ぴよしろうの半日登山

家からわりと近場での、軽登山を続ける私、「ぴよしろう」の記録です。麦汁登山は・・・危険ですのでお勧めしません(苦笑)

長かった林道歩き・・・ 戸蔦別岳・北戸蔦別岳・ヌカビラ岳  平成24年8月19日(日)

2012-08-23 02:24:16 | 日高方面・夏山
先週、たいがーさんと山で、あおフクロウさんのブログにあった幌尻岳とかいいねーって、話してました。
じゃあ、今週行ってみよう!、ということで夜の2時半に樹海ロード日高道の駅で待ち合わせ。
合流してからチロロ林道を進んでいくと・・・げげっ!!! ゲートが閉まってます!

↓ゲート横にあった看板。3日前に閉鎖されたようですね。悲しすぎる・・・。


いったんあきらめてUターンして帰ろうとしたのですが、次どこにいくか行き先が決まりません。
結局どこに行くのも遠くて結構時間がかかので、もう一度ここから行けないか検討することにします。

ここは確か、入林禁止時にツア-の人たちが合鍵で入って遭難事故を起こしたところです。
なのでこの状況で林道に入るのは・・・ちょっと抵抗もあり、考えてしまいます。
ただゲートの看板の表現は、入林自体の禁止ではなく、あくまで崩土のためのゲートの施錠と解釈できる感じです。
ゲ-ト自体にも「車両通行禁止」と書いてありますが、立ち入り禁止とは書いてありません。
車が通れないので通行を制限しただけで、徒歩で行くのは遭難事故の件とは違い、問題ないだろうと考えました。

で、ゲート前から登山口までの距離をGPSで測ると、概ね11~12kmくらいの感じです。
ちょっと迷いましたが、先週は56~57km歩いたんだから、これぐらい行けるよね!
・・・って、ちょっと迷ってるたいがーさんを説得(笑)して・・・ここから歩くことに決定しました!

↓準備するたいがーさん。・・・これから長い旅が始まります(苦笑)


道の駅でも麦汁を1Lほどいただきましたが・・・準備しながらまた0.85Lいただき(笑)・・・
4時3分、まだ真っ暗な林道を出発です!

暗い林道をヘッドランプをつけてのんびり歩いて行くと、だんだん明るくなってきました。
で・・・明るくなって目に入ってきたのは・・・熊の足跡です!

↓もう、めちゃめちゃあちこちにある熊の足跡。こわいよー(泣)


これがもう、すごくでかくて怪獣の足跡かと思いましたね(汗)

↓ぴよしろうの足跡との比較。いったい何百キロあるのか・・・。


さっき歩きましたという感じの足跡は何種類もあって、糞もあちこちにとてつもなく新鮮なやつがあります。
もう・・・ビビリまくりで、ちょっと物音がするとビクッと反応してしまいます。←お化け屋敷モード突入(笑)
時々笛も吹きながら、カウベルを鳴らしまくりで・・・ちょっと後悔しながら林道を進みました(苦笑)

で、これだけ熊がいるなら、走ったり、自転車で進んだりするのは非常に危険な気がします。
熊の方で気配を感じて隠れる時間を与えられるように、基本的にのんびり進みました。

そして、途中に土砂が沢から道路に大量に出ているところや、大きな岩が道路に落ちているところがありました。

↓道路にたまった土砂。これなら確かに車は通れませんね・・・。


ビビリながら2時間40分ほど歩いた6時42分、やっとこ北電の取水設備に到着です。
GPSによると、ここまで11.9km。
めちゃめちゃ長かったですね(苦笑)

↓北電の二岐沢取水設備。やっとつきましたが・・・車できたかったですね。


ここでいったん休憩して、麦汁や食い物を補給。
今日はまあ、北戸蔦別まで行ければいいね、ってたいがーさんと話して、いよいよ登山道に入ります。
最初は日高にしてはすばらしく良い道だね、って言ってたのですが・・・

↓最初の方は意外と歩きやすい登山道でした。


沢伝いに歩くようになると何度も渡渉するようになり、やっぱり日高だなー、と思ったりして進みました。



今回は初めてのコースで・・・もし水が補給できないと困るってことで、水分でめちゃめちゃザック重いです。
急斜面に入ると、もうへろへろになりながら登りました。

で、標高1350mあたりでトッタの泉があり、冷たい水を飲んで休憩。
この水場はかなりあてにできるみたいで、こんなに水分持ってかなければよかったかなー、とちょっと後悔。

↓トッタの泉。少ないようでいて、結構な量が湧いてますね。ちょっと苦い感じでした。


その後も苦しみながら急斜面を登り、熊の掘り返しがめちゃめちゃ多い稜線沿いの登山道を歩き・・・

↓熊に畑のように耕されたお花畑(苦笑)


9時28分、ヌカビラ岳に到着しました。

↓ヌカビラ岳山頂(たぶん・・・)幌尻(右)と戸蔦別(左)が見えました!


