ぴよしろうの半日登山

家からわりと近場での、軽登山を続ける私、「ぴよしろう」の記録です。麦汁登山は・・・危険ですのでお勧めしません(苦笑)

ヌカビラ岳・北戸蔦別岳・戸蔦別岳・幌尻岳往復 平成25年8月3日(土)

2013-08-09 01:27:02 | 日高方面・夏山
 今年もシュウさんとどっかに行きましょうって相談して、いろいろ迷った末、幌尻岳に行くことに決定。
 今回はお互いの知り合いを誘って、グループで行くことにしました。

↓このコースの往復です。


 今回のメンバーは、シュウさんと、シュウさんの同僚のIさん、mottiさん、ゆー太郎さん、自分の5人。
 自分とゆー太郎さんは、北広島でmottiさんに拾ってもらい、日高へ。
 いつもながら他人に運転してもらい、麦汁を飲みながら山へ向かう大名登山です(笑)

 で、mottiさんが峠でトラックを抜きまくりながら、快調に進み・・・道の駅には相当早く到着。
 午前2時に全員が集合して、チロロ林道に入り、登山口3km手前のゲート前に駐車しました。

 準備してまだ暗い3時18分、ゲート前で写真撮影して出発です!

↓自分以外の4名です。左側の2人はなんか怖そうな人ですね(笑)


 暗い中、熊にビビリながら林道を3kmほど進みますが、今回は足跡も糞もなし。
 去年来た時は、もう本当に熊の足跡だらけだったのですが・・・
 最初のゲートが閉まっていたので人がほとんどこなくて、それで熊天国だったんだなー、と思いました。

 二岐沢の取水口(登山口)には4時8分に到着。
 明るくなったところでまずは最初の休憩をとります。

↓皆さんは朝食を。自分は休憩といえば麦汁というこで(苦笑)


 朝食を摂ったら、4時17分、登山口を出発です。
 熊よけにホイッスルを吹きまくりながら、最初は自分を先頭に進んだのですが・・・
 酔っぱらいなので渡渉地点を間違いまくり、先頭の役を罷免されて、mottiさんが先頭になりました(汗)

 ただ・・・mottiさんが先頭になったらなったで、めちゃペースが上がり・・・
 若いIさんが苦しそうにしていたのでペースダウンを要請しました。
 mottiさん、さすが体脂肪率5%だけあって、登りが早いです(笑)

 
 途中、トッタの泉で水を汲み、ゆっくり休憩しながら稜線を目指しました。

↓高度を上げると・・・雲の中に日高らしい風景が。 
 

↓ヌカビラ岳まではもうすぐ。だんだん暑くなってきました。


 7時15分にヌカビラ岳に到着。
 久々の日高の美しい景色に感動しました!
 もうここまでで、既に来てよかった感にあふれる山行です!

↓ヌカビラ山頂で休憩。


↓久々の幌尻と戸蔦別。天気がよくてよかった!


 次は北戸蔦別へ向かいます。
 去年来た時は、お花畑が熊の掘り返しでいっぱいでしたが、今回はほとんどそういう痕跡はありません。
 やっぱり人がたくさん入っていると全然違いますね。

 北戸蔦別山頂には7時53分着。
 先に山頂にいた方に「日帰りかい、体力あるねー」とか言われたりしました。
 山頂にはテントが2つありましたが、もう誰もいないようでした。

↓ここで荷物をデポし、できるだけサブザックで幌尻へ向かうことにしました。


↓戸蔦別に向かう稜線と幌尻。美しい・・・! 


