恵庭岳の山頂の岩塔は崩壊が激しく、第二見晴台に登山禁止という看板があり、トラロープが張られています。
でもこの登山禁止という措置は、あくまで登らないでほしいという「お願い」であって、強制力はないとのこと。
そんなことで、純登山のパイオニアであるシュウさんと、純登山で恵庭岳の山頂を目指すことにしました。
↓GPSトラックです。自分のログ取りが失敗したのでシュウさんからいただきました。

まずは3時半に恵庭岳登山口で待ち合わせして、車1台をデポ。
苫小牧の海へ向かい、港の西側にある「ふるさと海岸の駐車場」に車を止めて準備します。
そして海岸に出て海水にタッチするというシュウさん式の儀式を終え、4:28、純登山をスタートしました。
↓カメラを忘れたので海岸は撮影できず、駐車場前の道路をスマホで撮影。

しかし・・・めちゃめちゃ寒いです。
気温は氷点下のようで、草が白くなっています。
ジャージの下に想定したよりもう一枚多く着用して、めちゃめちゃ暖かい格好をします。
そして、寒いのでゆっくりとジョグをして体を温めながら進むことにします。
で、自分は車の中で麦汁を飲んでましたが、シュウさんはまだ。
まずはコンビニめぐりをして、麦汁その他を補給です!
↓麦汁を飲むシュウさん。自分もいただきました。

苫小牧の街中を歩いていくと、少しずつ空が白んできました。
↓5:31、スポーツセンターのあたりです。

ラブホテル街を抜けて、霊園を越えて、自転車道に入るあたりで夜が明けました。
↓夜が明けた自転車道で。走ったり、麦汁を飲みながら歩いたりしました。

↓自転車道にはスタートからの距離が表示されていました。

いろいろとシュウさんと話をしながら進み、自分は自転車道までで2.1Lほど麦汁をいただきましたが・・・
寒いのに冷たい飲み物ばかり飲んでいるせいか、腹の調子が悪くて・・・
支笏湖へ向かう原野に何度も施肥しながら進みました(汗) ←いらん情報ですね(苦笑)
で、今回は麦汁をあまりたくさん買わなかったので、早目になくなってしまいました。
なので途中ですっかり醒めてしまった感じです。
あとは、支笏湖で補給するしかありません。
↓支笏湖に向かって走るシュウさん。

支笏湖温泉には8:57到着。
お店は開いてるかどうかちょっと不安でしたが・・・
↓支笏湖温泉街。向こうに恵庭岳が!

探してみると、一軒開いてるお店がありました!
支笏湖5山巡りのときに、ジョッキ500円の高級麦汁を買ったお店です(笑)
↓月見そばと麦汁をいただきました。そばの汁がうまくて全部飲みました。

で、今9時なので、帰りの時間を考えると、もうこれが最後の麦汁です。
なので、味わっていただくことにしました。
結局またトイレに寄ったりして・・・温泉街で30分ほど休憩してから恵庭岳へ再スタートしました。
↓少しずつ近づく恵庭岳。

↓左手には樽前と風不死が。

湖畔の道路をひたすらジョグで進みますが、ここしばらく足首を痛めて走っていなかったせいか疲れてきました。
そして、痛めた足首もちょっとずつ痛んできました。
実はこの日に備えてアマゾンで、クッションが効いたジョギングシューズを注文したつもりだったのですが・・・
泥酔していたためにソールの硬い違う靴を間違って注文してしまい、今日は仕方なくそのシューズできました(涙)
反発がいい靴らしいのですが・・・カタカタと走る音が激しく、硬くて足に響きます(ToT)
で、10:25にへろへろモードでポロピナイに到着し、またトイレへ直行(苦笑)
↓ポロピナイではトイレが改修中でした。仮設トイレが並んでいました。

ここでまた水分(ソフトドリンク)を摂り、休憩。
恵庭岳登山口まではもう少しなので、登山に備え、あとは歩いて体を休めることにします。
恵庭岳登山口には10:48に到着。
シュウさんのGPSによると、ここまで40km!
6時間以上かかった計算ですが・・・結構長かったですね(苦笑)
ここで、着替えて山の装備に切り替えます。
もう結構遅い時間なので、ちらほらと降りてくる方がいます。
↓登山口には車がたくさん!恵庭岳は人気の山なんですね。