ここでまたちょっと休憩しておにぎりをいただき、今日の目的地、北戸蔦別へ向かいます!

↓北戸蔦別の山頂に向かうたいがーさん。


↓山頂に到着!


北戸蔦別には10時2分に到着。
日高の山々が見えて・・・よかったー、って気持ちになりました。

↓日高万歳!麦汁万歳!


ここが今日の目的地ってことにしてたので、もう、めちゃめちゃのんびりします。
FMラジオつけて麦汁飲んで、おやつ食べて(笑)
(自分が運転するまでは、麦汁飲んでから8時間以上後なのでご安心を。)

↓山と高原地図を見ながら山座同定するたいがーさん。


で、ここでやっぱり目を引くのが戸蔦別ですね。

↓かっちょいい戸蔦別。


幌尻もいいけど、急峻な感じのかっこいい戸蔦別を見ていると、いいなーって気持ちになります。
たいがーさんに「戸蔦別っていいねー」って言うと、「もう行くしかないんじゃないですか?」という返事が!
おおっ!じゃあ!・・・ってことで、のんびり30分休憩したところで荷物をデポして旅立つことにしました。

↓北戸蔦別を駆け下りるたいがーさん


↓戸蔦別と北戸蔦別の間の山は割と岩が多くて、アンギラスを思いだしました。


↓もうすぐ戸蔦別山頂!


戸蔦別には11時10分に到着。
10時34分に北戸蔦別を出発したので、36分で着いたことになります。



意外と遠く見えましたが、こんなに簡単につくんなら最初から来ればよかったねー、って言って休憩。

同時に幌尻からの10人くらいの関東方面からツアーの方々も到着しました。



たいがーさんは七つ沼のカールを見たいって言ってたので・・・うれしかったようですね。

↓七つ沼を見下ろすたいがーさん。絶景です!


ここまで来ると景色もやっぱり違って、グンと満足度というか、日高を満喫した感が高まりました。
さすがに幌尻までいくと時間がかかって、帰りに暗い林道で熊に会いそうで・・・残念ですが断念しました。

で、10分ほど景色を楽しんだ後、北戸蔦別に戻りましたが、日がさして景色がきれいに見えます!

↓北戸蔦別方面もきれいです!


↓今回残念ながら行けなかった幌尻。


北戸蔦別に戻り、またちょっとのんびりしてから、12時20分に下山開始です。
またトッタの泉で休憩しながら下山し、川のそばでは笛を吹きまくって・・・14時47分に取水施設に到着。

↓下りは早いですね。北戸蔦別から2時間半かからず登山口に到着。


なかなかハードな下りでちょっと疲れて・・・おやつを食べて休憩。
あとは、熊の林道(笑)をクリアすれば終了です。

もうだいぶ疲れてのろのろ歩くところを激しくアブに襲われて戦い・・・いったい何十匹殺したか(苦笑)
帰りもやっぱり熊の足跡と糞にビビリ、ガンガン笛を吹きまくりながらトボトボと林道を歩き続けました。

↓さすがのたいが-さんも、「林道歩きは飽きますね-。」って言ってました(苦笑)


で、取水設備から3時間、やっとゲ-トが見えた時はほんとうれしかったですね。

↓18時3分、ゲ-トに到着!


約40km、14時間の山行でした。
熊にも会わず、明るいうちに無事に帰ることができました・・・よかった!

