ぴよしろうの半日登山

家からわりと近場での、軽登山を続ける私、「ぴよしろう」の記録です。麦汁登山は・・・危険ですのでお勧めしません(苦笑)

公共交通機関で暑寒別岳・南暑寒別岳を縦走(純登山) 平成26年7月20日(日)

2014-07-21 23:31:04 | 樺戸・増毛山塊・夏山
2つの登山口が遠い縦走は、一人の場合は工夫が要ります。
前に暑寒別岳と南暑寒岳を縦走したときは、戻ればいいってことで、箸別登山口から雨竜の登山口を往復しました(^^;)
で、今回は、公共交通機関があるところからスタートし、そしてまたゴールする、という方法でトライすることにしました。
そして今回は連休なので、時間を使ってちょっと旅っぽく行ってきました(笑)

↓イメージです。増毛まではバスで、帰りは・・・バスかJRってことで。


まず前日15時に家を出て、JRで札幌駅に向かい、そこから16時10分発の高速はぼろ号に乗車。
後ろにきれいなおねいさんがいるのでちょっと気にしながらも、ゲップをしまくりながら麦汁を飲みました(汗)

↓バスはいいですね。何がって・・・麦汁が飲めるからです(笑)


のんびり景色を見ながら、そして麦汁3缶ほどいただきながら増毛へ。

↓増毛ターミナルについた羽幌号。2時間半近くかかりました。


ターミナルのすぐ隣に無料のキャンプ場があるので、まずそこにテントを設営します。
風もなく、短時間なのでペグやロープは打ちませんでした。

↓amazonで送料込み2000円で買ったテント。値段の割になかなかのものです(笑)


近くのセブンイレブンで麦汁と食べ物を買い、海辺に行ったりしてのんびりしました。

↓賑わうキャンプ場の夕焼け。炭と焼肉の匂いがして・・・夏全開という雰囲気が漂っていましたね。


で、一人で暇なもんですから、ついつい麦汁飲みまくりで、食い物も食いまくり(苦笑)
なくなったらまたセブンイレブンまで行って買い(2度も)・・・もう暴飲暴食しまくりでした(汗)

で、9時半ごろ眠りにつき、11時半頃目が覚めると・・・吐き気と頭痛が(涙)
これには参りました。
こんな状態で登山ができるのか、としばらく悩みますが・・・まあ、行くしかないですね(笑)

だらだらとテントを片付け、荷物をまとめてセブンイレブンへ行き、テントやマットを宅急便で自宅へ送ります。
そしてもう、酒は飲みなくないので、お茶を飲み・・・でもまあちょっとだけ麦汁も買うことにします(苦笑)

そこから一度海に出て・・・1時1分、二日酔い(当日酔い?)っぽく出発です!

↓増毛の海。一応タッチしてなめてみました。


へろへろと歩き出し、箸別に行こうか暑寒コースに行こうかちょっと迷い・・・結局暑寒コースへ向かいます。
歩き出してみると、あまり風もなく、月も星も見えて上々の天気です。

↓いつも目印にしているりんごの地図看板。ここで曲がります。


もう、りんごの地図看板を曲がった後は、車は1台も通りませんでした。
かなりさびしい道です。
最終人家を過ぎたら鈴を出し、鳴らしまくり。
まあ熊は出ないと思いますが、カウンターアソールトも腰に付けて準備しておきます。

↓5km地点。海から登山口まで12kmあります。


登山口には、ほぼ予定どおりの3時31分到着。

↓駐車場の階段下から暑寒荘を見上げると、月がきれいでした。


トイレによって、暑寒荘の前で麦汁をいただき、虫除けをかけたり、ストックを出したり準備しました。
下の駐車場には結構車が止まっていて、何人か起きだしたところでした。

↓胸悪いのも頭痛も回復。もっと麦汁を買えばよかった・・・(苦笑)


日の出まで20分ほどありますが、だいぶ明るくなったんで・・・3時50分出発です!