ゆっくりと準備をして、11:17、スタートから7時間近く経過して、やっと登山です(苦笑)
さすがに40km移動してから急な斜面を登ると結構疲れますね・・・。
自分はストックを使いましたが、シュウさんは使わない主義なので、結構大変だったと思います。
↓登るシュウさん。

暫定山頂の第2見晴台には12:52に到着。
登山口から1時間35分かかった計算ですが、思ってたより早かったです。
↓暫定山頂。標識が割れてなんだかわからない状態ですね。

↓暫定山頂の景色。左に先にいた方が1人。

↓入山しないようにお願いする看板。要するに自己責任ってことですね。

ここでまず休憩して水分や食事を摂って・・・
ちょっと休憩したら、岩塔に向かうことにします!
↓岩塔。怖そうですね・・・(汗)

ここでシュウさんはヘルメットを装着。
さすが準備がいいです。
で、登山道を進んでいくと岩場を登る感じになって・・・最後はロープが3本降りてましたが、本当に急な岩場に。
↓一番左側のロープがあるところを選択。

↓ここは・・・なまら怖かったです!死ぬかと思った(苦笑)

この岩場は、素人には確かにめちゃめちゃ危険ですね。
自分は素人なのでビビリまくりました。
落ちたらただじゃすまないと思うと・・・もう足がすくみました(激汗)
でもここを慎重に越えて、山頂に行くと・・・おおっ!!
これは・・・すばらしい景色です!!
↓支笏湖が一望できます。手で合成したのでいまいちですが・・・。(クリックで拡大)

↓このオコタンペ湖の見え方も懐かしかった!

しばらく景色を楽しんでから降りることにしますが・・・やっぱりめちゃめちゃ怖いです(汗)
慎重に慎重に、ゆっくりと岩場を降りました。
↓山頂部から降りてくるシュウさん。

↓岩塔の下部のほう。

ここで思ったことは「登山禁止のお願いは正しい」ということでした。
普通のハイカーには危険すぎで、いつか大怪我する人が出るんじゃないかと思いました。
怖いので、自分もたぶんもう行かないような気がしました。 ←いつか気が変わるかもしれませんが(苦笑)
岩登りの訓練されている方ならどうってことないのでしょうけど、一般人にはきついですね。
そして暫定山頂には13:51に戻りました。
ここでまたちょっと休憩して、14:01に下山。
下山の最初のうちは山頂部での慎重に降りる雰囲気が残っていて、ゆっくりだったのですが・・・
シュウさんが先頭になってから、ペースアップして降りていきます。
12~13分降りると、軽装の若い男女4人に会い、「あと山頂までそれくらいですか?」と尋ねられました。
「あと30分くらいです」と答え、道の様子なども訊かれたので答えましたが・・・
ちょっと時間が遅いなー、と思いつつも、早く下山したほうがいいよ、と言えないで降りてきてしまいました。
これがずっと心に引っかかることになりました。
登山口には15:08到着。
暫定山頂から1時間7分と、いいペースで降りて恵庭岳純登山を終了しました。
着替えて休憩して、苫小牧のふるさと海岸に戻ったのは日没が近い16時過ぎ。
↓苫小牧のふるさと海岸で。もう日が暮れます・・・。