で、たいがーさんの車の後ろに車が。
おまけにその後ろにはテントまであります。

で、中から人が出てきてお話しすると、本州から来た方で、幌尻を目的に来たとのことです。
自分達と同じようにゲ-トの閉鎖にショックを受けたようですが、明日天気がよければ一泊で行くとのこと。
たいがーさんは親切にいろいろと情報を提供して、自分の持っている地図や資料を渡してました。
えらいですね!。

↓明日幌尻を目指すという方。お名前は・・・聞いてません(笑)



で、下山後、道の駅でたいがーさんと別れ、お腹が減ったのでセイコーマートで買い物しました。
そして店から出ると・・・「ぴよしろうさん!」と言う声が!
見ると・・・ブログをリンクしているすづきさんでした!

↓すづきさん。最近は沢の方で活躍されているようです。


彼女とは昨年はニセイカウシュッペでも偶然会ったのですが、まさかこんなところで会うとは・・・オドロキました!
今日は麦汁持ってなかったのに、よく自分だってわかったねー!、って言って・・・
しばらくお話しをさせていただき、すごくうれしかったです。
また、どこかで会えるとうれしいなー、と思いました。



GPSトラックです。






ログが結構乱れていて・・・実際の累積標高は3000mくらいじゃないかと思います。


たまには札幌近郊を離れるのもいいなー、と思いました。
夜中だと日高の道の駅まで2時間くらいで行けちゃうんですね。

また林道が開放されたら、次は幌尻まで行ってみたいと思います。
めちゃめちゃ渡渉の多い幌尻山荘側から登るより個人的にはこっちの方が好きですね。

そして長い林道歩き・・・それも熊がウロウロしてるところはもう歩きたくないですね(苦笑)


一緒に行ったたいがーさんのブログ → お山

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札幌横断登山 白旗山・藻岩山・砥石山・手稲山縦走 平成24年8月11日(土)

2012-08-12 22:15:24 | 札幌・夏山
たいがーさんと十勝連峰あたりに行こうかと話していたのですが、ちょっと天気が不安定なようです。
で、どうしようかと相談していると・・・たいがーさんが50km以上歩いてみたいといいます。
じゃあってことで、前に行った「札幌長距離散歩」のコースを手直しして・・・50kmを超える企画にしました。
有明からスタートして白旗山に登り、西岡水源地を抜けて藻岩山に向かい、砥石山、手稲山を登るコ-スです。



まずは深夜2時に手稲山北尾根登山口で待ち合わせです。

2時過ぎ、たいがーさんの車がきた! と思いクラクションを鳴らして、車から降りて手を振ると・・・
中から知らない若いにーちゃんが降りてきて・・・「夜景見に行くんだけど、通行止め?」と聞かれました(汗)
「す、すいません!知り合いの車にそっくりだったもんで!」と、ひた謝り。
・・・よく確認しなきゃだめですね(苦笑)

で、そのあとすぐ本物のたいがーさんがきて(笑)・・・車をデポして有明に向かいます。
2人とも1時間くらいの仮眠しかとってなくて、ちょっと眠たいですが・・・自分は麦汁1Lをいただきます!

そして有明の白旗山に一番近い入り口に車を止めて、3時28分出発です!

↓入り口に熊の出没情報があって、見ると2日前の情報でした。


熊が怖いので、いつものようにラジオ全開、鈴鳴らしまくりで暗い中を進みます。
ラジオは当然オリンピック、サッカーの日韓戦です!

暗い中、標識に注意して歩き・・・・約30分ほどで白旗山の山頂に到着。



ここで道が2つあって・・・どっちに行くか迷ったのですが、たいがーさんがこの辺に詳しくて助かりました。

↓まだ少し薄暗い遊歩道を歩くたいがーさん。


自分は白旗山より北側には行ったことがなかったのですが、なかなか快適な遊歩道です。
気持ちよく西岡水源地に向かっていくと・・・げげっ、看板が。

↓ここまできてから立ち入り禁止と言われても・・・


どうやら熊の出没で立ち入り禁止のようですが、ここまで既に9kmも進んできて戻れと言われても困ります。
最初の入り口にも立ち入り禁止とは書いてなかったと思うのですが、暗かったから見落としたのか・・・。
まあ、公園だからこうなのでしょうが、山なら熊の出没はあたりまえなので、鈴を鳴らして進むことにしました。

で、ちょうど2時間で西岡公園を抜けて住宅街に入り、舗装道路歩きに。
今日は長丁場なので基本的にほとんど歩こうってことにして、のんびり途中で麦汁を補給しながら進みます。