 自分は麦汁休憩しながら、サブザックに荷物を入れ替え、水やメインのザック、麦汁の一部をデポしました。
 北戸蔦別では20分弱休憩。
 mottiさんとゆー太郎さんは荷物をデポせず、修業の一環ということで重い荷物を持って行くことに。
 自分はサブザックで相当軽くなって、「楽チンだなー」と思いながら戸蔦別へ向かいます。

↓戸蔦別へ向かう途中。


↓戸蔦別と北戸蔦別の中間の幌尻山荘に向かう道のあたりで。


 戸蔦別山頂には9時3分到着。
 北戸蔦別から52分ほどかかった計算です。

↓戸蔦別山頂。


 見てのとおり戸蔦別から幌尻は近いのですが、一度下降してまた上る地形を見て、みんなゲンナリ(苦笑)
 でも、7つ沼や周りの景色が美しいので、うれしさがそれに勝る感じでした。

↓やっぱり7つ沼カール。美しいですね。


↓緑が美しかった北戸蔦別からピパイロや伏見に続く山々。


↓日高らしい景色。帯広は雲の下。


 戸蔦別山頂では13分ほど休憩して、幌尻を目指すことにします。
 まずは7つ沼に近づくように高度を下げて行きます。

↓沼に近づいて。


↓幌尻に向かう登り。


 途中で高校の山岳部の方々とすれ違いました。
 男子と女子に分かれて、それぞれ先生がついていました。
 その最後尾に傘をさして歩いてくる人がいたので、「あれはたぶん女の先生だよねー」
 とみんなで話して、期待して見たら・・・男の先生でした(汗)

 
↓幌尻側からの7つ沼。戸蔦別の形がきれいで・・・こっちからの景色の方が美しい感じがしますね。


↓幌尻のピークが見えてきました!


↓天上を歩くmottiさん


↓もうすぐピーク!


 幌尻のピークが目の前に見えて、なんだか駆け上がりたくなりました(笑) ←子どものようですね
 一気に山頂に走って登ると・・・女性の登山者に「トレランですか?」と聞かれました。
 50mくらいしか走っていないので、正直に「いえ、いまちょっと走っただけです」とお答えしました(苦笑)

 10時58分到着。
 なんと出発から7時間40分もかかってますね(笑)

↓みんなで記念写真


↓日高の山並みですが・・・どの山がなんていうのか知りません(苦笑)


 最初は自分たちのほかに4人くらいの人がいたのですが、いつの間にか自分たちだけになっていました。
 もう自分も靴下まで脱いで、はだしになって、だらだらしながら麦汁をいただきました。
 自分たちだけなので、山頂標識に服をかけて乾かしたり、もうめちゃめちゃだらだらな100名山山頂です(^^;)

 で、シュウさんにいたっては、「幌尻なので、お尻をだしてみるのはどうでしょう?」と提案してくる始末(苦笑)
 出したらたぶん一生後悔するような気がしたのでやめましたが(笑)

↓山頂独占状態です。なんか服を干していると生活感がありますね(笑)


↓歩いてきた山並み


 山頂でゆっくりしていると、南側の方から雲が出てきました。
 今まですばらしい天気だったけど、そろそろだめかなー、という感じです。

 幌尻の山頂では40分近くゆっくりして、名残惜しいですが帰路に就くことに。

↓雲が湧いてきました


↓7つ沼にも雲がかかってきました。


 帰りも途中の山頂でまた休憩しながら、のんびり歩きました。
 もう、お花畑のピークは過ぎていましたが、まだいろいろな花がきれいに咲いていました。

 北戸蔦別に戻ると、2つのテントにはその主が戻っていました。
 また麦汁をいただきながら1人の方と話すと、行程が長いので1泊するようです。
 まあ、片道7~8時間なら普通は泊まるのがあたりまえなんだなー、と思いました。

↓背の高い白い花がたくさん。景色が見えないと花に目がいきますね。


↓トッタの泉で水を汲むmottiさん。


 帰りの川沿いの道がすごく長く感じました。
 熊が怖いので、みんなでホイッスルを吹きながら歩いたのですが・・・
 つまんないので、三三七拍子で吹いたり、応援拍手風に吹いたり、遊びながら吹いて歩きました。

↓川沿いの道・・・本当に長かった!