ここでシュウさんとお別れしました。
ありがとうございました。
グーグルアースに落としたGPSトラックです。


約50km、10時間39分の旅でした。
麦汁量は、恵庭岳登山口からの車中と、最初の方だけしか飲まなかったので2.45Lでした。
シュウさんと別れた後、ホッキが食べたくてマルトマ食堂に行ってみたら、残念ながら午後2時で既に閉店(涙)
何を食べようか迷ってうろうろした末、讃岐うどんを食べました。
そして店を出ると、もうすっかり薄暗い感じです。
そこで、恵庭岳で会った若い4人のことが思い出されてきて・・・なんだか不安な気持ちになりました。
「どうせ帰る方向だから、また登山口まで行ってみよう!」と思い、車を飛ばしました。
登山口に到着すると、ライトを点けた車が!
車には、最後に下山した方が乗っていて、あの4人が降りてこないので警察に連絡している最中でした。
「やっぱり・・・」彼らを止めなかったことを強く後悔しました。
自分としては夜に登山するのはいつものことなので、予備のLEDライトなどを持って、身支度してから暗い登山道へ。
いきなり鹿(たぶん)がいてガサガサいって、ちょっと焦りましたが進みます。
しばらく登るとパトカーが到着したようで・・・
「探しに入った男性の方、危ないので降りてきてください!」と拡声器で呼ばれます(汗)
「まずいなー」と思いながらどうしようかと考えていると・・・おおっ!、声が聞こえてきます!
4人が下山して来ました。
男性2人がLEDライトを持っていて、ゆっくり降りて来たとのこと。
よかった!
走って戻ってパトカーや通報した方に4人の無事を伝えました。
↓登山口で光るパトカーの赤色灯。なんだかわかりませんね(苦笑)

これで一件落着と思ったら・・・警察の方が来て「もう一台車があって、降りてきてない方がいる」と言います。
車の所有者を照会したところ、登山者名簿で10時に記帳していて下山時刻の書いてない方と一致。
息子さんに連絡がつき、携帯に連絡したものの留守番電話だということです。
54歳の女性ってことで、見なかったかと警察の方に聞かれましたが・・・残念ながら見た覚えはありません。
そのうちあと2台パトカーが来て、サイレンを鳴らしたり、拡声器で呼びかけをしていました。
ただ・・・登山道にいなかったということは、登山道から外れて迷ったか、滑落した可能性が高いです。
場所の特定ができない中、真っ暗なこの時間に探すのはかなり難しいことのように思えました。
本格的な捜索は夜が明けてからになるだろうな・・・
と思いながら、自分にはこれ以上どうしようもなく、警察にお任せするしかありませんでした。
翌日・・・やはり遭難で、その方が亡くなったことが確認されました。
報道によると、滑落しての死亡ということです。
自分たちがほぼ同時に登っている山で亡くなった方がいたのはショックですし、残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
でもこの登山禁止という措置は、あくまで登らないでほしいという「お願い」であって、強制力はないとのこと。
そんなことで、純登山のパイオニアであるシュウさんと、純登山で恵庭岳の山頂を目指すことにしました。
↓GPSトラックです。自分のログ取りが失敗したのでシュウさんからいただきました。

まずは3時半に恵庭岳登山口で待ち合わせして、車1台をデポ。
苫小牧の海へ向かい、港の西側にある「ふるさと海岸の駐車場」に車を止めて準備します。
そして海岸に出て海水にタッチするというシュウさん式の儀式を終え、4:28、純登山をスタートしました。
↓カメラを忘れたので海岸は撮影できず、駐車場前の道路をスマホで撮影。

しかし・・・めちゃめちゃ寒いです。
気温は氷点下のようで、草が白くなっています。
ジャージの下に想定したよりもう一枚多く着用して、めちゃめちゃ暖かい格好をします。
そして、寒いのでゆっくりとジョグをして体を温めながら進むことにします。
で、自分は車の中で麦汁を飲んでましたが、シュウさんはまだ。
まずはコンビニめぐりをして、麦汁その他を補給です!
↓麦汁を飲むシュウさん。自分もいただきました。

苫小牧の街中を歩いていくと、少しずつ空が白んできました。
↓5:31、スポーツセンターのあたりです。

ラブホテル街を抜けて、霊園を越えて、自転車道に入るあたりで夜が明けました。
↓夜が明けた自転車道で。走ったり、麦汁を飲みながら歩いたりしました。

↓自転車道にはスタートからの距離が表示されていました。

いろいろとシュウさんと話をしながら進み、自分は自転車道までで2.1Lほど麦汁をいただきましたが・・・
寒いのに冷たい飲み物ばかり飲んでいるせいか、腹の調子が悪くて・・・
支笏湖へ向かう原野に何度も施肥しながら進みました(汗) ←いらん情報ですね(苦笑)
で、今回は麦汁をあまりたくさん買わなかったので、早目になくなってしまいました。
なので途中ですっかり醒めてしまった感じです。
あとは、支笏湖で補給するしかありません。
↓支笏湖に向かって走るシュウさん。

支笏湖温泉には8:57到着。
お店は開いてるかどうかちょっと不安でしたが・・・
↓支笏湖温泉街。向こうに恵庭岳が!