尾根に上がりしばらく進むと、左側から朝日が見えてきました。

↓おおっ!いい感じです!


↓正面には1075mのピークが。スキーで滑ったよなー、と思い出しながら登ります。


↓天気最高です。今日来てよかったなー、と思いました。


天気を心配していたので、よかったなーと思いながら・・・もっと麦汁買えばよかったと後悔しました(苦笑)

で、山頂に近づいて行くと、どうも山頂近辺が雲に覆われています。
着くまでになくならないかなー、と思いますがなかなか雲が取れません。

↓8合目からの様子。海側から山に風が当たって雲ができている感じですね。


とりあえず登っていくと、山頂近くは雲の中で、草木がびしょびしょ。
おまけに冷たくて、ズボンは一瞬でずぶぬれになり、さっきまでとは一転、急激に寒くなってきました。
メガネもすぐにぬれて見えなくなり、拭きながら歩きます。

山頂には、登山口から2時間34分かかった6時24分に到着。
海からだと5時間23分ですね。

↓ホワイトアウトした山頂。爆風&冷たいミスト攻撃でもう死にそうでした。


まずは岩陰に座って休憩することにします。
しかし、さっきまでは日が照って天国だったのに、この違いは何でしょう(汗)
で、冷たい水で下半身が冷やされ、ものすごく寒くなり、左足が突然痙攣しました。

↓わかりにくいですが、ズボンはべちゃべちゃ。靴ももぐちゃぐちゃ。


「これはまずいなー」と思い、遅ればせながらカッパズボンを出し、ジャケットを着込みます。
寒いのに麦汁を飲み(←だめですね)、一瞬引き返そうかと考えましたが・・・とりあえず行くことにします!
まあ、なんとかなるでしょう!
寒い中、22分ほど休憩して、痙攣気味の足を抱えて南暑寒に出発です。

この縦走路は結構急な下りがあって、前回酔っ払ってこけた記憶があります(苦笑)
で、今回は安いアディダスの新品のトレランシューズで来たのですが・・・さすが新品、グリップします!

縦走路は、前に一度笹刈りをしたようですが、もう結構登山道が見えなくなってきているところがあります。
それでも前回に比べたら、ぜんぜん楽チンです。

↓縦走路の様子。


↓途中にある湿原ぽいところ。


風はずっと強くて嵐のようです。
天気のいい日に登りたかったなー、とか思いながらさびしい縦走路を進みます。

↓笹がかぶった登山道。熊が怖いので「ヘイヘイヘーイ!」とか叫びながら進みました(苦笑)


8時を過ぎて、南暑寒が近くなるとどんどん人がやってきます。
皆さんに山頂の情報などをお知らせしましたが、最初にあった方は80歳だと聞き驚きました。
自分は80歳では無理だろうなー(笑)

で、南暑寒には8時21分に到着。
山頂で会った方にも「暑寒からどれくらいかかりました?」と聞かれましたが、1時間36分ですね。

↓やっぱり何も見えない山頂。でもまあさっきより風は収まってきました。


天気が悪いとちょっとつまんないなー、湿原はきれいだったらいいなー、と思いながら12分ほど休憩して出発。

で、南暑寒の登山道は笹を刈ったばかりのようで、刈った笹が足に引っかかってちょっと邪魔でした。
でもまあ、刈っていただいてありがたいことです。

↓広く笹刈りされた登山道。


↓湿原が見えてきてうれしくなりました。


展望台に着くと、若い人がたくさん。

↓ここでカッパやジャケット脱いで、身軽になりました。


で、湿原に着くと・・・お花がたくさん!