↓Iさんも膝の痛みに耐えながら歩きます。


 最後の林道もたかだか3kmなのですが、結構長く感じました。
 道中暇なのでいろいろと話しながら歩いたのですが、シュウさんにマラソンのことを話した際についつい
 「mottiさんはマラソン体型だけど、シュウさんはサブ3.5で走るようには見えないですよねー」
 と、正直に言ってしまいました(苦笑)

 シュウさんは仕事が忙しいので、平日はほとんど走らないそうです。
 それでフルを3時間半で走れるっていうのはホントに不思議でした。

 駐車地点には18時46分に到着。
 約15時間半の山行が終了しました。
 

 GPSトラックです。







 帰りはmottiさんには申し訳ないことに、車中で意識を失ってしまいました(苦笑)
 北広島に到着したのは22時を過ぎてからでした。

 
 次回はヌカビラ岳から伏見岳に縦走したいなー、と思いました。
 みなさんありがとうございました。
 また行きましょう!




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長かった林道歩き・・・ 戸蔦別岳・北戸蔦別岳・ヌカビラ岳  平成24年8月19日(日)

2012-08-23 02:24:16 | 日高方面・夏山
先週、たいがーさんと山で、あおフクロウさんのブログにあった幌尻岳とかいいねーって、話してました。
じゃあ、今週行ってみよう!、ということで夜の2時半に樹海ロード日高道の駅で待ち合わせ。
合流してからチロロ林道を進んでいくと・・・げげっ!!! ゲートが閉まってます!

↓ゲート横にあった看板。3日前に閉鎖されたようですね。悲しすぎる・・・。


いったんあきらめてUターンして帰ろうとしたのですが、次どこにいくか行き先が決まりません。
結局どこに行くのも遠くて結構時間がかかので、もう一度ここから行けないか検討することにします。

ここは確か、入林禁止時にツア-の人たちが合鍵で入って遭難事故を起こしたところです。
なのでこの状況で林道に入るのは・・・ちょっと抵抗もあり、考えてしまいます。
ただゲートの看板の表現は、入林自体の禁止ではなく、あくまで崩土のためのゲートの施錠と解釈できる感じです。
ゲ-ト自体にも「車両通行禁止」と書いてありますが、立ち入り禁止とは書いてありません。
車が通れないので通行を制限しただけで、徒歩で行くのは遭難事故の件とは違い、問題ないだろうと考えました。

で、ゲート前から登山口までの距離をGPSで測ると、概ね11~12kmくらいの感じです。
ちょっと迷いましたが、先週は56~57km歩いたんだから、これぐらい行けるよね!
・・・って、ちょっと迷ってるたいがーさんを説得(笑)して・・・ここから歩くことに決定しました!

↓準備するたいがーさん。・・・これから長い旅が始まります(苦笑)


道の駅でも麦汁を1Lほどいただきましたが・・・準備しながらまた0.85Lいただき(笑)・・・
4時3分、まだ真っ暗な林道を出発です!

暗い林道をヘッドランプをつけてのんびり歩いて行くと、だんだん明るくなってきました。
で・・・明るくなって目に入ってきたのは・・・熊の足跡です!

↓もう、めちゃめちゃあちこちにある熊の足跡。こわいよー(泣)


これがもう、すごくでかくて怪獣の足跡かと思いましたね(汗)

↓ぴよしろうの足跡との比較。いったい何百キロあるのか・・・。


さっき歩きましたという感じの足跡は何種類もあって、糞もあちこちにとてつもなく新鮮なやつがあります。
もう・・・ビビリまくりで、ちょっと物音がするとビクッと反応してしまいます。←お化け屋敷モード突入(笑)
時々笛も吹きながら、カウベルを鳴らしまくりで・・・ちょっと後悔しながら林道を進みました(苦笑)

で、これだけ熊がいるなら、走ったり、自転車で進んだりするのは非常に危険な気がします。
熊の方で気配を感じて隠れる時間を与えられるように、基本的にのんびり進みました。

そして、途中に土砂が沢から道路に大量に出ているところや、大きな岩が道路に落ちているところがありました。

↓道路にたまった土砂。これなら確かに車は通れませんね・・・。


ビビリながら2時間40分ほど歩いた6時42分、やっとこ北電の取水設備に到着です。
GPSによると、ここまで11.9km。
めちゃめちゃ長かったですね(苦笑)

