅いなー、と思いつつも、早く下山したほうがいいよ、と言えないで降りてきてしまいました。
これがずっと心に引っかかることになりました。

登山口には15:08到着。
暫定山頂から1時間7分と、いいペースで降りて恵庭岳純登山を終了しました。

着替えて休憩して、苫小牧のふるさと海岸に戻ったのは日没が近い16時過ぎ。

↓苫小牧のふるさと海岸で。もう日が暮れます・・・。


ここでシュウさんとお別れしました。
ありがとうございました。


グーグルアースに落としたGPSトラックです。





約50km、10時間39分の旅でした。
麦汁量は、恵庭岳登山口からの車中と、最初の方だけしか飲まなかったので2.45Lでした。




シュウさんと別れた後、ホッキが食べたくてマルトマ食堂に行ってみたら、残念ながら午後2時で既に閉店(涙)
何を食べようか迷ってうろうろした末、讃岐うどんを食べました。

そして店を出ると、もうすっかり薄暗い感じです。
そこで、恵庭岳で会った若い4人のことが思い出されてきて・・・なんだか不安な気持ちになりました。
「どうせ帰る方向だから、また登山口まで行ってみよう!」と思い、車を飛ばしました。

登山口に到着すると、ライトを点けた車が!
車には、最後に下山した方が乗っていて、あの4人が降りてこないので警察に連絡している最中でした。

「やっぱり・・・」彼らを止めなかったことを強く後悔しました。
自分としては夜に登山するのはいつものことなので、予備のLEDライトなどを持って、身支度してから暗い登山道へ。
いきなり鹿(たぶん)がいてガサガサいって、ちょっと焦りましたが進みます。

しばらく登るとパトカーが到着したようで・・・
「探しに入った男性の方、危ないので降りてきてください!」と拡声器で呼ばれます(汗)
「まずいなー」と思いながらどうしようかと考えていると・・・おおっ!、声が聞こえてきます!
4人が下山して来ました。
男性2人がLEDライトを持っていて、ゆっくり降りて来たとのこと。
よかった!

走って戻ってパトカーや通報した方に4人の無事を伝えました。

↓登山口で光るパトカーの赤色灯。なんだかわかりませんね(苦笑)


これで一件落着と思ったら・・・警察の方が来て「もう一台車があって、降りてきてない方がいる」と言います。
車の所有者を照会したところ、登山者名簿で10時に記帳していて下山時刻の書いてない方と一致。
息子さんに連絡がつき、携帯に連絡したものの留守番電話だということです。
54歳の女性ってことで、見なかったかと警察の方に聞かれましたが・・・残念ながら見た覚えはありません。

そのうちあと2台パトカーが来て、サイレンを鳴らしたり、拡声器で呼びかけをしていました。
ただ・・・登山道にいなかったということは、登山道から外れて迷ったか、滑落した可能性が高いです。
場所の特定ができない中、真っ暗なこの時間に探すのはかなり難しいことのように思えました。

本格的な捜索は夜が明けてからになるだろうな・・・
と思いながら、自分にはこれ以上どうしようもなく、警察にお任せするしかありませんでした。

翌日・・・やはり遭難で、その方が亡くなったことが確認されました。
報道によると、滑落しての死亡ということです。
自分たちがほぼ同時に登っている山で亡くなった方がいたのはショックですし、残念です。


ご冥福をお祈りいたします。
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紋別岳 焼肉登山 平成25年9月21日(土)

2013-09-24 03:49:27 | 支笏湖周辺・夏山
職場の方達と今年も登山に行くことに。
で、今回はAさんが結婚するってことで、相手のS君も連れてきました。
そしていつものようにNさんの娘さんも来て、全部で7人で登山することに。

↓車内で麦汁。でも、となりの席でO先輩は米汁(ワンカップ)を2杯も飲んでましたね・・・負けました(笑)


↓ポロピナイで麦汁。だいぶ体が温まってきました!


↓登山口で記念写真。


ちょっと曇ってますが、風もあまりないい天気で・・・9時44分出発です!
自分はもう到着までにそれなり飲んでしまい、でろでろモードの予感(苦笑)

↓仲良く記帳するS君とAさんの2人。


↓7人もいると賑やかですね。


で、登っていくと「カナチョロ!」という声が。
みてみると赤ちゃんなカナチョロでした(笑)

↓動きが遅いので捕まえられました。かわいいですね。飼いたくなりました。


今回はショートカットせず、道路に沿って登ります。

で、山頂には11時31分、1時間47分かかって到着。

↓改めて見ると、めちゃめちゃ貧弱な山頂標識ですね(苦笑)


ちょっと山頂で休憩して・・・他の方々に迷惑のかからない裏手でジンギスカンを開始!
麦汁を飲んで、肉を食い、ラーメンを食べます。

↓ジンギスカン会場の様子(笑)


最後にデザートってことで、三井アウトレットパークの北海道ロコで買ったチーズケーキを出して・・・
そして、ケーキといえば「ケーキ入刀」しかない!!・・・ってことで、やっていただきました(笑)

↓ケーキ入刀をするS君とAさんの2人。


ぴよしろうの好みで竹内まりやの「本気でオンリーユー」をかけさせていただき・・・入刀!
しょうもない企画にお付き合いいただきありがとうございますm(_ _)m

食べ終わったら、せっかくなのでもう一度山頂に行って支笏湖を見ておきます。

↓平和な山頂。自分たち以外にもちらほらと登山者が。


山頂で斜面を見て「またもう少しでここをスキーで滑るんだなー」と思いました。

13時8分、下山開始。
1時間半以上山頂にいたことになります。

↓下山するみなさん。


下山の途中、S君と話すと、彼はサッカー部だそうです。
トレーニングってことで、スピード上げて12-14kmくらい走ったりしているとのこと。
体も細身で締まっていて、体重も自分より12kgも軽く、これは山でもめちゃめちゃいけそうです!
なので、支笏湖5山巡りの話をして、これに+αした計画を「一緒にどう?」と提案しますが・・・

「そんなことしたら・・・その日丸1日、Aさんと会えないじゃないですか!」

と、言われてしまいました(汗)
1日会えないのもつらいとは・・・!
もう、ほんとにごちそうさまでしたm(_ _)m

登山口には14時30分頃到着。
O先輩は、途中で足がつったそうですが、なんとか下山。

帰りもまたポロピナイに寄って、ちょっと支笏湖をながめました。

↓なんかいい雰囲気ですね。若いっていいですね。


10/7に入籍する2人。
Aさんは本当にいい子です。
幸せにしてあげてくださいね!


GPSトラックです。
途中が切れてたのでグラフはなしです。
GPSによると片道約4.8km。
標高差は730mくらいでしょうか。




帰りは車中で寝てしまいましたが・・・めずらしく胸が悪くなってしまい、参りました。
恵庭でジェラードを食べることにしていたのですが、自分は残念ながらパス(涙)

↓ジェラテリアGIGI。最近いろいろジェラード屋さんができましたが、ここはやっぱりうまい!

今回はちょっと飲み過ぎで反省しました。 ←いつもですが、今回は特に・・・

あと結婚する2人をしつこくからみ、ストーカーのように撮影してしまいました。
すみませんでした・・・。

そしてみなさん、お疲れ様でした!


9/26 写真追加
Tさんに写真を提供いただきジンギスカンの様子を入れました。
さらに、自分の写真も入れときます。

↓「全力でビール」と書いた黄色いTシャツを着て、麦汁を持ってポロピナイを歩いてます(苦笑)


改めて見ると、相当怪しい人物ですね(汗)

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番外編 松浦武四郎の足跡を辿る 平成25年7月7日(日)

2013-07-10 20:44:11 | 支笏湖周辺・夏山
今回は登山記録ではない上、長ったらしいので、興味のない方はパスしてください(笑)

で、松浦武四郎を知らない人はいないと思います。
彼は北海道内を広く探検していますが、その記録は日誌などの形で残されています。
その中のひとつ、「夕張日誌」の中には、支笏湖近辺を歩いた記録があり、支笏湖の景色を描いた絵もあります。

↓クリックすると拡大。風不死は「フクシ岳」、樽前山は「タルマイ岳」となっていますね。


この日誌中、千歳の烏柵舞(日誌中では「ヲサクマイ」)を出て樽前の麓を通り、白老に行く記録があります。
昨年の秋、知人で郷土の歴史などを研究している槌本英秋さんから、
「自分が考えたコースがあるんだけど、ちょっと実際に行ってみてくれない?」と頼まれました。
自分には藪漕ぎは無理ですが、想定されるコースの近くの林道を使い、その足跡をたどってみることにしました。

↓槌本氏の考えたコース。武四郎がこのコースを歩いたのは7月23日。ちょっと早いですが行ってみます。


で、烏柵舞に泊ってスタートというのは正直厳しいので、スタート地点を千歳の街にすることにしました。
前日、夜11時過ぎに自宅を出発し、0時過ぎにJRで千歳に到着。
到着後、コンビニをハシゴして麦汁をいただきます。
まあ、前日も暑くて昼間から麦汁を飲みっぱなしでしたが(苦笑)

↓千歳の駅前の通りで。ジャージを着てザックを背負った酔っぱらいです(笑)


本当はまんが喫茶で休むつもりでしたが、もう1時。
3時前に出発することを考えるとちょっともったいない気が(笑)
それで、バス停で寝ようかとうろうろ探しますが、屋根のある待合つきのバス亭がみつかりません。
そうこうしているうちに住宅街に公園を発見。
めんどうなので、今日の寝床をベンチにすることに決定しました。

↓本日のベッド(苦笑) ここでも麦汁をいただき、それから就寝。酔っぱらいの浮浪者のようですね。


1持間ほど仮眠をとって、最後の補給になる千歳市大和のセブンイレブンへ。
ヤンキーの方たちの車が10台ほどいて、集会のようでちょっと驚きましたが・・・
気にせず店の前で座り込んでブリトーと麦汁をいただき・・・3時に出発です!