↓黄色い花がめちゃくちゃ咲いてました。


ここまでは天気悪くて残念な感じでしたが、湿原はよかった!
なんか景色に癒されました。









南暑寒のほうを振り返ると、まだ雲に覆われています。

↓南暑寒のほう。まだ雪渓もあるんですね。


湿原にはたくさんの人がいました。
休憩所のようなところまで行き、のんびり休憩することにしました。

↓湿原は暖かくて、のんびりでした。ここで麦汁を飲みながらぬれた靴を乾かしました。


20分近く休憩して、出発しましたが、人が多いです!
もう、ほんと100人くらいすれ違ったんじゃないでしょうか。
そのたびに「お先にどうぞ」と待つので、めちゃめちゃ時間がかかりました。

で、あと500mで登山口というところで、一組の男女を追い越したのですが・・・
おおっ!なんと、昔よく焼肉登山を一緒にやった、うちの会社のなかちゃんです!
びっくりしました・・・!

最近は週末は奥さんと山に出かけているんだそうで、明日は十勝岳に行くって言ってました。
11時5分、なかちゃんと話しながら登山口に到着。
で、奥さんから、小屋の管理人さんに言ったら麦汁買えるよー、と教えてもらい、ちょっと高い500ml2缶ゲット。

↓なかちゃんと奥さん。なかちゃんはこれからトレーニングということで、もう1回展望台に行くとか(笑)


ご夫妻と麦汁を飲みながらちょっとお話して・・・11時17分、長いロードの旅に出発します。
ここまで34.5km。
一番近い高速バスのバス停まで、あと26kmくらい。
長いですね(笑)

もう歩くようにゆっくりとジョグで進み・・・
時間はたっぷりあるので、途中で麦汁飲んでまたゆっくり休憩しながら、という感じです。

↓道路わきで麦汁休憩。靴も靴下も乾かします。


↓舗装区間もあるのですが、ダートも。もう、たくさん車が通ってホコリがひどかったですね。


途中、のろのろジョグっていると・・・「狭い車だけど乗っていきませんか?」と声をかけていただきました。
すごくうれしかったのですが、乗れないですね・・・。
ありがとうございましたm(_ _)m

そして14kmくらい進んだ尾白利加ダムのところでなかちゃんの車が。
ありがたいことに、「安いのでよければ」って言って、麦汁を一本置いていってくれました!
これまたありがとうございますですm(_ _)m
いただいた麦汁を飲みながら、ダム湖で休憩しました。

↓尾白利加ダムの湖、暑寒湖。正面の山は、南暑寒荘のそばの恵岱山という山のようです。


麦汁休憩した後、またジョグで進もうとしますが、もうなんだか眠くなってきました。
14時を回って、暑さもピークの時間帯で、2時間しか寝てないせいかへろへろです。
ちょっと進んで休憩し、またジョグを始めますが・・・ここで睡眠ジョグが発動してしまいました(苦笑)

「だいじょうぶですか!」という声で、ぱっと目が覚めました。
見ると、60歳代くらいの女性の方です。
「ふらふらしてるから、大丈夫かと思って・・・麦茶でもどうですか?」と声をかけてくださいました。
お礼を言って、睡眠不足で増毛から山越えしてきたこと、恥ずかしながらお酒も飲んでることもお話しました。

↓声をかけてくれた方。親切な方が居るんですね。わざわざありがとうございました。


睡眠ジョグは本当に見てる人に不安を与えるようですね(汗)
そして睡眠ジョグは、どうやらジョグのフリしてるだけで、「歩くよりかなり遅い」ようです(苦笑)←全然ダメですね。

そこからは目が覚めて、ゆっくりながら着実に進み・・・

↓農村地帯を進みます。まっすぐ行くとローソンがある雨竜の追分市街。


雨竜のローソンには16時30分到着。
ここで麦汁、ソフトドリンク、チキンを買って、休憩しました。
で、ここから高速バスのるもい号が出るのは19:23で、まだ2時間近くあります。