↓北電の二岐沢取水設備。やっとつきましたが・・・車できたかったですね。


ここでいったん休憩して、麦汁や食い物を補給。
今日はまあ、北戸蔦別まで行ければいいね、ってたいがーさんと話して、いよいよ登山道に入ります。
最初は日高にしてはすばらしく良い道だね、って言ってたのですが・・・

↓最初の方は意外と歩きやすい登山道でした。


沢伝いに歩くようになると何度も渡渉するようになり、やっぱり日高だなー、と思ったりして進みました。



今回は初めてのコースで・・・もし水が補給できないと困るってことで、水分でめちゃめちゃザック重いです。
急斜面に入ると、もうへろへろになりながら登りました。

で、標高1350mあたりでトッタの泉があり、冷たい水を飲んで休憩。
この水場はかなりあてにできるみたいで、こんなに水分持ってかなければよかったかなー、とちょっと後悔。

↓トッタの泉。少ないようでいて、結構な量が湧いてますね。ちょっと苦い感じでした。


その後も苦しみながら急斜面を登り、熊の掘り返しがめちゃめちゃ多い稜線沿いの登山道を歩き・・・

↓熊に畑のように耕されたお花畑(苦笑)


9時28分、ヌカビラ岳に到着しました。

↓ヌカビラ岳山頂(たぶん・・・)幌尻(右)と戸蔦別(左)が見えました!


ここでまたちょっと休憩しておにぎりをいただき、今日の目的地、北戸蔦別へ向かいます!

↓北戸蔦別の山頂に向かうたいがーさん。


↓山頂に到着!


北戸蔦別には10時2分に到着。
日高の山々が見えて・・・よかったー、って気持ちになりました。

↓日高万歳!麦汁万歳!


ここが今日の目的地ってことにしてたので、もう、めちゃめちゃのんびりします。
FMラジオつけて麦汁飲んで、おやつ食べて(笑)
(自分が運転するまでは、麦汁飲んでから8時間以上後なのでご安心を。)

↓山と高原地図を見ながら山座同定するたいがーさん。


で、ここでやっぱり目を引くのが戸蔦別ですね。

↓かっちょいい戸蔦別。


幌尻もいいけど、急峻な感じのかっこいい戸蔦別を見ていると、いいなーって気持ちになります。
たいがーさんに「戸蔦別っていいねー」って言うと、「もう行くしかないんじゃないですか?」という返事が!
おおっ!じゃあ!・・・ってことで、のんびり30分休憩したところで荷物をデポして旅立つことにしました。

↓北戸蔦別を駆け下りるたいがーさん


↓戸蔦別と北戸蔦別の間の山は割と岩が多くて、アンギラスを思いだしました。


↓もうすぐ戸蔦別山頂!


戸蔦別には11時10分に到着。
10時34分に北戸蔦別を出発したので、36分で着いたことになります。



意外と遠く見えましたが、こんなに簡単につくんなら最初から来ればよかったねー、って言って休憩。

同時に幌尻からの10人くらいの関東方面からツアーの方々も到着しました。



たいがーさんは七つ沼のカールを見たいって言ってたので・・・うれしかったようですね。

↓七つ沼を見下ろすたいがーさん。絶景です!


ここまで来ると景色もやっぱり違って、グンと満足度というか、日高を満喫した感が高まりました。
さすがに幌尻までいくと時間がかかって、帰りに暗い林道で熊に会いそうで・・・残念ですが断念しました。

で、10分ほど景色を楽しんだ後、北戸蔦別に戻りましたが、日がさして景色がきれいに見えます!

↓北戸蔦別方面もきれいです!


↓今回残念ながら行けなかった幌尻。


北戸蔦別に戻り、またちょっとのんびりしてから、12時20分に下山開始です。
またトッタの泉で休憩しながら下山し、川のそばでは笛を吹きまくって・・・14時47分に取水施設に到着。

↓下りは早いですね。北戸蔦別から2時間半かからず登山口に到着。


なかなかハードな下りでちょっと疲れて・・・おやつを食べて休憩。
あとは、熊の林道(笑)をクリアすれば終了です。

もうだいぶ疲れてのろのろ歩くところを激しくアブに襲われて戦い・・・いったい何十匹殺したか(苦笑)
帰りもやっぱり熊の足跡と糞にビビリ、ガンガン笛を吹きまくりながらトボトボと林道を歩き続けました。

↓さすがのたいが-さんも、「林道歩きは飽きますね-。」って言ってました(苦笑)


で、取水設備から3時間、やっとゲ-トが見えた時はほんとうれしかったですね。

↓18時3分、ゲ-トに到着!