のんびりとジョグ&ウォークで進み、国道を離れて千歳川沿いの道へ入り、ウサクマイ遺跡の方に向かいます。

↓右側の道へ。自転車道と合流したりする道路ですが、旧道っぽくていい感じです。


↓ウサクマイ遺跡群のあたり。ちょっと開けていて、ここでシャケを取ってたのかなー、と想像しました。


↓さけます孵化場を過ぎてしばらくしてからルートミスに気付き、戻って川沿いのトレイルへ。


気持ちいい川沿いトレイルをジョグで進みましたが・・・王子製紙の発電所があって立ち入り禁止でした(涙)
そのあともまた立ち入り禁止があって・・・仕方なく予定していたルートをあきらめて、国道へ出ました。

↓日誌には「ヲサクマイから九折を上った」とあるので、もっと手前から上がるのが正解だったかもしれません。


次に「東烏柵舞」のバス停のあたりから「藤の沢林道」に入ることに。
で、ここで麦汁をいただくことにしてちょっと休憩しました。

↓ここにバス停があること自体がすごいことのように思えますね。利用する人がいるのか・・・。


槌本氏の日誌の訳によると、その後は「ママチ川の支流の谷間を進んだ」とあります。

↓林道に入って最初の川はこれ。谷っぽくないですね。


まあ、自分は林道を歩くしかないので、その近くの一応谷間っぽい林道を支笏湖方面に向かいました。
日誌では「一里ほど谷あいを上がって山に上がる」とありますが、地形で山っぽいところはありません。
まあ、多少丘のようになっている感じがあるので、それなのかなー、と思ったりします。

↓ちょっと山っぽい登りのあたり。日誌では針葉樹の森で衣服がずたずたになったとあります。


その後は、「一里あまりでユウフイトマという川を渡って山を越えるとユウフソウという滝を見る」とあります。
この辺の川は勇払川、丸山川、そして山は丸山(遠見のある)しかありません。

↓こんもりとした丸山。このへんの山はこれだけですね。


2つの川を渡って、丸山遠見へ向かいましたが・・・樹木が生茂って山からも滝は見えませんでした。
7条大滝は1.5kmほど離れてますし、近くの丸山川にも滝は見えず、音も聞こえませんでした。
松浦武四郎はめちゃめちゃ目が良かったのか、それとも昔は見える状態だったのか・・・。

で、8時33分、初めての丸山山頂へ到着です。

↓丸山遠見望楼。一度来たいと思っていましたが、やっと叶いました。


↓望楼からは樽前、風不死なども良く見えました。


望楼では、先週痛めた足がまた痛んできたこともあり、食事をして、麦汁を飲んでゆっくり休みました。
松浦武四郎もこの近辺の川のそばで食事をしたようです。

さて、右足の膝下外側がちょっと痛いのですが、ゴールまであと35kmはあります(苦笑)
次の目標は「口無沼」。
なんかちょっと怖い名前で・・・おばけがでそうですね(笑)
実際は、川などの出口がないから、ということでついた名前のようです。

痛い足でよたよた下り、休憩しつつ、のろのろ林道を歩いていると、何台ものオフロードバイクが通過します。
この辺はオフロードライダーの流行のコースなんでしょうか。

そして10時55分、やっとこ口無沼のそばへ。
GPSを見ながら、造林地に入っていくと、おおっ!!
沼です!

↓意外ときれいな沼でした。沼の周りには小道があり、桟橋もありました。奥にはパラソルさしてる方が(苦笑)


日誌では泥で沼に近づけず、鳥がたくさんいたけど人にあったことがないので逃げなかったとありますが・・・
沼の周りは割と歩きやすく、鳥もいませんでした。

ここから先、日誌では樽前の水のない川筋を何本も越えて覚生川に着き、思う存分水を飲んだとあります。
なので、南西側に向かう林道を通って覚生川を渡り、樽前ガローの方から海に出ることにします。

↓途中暑いので麦汁を飲みながらまた休憩。


午後に入ると暑くて、眠くて、酔っ払って・・・ここでまた睡眠歩行が発動してしまいました(苦笑)
そして・・・気がつくと林道ではなく、なんだか遊歩道のようなところにいました(汗)

↓睡眠歩行したあたりの地図。睡眠歩行に突入すると、左側に曲がる傾向があるようですね。


ぼーっとしながら「ここはどこだろう?」と思ってGPSを見ると、道自体は海の方に向かっているようです。
まあいいかー、と惰性で進んでいくと道が狭くなり、荒れていきます(苦笑)

で、しばらく進むと急に刈り分け道になり・・・なるほど、わかりました。
高圧電線の管理用道路に迷い込んだようです。

↓鉄塔を見て、やっと気付きました。


激しいアップダウンの管理用道路を進んでいきますが、丸太の橋を渡ると道が何故か消失。
どこかでまた道を間違えたようです(汗)
しばらくの間、藪漕ぎをしながら道を探しましたが、心の中では・・・
「松浦武四郎も藪漕ぎしまくりだったんだろうから、これくらいはいいよなー」と思ったりしました(笑)

で、今の時代は文明の利器GPSがあるので、昔の人にはちょっと申し訳ないけど、近くの道路にめぼしつけ・・・
川を渡り、ガケを上って林道に出ました。

↓当初予定していたコースとはまったく違いますが、とりあえず林道に出ました。


すっかり当初の予定のコースから外れてしまいました。
林道を道なりに海に向かってしばらく進むと、15時頃、オートリゾートアルテンというところに出ました。
売店で麦汁を購入し、店の女性の方に「ここ、苫小牧ですよね」と聞くと、「どこからきたんですか?」と
聞き返され「千歳から歩いて・・・」というと「えええ~!」と驚かれました(苦笑)
そしてもう1人の店員さんに、白老へ向かう道を丁寧に教えていただきましたm(_ _ )m

↓アルテンの近くで。300円のやや高級ビール(苦笑)


海に向かってのろのろ歩きますが、藪漕ぎしたのもあって、なんだか疲れました。
歩道で休んでチーズケーキを出して食べたりしながらだらだら海方向へ向かいます。

で、しばらくして、自分が歩いている道は松浦武四郎が水を飲んだ覚生川沿いだとわかります。

↓バス停も「覚生川」でした。もっと上流でこの川を渡りたかった・・・!


↓後ろを振り返ると、樽前と風不死が。


36号線に着いて海岸に沿って進んでいくと、また眠くなってきました。
もし眠ってしまい、36号で車道に出てしまったら・・・たぶん死にます(笑)
これ以上睡眠歩行でひどい目にあうのも困るので、道路の脇であぐらをかいてちょっとばかり寝ました。

そして起きてからまたノロノロジョグに入り、しばらく進むと5時過ぎに白老の社台に着きました。

↓社台の神社。この先の閉まったお店の自動販売機の前で休憩。


自動販売機でしばらく休憩し・・・またのろのろとジョグ&ウォークして・・・
なんだかめちゃめちゃに疲れたなー、と思いながら白老の市街のセイコーマートに6時前に到着。

↓迷わずボンゴレビアンコを買って食べました。おいしかった!