しばらく考えて・・・やっぱり妹背牛からJRに乗るのがいいかなー、と考えました。
妹背牛発18:10の列車に乗れば、9時前には家に着きます。
確か家でチェックした時、確か妹背牛の駅までは4kmくらいだったような気がするので、歩いていけばOKなはず。
しばらく休憩して、足もちょっと痛いので、のんびりと妹背牛へ向かいました。

↓妹背牛に入ったところ。ローソンから1kmのところです。


で、2.5kmくらい進んだ小高い橋の上で、JRの駅はどこかなー、と見渡しますが、見当たりません。
変だなーと思い、スマホを出してグーグルマップで調べると・・・なんとあと4.5kmも先です。

げげげ。
今は17時30分で・・・これじゃあ、間に合いません。
走るしかないってことで、仕方なく走り始めますが、右足の膝下外側が痛くてつらいです。
泣きながら走って行くと、駅らしきものが!

↓正面に時計のついた建物が。きっと駅です!


おおっ!着いた!
と思い、ドアを開けようとしますが開きません。
えええー!と思いながら、回りを見てもほかの入り口はありません。
時間のないのであせりを感じ、乱暴にドアをガタガタと開けようとしますが・・・ダメでした。
まずいなー、何でだろう、と思いながら上を見ると・・・「幼稚園」と書いてありました(汗)
これはもう、誰か見てたら完全に不審者ですね・・・。

きゃー!、これはまずいと思い、急いでその場を離れて駅を探すと・・・ありました!隣です(苦笑)

↓本物の駅。地味です。目立たなさ過ぎます(苦笑)


駅に入ると完全な無人駅です。
で・・・時間を見ると18時2分。
間に合いました・・・よかった!

↓駅のホーム。ここでGPSのスイッチを切りました。



GPSトラックです。









距離は67km、累積標高2570m、時間は17時間5分でした。
麦汁量は出発後からはちょっと少なめの2.9L。(その前のキャンプ場まででかなり飲んでますが・・・)


翌日、GPSからデータをパソコンに転送しようとしましたが・・・できませんでした。
ついにどっかが壊れたようです(涙)

で、2週間ほど前、あまりに安かったんで、ユピテルのARW-30GというGPS付き腕時計を買いました。
狩場にも持っていったんですが、一応ちゃんと使えたので今回も持って行きました。
8時間しか電池が待たないので、途中でデータは途切れるけど、休憩中に充電してやり、なんとか最後まで計測できました。
今回はそのデータを使用しています。

ただ・・・なぜか標高が出なくて時間が9時間狂うので、カシミールで修正してなんとか使えました。
でも、GPSは買わないとだめですね。
また出費するのが痛いなあ・・・。


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狩場山純登山 平成26年7月12日(土)

2014-07-15 22:37:01 | 道南・夏山
シュウさんとニセコ全山を縦走したとき、遠くに白い島のように美しく狩場山が見えました。
その時に「今度行きましょう!」と言っていたのですが、今回やっと実現しました。

前日夜に自宅を出発して、狩場山登山口に近い、賀老の滝キャンプ場に0時前に到着。
シュウさんと一杯飲んでから車中泊しました。

↓月が明るくてきれいでした。


翌日朝、道の駅「よってけ!島牧」でミューラーさんと合流。
いつものように、一杯のみながら準備します!

↓金のビールファンになりました(笑)


そしてまずはシュウさんの純登山の作法に従い、海岸へ。

↓ハマヒルガオ。子どもの頃、石狩に住んでいたので懐かしかったですね。


↓島牧の海岸。きれいな海でした。シュウさんは作法どおり、海水をすくって口に含んでました。


6時14分純登山のスタートです!