約40km、14時間の山行でした。
熊にも会わず、明るいうちに無事に帰ることができました・・・よかった!

で、たいがーさんの車の後ろに車が。
おまけにその後ろにはテントまであります。

で、中から人が出てきてお話しすると、本州から来た方で、幌尻を目的に来たとのことです。
自分達と同じようにゲ-トの閉鎖にショックを受けたようですが、明日天気がよければ一泊で行くとのこと。
たいがーさんは親切にいろいろと情報を提供して、自分の持っている地図や資料を渡してました。
えらいですね!。

↓明日幌尻を目指すという方。お名前は・・・聞いてません(笑)



で、下山後、道の駅でたいがーさんと別れ、お腹が減ったのでセイコーマートで買い物しました。
そして店から出ると・・・「ぴよしろうさん!」と言う声が!
見ると・・・ブログをリンクしているすづきさんでした!

↓すづきさん。最近は沢の方で活躍されているようです。


彼女とは昨年はニセイカウシュッペでも偶然会ったのですが、まさかこんなところで会うとは・・・オドロキました!
今日は麦汁持ってなかったのに、よく自分だってわかったねー!、って言って・・・
しばらくお話しをさせていただき、すごくうれしかったです。
また、どこかで会えるとうれしいなー、と思いました。



GPSトラックです。






ログが結構乱れていて・・・実際の累積標高は3000mくらいじゃないかと思います。


たまには札幌近郊を離れるのもいいなー、と思いました。
夜中だと日高の道の駅まで2時間くらいで行けちゃうんですね。

また林道が開放されたら、次は幌尻まで行ってみたいと思います。
めちゃめちゃ渡渉の多い幌尻山荘側から登るより個人的にはこっちの方が好きですね。

そして長い林道歩き・・・それも熊がウロウロしてるところはもう歩きたくないですね(苦笑)


一緒に行ったたいがーさんのブログ → お山

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ルベシベ山 平成21年9月12日(土)

2009-09-13 21:16:17 | 日高方面・夏山
 tarumae-yamaさんと大雪に行く予定でしたが、北日高はどうかとのお誘いが。
 Aさんという方から連絡があり、ルベシベ山へ行こうという計画だそうです。
 なんでも林道が廃れてもう来年は登れない可能性もあるとのこと。
 喜んで行くことにします。

 夜9時に千歳集合。
 日高の山は基本が登山口で前泊だそうで、そのまま日高へ。
 
 まずは日高町の森林管理署へゲートのカギをとりに。
 昼間にあらかじめカギを借りる予約をしておくそうです。
 なるほど。

↓カギを取り出すAさん。 


↓林道でカギを使ってゲートを開けるAさん。


 ルベシベ山の登山口にはテントを張る良いスペースがないとのことで、割と近い別な山の登山口で宿泊することに。
 
 ぴよしろう、去年ネットで1200円で買ったテント、初めて実戦投入します。
 で、考えてみると、テントで泊まるの高校のとき以来です。
 う~ん、すごいです。

↓手前の青いのがぴよしろうのテント。奥の緑のがAさんのテント。


 Aさんのテントに3人で入り、まずは宴会。
 もうすでに車でもそれなりにビールをいただいていたので、さらに飲んで結構な酔っ払いに。

 で、ぴよしろう、寝袋古いのがあったのですが、カビて捨ててしまい、家には娘の熊プーさんのかわいい寝袋しかありませんでした。
 なので今回はフリース上下を着てそのまま寝たのですが、夜中に寒くて死にそうになります。
 で、まず、非常用のブランケットを使用。
 ・・・やっぱり寒い。
 で、次にカッパを出して着ます。
 これにブランケットかけると・・・やっと寝れました。
 
 翌日は5時に起きて速攻で登山口へ向かいます。
 落石などで荒れた林道の終点へ到着。



 準備して朝6時、出発です!