↓住宅街を藻岩山に向かうたいがーさん。


淡々と舗装道路を歩き・・・藻岩のスキー場登山口には7:39に到着。
舗装道路を8km歩くのになんと2時間以上かかってしまいましたね(苦笑)

↓友雪荘の前のスキー場コース登山口。


で、ここからですが・・・お恥ずかしいことにほとんど記憶がありません。
寝不足の上に麦汁を飲みすぎたせいで、久しぶりに睡眠歩行状態に入ってしまいました(苦笑)
たいがーさんの足元だけを見て進んだ記憶がうっすらとあります。
山頂では一応写真を撮っていますが、このあたりでも相当意識のレベルは低く、たぶん朦朧としてました。

↓半分寝ながら撮影しているので、めちゃめちゃ斜めですね(^^;)


GPSによると、8時22分に到着。
約41分で山頂についているので、それなりのペースで登ってるはずですが・・・ほぼ寝てたんですね(笑)

さらにこのあとも半睡眠状態は続き・・・小林峠まではほぼ記憶がありません(恥)

↓なんとか記憶がある小林峠・・・。


そしてこのあとまだしばらく半睡眠状態が続きましたが、なんとか砥石山の途中で覚醒してきました。
T4分岐で休憩したのですが、そのあたりからはなんとか覚えています(^^;)

11時1分、砥石山山頂に到着しましたが・・・ほんと、なんだかわからないにうちに到着した感じですね(苦笑)
だいぶ酔いましたが、まあ、帰りに運転するまでは9時時間くらいあるので大丈夫でしょう。

↓景色が見えない砥石山(涙) 記憶がほとんど無い登山でした(汗)


30分近くのんびりと休憩して、こんどは手稲山に向かって出発です。

さびしい登山道を降りて、福井方面へ出て・・・

↓遊歩道から一般道に出るたいがーさん。


もうめちゃめちゃ暑い中を歩いて行くと・・・「リゾートサッポロ」というところに自動販売機がありました。
水を買って飲んだのですが、冷たくてうまかったです!
で、そこの方から「どこの山から来たんですか」と声をかけられました。
この施設、焼肉などもやってるようで、このままここで焼肉して麦汁飲むのもいいなあって気持ちになりました。
まあ、無理なんですが(笑)

↓左がリゾートサッポロの方。写真斜めですいません・・・。


休憩後、キリギリスがギーギーと鳴き、オニヤンマが飛ぶのを見ながら、くそ暑い中をさらに歩き続け・・・
五天山の横のトンネルを抜けると・・・手稲山が見えてきました!

↓左側の山が手稲山ですね。


そして、やっぱりセイコーマートに寄りたいので、一度平和の滝と反対方向へ歩き、食料と飲み物を補給。
その後改めて平和の滝に向かって舗装道路を歩き続け・・・14時43分、手稲山登山口に到着です。



で・・・やっぱり暑いので、またここでも自販機で水を買い補給して5分ほど休憩。
補給ができるってありがたいですね。

さて、もうここまでで41kmで、かなり時間もかかってしまいました。
日没までもう4時間しかないので、たぶんヘッドランプ使って下山だねー、と話しながら進むと・・・
手稲山は結構人気なのか、下山してくる方々が結構いました。
彼らから見ると、今頃登る自分たちはかなり怪しい奴らですね(苦笑)

で、たいがーさんが先頭で進みますが・・・めちゃめちゃ早い!
まだ結構気温が高いので、ぐちゃぐちゃ汗が噴き出します。

↓滝のところで休憩。涼しくてよかったです。


急斜面の岩場でも全くペースを落とさずに進むので、「たいがーさん、すごいなー」と感心します。
その後も岩場で多少休憩を取りながらもぐいぐいと進み・・・最後はちょっとゆっくりでしたが・・・

↓ケルンの横を歩くたいがーさん。


16時43分、山頂到着です!