↓写真を撮る、自称社会派のシュウさん(笑)


↓途中、この看板がたくさん。山菜取りでなくなった方がいたんでしょうか・・・。


↓ここにたくさんいた黒いカタツムリ。シュウさんがブドウマイマイっていってました。


海から駐車地点まで15kmあります。
まあ、これだけでも結構なもんです。
とりあえず、平らなところはジョグで、登りは歩きで進みました。

で、8時45分、約2時間半かけて駐車地点に到着。
ここでザックや靴を山用に交換したり、また麦汁飲んだり(苦笑)

↓ここで25分ほど休憩しました。車にいろいろ補給物資積んどくと便利ですね。


↓歩きながらまた飲みます(苦笑)


駐車場から登山口までは、5kmあります。
結局海から登山口まで20km。
でもまあ、3人もいると賑やかでいいもんですね。

で、悲しいことに、ここで雨が。

↓登山口に到着。・・・雨が降ってきました。


仕方なく、カッパを着込み、登山道へ突入。
ところが・・・暑い!
もう我慢できずに、カッパは脱いで登りました。
当然ながら、ズボンはびちょびちょ(苦笑)
まあ、あったかいのでいいことにします。

途中で麦汁休憩しながら登り・・・(シュウさんは米汁飲んでました・・・)

↓麦汁休憩中(苦笑)


3度ほど雪渓に出会い・・・

↓このために一応アイゼン持ってきました。


↓お花畑を抜けて・・・


↓おたまじゃくしがめちゃめちゃいる沼を見て・・・


13時14分、山頂に到着。
ちょうど7時間かかった計算ですが、そんなに長く感じませんでした。
やっぱり一人じゃなく、みんなで登ったからでしょうか。

↓山頂で。ガスで何も見えないのは残念でした(涙)


↓山頂で必ず国旗を出して撮影するミューラーさん。これ、いいですよね!


山頂には30分ほど居て、下山。

↓途中、雲間からほんの少しだけ景色が。


それなりにすたすたと降りたのですが、登山口には約1時間半かかった15時16分到着でした。
で、帰りに「よってけ!島牧」で海鮮バーベキューをしたいねって言ってたのですが、確か17時まで。
そして駐車地点は5km先。
ちょっと厳しくなってきました。

そんなことで、しばらく休憩したあとストックをたたみ・・・ジョグで駐車地地点へ。
トレッキングシューズなので、舗装道路を走るのはちょっときつかったですが、15時56分、なんとか駐車場に到着しました。


今回の距離は沿面距離約34km、時間は9時間42分。
麦汁の量は・・・ちょっと少なめの1.75Lでした。


GPSトラックです。



↓クリックでちょっと拡大。





さて、今日はお酒の量が少なかったので、アルコールチェッカーで計ると余裕の0(笑)
駐車場到着後は急いで「よってけ!島牧」に向かいましたが、着いたのは16時20分で・・・
海鮮バーベキューは閉店(涙)
仕方なくカキとホタテを購入し、手持ちのフライパンで焼いて食べることにしました。

↓ホタテ。なまらうまかったです。


↓カキも・・・なまらうまかったです。


↓こんな感じの川の水門みたいなとこでやりました(笑)ちょっとわびしい感じですね。


この後は車で千走川温泉へ。

↓鉄分の多い感じのぬるめの温泉でした。


温泉から上がって、また一度「よってけ!島牧」へ。
天気がよくなって、やっと狩場山の姿が見えました!

↓夕方になってやっときれいに見えた狩場山。


また行きましょう、ってことでみなさんとはここでお別れ。
それぞれ家路につきました。

今回は3人で、賑やかないい感じのレジャー登山でした。
時々こういうのもやれるといいなー、と思いました。



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春香山から札幌岳へ(純登山) 平成26年7月5日(土)

2014-07-06 21:52:03 | その他の道央・夏山
自分が道央圏で一番たくさん登っているのが札幌岳です。
前から一度、この山で海から登る純登山をしてみたいなー、と思ってました。
で、コースをいろいろ検討した結果、春香山の山越えコースが面白そうに思えたのでやってみることにしました。

↓今回のイメージ。こうなると、もう春香山札幌岳縦走とはいえないですね(笑)