↓左がtarumae-yamaさん、右がAさん。


 で、今回の山の問題点は、「沢を登る」ということ。
 ぴよしろう、沢靴持ってません。
 水量少ないし、大丈夫だろうということで、へ行ったとき使ったやつ、今回も使うことに。
 そうです、なぞの水遊び靴「AQUA STEP」(笑)
 前に近所で1000円で買ったやつです。
 
 バレエシューズを少し滑りにくくしたようなペラペラのシューズです。
 写真を見たい方は、
幌尻岳・戸蔦別岳を見てください。

 いきなり出発してすぐに沢に出ます。
 で、ぴよしろうはAQUA STEPに履き替え。
 沢と廃れた林道跡をAさん先導で進みます。





 1時間10分ほど歩いて休憩。
 ビールをいただきます。

 

 さらに進んで標高1260mあたりで色づいた山が見えてきます。

↓休憩後、先頭を歩くtarumae-yamaさん


 滝もあったりします。



 8時10分頃、沢の枯れる標高1540mあたりで振り向くと景色が開けていることに気がつきます。



 で、しばらく写真撮影大会したあと、紅葉の始まった急斜面を登り、高度を上げていきます。
 


 最後は日高の山らしい稜線でのハイマツ漕ぎをして山頂へ。



 8時52分山頂へ到着です。
 天気いいです!



↓Aさん。山屋という感じですね。

 

 すぐ隣はチロロ岳だそうです。



↓とりあえずビールをいただくぴよしろう。(tarumae-yamaさん撮影) 


 日高の山、稜線がめちゃめちゃ切れそうに鋭利な感じです。
 冬とかちょっと自分には無理な感じです。



 ほぼ1時間休憩して下山です。
 怪我しないよう気をつけて下ります。

 帰りの休憩中、tarumae-yamaさんがフキをとります。
 この時期に採れるのはなんかすごいですね。



 12時25分、登山口に到着。
 往復休憩込みで6時間25分でした。

 帰りはまた森林管理署にカギを返し、



 平取温泉に浸かって、



 tarumae-yamaさんのお宅にお邪魔して帰りました。

↓何度か紹介してますがtarumae-yamaさんのブログです。
「デジカメ持って野に山に」


 GPSトラックです。







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幌尻岳・戸蔦別岳 平成21年7月31日(金)

2009-08-01 20:09:50 | 日高方面・夏山
 やっと山に登れる体になったので、tarumae-yamaさんに連絡すると、日本100名山の幌尻へ行くのでどうかとのお誘いが。
 よろこんでご一緒させていただくことにしました。

 夜の12時に千歳の道の駅に集合です。
 その前に自宅で少し仮眠をとろうとしたのですが、眠れません。
 なので、道の駅に行ってビールを飲み、1時間ほどうとうとしてから準備開始。
 ほぼ徹夜状態で、12時過ぎにtarumae-yamaさん、初めてお会いするTさんに合流して出発です。

 無料の高速を使い、長い林道を走り、午前2時半頃に登山口に到着。
 まだ真っ暗ですが、しばらくは林道歩きなので、ヘッドライトを頼りに歩くことにして、2時40分頃スタートです!
 暗闇の中、ベテランお二人について歩き始めます。

↓左がtarumae-yamaさん。右がTさん。  


 さすが山奥、星空がきれいです。
 こんなきれいな星空は久しぶりだなぁ、と思いつつ、密かにビールを飲みながらトコトコ歩き続けます(笑)。
 
 じわじわと明るくなるのを感じながら夜明けを迎え、4時半前に北電の水力発電施設に到着、ここで休憩し、まずは朝食です。
 ここまでで8km。
 もう結構歩いてます。

↓発電施設です。


 休憩後、川沿い30分ほど歩くと渡渉ポイントに出ます。
 そこまで行く途中、ちょっと怖いへつりなんかもあります。

 