藪漕ぎをしたせいで、ジャージのズボンがめちゃめちゃに汚れて恥ずかしい状態です。
歩いている人にジロジロと見られたりしました。
なので、サンキに寄って300円のジャージのズボンを購入しました(笑)

さて日誌では、武四郎は夕方白老に来て、会所というところで福山藩、仙台藩の知人と会ったと記しています。
会所がどこにあったかは調べていませんでしたが、仙台藩陣屋跡というのがあったと記憶していました。
なので、今日はそこを終点にすることにします。

で、自分のボロ携帯で陣屋跡の場所を調べようとしますが、スマホじゃないので地図が出ません(涙)
仕方なく、走り回って探すことにしますが、なかなか人に会えず・・・住宅街でサッカー少年に遭遇。
「学校の向こうにプールがあって、その前に公園があって、そこから奥の方に行く道があって、そっち。」
と教えてくれました。
もう最後です、走って公園に行き、うろうろ走り回ると・・・女性が散歩していたのでまた聞いて・・・
なんとか日没前に仙台藩陣屋跡に到着。
もう資料館は閉まってますが、とりあえず満足です。

↓資料館横から陣屋跡の方を臨む。


↓陣屋跡の地図。


ちなみに会所跡ですが、ネットで調べたら白老川の河口のあたりとすぐわかりました。
調べとけばよかったです・・・(涙)

でもまあ、とにかくこれで今日の旅は終わり。
一応満足して、帰るために白老の駅へ。
苫小牧行きの出発(20:18)まで時間が結構あって、麦汁やコーラなどを買い、ゆっくりしました。

↓白老の駅で、ジャージを着替えて、顔がわからないように自分撮り(笑)


↓駅のホームには陣屋跡が名所として記載されていました。


北広島の自宅に着いたのは23時頃。
ほぼ24時間で戻ってこれました。
ここに書かなかった小さなこともいろいろあって、ちょっと思い出に残る旅になりました。

GPSトラックです。
千歳駅を出てしばらくしてからログを取り始めたので、ちょっと最初が切れてます。







本日の麦汁消費量は4.75L。距離67km。時間は睡眠時間も合わせて19時間(苦笑)でした。

今回強く感じたのは、松浦武四郎はすごい!!!
ということでした。
道もほとんどない時代に、藪漕ぎをしながら、このコースを1日で歩き切るとは!
それも毎日毎日歩き続けで、きっと今みたいに栄養状態もそんなによくなかったはずです。
もう、自分などは足元にも及ばないと思いました。
本当にすごい人です。

そしてこの松浦武四郎の足跡を辿る企画・・・またやって見たい気がしました。

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支笏湖畔5山巡り(イチャンコッペ山、恵庭岳、紋別岳、風不死岳、樽前山) 平成25年6月29日(土)

2013-07-01 23:44:37 | 支笏湖周辺・夏山
 支笏湖外輪山のうち、恵庭岳、イチャンコッペ山、紋別岳、風不死岳、樽前山の5山には登山道があります。
 この5山、1日で一気に登りたいなー、と前からずっと思っていました。
 で、なんとか行けそうな気がしてきたので、思い切って支笏湖を半周しながら登ってみることにしました。



 家を深夜0時に出て、まずは樽前7合目に自転車を置き、そしてトレランシューズを樽前ゲート近くにデポ。
 実は馬追丘陵の66kmジョグの時、軽登山靴のかかとが一気に磨り減ってしまい、すごく悲しくなりました。
 軽登山靴でアスファルトの上を走ると、靴がいくつあっても足りません(苦笑)
 なので今回は、最初はいつもどおりの軽登山靴で登り、途中のロード区間と紋別岳はジョギングシューズで、
 そして、最後の風不死と樽前はトレランシューズで、という作戦にしました。

 まずは車をポロピナイに止め、準備しながら麦汁をいただき、3時1分出発です!

↓ポロピナイは夜中でもたくさんの釣り人や走り屋?の方がたくさんいて賑やかでした。


 で、実は前日の準備でザックの選択を迷い、最後に小さな方に入れ替えたのですが・・・
 そのときに忘れたようで、鈴とホイッスルがありません(涙) 
 予備がなかったかとしばらく探したのですが見つからず・・・仕方なくラジオを2台持って出発しました。

 そんなこともあって出遅れてしまい、舗装道路を歩いているうちにもう空が白んできました。
 山頂で夜明を見たいと思いましたが、もう間に合わないとあきらめつつ、まあ焦らず登ることにします。

 イチャンコッペ登山口には3時25分ころ到着。 
 登山道に入ると、朝露で草が濡れていて、服がびちゃびちゃになります。
 ガスがかかって、霧雨のようです。

↓反射板の手前。ちょっと視界不良で、熊避けに大きな声を出しながら進みました。


 朝もやの山頂には結構時間のかかった4時30分着。

↓山頂で麦汁をいただき、お菓子を食べて休憩。


 景色は見えないなー、とあきらめていたら・・・おおっ!!霧が晴れてきました。
 そして雲海の中に、これから向かう恵庭岳、紋別岳、風不死、樽前の山頂が見えてきました!

↓紋別岳、樽前、風不死。ほんのちょっぴりですがうれしかったです!


↓恵庭岳


 山の神様に「今日は全部登っていいよ!」って許されたような気がしました。
 すごくうれしい気持ちになって、恵庭岳に向かいます!
 そして下山していくと・・・自分の影にご来迎が!

↓ブロッケン現象ってやつですね。驚きました。神様モード突入(笑)


 気分を良くしながら下山し、5時48分、恵庭岳の登山口に。

↓到着したら、また麦汁タイム(苦笑) 休憩して出発は10分後。 


 恵庭岳は24年前に登った後、山頂が立入禁止になって、つまんなくてその後1度しか登っていません。 
 久々に登ってみると、結構急な山ですね。
 途中3人ほどを追い越し、1時間半ほどで暫定山頂になっている第二見晴台へ到着。

↓青空に岩塔がきれいです。


 
 さて、山頂の岩塔まで行くかどうか、実は考えないでここにきました。
 で、ちょっと偵察ということでロープの向こうに入ってみると・・・登山道が不明瞭な感じです。
 きちんと調べとけばよかったなー、と後悔しました。
 岩塔に行かないと山頂を踏んでいないということで、5山を踏破にはならないかもしれませんが・・・
 まだ先の長い今日の行程も考え、今日のところは暫定山頂であきらめることにしました。

↓恵庭岳でも雲海。中央に次に向かう紋別岳が頭だけ出していました。


 下山途中でtarumae-yamaさんとしばらくぶりにお会いし、ちょっとお話しました。
 その後は最初考えていた予定より遅れていたこともあり、駆け下りるようにポロピナイへ。

↓賑わうポロピナイ。9時21分到着。また麦汁を補給(笑)

 

 ポロピナイで靴を替えましたが、朝露で靴の中がぐちゃぐちゃ(苦笑)
 で、今日はトレランシューズに履き替えるので、出発前に念入りにテーピングしたのに剥がれまくりです(涙)
 しばらく足を乾かした後、慣れない手つきで再度テーピングしましたが・・・大幅にタイムロスです。
 
 ジョギングシューズに履き替えて、10時ちょうど、紋別岳に向かってやっとこ出発です。

↓湖畔の道路。キムンモラップ、モラップが遠く見えます。 


 無理せずにゆっくりジョグで進み、11時7分、紋別岳登山口に到着。

↓登山口ではやはり休憩して麦汁をいただきます。


 山頂には12時23分到着。
 景色も天気もよくて、のんびりしたくなりました。

↓暖かくて・・・景色よくて・・・。 靴を脱いで休憩。
 

↓だいぶ前に買ったジョギングシューズ。初めて履いた靴なので靴擦れを起こしかけて、絆創膏を貼ったりしました。


 山頂でまた麦汁を飲んでまったりしていると、途中で追い越したご夫婦が。
 「いいの飲んでるなー」と言われて、ちょっとお話しして・・・写真を撮っていただきました。

↓風不死をバックに記念写真。撮って頂きありがとうございました。


 下山では、最初はアスファルトの路面を駆け下りるように進んだのですが・・・
 突然右足の膝横から下あたりに痛みが!

↓紋別岳の登山道(管理用道路)。舗装道路は足に良くないですね。


 ちょっと休んで、テーピングしたりマッサージしたりして・・・そのあとはゆっくり歩いて降りました。

 紋別岳を降りて湖畔に向かうと・・・売店がありました。
 麦汁を注文したら、一杯500円もしました(苦笑)

↓500円の高級麦汁(笑) 観光地は高いですね。チャリに乗るまでまだ時間もあるのでいただきます。


 あと、かけそばも食べたのですが、汗をかいた体にはめちゃめちゃおいしく感じました!
 さらにジュースなどもいただき、目一杯補給。
 そして、千歳川の鉄橋の方に行くと・・・すばらしく素敵でのんびりした景色!

↓支笏湖っていいなー、と本気で思いました。


 なんか支笏湖のファンになってしまいました(笑)

 で、ちょっと入り口がわからなくて迷いながら野鳥の森の森に入りますが、これが結構な山道!
 ただ簡単に通過するだけと思ってましたが、それなりに大変でした。 

 そして半分くらい進むと、なんと「立ち入り禁止」の看板が!
 ここまできてこれか・・・とちょっと悲しくなって考えます。
 で、ちょっと迷ってから偵察に遊歩道に入っていくと・・・野鳥観察で歩いている人、2人発見。
 なんか、安心してしまい、立ち入り禁止看板を無視して入っていくことにしました。
 すみませんm(_ _)m

↓確かに柵が壊れていたり、橋が多少腐っていたりして、立ち入り禁止も仕方ないかなー、という道でした。


 遊歩道を抜けて、15時5分、モーラップキャンプ場着。
 すごく賑わっていて、焼肉やジンギスカン、炭の匂いでいっぱい!

 
↓ここもまた平和な風景でした。支笏湖は本当にいいところですね。


 で、モラップから国道に出てしばらくして、はたと気付きます。
 「・・・トレランシューズ!忘れてた!」
 樽前ゲートからもう1.5km以上離れているので、回収に行くと往復で30分くらいかかります。
 相当悩んだ結果、ジョギングシューズで風不死から樽前を縦走することに決めます!