金曜日に仕事を終え、飯食って麦汁を飲み、風呂に入って麦汁を飲み・・・またあがって麦汁をいただきます(笑)
今日はJR利用なので、いくら飲んでも安心です(^^;)
ちょっと仮眠をとってからJR北広駅へ。

↓夜11時前の北広駅。閑散としてます。


ちょっと遅れてきた10時55分のJRに乗り、札幌で乗り換えて銭函へ。

↓銭函にはほぼ夜の12時に到着。


0時4分、銭函の駅に到着、いよいよ出発です!
さて、まず海を目指しますが・・・おおっ!コンビニ発見です!
まずはセブンイレブンで麦汁などを購入して、それからうろうろと海への出口を探します。
で、空き地からなんとか防潮堤に出て、にーちゃんたちがたむろしてた階段を下りて海にタッチ。

↓銭函は土地勘がないので、ちょっとうろうろ迷いました。


たむろしてるにーちゃんたちに「すいません、海にタッチさせてください」って言ったんですが、かなり変な人ですね(苦笑)
でもここで飲むのもなんか落ち着かないので、またセブンに戻って麦を買い足し、飲みます。

↓最近はコンビニ前で酒飲むのが普通になりました(汗)よく考えると迷惑ですよね・・・。


で、そっから春香山を目指して歩き、また途中で麦汁を補給し・・・
さらに国道沿いのセブンでまた麦汁を飲み・・・

↓ぶりとー&麦汁。ぶりとーはおいしいですね。


食事後は、また麦汁を飲みながら住宅街を通って春香山の登山口へ。

なんかもう、ここまでですでに1.4Lで、家からの分を合わせると2.45L。
たいぶ酔っ払ってきました。
こんなことしてると、小樽で酔っ払って登山するなって、地元山岳会のA木さんとかに注意されそうです(苦笑)

さて、春香山の登山口は住宅地側と、銭函川沿いの方と両方あるみたいで・・・
どっちからいこうかと、夜中の住宅街をうろうろします。 ←完全に不審者ですね

結局、川沿いを進むことにして、カウベル2つ、熊鈴1つにラジオを鳴らしまくって登山道に突入です!
カウンターアソールト(熊撃退スプレー)も腰に刀のように装着し、いつでも抜刀できる状態にしました。
道はすごくよくて、途中に一応看板も完備(古いけど)

↓ボロボロですね(笑)でもあるとすごく安心ですね。


途中からかなりいい砂利道になって、新しくてきれいな看板もでていました。

↓夜なので、らくちん迂回コースを選びました。・・・これがちょっと失敗。


で、どんどん進んでいくと、今度は林道が下りになりました。
「わー、下りだー!」って喜んで走って降りたのですが・・・変ですよね。
GPSで調べると、どうやら間違いの様子です(涙)
登り返して、登山道入り口を見つけ、登山道へ復帰しますが、時間的に結構なロスです。

↓夜は標識が見えにくいので注意が必要ですね。


その後は順調に登り、4時の山頂での夜明けには間に合いそうもないですが、あせらず登ります。

↓銀嶺荘には4時ちょうど到着。ここ、まだ入ったことないんですよね。


↓山頂への登山道分岐。


山頂までは割とすぐだったイメージがあったんですが、ちょっと時間がかかりました。
春香山、ちょっとなめてました(苦笑)
で、山頂には4時27分に到着。
景色はガスで見事に見えません。

↓何も見えない山頂(涙)


で、GPSには記録がありませんが、軽く藪をこいで、奥の三角点まではじめて行ってみました。

↓これが春香山の三角点のようです。2等三角点「小樽内」という名前だそうです。


山頂で麦汁と1つだけ買ったおにぎりをいただき、休憩。
ただ、景色もよくないし、先も長いので数分の休憩で出発しました。

今回春香山から初めて札幌国際スキー場側に降りるのですが、なんか眠くなってきました。(笑)
さらに休憩して麦汁をいただきますが、もうなんだか酒と眠気で朦朧とした感じになり・・・
GPSとかろくにチェックせず、「まあメジャーなコースだから道なりかなー」と思い進みます。