 ここからは、川沿いに進みます、というか、川の中もかなり歩きます。

 川を20回くらい渡ることはtarumae-yamaさんから聞いていました。
 ですが、ぴよしろう、沢靴を持ってないので、水遊び用の靴を持ってきました。
 ちなみに1000円です(笑)。
 本当は2~3日前に見つけた、もう少しましな水遊び用の靴を買う予定だったのですが、どこで見たのか思い出せず、
結局前から持っていた靴で行くことに。

↓なんとかお役目を果たした、なぞのシューズ「AQUA STEP」。


 いまひとつグリップしない感じの薄手のゴム底で、イボイボがついています。
 接地面積が少ないせいか、濡れた石の上ではけっこう滑りやすいです。
 またクッション性もありませんし、横の穴から小石が入ってきて痛いという、もう涙なしでは語れないほど悲しい靴です。
 こんな靴で普通はチャレンジしないですよね。
 実際、お二人はフェルトの沢靴だったのですが、性能差はかなりあった感じです。

 さらに失敗したのが、川用に靴下を持ってきたのに車に忘れたこと。
 この時期でも川の水は冷たく、裸足だと痺れるほどです。

 川の中、集中してゆっくり歩いて、転ばないように気を付けようと肝に銘じます。
 川は意外と流れが強く、太ももくらいまでの深さです。

↓川と戦うぴよしろう。 


 ところどころに赤ペンキやピンクテープ、積み上げた小石などで渡渉点がわかるようになっていろものの、
なかなかルートファインディングが難しいコースです。
 自分はなかなか見つけられなく、tarumae-yamaさんがテキパキと探してくれます。
 一人で来なくてよかった(笑)。

↓tarumae-yamaさん。


 お二人に多少遅れながらも約1時間15分、なんとか渡渉コースをクリアしました。
 ほんとに飽きるくらい水中歩行しました。
 なんちゅーワイルドなコースでしょうか。
 しかし・・・帰りがちょっと心配です。

 渡渉コースが終わると幌尻山荘に到着です。



 靴を履き替え、ほっと一息、ビールやおにぎりをいただき、しばらく休憩。
 
 さて、ここからはいよいよ登山という感じになります。
 6時半頃出発して登山道に入ります。
 それなりに急な登りが長く続きます。



 途中、1時間半ほど歩くと、「命の水」という水場があります。
 凍りそうに冷たい水が飲めます。手が冷たくて続けて飲めないくらいです。

↓ぴよしろうは奥の方に(見えないか・・・)。命の水へ向かうTさん。


 もうしばらく登ると、尾根歩きになり、一気に景色が良くなります。
 すばらしい景色です!

↓カールを見ながら歩く。幌尻は左の方。

 
 カールあたりから戸蔦別岳を見ると・・・すごく遠い・・・(笑)。
 そして登りも急でつらそうです。

↓後方正面が戸蔦別岳。


 途中お花畑で写真を撮りながら山頂へ向かいます。



 そして10時少し前、ついに幌尻の頂上に到着です。



 最後の1本のビールを分けてみんなで飲み、しばしの休憩です。
 一応10時前についたので、戸蔦別岳にも行くことに。

 頂上では60歳代後半のグループがいましたが、元山岳部のお仲間で、ときどき集まって登山しているとのこと。すごいですね。

 で、買ってきた「チーズクリームケーキ」というのを食べようとしたら、パンパン!
 やっぱり2000m超すと気圧が低いんですね。



 さて、戸蔦別岳はひとつ向こうの山です。
 うわぁ~、結構あるなぁ(笑)。



 10時20分頃、戸蔦別岳に向かって出発です。
 しばらく進んで振り返ると、幌尻の頂上に豆粒のように人が見えます。



 日高の山々は本当に奥が深い感じです。
 山の向こうにまだまだたくさんの山が見えます。



 幌尻からピークひとつ越すと、戸蔦別岳の手前下に「七ツ沼カール」が見えてきます。



 tarumae-yamaさんは七ツ沼カールにテント泊したことがあるとか。
 熊が出そうで怖いですね、とか、そんな話をしながら細いカールの尾根を歩きますが・・・。
 このあたりから、ハイマツが登山道を覆い、非常に抵抗が大きく、歩きにくくなってきます。