↓誰もいない山頂。まあ、この時間ならあたりまえですね(笑)


疲れてるにもかかわらず、登山口から2時間かからずに山頂につきました(笑)
で、まずはのんびり休憩ですが・・・次は自分が運転なので麦汁ではなくスポーツドリンク。
20分弱くらいいましたが、山頂は結構気温が低くて、ジャケットを出して着ました。

↓山頂ではまたしても景色には恵まれませんでしたね・・・。


で・・・あまりのんびりすると、暗くなってしまうので17時1分、下山開始です。

ゲレンデには色鮮やかな花がたくさん咲いていました。
しばらく降りるとたいがーさんが、「正面の山、ネオパラですね」と気付き、冬のことを思い出しました。

↓ジョグで降りるたいがーさん。


↓右がネオパラ。その横にうっすらと札幌の街が見えます。


で、ゲレンデの急斜面をたいがーさんがガンガン降り始めると、もうついていけません(苦笑)
少し遅れ気味に後を追い・・・舗装道路に出てからは足に悪いので2人ともゆっくり歩きました。

最後は自然歩道に入り、疲れた体に鞭打ってジョグで進み・・・なんとか日没前の18時34分に登山口に到着。
下りではたいがーさんにまったくついていけなかったのは言うまでもありません(苦笑)
でも・・・疲労で遅くなるかなーと思っていましたが、1時間半ほどで下山できたのは上出来でした。

有明から手稲までの札幌横断企画は15時間5分、約56km(沿面距離57km)で無事終了。

たいがーさんは残雪期のかなり遅くまでスキーをしていたので、夏山モードに体が切り替わるのが遅かったのですが、
もう完璧な仕上りですね。
そのうちついていけなくなりそうです(苦笑)

で、たいがーさん、GPSを下山時に落としたようで、翌日に5時間ほど粘って探したそうですが・・・
残念ながら見つからなかったとのこと。
もし見つけたかたがいましたら、こちらのブログまでお知らせくださいm(_ _)m


GPSトラックです。2万5千分の1の地図を1/2で載せましたが・・・ちょっとしつこいですね(笑)









累積標高はだいぶ誤差があるようで、実際には3500mくらいだと思います。




汗が冷えるとすっかり寒くなってしまい、暖かいラーメンが食べたくなって帰りにさんぱちへ。



汗をかいたせいか、めちゃめちゃおいしく感じてスープもほぼ飲みつくしました。

で、このコース、途中で補給ができるし、途中でリタイヤも可能なので気楽です。
来年もちょっと手直しして、長距離歩行訓練としてまたやってみたいと思います。


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豊滝から豊羽鉱山へ 札幌岳から無意根山縦走 平成24年7月28日(土)

2012-08-01 00:22:40 | 定山渓方面・夏山
札幌岳と無意根山は国道230号を挟んで隣り合った山で、登山口が5kmちょっとしか離れていません。
でも、この2山を縦走したという話は聞いたことがなく、前からやってみたいなー、と思ってました。

今回は無意根の元山登山口に自転車をデポしておき、豊滝の道路情報館からスタートすることにしました。



まだ薄暗いうちに無意根にチャリをデポして、道路情報館で準備しながら麦汁を1Lほどいただき・・・

↓道路情報館って、いろいろ叩かれましたが・・・トイレと駐車場は役に立ってますね(笑)


5時6分、まずは札幌岳の豊滝コ-スに向けて出発です!

↓右の方が札幌岳ですね・・・たぶん(苦笑)


のんびりと、スロ-ジョグ&ウオークで進み・・・

↓ちょっとわかりにくい林道に入る分岐。橋の手前で左に入ります。


林道に入ったら熊が怖いので、熊鈴を2つ付けてラジオ全開(笑)
5時40分、盤の沢林道のゲ-トに到着です!

↓3kmちょっと進んだところでゲ-ト。


一昨年T先生とここに来た時はゲ-トが開いたのになー、と思いながら進むと・・・
途中、道が崩れてるところや、水で道が流されてしまったところがありました。

↓これではちょっと車では無理ですね・・・。しばらくはゲ-トから歩くことになりますね。


今年の雪解けは激しかったので、そのせいで流れたのかもしれませんね。

で、6時21分、1時間15分ほどかかってやっと登山口に到着。
ここまで6.4kmです。
とりあえず1回目の休憩ってことで麦汁をいただきます。

↓麦汁の向こうの細い踏み跡のようなのが登山道です。ちょっと荒れてきた感じですね。


そして500mほど進むと荒れた感じの沢があって、登山道が途切れています。
沢伝いに登るのかなーと、沢をのぼってみたり、あちこちうろうろしますが登山道が見つからず・・・
結局20分以上道をさがすことになり・・・かなり疲れました(苦笑)