↓春香山から南へ伸びる林道。


分岐点ではメジャーな感じ方を選択し、どんどん進むと・・・なんか結構登りが多くて変だなーと思い始めます。
でもまあ、GPSを見ると道道に向かってるのでいいことにします。

↓送電線があって、登りが多い林道。


3時間近くかかって舗装道路に出ると・・・そこは今は使われてない感じの古い道でした。

↓あとで調べると・・・なんと朝里峠の旧道でした。


そこからとりあえず道なりに進むと、しばらくして道道1号線、定山渓レイクラインに出ました。
ここで休憩して現在位置を確認すると・・・
げげっ!どうやら札幌国際スキー場より小樽側に出たようです!

↓こんな感じの間違いでした・・・。どれだけ遠回りしたのか・・・。


麦汁をいただきながら、相当遠回りしたことにショックを受け、今回の計画は無理かなあとちょっと絶望(笑)。
でもまあ、それはこれから考えようってことで、数分休憩したあと舗装道路をスロージョグで出発しました。

↓いつも麦汁の力は偉大です。多少失敗してもなんとかなるような気がします(苦笑)


札幌国際スキー場には30分もかからず到着し、下りの道を無理せず進みます。

↓さっぽろ国際。ちょっと過ぎてから振り返って撮影。


で、当初春香山から出てくる予定だった場所に着き、もともと考えていたスケジュールと比較します。
まあ、1時間半くらいの遅れなので、まあなんとかなるか!って気持ちになりました。

途中でまた麦汁を補給しながらジョグ&ウォークで進み・・・そのうちさっぽろ湖が見えてきて、

↓さっぽろ湖の始まり。だんだん幅が広くなっていきます。


ちょっと風景の変化を楽しみながら進み・・・休憩してまたのんびりと麦汁をいただきます(笑)

↓これでスタートから9缶目ですね。家から合わせると12缶。


ただ麦汁を飲むと、致命的に睡眠不足なのでまた眠くなってきて、ついに・・・
「睡眠スロージョグ」が発動しました(笑)
これはもう、歩くように遅いのはいうまでもないのですが、はたから見て相当つらそうに見えるらしく・・・
自転車に乗っている方から「がんばってください!」と声をかけられ目が覚めました(笑)

へろへろで歩くように進み、定山渓ダムからは小天狗岳の登山道を利用して定山渓に向かいました。

↓小天狗の登山口。


で、昼前になんとか定山渓に着いたのはいいのですが、なんだか意識レベルが少し低下していたようです。
なんか定山渓の知らない場所に出たのですが、あてもなく30分ほどうろうろと彷徨ってしまいました。
しばらくしてわれに返って、GPSを確認して230号線に復帰しましたがまた時間と体力のロス。
徹夜の麦汁登山はこのへんが問題ですね。 ←そもそも問題なのはいうまでもないですね(苦笑)

↓定山渓ダムからの行程。右のT字部分を行ったり来たりしてました(汗)ボケ老人の行動が理解できました。


いろいろあってすっかり予定より遅れてしまいました。
もう札幌岳は無理かなあ、と思いつつ、コンビニでまた麦汁を購入し、札幌岳の登山口へ向かいます。

札幌岳へ向かう途中では、なんかマラソンがあるらしく、予告表示がたくさんありました。

↓予告看板がたくさん。こんな坂道でマラソンはつらそうですね。


で、札幌岳登山口には14時5分前に到着。

↓この時間でも車がたくさん。人気の山ですね。


ここまでで50km近く歩いてます。
この疲れた体で暗くなる前に下山することを考えると、ギリギリの時間です。
一度しまった熊鈴を出し、14時1分、登山口をスタートしました。

みなさんの下山の時刻らしく、たくさんの方とすれ違います。
ここは山小屋があるので、おせっかいな方に「これから登るのかい」とか言われないのがいいところです。
それども一度、「山小屋泊まりですか?」と聞かれ・・・
「いえ、無理やり降りてきます!」と答えると「お・・あ・・それはすごい」とか言われました(苦笑)

疲れが出始めてのろのろ登り、冷水小屋には1時間4分かかった15時5分に到着。
ちょっと疲れたので、石に腰掛けて麦汁休憩しましたが・・・この麦汁がうまかった!