 それでもすばらしい天気の中、トッタベツの登りに挑みます。
 のんびり無理をせずに登り、12時過ぎに戸蔦別岳山頂に到着。
 


 さて、しばし休憩して地図を見ます。
 少し進んだところにあるピークから降りる道があり、これを下りてまた沢歩きすると山荘のようです。

↓この先のピークから左方向に下りて行く様子。・・・急斜面。


 そちらに向かっていくと、単独行の男性が。
 ずいぶん大荷物です。
 聞くと福井からやってきてもう山中で2泊。
 今日は七ツ沼に1人で泊まるのだとか。・・・すごい。
 なんでも幌尻山荘に泊まる予定だったのが、雨で予定が狂い泊まれなくなったのだとか。
 親切なtarumae-yamaさん、管理人さんに連絡してあげることにしました。
 えらいなあ。
 
 さて、問題の下りに入ります。
 沢は遥か彼方・・・です。



 下り始めると・・・死ぬほど急斜面!!
 疲れた体に響きます。
 で、ぴよしろう、靴が少し小さいのか、今までの山でも下りで足の親指の爪に痛みを感じてました。

 ところが今日は、急な下りのせいか格別に痛みます。
 たぶん親指の爪は2枚とも今回は死ぬだろうな、まあいいや・・・(笑)。
(実際、左の爪は死亡・・・。もう少し経つと剥がれてくると思われます(涙)。)
 痛みをこらえながら下山します。
 おまけに途中で水が切れてTさんにいただくことに。
 すみません、ありがとうございます。 

 沢までは標高差900m。歩けど歩けど着きません。
 途中休憩をとりながら、約1時間半かけて900mを下り切りました。
 ・・・もう死にそうでしたから(笑)。

 で、沢に着いて水遊び靴に交換。
 そして沢水もいただきます。・・・・これはうまい!

↓沢靴(自分は水遊び靴)に履き替え中。


 15分ほど休憩して沢下り開始です。
 低性能シューズ(笑)なので、慎重に進みます。

 写真撮る余裕もなく、ただただ川を下って15時前に幌尻山荘へ到着。
 お腹減りました。お菓子とかめちゃめちゃ食べて、大量に水分補給します。
 
 山荘では下山した方たちが、管理人さんとお菓子を食べて談笑中。
 お呼ばれしてポッキーを少しいただきました。
 今日は48名が宿泊するそうです。(定員50名)
 人気の山ですね、やっぱり。
 そして、来る方すべて道外という感じです。
 やっぱり100名山なんだなぁ、と思います。

 さて、自分たちにはまだまだ長い道のりが残ってます。
 特に自分はまじめに集中して川を下らなければなりません。
 ルートファインディングは先輩方にお願いし、自分は渡渉に集中します。

↓とにかく下見て転ばないように。
 

↓びびるぴよしろう。


 最後の渡渉を終え、発電施設に17時前に到着、休憩します。

 ここでやっと安心です。
 もう危険な場所はありません。
 あとはただ歩けば帰れますから(笑)。
 靴を履き替え、最後の長い林道歩きへ突入します。



 往路よりは少し遅いペースで歩きますが・・・長い!
 7.5Kmは疲れた体には長く感じます。
 GPSをちょくちょく見ますが、ちっとも距離が減りません。

 でもまあ、あとは時間が解決してくれて、19時少し前に駐車場到着です。
 みなさんお疲れ様でした、ありがとうございます。
 
 今回は勉強になりました。
 いままでいい加減に道具を選んでましたが、道具は限界に近い状態で差が大きく出てくるんですね。

↓今回ご一緒させていただいたtarumae-yamaさんのブログです。
 「デジカメ持って野に山に」
 tarumae-yamaさんの写真も使わせていただきました。
 ありがとうございます。

 GPSトラックです。
 いや~、34Km以上歩いているようですね。
 疲れるはずです。
 それに累積標高4073mって・・・これもなかなか激しいかもしれませんね。



 
コメント
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