ぴよしろうの半日登山

家からわりと近場での、軽登山を続ける私、「ぴよしろう」の記録です。麦汁登山は・・・危険ですのでお勧めしません(苦笑)

ヌカビラ岳・北戸蔦別岳・戸蔦別岳・幌尻岳往復 平成25年8月3日(土)

2013-08-09 01:27:02 | 日高方面・夏山
 今年もシュウさんとどっかに行きましょうって相談して、いろいろ迷った末、幌尻岳に行くことに決定。
 今回はお互いの知り合いを誘って、グループで行くことにしました。

↓このコースの往復です。


 今回のメンバーは、シュウさんと、シュウさんの同僚のIさん、mottiさん、ゆー太郎さん、自分の5人。
 自分とゆー太郎さんは、北広島でmottiさんに拾ってもらい、日高へ。
 いつもながら他人に運転してもらい、麦汁を飲みながら山へ向かう大名登山です(笑)

 で、mottiさんが峠でトラックを抜きまくりながら、快調に進み・・・道の駅には相当早く到着。
 午前2時に全員が集合して、チロロ林道に入り、登山口3km手前のゲート前に駐車しました。

 準備してまだ暗い3時18分、ゲート前で写真撮影して出発です!

↓自分以外の4名です。左側の2人はなんか怖そうな人ですね(笑)


 暗い中、熊にビビリながら林道を3kmほど進みますが、今回は足跡も糞もなし。
 去年来た時は、もう本当に熊の足跡だらけだったのですが・・・
 最初のゲートが閉まっていたので人がほとんどこなくて、それで熊天国だったんだなー、と思いました。

 二岐沢の取水口(登山口)には4時8分に到着。
 明るくなったところでまずは最初の休憩をとります。

↓皆さんは朝食を。自分は休憩といえば麦汁というこで(苦笑)


 朝食を摂ったら、4時17分、登山口を出発です。
 熊よけにホイッスルを吹きまくりながら、最初は自分を先頭に進んだのですが・・・
 酔っぱらいなので渡渉地点を間違いまくり、先頭の役を罷免されて、mottiさんが先頭になりました(汗)

 ただ・・・mottiさんが先頭になったらなったで、めちゃペースが上がり・・・
 若いIさんが苦しそうにしていたのでペースダウンを要請しました。
 mottiさん、さすが体脂肪率5%だけあって、登りが早いです(笑)

 
 途中、トッタの泉で水を汲み、ゆっくり休憩しながら稜線を目指しました。

↓高度を上げると・・・雲の中に日高らしい風景が。 
 

↓ヌカビラ岳まではもうすぐ。だんだん暑くなってきました。


 7時15分にヌカビラ岳に到着。
 久々の日高の美しい景色に感動しました!
 もうここまでで、既に来てよかった感にあふれる山行です!

↓ヌカビラ山頂で休憩。


↓久々の幌尻と戸蔦別。天気がよくてよかった!


 次は北戸蔦別へ向かいます。
 去年来た時は、お花畑が熊の掘り返しでいっぱいでしたが、今回はほとんどそういう痕跡はありません。
 やっぱり人がたくさん入っていると全然違いますね。

 北戸蔦別山頂には7時53分着。
 先に山頂にいた方に「日帰りかい、体力あるねー」とか言われたりしました。
 山頂にはテントが2つありましたが、もう誰もいないようでした。

↓ここで荷物をデポし、できるだけサブザックで幌尻へ向かうことにしました。


↓戸蔦別に向かう稜線と幌尻。美しい・・・! 


 自分は麦汁休憩しながら、サブザックに荷物を入れ替え、水やメインのザック、麦汁の一部をデポしました。
 北戸蔦別では20分弱休憩。
 mottiさんとゆー太郎さんは荷物をデポせず、修業の一環ということで重い荷物を持って行くことに。
 自分はサブザックで相当軽くなって、「楽チンだなー」と思いながら戸蔦別へ向かいます。

↓戸蔦別へ向かう途中。


↓戸蔦別と北戸蔦別の中間の幌尻山荘に向かう道のあたりで。


 戸蔦別山頂には9時3分到着。
 北戸蔦別から52分ほどかかった計算です。

↓戸蔦別山頂。


 見てのとおり戸蔦別から幌尻は近いのですが、一度下降してまた上る地形を見て、みんなゲンナリ(苦笑)
 でも、7つ沼や周りの景色が美しいので、うれしさがそれに勝る感じでした。