でもその後はなんとか迷わず進み、笹のトンネルもちょっと笹刈されていて、一昨年よりは歩きやすかったです。

↓空沼からの縦走路との合流始点に近い笹のトンネル。


最後は急斜面にやられてなんだかのろのろと歩き・・・7時48分、ガスの中の山頂に到着です。



雲の中という感じで草が濡れていて・・・もう服とかべちゃべちゃです(涙)
おまけにまったく景色も見えません(悲)
とりあえず風の当たらないところで麦汁を飲み、おにぎりを食べて20分弱山頂で休憩しました。

冷水コ-スの下山を始めると・・・まあ道の草がきちんと刈ってあって、豊滝とえらい違いでした(笑)

↓めちゃめちゃ幅広く草刈されている登山道。


前回に続き、トレランシューズにテーピングというスタイルで来たのですが・・・
登山道が濡れていて、ソールの溝が浅い自分のトレランシューズではズルズル滑って尻餅をつきます。
そんなことでゆっくり降りていくと、冷水小屋まで40分近くかかってしまいました(汗)

小屋のところで若い男性2人組がいて、ちょっとお話しました。
今日のコ-スを話しながら、麦汁を出して飲むと、「ベテランは違うなあ」とか言ってました(笑)
ベテランは麦汁を飲むものと勘違いされたら・・・ちょっとまずいですね(苦笑)

↓小屋の前の水もいただきました。


そっから数人とすれ違いながら下山し・・・登山口には9時30分に到着しました。



ここまでの14.6kmで4時間半。
だいぶのろのろな感じですが、まあ仕方ありません。
まだまだ時間はあるので焦らず行くことにします。

で、スロ-ジョグで舗装道路を下っていくと・・・重要な補給ポイントの長谷川商店です!

↓開いてるかどうか不安だったのですが・・・開いてました!


自販機で水と野菜ジュ-スを買ってから・・・中に入って奥さんと暑いねー、と話して麦汁を購入。
店の前に座り込んで、のんびり飲み物をいただきます。
帰りに自転車に乗るまではまだ7~8時間はあるので、麦汁を飲んでも大丈夫です。
で、リュックからレジ袋が出て、風で飛ばされたので追いかけていくと、店横の犬小屋の方に飛んで行き・・・
白い犬に奪われました(汗)
「噛みます」と看板に書いてあったので、レジ袋は犬に差し上げました(苦笑)

↓野菜ジュ-ス。これもうまかったです。犬・・・うらやましかったのかな(笑)


長谷川商店からはちょっと行くともうすぐに230号です。
ここからまたスロ-ジョグで淡々と進み・・・10時37分、薄別登山口に到着です!

↓ここまで約20km。こっから山頂までが長いんですよね(苦笑)


地獄のように暑い中、林道をとぼとぼ進みます。
途中にゲ-トと駐車場がありましたが、登山口までどうやら許可か何かもらえば行けるようで・・・
登山口手前の駐車場には結構たくさんの車が止まってました。

この登山口、昔(23年くらい前)来たことがあるような気がしますが・・・もう忘れました(苦笑)
O畑氏と来たときだったかな・・・?

↓とりあえず新鮮な気持ちで登山道へ入ります。


↓このコ-ス、登山道はずいぶんときちんと整備されてますね。


で、230号線から約2時間かかって・・・無意根尻小屋に到着です!
小屋はずいぶんと賑わっていて、学生やOBっぽい方がたくさんいました。

↓無意根尻小屋。山頂の方からいつも赤い屋根を見ていましたが・・・初めて中に入りました。


「冷たい湧き水がありますよ」と声をかけていただきありがたく小屋の中へ。
かわいらしい女性の方にお水をいただき・・・蘇りました!
めちゃめちゃ暑かったですからね。

↓中にもたくさんの人が。なんかの行事でしょうかね。


外に出ていた方々にお礼を言って、少し話してからゆっくりと山頂へ向かいます。

↓結構な急斜面にハシゴのようなものが固定されていました。ちょっと登りにくかったですね。


今日はめちゃめちゃ暑いせいで体力を奪われたのか、全然ぺースがあがりません。
まあ、急ぐ旅ではないので、途中でおにぎりを食べて休憩したりしながらのんびり登ります。

で、山頂には14時3分、スタートからほぼ9時間かかって到着です(苦笑)
230号線からは3時間半・・・めちゃめちゃ時間かかりましたね。

↓ガスの山頂(涙)山頂はちょっと寒いくらいでした。


で・・・札幌岳に続き、せっかくの山頂も景色が全然見えず・・・悲しかったです。
とりあえず汗が冷えて寒いので上下一枚ずつ服を着てのんびり休憩しました。

下山していくと、さっき小屋にいた方々が続々と登ってきました。
お水を勧めていただいた方にごあいさつして・・・トコトコと降りて元山分岐に。

で・・・元山への登山道、snufkinjrさんのブログにも書いてあったとおり、ひどい藪漕ぎ状態でした。
去年はまだ残雪の多い時期に来たので気付かなかったのですが、廃道になりそうな勢いです。