↓結構暑かったので汗もかいて・・・うまかった!本日最高の麦汁でした!ピンボケすいません。


下山してきた年配の方にちょっと変な目で見られたような気がしますが・・・かまいません!
10分ほど休憩して急な登山道を登りますが、いつもと違って体が重いです。
もう、すれ違う方からは「変な時間に初心者がへろへろになって登ってきた」という感じに見えたようです。
家族連れの若い奥さんから「がんばってください!」と声をかけていただきました。
今日はそんなのが多い日ですね(笑)

↓声をかけていただいた家族連れ。ありがとうございます。


で、山頂に到着したのは16時16分。
ちょっと疲れましたが、日没まであと3時間あるってことで、ちょっと安心しました。

↓またしても景色なしの山頂(涙)


誰もいない山頂でまた麦汁をいただきますが・・・ちょっと寒いせいかさっきほどはおいしく感じませんでした。
おやつをいただき、一応熊よけってことで、ラジオをガンガン鳴らして20分ほど休憩しました。

で、いよいよ下りです。
ここが今日の最大の山場です。
実は今回の山行では舗装道路の比率が高いため、ジョギングシューズを選択しました。
トレランシューズやトレッキングシューズだとすぐに底がすり減ってしまいます。
豊滝コースの下りは結構急で、これが最大の難関だなーと考えていましたが、やはりそのとおりでした。

落ち葉で覆われた急斜面はジョギングシューズでは厳しく、ゆっくり降りても3度ほど転倒しました。

↓落ち葉などで覆われた豊滝コース。水が流れる道になってないんでしょうね。


たぶん疲れもあって、バランスを崩したら姿勢を保持できないんだと思います。
それでもなんとか慎重に、慎重に降りて・・・18時1分、なんとか登山道をパスし、林道に出ました。

これで一安心。
よかった!
あとは林道をのんびりジョグで進みます。

↓通行止めでもうすっかり緑化された林道(笑)


30分弱のジョグで舗装された道路に出て、もうこれで大丈夫ってことで歩きに切り替えました。
あとは230号線まで歩けば終了です。

のんびり歩いていくと、八剣山が。
あと少しで日没です。

↓八剣山。山が見えるところに住んでるっていいなー、と思いました。


230号線に出て、札幌方面に向かって歩くと、西簾舞のバス停が。
見ると7時21分発の札幌駅行きがあります。
おなかが減ったので近くのサンクスに寄りたかったけど、このバスに乗って帰りました。
なので、このバス停についた7時19分で今日の銭函駅からの山行を終了としました。


今回の麦汁摂取量は、11缶、3.85L(出てくる前の自宅分から通算すると14缶。4.9L)
総時間19時間15分、沿面距離約67km。
累積標高はたぶん3300mってとこでしょう。


GPSトラックです。









久々の長距離登山でしたが、今回はずいぶん道を間違えました。
もう少し下調べを十分にした方がいいのと・・・前日はよく寝てから行くのが重要ですね。←当然です(苦笑)

あと、こういう感じの舗装道路の比率の高い山行では靴の選択も難しいです。
ジョギングシューズも安いとはいえ、前回の長沼と今回で底が一部はがれてしまいました(涙)
安くてすぐすり減ってもいいトレランシューズを探すのがいいのかなあ・・・。
ちょっと研究してみることにします。

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