↓国道から見える風不死岳。 


 だいぶ予定よりも遅れていますが、足の痛みが消えず、走れません。
 よたよたと早歩きしながら、15時58分、風不死登山口に到着。

↓北尾根ルートゲート前。ここから1時間半弱、つらい登りです。


↓「○○合目」という標識の間が長く感じますね(苦笑)
 

 ちょっとバテバテな雰囲気で、山頂には17時22分着。 
 お酒はもう許されないので、スポーツドリンクとお菓子をいただき休憩。

↓山頂標識の向こうに恵庭岳。


↓ついに樽前が目前に。


↓支笏湖もキレイで、しばらく鑑賞。


 さて、ここから東山まで2時間くらい。
 日没にはちょっと間に合わないな、と思いましたが、暗くならないうちに・・・と10分ほど休憩して出発。

 ジョギングシューズは滑るので、慎重に下り・・・18時20分、思ったよりは早く樽前側の風不死登山口到着。



 さらにしばらく進んで、林を抜けると・・・あとは樽前だけです!

↓道ももうはっきり見えています。


 もう最後です。
 ちょっと気合を入れて、稜線から・・・できれば山頂から夕日を見たいと思い、急ぎ足で登ります。

↓夕日に赤く染まり、火星のような風景。


 19時11分、東山山頂着。
 なんとか日没に間に合いました。
 満足でした。

↓美しい夕日でした!


 夕日が沈み行くのをゆっくり見ながら歩き・・・下山。
 雲が流れ込んだ支笏湖に、今日登ったイチャンコッペ、恵庭、紋別、風不死が見えて・・・じわりと達成感が。



 よかった。
 あとは無事に下山して、事故のないように自転車で帰るだけです。

 19時46分、7合目駐車場着。
 寒いので少し着込んでからチャリで下山。
 熊が怖いので、「ヘイヘイー!」とか、大声を出しながら国道へ。

↓いつも活躍してる、子どもが小学生の時使ってたお上がり号
 

 着込んでもまだ寒いので、支笏湖温泉のトイレに寄ってさらにアンダーウエアを着込み、コーヒーを買って休憩。
 そこから長いと思った湖畔の道路も、自転車だとゆっくりでもたったの25分。
 21時50分、ポロピナイ着。
 本当に自転車って便利だなー、と思いました。

 GPSトラックです。
 自転車の行程は省略しました。
 そして今回も何度か電源が切れて、樽前の下りなど、トラックが直線になっている部分が何箇所かあります。





↓クリックでちょっと拡大


 徒歩区間約52km、時間は16時間45分、累積標高は実際には4000m台でしょう。
 あ・・・麦汁消費量は今回はちょっと少なめの3.5L(苦笑)

 帰りはまたトレランシューズの回収を忘れたので樽前ゲートに寄って回収。
 ・・・しかしなんのためにデポしたのか(笑)

 最後に千歳のさんぱちで大盛りのラーメンを食べて帰りました。



 今回は藻岩10往復と比べて体にダメージが残りました。
 特に足。
 アスファルトの上を歩くのはどうも体に悪いですね。
 ちょっと体を休めることにします。
 
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えにわ湖からイチャンコッペ山へ 平成24年9月15日(土)

2012-09-17 22:33:16 | 支笏湖周辺・夏山
本当は17日にたいがーさん、ゆ-太郎さんと3人で長距離登山祭り(笑)を開催する予定だったのですが、
天気がまずダメだろうってことで、中止することに(涙)
そして、3連休で唯一天気がよさそうな15日、ゆー太郎さんとどこかに行こうという話になりました。

で・・・イチャンコッペ山は実は恵庭市の山なのですが、登山口は千歳市です。
ところが、イチャンコッペ山に恵庭市の側から登る道が密かについているという噂を聞き・・・
今回はその道を探しに行くことにしました!



この噂の道は、恵庭の千茂林道から現在の登山道に向けてつけられたという話で・・・
正確な位置はわかりませんが、たぶん林道が登山道ともっとも接近するあたりのようです。
問題は、この道の入口が、えにわ湖畔の千歳林道入口のゲートから11kmほどあるっていうことです。
ひたすら歩くしかありませんね・・・(苦笑)

で、ゆー太郎さんの車に乗せてもらい、麦汁を飲みながらえにわ湖へ向かい・・・
ゲート前の駐車スペースで準備して、7時17分出発です!

↓林道のゲ-ト。工事関係者が頻繁に出入りしてました。カギはナンバー式でした。


一応、工事関係者の方に入っていいかと聞いてみると・・・歩いて入るんならいいんじゃないの?って答えが。
では、遠慮なく入ることにします(笑)

↓千歳林道という表示がありました。いい道です。


500mほど進んで分岐を右に進んでいくと、川沿いに進むことになるのですが、激しい水音が聞こえてきます。
これも話には聞いてたのですが、この辺は幾つかの滝があるんですね。

↓1つ目の滝。ガケのようになっていて、写真を撮るのも怖かったです・・・。


↓2つ目の滝。


で、3つ目の滝はうまく撮影できないので、木につかまりながら急斜面を少し降りてみました。

↓3つ目の滝の落ちる前のところ。


この後、少し低い滝がひとつありましたが、進んでいくごとにだんだん川の水量も減って、小さな流れに。
そして、途中の林道にいくつもの分岐があったので・・・間違えないようにGPSで確認しながら進みます。

↓一安林道。「イチャン」ってこんな当て字なんですね。


↓一安第一林道。


↓林道を歩くゆー太郎さん。タオルの上に帽子をかぶってますが・・・ちょっと昔の軍人風ですね(笑)


出発して2時間ほどで、やっとイチャンコッペ山のそばまできました。

↓林道からみえたイチャンコッペ山(たぶん・・・)


ここから支笏湖に向かって下りになりますが、ここのちょっと先が林道と登山道がもっとも近いところです。
登山道を作るなら、たぶんそのへんですね。

で・・・慎重に登山道がないか探しますが、見つかりません。
ゆー太郎さんと二手に分かれて探し、しばらくしてそれらしい踏み跡をやっと発見しました。

↓密かに踏み跡があった笹藪。9時40分、突入します!


で、入ってみると、針葉樹林の植林地の中を通るように道がついています。
ただ、キノコ採りの道の可能性がありますし、しばらく進むと道がなくなってしまいました。

で・・・ここでちょっと針葉樹林の中に戻って、おにぎりを食べながら考えます。
GPSで確認すると、現在位置からイチャンコッペの登山道まで最短コースで500m程度です。
道はないけど藪漕ぎして山頂を目指すか・・・あきらめて戻るか・・・。
ゆー太郎さんに「行く?」ってきいたら「行きますよ!」と元気な答えが!
彼は今回の藪漕ぎに備えて、プロノでヤッケの上下を購入したそうです(笑)

ということなので・・・藪漕ぎ、行きます!!
進んでいくと思ったより藪は深くて倒木が多く、しょっちゅう転びそうになって、歩くのには相当難儀します。

↓めちゃめちゃキツイ藪です(涙)


しばらく苦労しながら藪を漕いで、尾根のようなところに上がると・・・また登山道のようなものがあります。

↓踏み跡のような道。登山道?


とりあえず、歩きやすいのでこの道を使って尾根を進みますが・・・しばらくするとまた道が消失(涙)
仕方なく、藪を漕いで進み続けます。

↓藪の中を進むゆー太郎さん。この辺はまあまあ歩きやすかったのですが・・・。


で、上の写真の上部の方に白樺が並木のように並んで生えているところがあります。
最初、道路風なので「あそこが登山道か?」と思い、期待して進んだのですが・・・荒れた作業道の跡でした。
その道を少し下って、登りやすそうなところからまた斜面を登り、深い側溝のようなところを越えると・・・
10時45分ついに登山道に出ました!

↓登山道に出たゆ-太郎さん。・・・ほんと、めちゃめちゃ暑かったです!


で、まずはオーバーズボンなどを脱いで、ちょっとだけ休憩。
8合目ピ-クまであと少しのはずなので、まずはそれ目指してとりあえず進みました。

↓反射板のある8合目へ。


11時1分、8合目に到着。
まずは麦汁をいただきます(笑)

↓麦汁をいただく自分。めちゃめちゃうまかった!