↓まったく道が見えない登山道。これが延々と続きます(涙)


で、分岐から500mほど進んだところで道がわかりにくいところに出て、ちょっと迷います。
踏み跡っぽいところを進んでみて戻って・・・足場の悪いところで転倒したりしていると・・・
いつのまにか方向がわからなくなってしまったんですね。
この道かなー、というほうへ進むと・・・なんとまた分岐近くまで戻ってしまいました(涙)

がっかりして今来た道を急いで戻ると、足元が見えないので何度も転倒し、めちゃめちゃ疲れました(泣)

で、さっき迷ったところで今度は慎重に道を探すと・・・直角に曲がる形でちょっと笹を刈った跡がありました。
ありがたいことです。
おかげで道がわかりました!
ここからは少しですが笹が刈ってあり、道は明瞭です。

↓笹が刈られた道。ありがたいことです。


そしてだんだんガスが晴れ、景色も見えてきました。

↓確かこの急斜面滑ったことがあるなー、とか思いながら進みます。


豊羽鉱山側に近づくと、だんだん歩きやすくなって、トコトコと小走りに下山できるようになってきました。



足にまた痛みが出そうなので、無理しない程度にスピ-ドを上げて降りていくと・・・
先のとがった木の根がトレランシューズの甲のメッシュ部分に突き刺さり、転倒。
靴に刺さったために、足首が自由にならず、かなり無理な体勢で転んでしまい、足が攣りました(涙)

↓破れたシューズ。ピンボケすみません・・・。


ストレッチで筋肉を伸ばし・・・痛みは残るもののなんとか回復。
でも、アキレス腱など切らずに済んでよかったです(苦笑)

ここからはまたぺースをちょっと落として下山し、17時2分豊羽鉱山側の登山口に到着。

↓登山届のポストがあって・・・登山口です!


11時間55分、沿面距離39.8kmでした。

年配の方が登山口にいらっしゃって、ちょっとお話しをしたのですが、この方が笹を刈ってくれたそうです。
おかげで迷わないで済みましたとお礼を言いました。

で、この方から名刺をいただいたのですが、「熟年者の登山」というHPをやっている方でした。
このHPは実は自分も見たことがあって・・・
というか、自分が漁・小漁・フレ・丹鳴を登った去年の4月9日、この方も漁・小漁に登っていて、
自分の車がこの方の来る前から置いてあって、この方が下山してもまだ置いてあるので心配した・・・、
と書いてあるのを見たことがあったんですね。
そのことを話すと「ああ、ほんとに遭難したんじゃないかと心配したんだよ」って言ってました(笑)

↓熟年者の登山のHPの方。HPの雰囲気よりもずっと若々しい方でした。


で、しばらくお話ししてから、今度はチャリで豊滝に向かいます。

↓娘が乗っていたチャリ、お下がりならぬ「お上がり号」


ここからは基本が下りです。
なので、快調に進みます。

↓基本、ペダルを踏まなくても進む感じで・・・楽です(笑)


途中、多少の登り返しはありますがなんとか順調に進み・・・定山渓の手前の自販機の前でちょっと休憩。
ソフトドリンクをいただきます(笑)

↓カルピスウォ-タ-もなかなかうまいです!


最後、小金湯から豊滝までは登りで、ちょっとのろのろになりましたが、18時22分、到着です。
なんか・・・全く山頂からの景色に恵まれず、暑い中、ただのトレーニングのようになってしまいました。
また天気のいい日にこの縦走をやってみたいと思います。

GPSトラックです。





家に帰ってみると、今回は左の足首が痛み始めました。
山を歩いていた時は全然気がつかなかったのですが・・・やられてました(苦笑)
今週末は大事をとって、山はやめた方がいいかなー。
故障したらつまんないですからね(苦笑)

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