↓やっぱり7つ沼カール。美しいですね。


↓緑が美しかった北戸蔦別からピパイロや伏見に続く山々。


↓日高らしい景色。帯広は雲の下。


 戸蔦別山頂では13分ほど休憩して、幌尻を目指すことにします。
 まずは7つ沼に近づくように高度を下げて行きます。

↓沼に近づいて。


↓幌尻に向かう登り。


 途中で高校の山岳部の方々とすれ違いました。
 男子と女子に分かれて、それぞれ先生がついていました。
 その最後尾に傘をさして歩いてくる人がいたので、「あれはたぶん女の先生だよねー」
 とみんなで話して、期待して見たら・・・男の先生でした(汗)

 
↓幌尻側からの7つ沼。戸蔦別の形がきれいで・・・こっちからの景色の方が美しい感じがしますね。


↓幌尻のピークが見えてきました!


↓天上を歩くmottiさん


↓もうすぐピーク!


 幌尻のピークが目の前に見えて、なんだか駆け上がりたくなりました(笑) ←子どものようですね
 一気に山頂に走って登ると・・・女性の登山者に「トレランですか?」と聞かれました。
 50mくらいしか走っていないので、正直に「いえ、いまちょっと走っただけです」とお答えしました(苦笑)

 10時58分到着。
 なんと出発から7時間40分もかかってますね(笑)

↓みんなで記念写真


↓日高の山並みですが・・・どの山がなんていうのか知りません(苦笑)


 最初は自分たちのほかに4人くらいの人がいたのですが、いつの間にか自分たちだけになっていました。
 もう自分も靴下まで脱いで、はだしになって、だらだらしながら麦汁をいただきました。
 自分たちだけなので、山頂標識に服をかけて乾かしたり、もうめちゃめちゃだらだらな100名山山頂です(^^;)

 で、シュウさんにいたっては、「幌尻なので、お尻をだしてみるのはどうでしょう?」と提案してくる始末(苦笑)
 出したらたぶん一生後悔するような気がしたのでやめましたが(笑)

↓山頂独占状態です。なんか服を干していると生活感がありますね(笑)


↓歩いてきた山並み


 山頂でゆっくりしていると、南側の方から雲が出てきました。
 今まですばらしい天気だったけど、そろそろだめかなー、という感じです。

 幌尻の山頂では40分近くゆっくりして、名残惜しいですが帰路に就くことに。

↓雲が湧いてきました


↓7つ沼にも雲がかかってきました。


 帰りも途中の山頂でまた休憩しながら、のんびり歩きました。
 もう、お花畑のピークは過ぎていましたが、まだいろいろな花がきれいに咲いていました。

 北戸蔦別に戻ると、2つのテントにはその主が戻っていました。
 また麦汁をいただきながら1人の方と話すと、行程が長いので1泊するようです。
 まあ、片道7~8時間なら普通は泊まるのがあたりまえなんだなー、と思いました。

↓背の高い白い花がたくさん。景色が見えないと花に目がいきますね。


↓トッタの泉で水を汲むmottiさん。


 帰りの川沿いの道がすごく長く感じました。
 熊が怖いので、みんなでホイッスルを吹きながら歩いたのですが・・・
 つまんないので、三三七拍子で吹いたり、応援拍手風に吹いたり、遊びながら吹いて歩きました。

↓川沿いの道・・・本当に長かった!


↓Iさんも膝の痛みに耐えながら歩きます。


 最後の林道もたかだか3kmなのですが、結構長く感じました。
 道中暇なのでいろいろと話しながら歩いたのですが、シュウさんにマラソンのことを話した際についつい
 「mottiさんはマラソン体型だけど、シュウさんはサブ3.5で走るようには見えないですよねー」
 と、正直に言ってしまいました(苦笑)

 シュウさんは仕事が忙しいので、平日はほとんど走らないそうです。
 それでフルを3時間半で走れるっていうのはホントに不思議でした。

 駐車地点には18時46分に到着。
 約15時間半の山行が終了しました。
 

 GPSトラックです。







 帰りはmottiさんには申し訳ないことに、車中で意識を失ってしまいました(苦笑)
 北広島に到着したのは22時を過ぎてからでした。

 
 次回はヌカビラ岳から伏見岳に縦走したいなー、と思いました。
 みなさんありがとうございました。
 また行きましょう!




コメント (12)
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