しかし残念なことにちょっと風が強くて・・・そしてガスで何も見えません(涙)
なので、7分ほど休憩してすぐに山頂へ向かいました。

山頂には11時17分到着。
早足で行ったので、8合目から10分かかりませんでした。

↓久々のイチャンコッペ山頂。


ここでまた休憩しましたが・・・やっぱりガスで展望ゼロ(涙)
つまらないので、久々ついでに本当の山頂まで笹を漕いで行って来ました。

↓軍の施設の一部といううわさのある遺構。


↓中には配管が・・・。


↓遺構のある場所は、土盛りしたようにこんもりしています。


で、今日はなぜか2人ともヘッドランプを忘れてしまったのがわかり・・・とっとと帰ることにします(苦笑)
11時52分下山開始です。
帰りは山頂から直接藪漕ぎして降りようか・・・って相談したりしましたが、結局安全策で来た道を降ります。

↓帰りの藪漕ぎ。登りよりはだいぶ楽でした。


往路とは少し違うコースになりましたが、12時52分、山頂から1時間で無事林道に出ることができました。
あとは林道を進むだけですが・・・だんだん頭が痛くなってぼーっとしてきました。
なんだか風邪をひいて熱が出てきた時のような気分です。
・・・「もしかして熱中症?」と思い、持っていたスポ-ツドリンクや水を十分取ります。
本当はしっかりと木陰で休むのがいいんでしょうけど、風邪かもしれないし、早く終わらせたくなったので・・・
ゆー太郎さんに「下りの走りやすいところは走って行きましょう!」と半分くらいはスロージョグで進み、
14時53分、ゲ-トに到着しました。

体調はかなり悪いのですが、ゲートについて安心して大分気持ちが楽になりました。
で、帰りはあろうことか竹山高原温泉で湯につかりまくり、しこたま温まって帰りました(笑)

↓竹山高原温泉。結構混んでますね。


で、家に帰ったら微熱があるので横になり・・・ひと寝入りすると38.6℃まで体温が上昇(汗)
そこから熱が下がらず、かなりつらかったですね。
やっぱり熱中症かなー、と思いながらネット検索したり、snufkinjrさんから助言をいただいたりして・・・
苦しみつつも、なんとか翌日には熱が下がりました。

なんか、老化に伴ってだんだん体温の保持なんかが難しくなっているんでしょうか・・・。
ちょっと悲しい気持ちになりました・・・。


GPSトラックです。

↓クリックでちょっと大きくなります






↓クリックでちょっと大きくなります



職場のT先輩から教えていただいたのですが、昔、イチャンコッペには自動車で登れる道路があったそうで・・・
確かに今でも航空写真を見るとその跡が残っています。

↓自分のトラックと自動車道。左の写真はピンクで強調。古い地図にはこの道が載っているそうです。


どうやら藪漕ぎして登山道に出る直前の側溝のようなところがその跡のようです。

藪漕ぎはキライですが、たまには登山道じゃないところを歩くのもなかなか面白いもんですね。

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太平洋から支笏湖を往復 樽前山・風不死岳純登山 平成24年6月24日(日)

2012-06-26 20:52:08 | 支笏湖周辺・夏山
 昨年、苫小牧の海から樽前山と風不死岳に登る、いわゆる純登山をやりました。
 その時に「海から支笏湖まで行くっていうの、なんかいいなあ・・・」と思いつき・・・
 この企画、ずっとやりたいと考えてました。
 タイトルのとおり、海を出発して樽前、風不死を縦走し、そこから支笏湖に至り・・・また戻るというものです。



 ただ、この日は残念なことに夕方6時半から会議があり、これに間に合うように下山する必要があります。
 相当迷いましたが、うんと早い時間に出発して間に合わせよう!・・・と決めて決行しました!
 まあ結局は、行きたくて我慢できなかっただけの話なんですが(笑)

 で、前日夜11時前に樽前山錦岡コース入り口のゲートそばに到着。
 車を止め、麦汁をいただいたあと、まずは1時間半ほど仮眠を取ります。 ←今日もまた寝不足です(苦笑)
 起きたら準備しながらまた麦汁をいただき・・・深夜1時30分、行動開始です! 

 真っ暗な中、まずは海に向かって林道をゆっくり歩き始めます。
 クマが怖いので、ラジオを全開にしてさらに鈴を鳴らし、ヘッドランプは頭と首に2灯(笑)

↓林道沿いに「夕方から早朝は危険」の看板が・・・。ビビリますね、やっぱり(汗) 

 
 海までは7kmあるので、ゆっくり歩いたら1時間20分ほどかかってしまいました。
 また麦汁をいただき、麦汁と海を入れて写真を撮ろうとしますが・・・暗くてうまく撮れません(涙)

↓海と麦汁を別々に写真撮ったので・・・両方貼り付けしときます(苦笑)


 一応、儀式として海の水をなめ・・・うす明るくなってきた午前3時ちょうど、海を出発しました。
 ここからは、歩くようなスピードですが、ゆっくりジョグで進みます。

↓途中で樽前の方が見えてきました!


 駐車地点には4時10分頃に到着。 ←歩くのとあまり変わりませんね(汗)

↓今回も去年と同じ、湧き水と小屋がある、ゲート近くの広場っぽいところに駐車しました。


 ここで、休憩してまた麦汁をいただきながら、ジョギング装備から山装備に切り替えします。
 これがなんだかずいぶんのたくたして、30分以上かかってしまい・・・再スタートは4時45分。

 ちなみに今日はゲートが開放されてましたが・・・純登山なので関係ありませんね(苦笑)
 で、最初のうちは傾斜も緩いので、ジョグ&ウオークで林道を進みます。

↓去年間違えて右に進んでしまった分岐。今回はちゃんと左へ(笑)


↓ここの分岐・・・「唐沢林道」へ進みます。「樽前林道」へ行くと超遠回りで7号目ヒュッテに行くことに(笑)


↓傾斜が少しきつくなってきたあたりで・・・麦汁を飲みながら歩きます。 


 林道の終点には6時半に到着。
 駐車地点から約8kmで、1時間45分かかりました。
 ここからは登山道になります。

↓林道から登山道に入ってちょっと進んだところから振り返って。下に林道が見えます。


↓西山に向かっての登り。近いようで・・・結構遠いんですよね。


↓右手にドームが見えてきました!


 西山には海から約4時間かかった7時5分に到着。
 海からの距離は約16kmです。

↓西山直下に人が。今日初めて会う人ですね。


 休憩しようかと思いましたが、風が強いので1kmほど進み・・・ドームの西側で麦汁休憩にしました。

↓ロックガーデンっぽいこのあたりは風が比較的弱いので、よく岩陰で休憩したりします。


 麦汁をいただいたら、次は風不死へ向かいます。

↓外輪山を下り、雲に隠れる932峰の途中から風不死へ。 


 風不死には8時42分に到着しました。

↓山頂には最初1人しかいませんでしたが、あとで若者5人のパーティが来てにぎやかになりました。


 さて、時間的には当初考えていたギリギリのラインです。
 16時には駐車地点に戻るには、ここから3時間くらいで支笏湖まで行って戻って来る必要があります。
 体にはちょっと疲れが出ていて、果たして間に合うんだろうか?・・・どうしよう・・・と迷います。

 で、少し考えて・・・やっぱり行こう!と決めます。
 ザックを山頂にデポすることにして、山頂で飲もうと持ってきた麦汁も飲まず、支笏湖に向かいます!
 
 やや小走り気味に北尾根を降りて、登山口には45分で到着。
 道道支笏湖線に出て、モラップ方向へ1km弱ほど走ります。

↓北尾根登山口から近い、湖畔に下りる林道のゲート前。


 支笏湖畔へ降りる道までは、去年バイクで下見していたのですが、実際走ってみると少し遠く感じました。
 そして、林道ゲートの横を抜けて湖畔へ降りていくと・・・おおっ!!支笏湖です!

↓写真はなぜか青くなり過ぎですが、ほんと、支笏湖はめちゃめちゃきれいでした!


 たどり着いた支笏湖はキラキラ光って暖かく、美しくてもう天国のように思えました。
 さっそく腰を下ろして休憩。
 気持ちよくて、なんか幸せな気持ちで・・・このままずっとここに居たくなりました(笑)

↓ボートを浮かべてる親子連れもいました。風もなくてすばらしくのんびりした風景です。


 支笏湖到着は9時50分なので、海からの24kmに6時間50分かかった計算になります。
 で、下山時刻を16時とすると、あと6時間で駐車地点に戻らなくてはなりません。
 駐車地点からここまでは5時間ちょっとで来ましたが、疲れた体にはちょっと厳しい感じです。
 仕方なく・・・ほんの数分休憩しただけで、風不死登山口に向かってまた早足で歩き始めます。

 風不死登山口には10時8分着。
 バテないように、淡々と無理せず登り返すことにします。

 で・・・支笏湖に向かう途中ですれ違った方たちとまたすれ違い、声をかけられました。
 空身で下山して、またすぐ登ってくる自分が不思議だったんでしょうね(笑)
 苫小牧の海から支笏湖往復という企画を話すと・・・「えっ!」と言う感じでちょっと引いてましたね(苦笑)

↓山頂までもうちょっとの場所からの支笏湖。湖畔にはもうちょっと居たかったですね・・・(涙) 


 2度目の風不死岳山頂には11時31分着。
 なんとか3時間かからずに戻ってこれました!

↓もう、めちゃめちゃにぎやかな山頂!


 お昼ちょっと前なので、山頂で昼食という感じで上ってきた方々がたくさん!
 風不死って人気の山だったんですね(笑)
 自分もここでお昼ってことにして、おにぎりやジェルをいただき、またすぐに樽前の西山へ向かいます。

 しかし・・・樽前に向かう途中も、すごくたくさんの人に会います。
 これほど人気の山とは・・・オドロキました!