探してみると、一軒開いてるお店がありました!
支笏湖5山巡りのときに、ジョッキ500円の高級麦汁を買ったお店です(笑)
↓月見そばと麦汁をいただきました。そばの汁がうまくて全部飲みました。

で、今9時なので、帰りの時間を考えると、もうこれが最後の麦汁です。
なので、味わっていただくことにしました。
結局またトイレに寄ったりして・・・温泉街で30分ほど休憩してから恵庭岳へ再スタートしました。
↓少しずつ近づく恵庭岳。

↓左手には樽前と風不死が。

湖畔の道路をひたすらジョグで進みますが、ここしばらく足首を痛めて走っていなかったせいか疲れてきました。
そして、痛めた足首もちょっとずつ痛んできました。
実はこの日に備えてアマゾンで、クッションが効いたジョギングシューズを注文したつもりだったのですが・・・
泥酔していたためにソールの硬い違う靴を間違って注文してしまい、今日は仕方なくそのシューズできました(涙)
反発がいい靴らしいのですが・・・カタカタと走る音が激しく、硬くて足に響きます(ToT)
で、10:25にへろへろモードでポロピナイに到着し、またトイレへ直行(苦笑)
↓ポロピナイではトイレが改修中でした。仮設トイレが並んでいました。

ここでまた水分(ソフトドリンク)を摂り、休憩。
恵庭岳登山口まではもう少しなので、登山に備え、あとは歩いて体を休めることにします。
恵庭岳登山口には10:48に到着。
シュウさんのGPSによると、ここまで40km!
6時間以上かかった計算ですが・・・結構長かったですね(苦笑)
ここで、着替えて山の装備に切り替えます。
もう結構遅い時間なので、ちらほらと降りてくる方がいます。
↓登山口には車がたくさん!恵庭岳は人気の山なんですね。

ゆっくりと準備をして、11:17、スタートから7時間近く経過して、やっと登山です(苦笑)
さすがに40km移動してから急な斜面を登ると結構疲れますね・・・。
自分はストックを使いましたが、シュウさんは使わない主義なので、結構大変だったと思います。
↓登るシュウさん。

暫定山頂の第2見晴台には12:52に到着。
登山口から1時間35分かかった計算ですが、思ってたより早かったです。
↓暫定山頂。標識が割れてなんだかわからない状態ですね。

↓暫定山頂の景色。左に先にいた方が1人。

↓入山しないようにお願いする看板。要するに自己責任ってことですね。

ここでまず休憩して水分や食事を摂って・・・
ちょっと休憩したら、岩塔に向かうことにします!
↓岩塔。怖そうですね・・・(汗)

ここでシュウさんはヘルメットを装着。
さすが準備がいいです。
で、登山道を進んでいくと岩場を登る感じになって・・・最後はロープが3本降りてましたが、本当に急な岩場に。
↓一番左側のロープがあるところを選択。

↓ここは・・・なまら怖かったです!死ぬかと思った(苦笑)

この岩場は、素人には確かにめちゃめちゃ危険ですね。
自分は素人なのでビビリまくりました。
落ちたらただじゃすまないと思うと・・・もう足がすくみました(激汗)
でもここを慎重に越えて、山頂に行くと・・・おおっ!!
これは・・・すばらしい景色です!!
↓支笏湖が一望できます。手で合成したのでいまいちですが・・・。(クリックで拡大)

↓このオコタンペ湖の見え方も懐かしかった!