 途中、ちょっと道を間違いながら西山へ。

↓もう少しで西山(右側) 近いようでまだそれなりに遠いですね(笑)


 ちょっとガスってきて・・・何も見えなくなった西山には13時37分着。
 ここからあと9kmほど下れば駐車ポイントです。
 
↓西山山頂。残念ながら何も見えず・・・下山が不安になりました。


 ズルズルすべる火山礫の登山道を下りていると、左の膝の横あたりに痛みが走り・・・つらくなってきました。
 右の足のつま先も痛くて休みたい気持ちになりましたが、一気に降りた方がいいかと思い我慢して下り続けます。

 14時2分、やっとの思いで林道まで降り・・・痛い足を引きずり、今度はノロノロとジョグです。
 幸い火山灰を敷いた林道は柔らかめで、登山道に比べてだいぶ楽です。
 残りはあと8kmです!

↓林道はこんな感じで、概ね斜度もなく歩きやすいです。


 途中何度か休憩しながらジョグ&ウオークで進み、15時43分にやっとの思いで駐車ポイントに到着。
 ・・・なんとか16時前に戻れました・・・よかった!

 急いで着替えて車に乗り込み、高速を使って北広島へ。
 自宅には17時10分に到着して、ダッシュで入浴して飯を食って会議に向かいました。

 で、めでたく間に合ったことは間に合ったのですが・・・睡眠時間がたった1時間半なので、
 会議では終始ぼーっとしていたのは言うまでもありません(苦笑)


 GPSトラックです。







↓グーグルアースにトラックを乗せました。▲印のあたりがスタート地点です。



 

 今回の山行・・・時間制限があって、なんだかすごくきつかったです。
 やっぱり山は時間のある時にのんびりと行きたいものですね。
 反省です・・・(苦笑)


昨年の樽前・風不死純登山 → 樽前山・風不死岳純登山 平成23年7月23日(土)



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樽前山・風不死岳純登山 平成23年7月23日(土)

2011-07-25 22:44:34 | 支笏湖周辺・夏山
 標高0mの海から登る純登山。
 今回は前から考えていた樽前山でやってみました。
 作戦は次の図のとおり。
 錦岡コースの登山口に駐車して、まずは自転車で海へ行き、そこから樽前・風不死を目指すというものです。



 この自転車を使う方法は、純登山のパイオニア、北海道山メーリングリストのシュウさんのアイディアをいただきました。
 アスファルトの上を走るのはイヤなのですが、その距離を減らせます。


 さて、ちょっと道に迷いながら、朝6時前に樽前ガロー近くの営林署の小屋前に車で到着です。
 小屋前の湧き水を汲んでいるじいちゃんがいて、ちょっとお話しします。
 「俺も昔は樽前によく登ったなあ。新しいブル道はよさそうだけど入っちゃだめだよ。迷わないように気をつけてね。」
 ・・・じいちゃんサンキューです!

↓折りたたみ自転車シルバー号。奥の方でじいちゃんが水を汲んでます。


 チャリで海に向かうのは基本的に下りなので楽チンです。
 ほとんど漕がずに進み・・・海のそばの廃屋に自転車を止めます。
 まずはシュウさんの純登山作法に習い、海の水をなめます。
 そしてすぐにはスタートせず、麦汁を飲みます。 ←これはぴよしろう流の作法(苦笑)



 さて麦汁を飲んだら、6時51分、純登山のスタートです!
 まあ、麦汁を飲んでる時点で不純ですが・・・。

↓海の近くの踏み切り。樽前山方面は曇って見えません・・・。

 
 ゆっくりジョグで駐車ポイントには7時40分に到着。
 もうじいちゃんはいません。 ←あたりまえか(笑)
 まずはさっきじいちゃんが汲んでいた水のところへ行き、水を飲みます。



 ここからは登山モードに切り替えで、また麦汁を飲みながら準備です。
 靴をジョギングシューズから軽登山靴に履き替え、ザックなどの装備を持ちます。
 そして7時59分、樽前に向かって再スタートです!

 ゲートからは7kmくらいの長い林道歩きです。
 一応、ジョグ&ウォークで行こうと思うのですが・・・のろのろです・・・。
 そしてじいちゃんの忠告を生かせず・・・途中の分岐で道を間違えて遠回り・・・。←じいちゃんゴメン
 ちょっとがっかりしつつ、帰るまでまだ8時間以上はかかるので、途中で麦汁を補給しながら山頂へ向かいます。



 林道終点あたりでは・・・もうひどいガスです。
 なんかまたちょっと悲しくなります。



 登山道に入ると周りが真っ白で、登っても登っても景色が変わらず、不思議な感じです。
 足元にはずいぶんとタルマエソウが咲いていて、踏まないように歩きます。

↓ガスの中、花がたくさん咲く道を歩くと・・・あの世じゃないかと勘違いしますね(笑)


 なんか長いなー、と思って歩いていると、突然まわりのガスが引いて・・・もう目の前が西山山頂でした。
 10時27分到着。
 海から17km、3時間36分かかった計算です。

↓ガスで景色が何も見えない山頂(涙)


 山頂は風もあって寒いので、そのままドーム西側に駆け下り、岩陰で食事して休憩することに。

 10分ほど休憩して歩きはじめると、結構な人数とすれ違います。
 天気がいまいちですが、さすが人気の樽前ですね。
 そして、ありがたいことにちょっとずつガスが晴れて景色が見えてきます!



 次は風不死へ向かいますが・・・久しぶりだったので、風不死登山口への分岐を探してちょっとうろうろ。
 932峰の方に登りかけたり、また無駄にエネルギーを消費してしまいました。

↓迷いながら登山口に。ここから登るのは久しぶりです。 


 風不死への途中、何組かの方々がもう下山してきました。
 2人組みの山ガールもいましたね。

↓風不死の最後の登り。知っていながらも偽ピークにだまされました(苦笑)


 風不死には12時16分に到着。
 海からここまで23km、5時間25分かかった計算です。

↓今日は一応支笏湖が見えました。


↓樽前方面も見えてきました!


 またおにぎりを食べて休憩したあと、来た道を戻って・・・今度は932峰に一応行ってみることに。
 932の山頂には13時32分到着。
 4人の方が休憩してました。



 932を一気に下ると・・・下の方の男女2名がニコニコしています。
 何???と思っていると、走って下りるのが珍しかったんでしょうかね、「すごいですね」と言われました。
 ちょっとうれしかったのですが、「登るのは遅いんですが、下りるのだけは早いんですよね」とお答えしました。

↓振り返って見た932峰(左)。右は風不死。


 そのあとは東山を経由して、神社にお参りして西山に戻ります。
 ここでやっとガスがきれいに晴れて、行きでは見えなかった景色が見えてました。
 やっぱり景色が見えるとうれしいですね。



↓ああ・・・やっと海が見えました。・・・あそこからきたんですよね。


 このあとは疲れた足を引きずり、ジョグ&ウォークで・・・最後はウォーク&ウォークで下山(苦笑)。

 駐車ポイントには16時11分に到着。
 GPSの記録では、沿面距離39.9km、平均速度4.1km、9時間21分でした。


 小屋の前に行くと4輪バギーが3台。
 実は駐車地点まであと2kmというあたりで、彼らに抜かれました。



 どうやって林道に入ったのかと思ったのですが・・・車高が低いので、ゲートをくぐれるんですね。
 夏はバギー、冬はスノーモービルだそうです。
 しばらくお話しさせてもらい、スノモに乗る方の気持ちもちょっとわかり・・・楽しくお話しさせていただきました。
 スノモ乗りの方もいろいろいるんでしょうが、感じのいい人たちでしたね。
 

 GPSトラックです。
 長いので2枚に分けてます。

↓クリックで拡大します








 樽前純登山、シュウ師匠のように早くは走れませんが、やはり達成感はありました。
 純登山を教えていただいたシュウ師匠に感謝です。
 また時々やってみたいですね。


 翌年の樽前・風不死純登山 → 太平洋から支笏湖を往復 樽前山・風不死岳純登山 平成24年6月24日(日)




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小雨の風不死岳(北尾根) 平成23年7月18日(月・祝)

2011-07-18 22:51:40 | 支笏湖周辺・夏山
 3連休の最終日の今日、朝までは雨でしたが、なんとかあがったようです。
 一昨年にバイクで風不死北尾根に行く、ツーリング&トレーニングという企画をやったのですが・・・
 今日久々にそれをやってみることにします!・・・当然麦汁はありませんが・・・(笑)

 昼食後にバイクに乗って支笏湖に向かいますが・・・途中から小雨になります。
 引き返すかどうか、相当迷ったのですが・・・ええ~い!行きます!!
 ガスがかかって濡れて滑るワインディングロードにびびりながら(泣)・・・なんとか支笏湖に。

↓風不死が見える方向ですが・・・見えませんね(涙) 


 ジーンズはべちょべちょで、もうめちゃめちゃ不快です。 
 雨なら楽しくないし、もう帰ろうかな・・・と思いつつ・・・結局トレーニングということで気持ちを整理。
 14時に風不死登山口に到着です。

↓雨に濡れてちょっと光る愛車キャンディ号(笑)
 

 誰もいないので(←当然か)、まったく隠さず大胆に着替えをして(←危険)14時15分、出発です!

 林道をトコトコと進みますが・・・結構きついです。
 この山、3合目までは傾斜が緩い感じなのですが、そのあと激しい急斜面になります。
 なので、一気にペースが落ち、そして苦しみが始まります(涙)

 もう6合目あたりで・・・前回と同じく心が折れそうになり・・・休憩。

 スポドリを飲んで、再度気合を入れ直しますが・・・すぐにスローダウン。
 おまけに、ズボンや靴が水を吸って、不快と重さで泣きそうです。

↓雨の日にフキの生えた登山道は・・・びしょびしょに濡れます・・・


 もう8合目あたりでは完全に心も体も風不死に敗北状態・・・ついに普通のペースに(涙)

↓7、8、9合目が・・・遠かったですね


 途中で壊れた片方のストックを岩を登る途中で落としたので、とりあえずそのままにして・・・
 1本ストックでへろへろと山頂に到着。
  
 

 ザックを置き、時間を見ると50分と25秒・・・く、悔しい・・・です!
 
 またしても40分台には到達できませんでした。
 トリップメーターをスタートさせてから出るまでや、到着してからGPSを見るまでの分を考えても・・・
 50分15秒ってとこでしょう。
 でもまあ、一昨年(54分)よりは早いし、まあよしとすることにします。
 
 山頂ではいつのまにか雨が止んでいて、涼しくて気持ちいいです。
 景色はまったく見えませんが、山の空気を久々に吸えて気持ちがいいです!

↓樽前方面。視界なし(苦笑)
  

 スポドリを飲みながらしばらくの間、「来てよかった感」に浸ります。
 なんだかたくさんの鳥が鳴き始めて・・・気持ちがいいです ←しつこい(笑)
 
 10分ほど休憩したら、とりあえず満足できたので、下山することにします。
 そして下りですが・・・ストックが壊れたこともあり、濡れて滑るので安全第一で下りることに決めます。

 途中の6合目あたりで、支笏湖と恵庭岳のすそ野がちょっぴり見えました。



 最後、林道だけは走って下りて、15時58分、ゲートに到着。
 下りは安全第一だったので43分と、去年より5分遅いタイムでした。
 それでも一回転びましたが(笑)

 次回こそは登り50分を切れるように、また挑戦です。
 30歳台のトレランやってる人とかなら簡単に40分台で登るのかなー。
 数えで50歳ですが・・・がんばりますか!

 
 GPSトラックです。






※GPSの記録を見ると、登りは50分4秒くらいの感じでした。あー、もうちょいで40分台(笑)


 帰りは天気が回復してきたので、長沼方面を回って農村風景を楽しんで帰りました。

↓もう秋小麦がいい色になって・・・夏という感じがしました。


 久々の登山は雨だったけど、楽しめました。
 天気悪くても、とりあえずは行ってみるというのもありですね。 






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ツーリング&トレーニング登山 風不死岳 平成21年10月24日(土)

2009-10-25 14:06:59 | 支笏湖周辺・夏山
 今日は天気がいいのでバイクで登山に。
 支笏湖方面を走って、しばらくぶりに風不死岳の北尾根の急斜面でトレーニングということにします。

 風不死、前回(去年9月)は樽前までビール飲みながら縦走して、7合目ヒュッテからちゃりんこで北尾根登山口まで戻ってきました。
 そのときは登りで1時間半でしたが、今回はトレーニングということで、タイムの大幅短縮を目指します。

 さすがにもう空気は冷たいですが、バイクで恵庭から支笏湖へ。
 キラキラ光る支笏湖越しに風不死岳が見えてきます。
 きれいなのでここでちょっと休憩。
 おにぎりタイムをとります。



 しかしバイク、寒かったです。
 もうガクガクします。
 ちょっと後悔(笑)。

 で、登山口には11時過ぎに到着。
 ゆっくり準備して、名簿に記帳していると、数ページ前にtarumae-yamaさんの名前を発見しました。
 パラパラ見めくってみましたが、意外と登山者の少ない山のようです。

 すぐ暑くなると予想されるので半袖Tシャツ姿で11時33分、落ち葉でいっぱいの林道を小走り気味にスタートです。



 ところがなんだかすぐに息が切れてきます。
 最初の方はたいした傾斜でもないのに。

 最初からゼイゼイいいながら登山道に突入して、なんとか息を整えようと少しペースダウン。
 でもなかなかペースがつかめず、30分ほど登るともうバテバテです。

 そのあたりでご夫婦が休んでいて、景色もよくなってきたようなので、ちょっと立ち止まって休憩、写真撮影です。 



 その後、もう少しがんばりますが、35分経過したあたりで・・・心が折れました(笑)。
 戦意喪失です。
 で、ペースを通常登山モードに切り替えて登ることに。
 あ~情けない・・・。

 風不死、ところどころに「何合目」という標識があります。
 写真を見ると空がきれいです。
 この時はバテバテでそんなこと考えもしなかったですけど(笑)。



 尾根に出ると、ぐっと景色がよくなります。 



 山頂までもうすぐ。
 もうちょっとだけがんばることにします。



 頂上には12時27分に到着。
 54分かかった計算です。

 実はぴよしろう、登り始める前は40分台でいけると踏んでました。
 40分で登った人もいるようで、自分も40分台後半はいけるんじゃないかと、ちょっと思い上がってました。
 ・・・敗北感がありますが、仕方ありません。
 次回、トレーニングしてまた挑戦したいと思います。

 山頂、結構混み合ってました。
 とりあえず景色を楽しみます。

↓樽前山


↓恵庭岳と支笏湖


 今日は景色いいです。
 3度目の風不死山頂ですが、いままでで一番いい日です。
 7分ほど休憩して下山します。

 下り、無理しない程度に早く降りてみます。
 落ち葉がいっぱいで危険です。
 途中、木の根の上に積もった落ち葉で滑り、一度尻餅をつきます。

↓落ち葉が敷かれた登山道。


 で、下りで数組を追い越したのですが、うち何組かは自分の登りですれ違った方たちのようです。
 「ずいぶん早いですね!」とか「飛んできたんですか!」と言われたりします。
 って、なんですかそれは(笑)。
 あと、「スキーで下りてるみたい」とかも言われたりました。
 年配の女性とかから見ると、相当早く見えるようです。

 最後の林道を走って下りて、13時11分、駐車場到着です。
 往復休憩込みで1時間38分、下りは37分だった計算です。
 
 汗かきました。
 休憩してゆっくり着替えます。
 追い越してきた方たちも下りて来ます。
 
 で、しばらくすると年配の男性1名女性2名のグループがこちらに来ます。
 女性:「どのくらいで登られたんですか?1時間半くらい?」
 自分:「え~っと、登り54分でした。」
 女性:「えっ、1時間かからないんですか。」
 自分:「はい。往復休憩込みで1時間38分でした。」
 女性:「いや~、うちらの半分だね。早いわ。」
 などと話していると、敗北感から一転して、なんかうれしい気持ちになります。
 前に来たとき7合目にチャリを止めてきた話など、ちょっとお話しました。

 で、だんだん暖かくなってきたので、ちょっとバイクで走りたい気持ちになります。



 帰りは樽前山登山口の方から苫小牧へ抜ける道へ。
 このコース、高速コーナーがたくさんあって楽しいです。
 結局ずいぶん遠回り。
 千歳のケンタッキーに寄って帰りました。



 GPSトラックです。








 平成23年7月の風不死北尾根は →こちら(小雨の風不死岳)
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イチャンコッペ山 平成21年9月27日(日)

2009-09-28 19:11:47 | 支笏湖周辺・夏山
 6日前に芦別岳に登った東京のT先生、今週も札幌に来ました。
 今回は軽い山にして、下山後にジンギスカンを食べて帰りたいとのこと。
 じゃ、イチャンコッペあたりがいいかなってことに。

 で、大学時代のサークルで一緒だった「いとちゃん」も登山してみたいと言ってたので、今回一緒にいくことに。
 
 8時に北広に集合して出発です。
 昨日に続き、今日も天気ばっちりです!

↓準備するT先生



 9時29分、駐車場を出発。
 急な斜面を登り始めます。

 いとちゃん、高校の時以来の登山だっていってましたが、自分より体重10Kg軽いだけあってスイスイ登ります。
 やっぱり軽いといいですね。
 自分も減量しなくては・・・。

 途中休憩しながらゆっくり登ります。

 で、イチャンコッペ山、去年に比べてかなり笹がかぶってます。
 ちょっとヤブこぎする感じです。


 
 8号目ピークに向かう斜面もなかなか急です。
 でもがんばって高度を上げていくと、一気に景色がひらけます。
 支笏湖最高です!



 8合目のピークも青空に映えて、なんともいい感じです!