しばらく景色を楽しんでから降りることにしますが・・・やっぱりめちゃめちゃ怖いです(汗)
慎重に慎重に、ゆっくりと岩場を降りました。
↓山頂部から降りてくるシュウさん。

↓岩塔の下部のほう。

ここで思ったことは「登山禁止のお願いは正しい」ということでした。
普通のハイカーには危険すぎで、いつか大怪我する人が出るんじゃないかと思いました。
怖いので、自分もたぶんもう行かないような気がしました。 ←いつか気が変わるかもしれませんが(苦笑)
岩登りの訓練されている方ならどうってことないのでしょうけど、一般人にはきついですね。
そして暫定山頂には13:51に戻りました。
ここでまたちょっと休憩して、14:01に下山。
下山の最初のうちは山頂部での慎重に降りる雰囲気が残っていて、ゆっくりだったのですが・・・
シュウさんが先頭になってから、ペースアップして降りていきます。
12~13分降りると、軽装の若い男女4人に会い、「あと山頂までそれくらいですか?」と尋ねられました。
「あと30分くらいです」と答え、道の様子なども訊かれたので答えましたが・・・
ちょっと時間が遅いなー、と思いつつも、早く下山したほうがいいよ、と言えないで降りてきてしまいました。
これがずっと心に引っかかることになりました。
登山口には15:08到着。
暫定山頂から1時間7分と、いいペースで降りて恵庭岳純登山を終了しました。
着替えて休憩して、苫小牧のふるさと海岸に戻ったのは日没が近い16時過ぎ。
↓苫小牧のふるさと海岸で。もう日が暮れます・・・。

ここでシュウさんとお別れしました。
ありがとうございました。
グーグルアースに落としたGPSトラックです。


約50km、10時間39分の旅でした。
麦汁量は、恵庭岳登山口からの車中と、最初の方だけしか飲まなかったので2.45Lでした。
シュウさんと別れた後、ホッキが食べたくてマルトマ食堂に行ってみたら、残念ながら午後2時で既に閉店(涙)
何を食べようか迷ってうろうろした末、讃岐うどんを食べました。
そして店を出ると、もうすっかり薄暗い感じです。
そこで、恵庭岳で会った若い4人のことが思い出されてきて・・・なんだか不安な気持ちになりました。
「どうせ帰る方向だから、また登山口まで行ってみよう!」と思い、車を飛ばしました。
登山口に到着すると、ライトを点けた車が!
車には、最後に下山した方が乗っていて、あの4人が降りてこないので警察に連絡している最中でした。
「やっぱり・・・」彼らを止めなかったことを強く後悔しました。
自分としては夜に登山するのはいつものことなので、予備のLEDライトなどを持って、身支度してから暗い登山道へ。
いきなり鹿(たぶん)がいてガサガサいって、ちょっと焦りましたが進みます。
しばらく登るとパトカーが到着したようで・・・
「探しに入った男性の方、危ないので降りてきてください!」と拡声器で呼ばれます(汗)
「まずいなー」と思いながらどうしようかと考えていると・・・おおっ!、声が聞こえてきます!
4人が下山して来ました。
男性2人がLEDライトを持っていて、ゆっくり降りて来たとのこと。
よかった!
走って戻ってパトカーや通報した方に4人の無事を伝えました。
↓登山口で光るパトカーの赤色灯。なんだかわかりませんね(苦笑)

これで一件落着と思ったら・・・警察の方が来て「もう一台車があって、降りてきてない方がいる」と言います。
車の所有者を照会したところ、登山者名簿で10時に記帳していて下山時刻の書いてない方と一致。
息子さんに連絡がつき、携帯に連絡したものの留守番電話だということです。
54歳の女性ってことで、見なかったかと警察の方に聞かれましたが・・・残念ながら見た覚えはありません。
そのうちあと2台パトカーが来て、サイレンを鳴らしたり、拡声器で呼びかけをしていました。
ただ・・・登山道にいなかったということは、登山道から外れて迷ったか、滑落した可能性が高いです。
場所の特定ができない中、真っ暗なこの時間に探すのはかなり難しいことのように思えました。
本格的な捜索は夜が明けてからになるだろうな・・・
と思いながら、自分にはこれ以上どうしようもなく、警察にお任せするしかありませんでした。
翌日・・・やはり遭難で、その方が亡くなったことが確認されました。
報道によると、滑落しての死亡ということです。
自分たちがほぼ同時に登っている山で亡くなった方がいたのはショックですし、残念です。
ご冥福をお祈りいたします。