 支笏湖をバックに登ってくるの図。
 絵になります。



 8合目のピーク近くまで行くと、恵庭岳も大きく見えます。



 反対側は紋別岳です。



 芦別・夕張岳方面もみえます。



 8合目のピークには11時着。
 景色を見ながら休憩。

 T先生、すばらしい景色に満足したのか、「もうここでいい。」とか言いだします。
 ここで休憩していた年配のご夫婦も「景色はここでいい感じね。」とかいいます。おいおい(笑)。
 「あと20分だから。」と、山頂へ誘い、出発します。

 山頂、もうすぐそこです。



 最後の登りです。


 
 頂上には11時17分着。


 
 おにぎりを食べて休憩します。

 で、T先生に山頂よりもっと奥の方はどうなってるのか訊かれます。
 確か本当の山頂はもう少し奥の方にあると聞いたことがあるものの、よくはわかりません。
 で、笹を漕いで進んでみることにします。

 結局奥の林が結構続いているのを確認して引き返してきました。
 で、帰りに少し小高いところがあったので、そこへ寄ってみます。
 どうやらそこが本来の山頂のようです。

 なんか水槽だったようなコンクリート製の箱と、そのそばに山頂標識だったと思われる杭がありました。

↓なぞの構造物といとちゃん。



↓元の山頂標識の杭?



 本当の山頂をはじめて確認したところで、12時9分、下山開始です。
 帰りも天気と景色を楽しみます。



 イチャンコッペ、絵になる景色がたくさんある山です。



 12時51分、駐車場に到着。
 お疲れさんでした。
 
 GPSトラックです。
 現在の山頂標識から向こうはGPS持たずに行ったので、ログはありません。









 帰りはいとう温泉につかって、キリンビール園でジンギスカン食べてしこたま飲んで、初めて代行運転で帰りました。
 ぴよしろう、へろへろでした。



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樽前山秋登山(平成20年10月13日)

2008-10-17 22:18:00 | 支笏湖周辺・夏山
 会社の親睦登山第3回にして今年度の最終回、樽前山です。
 自分としては今年の夏山だけでも3度目なのですが、とても好きな山です。
 草の紅葉で山が赤く染まる景色を期待しての秋登山です。
 6時半に出発、到着した8時半頃にはもう駐車場はいっぱいで、路上駐車です。
 帰りはヒュッテ前に出てくる予定なので、まず記帳です。

 登り始めると、残念ながら樽前は赤くないというか、黄土色です。
 でも今日は天気がいいので支笏湖が見えます!

 風が少し強いけど、青空が気持ちいいです。
 さーちゃん、とりあえず元気です。

 ゆっくり登って外輪山に到着。
 まずはコーヒータイムにします。
 苫小牧側を望むと、まわりのすべてが茶褐色です。
 Aちゃんいわく、「日本じゃないみたい。サバンナ?」
 この写真見ると、そんな気がしてきます。
 Tちゃんがとった写真、なかなか上手です。

 天気はいいのですが、外輪山に出ると風がやはり強いです。

 まずは山頂標識のある東山へ。

 東山から戻って次に西山へ向かいます。

 途中、樽前神社にお参りして、風に負けずにがんばります。

 風の強い西山に到着。
 だんだんおなかが空いてきたので、さっさと焼肉ポイントへ向かうことに。

登山口からドームをはさんで反対側の大きな岩で焼肉することに。
さーちゃんやAちゃんが岩に登ります。

少し風があるけど焼き肉開始です。

ぴよしろう、とりあえずビール飲みますが、寒い!
この季節は風があると厳しい!
お酒や食べ物はまだ少し残ってますが、寒いのでそそくさと下りることに。
帰りは不風死側からです。

ちょっと酔っ払いながら少し色着いた原野を進みます。
1時間弱歩いて登山口へ。

帰りは恵庭のGIGIによってジェラードを食べて帰りました。

みなさんお疲れ様でした!
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風不死岳~樽前山ちゃりんこ縦走登山 平成20年9月21日

2008-09-21 20:48:30 | 支笏湖周辺・夏山
 最近、寝てもすぐに目が覚めます。
 で、土曜日は4時間睡眠。
 今日は3時間半でお目覚め・・・。
 完全にジジイですね。

 で、夜中の1時半に起きてしばらくぼーっとしてから、パソコンで天気とか確認。
 今日は道民の森に行こうと思っていたが、ふと今度会社の人と樽前に行くつもりなのでそっちの方の地図をみてふと気付きます。
 風不死岳北尾根は登ったことがありません。
 前に登ろうとしたけど、雨が降ってきて中止したことがありました。
 そしてさらに地図を見ていると、樽前ヒュッテに自転車を置き、車で風不死岳北尾根に行けば2山を縦走できるのでは、というアイデアがひらめきます。
 地図をチェックすると自転車は11Kmほど走れば大丈夫で、基本は下り坂。
 歩く距離は13Kmほどでしょうか。



 さて、折りたたみ自転車は2台あるけど、鍵はあったでしょうか?
 家の中、車庫を自転車チェーンロックを探し続けます。
 ・・・ありません。
 登山口に鍵無しで折りたたみ自転車置いといたら、絶対盗まれるよなー。
 迷った末、平岡ドンキホーテに買い物に行くことにします。
 3時半出発、4時過ぎ購入終了。
 980円の鍵を買います。
 しかし、わざわざここまでするかな~。自分でも信じられません(笑)。
 さて、樽前に向かいましょうか。

 まず樽前登山口にに到着。
 チャリを7合目ヒュッテ前に置きます。



 もちろんチェーンロックします。
 そして不風死北尾根登山口へ向かいます。
 登山口に到着し、届を記入、5時50分北尾根登山開始。
 登り始めると最初は林道で、途中から登山道に入ります。
 なかなか潔い直登の登山道。
 これは・・・なかなかきびしいです!



 今日は肌寒い感じがしたので、長袖にしたましが、10分で後悔。
 暑い!
 汗だくになりながら約1時間半かかって頂上に到着。
 赤い字の山頂標識とは・・・おしゃれですね。



 雲の中で何も見えないですが、とりあえずカッパを着てビールタイムです。



 頂上は意外と風があり寒いので500を1缶飲んで、とりあえず再スタート。
 しばらく歩いてから風の当たらない場所で休憩。



 カロリーメイト食べながらまたビールタイム(笑)。



 樽前側の登山道も、結構険しい道。
 鎖場です。
 2年前、山を再開した頃に来ましたが、けっこう体力的に厳しかったのを思い出します。



 不風死頂上から約1時間で樽前側登山口へ。
 この登山口直前で本日初めて人に会います。
 チャリ縦走作戦について話すと、「なるほど、そういう方法が・・・。」と言われました。
 


 しばらく行くと、景色が樽前らしくなります。
 白いあごひげを蓄えた年配の男性と話し。
 今回、自分がチャリを使う縦走であることなどまた話します。
 で、昨年ここであった方で苫小牧から走ってきて、不風死に登って帰った方がいたとの話を聞きます。すごいなぁ。
 その方も「超人ですね。まあ、自分は年なので自分なりの歩き方をします。」とのこと。



 932峰を横目に進みます。



 次回の焼肉好適地をチェックしながら進みます。
 で、登山道沿いの、前にもラーメン作った岩陰のところでラーメン休憩。
 ここは焼肉も大丈夫そうです。



 休憩後、西山へ。



 やっとガスが晴れ、景色がよくなります。
 ドームも良く見えます。



 樽前独特の景色を楽しみながら外輪山を回ります。



 東山のあたりではまたガスでよく見えません。



 約2時間かかってこの不風死登山分岐まで帰ってきたことになります。
 あとはヒュッテに戻るだけです。



 ガスが晴れて支笏湖が見えてきました。



 スタートから約6時間かかってヒュッテ着。
 さて、次はチャリです!
 チェーンロックのおかげでチャリは無事です(笑)。



 まず自転車を組み立て。
 そしてちょうど12時にスタートです。



 砂利道を下りますが、そろばん道路で、ものすごい振動です。
 タイヤが小さいせい?
 前後のブレーキを力いっぱい利かせてゆっくり下ります。



 最初はよかったんですが、後半は登りも入ってバテバテ。
 40分で北尾根登山口に到着。
 なぜかバスも停車中ですね。



 今日はチャリという新兵器でおもしろい登山でした。
 また、この作戦どこかで使ってみたいです。


 平成21年10月の北尾根全力登山は → こちら

 平成23年 7月の北尾根全力登山は → こちら

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樽前山(平成20年6月21日)

2008-06-30 22:55:38 | 支笏湖周辺・夏山
 めずらしく会社方々と登ることとなりました。
 単独行じゃないのは久々です。



 残念ながら今日の樽前は雲の中のよう。
 展望は期待できないなあ。



 上り始めてしばらくして、りこたんぺが自分のペースでゆっくり上りたいので先に行っていてほしい、というので先に行ってコーヒーを用意することに。
 まっちゃんと先に行き、外輪山の手前でコーヒーを準備。



 コーヒータイムの後はドームを一周するべくゆっくりと歩きます。



 ここからは登りも少ないのでラクチン。
 花ざかりの樽前を楽しみながら登ります。



 途中ラーメンタイムをはさみ、西山、932、東山へと進む作戦。



 こういうのんびりした登山もいいですね。
 途中からガスがかかったが、なんだか花がたくさん咲いているので天国でも歩いている気分でした。



 東山で休憩。



 ひさびさののんびり登山でした。
 帰りはえこりん村のらくだ軒でパスタを食べて帰りました。



 これからも、ときどきこんなのしたいですね。
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