ぴよしろうの半日登山

家からわりと近場での、軽登山を続ける私、「ぴよしろう」の記録です。麦汁登山は・・・危険ですのでお勧めしません(苦笑)

岩内朝日温泉~ニセコ五色温泉 平成21年8月26日(水)

2009-08-27 19:04:51 | ニセコ・夏山
 今年は35Kmほどの長い日帰り縦走企画を2回(幌尻~戸蔦別縦走と十勝連峰全山縦走)実行できました。
 なんだかそういう長いのをもう一度やりたくなって、千歳のtarumae-yamaさんに声をかけると快諾いただいたので実行する事に。

 計画は岩内朝日温泉から雷電山、岩内岳、目国内岳、前目国内岳、白樺山、シャクナゲ岳、チセヌプリ、ニトヌプリを経て
ニセコの五色温泉に出る、というもので、約30Kmほどになります。

 去年ニセコの沼めぐりをやって、シャクナゲ沼から見えた目国内岳がなんかいい感じで、是非行きたいと思ってました。
 あと、その時白樺山も途中まで行きながら結局行けずじまいだったので今回、やっと行けることになります。

↓シャクナゲ沼から見えた目国内岳。昨年撮影。このとき目国内岳に憧憬が・・・。


 このコースは非常に長いのですが、途中2回舗装道路と交差するので、そこにあらかじめ車で行って食料や水を置いておけば、
途中で補給が可能です。

 で、大まかに計画というか、通過の目安を立てます。
 4時朝日温泉出発、新見峠12時、チセ・ニトのコル16時半、という感じで、これより遅れると黄色信号、五色温泉到着が暗くなる
18時半に間に合わなくなります。
 もし、限界がきたり、間に合わないような場合は舗装道路に出たときにタクシーでも呼ぼうと考えます。
 
 さて、まずは2時過ぎにtarumae-yamaさんと五色温泉駐車場で落ち合うことに。
 ぴよしろう、家で仮眠とろうとしましたが眠れず、夜8時半ごろ自宅を出発、ニセコへ向かいます。

 明日に向けて栄養をつけようと、途中、愛するケンタッキーに寄り道。
 これだから痩せません(笑)。
 今、「ケンタ祭り」だそうです。
 なんかいいですね・・・。ケンタ祭り。

↓買ったケンタの箱。

 
 で、11時少し前に五色温泉に到着、もうtarumae-yamaさんの車があります。
 自分も寝る前にさて一杯と、車の中でビール1Lほどいただきますが、手が滑って車内で缶を落とし、ビール散布大会を開催(涙)。
 しくしく・・・。
 床をビールびたしにしただけでなく、靴の中にビール入れるは、GPSにもビール飲ますは、もう「わや」です。

 で、こぼしたビールふきふき大会の後、2時間ほど仮眠をとり、tarumae-yamaさんの車で岩内朝日温泉へ向かいます。

 途中、新見峠に寄り、補給用の水と食料を仕込み、4時少し前に朝日温泉に到着。
 準備してまだ暗い4時2分、まずは雷電山に向け登山口を出発です!
 


 最初は暗かったものの、徐々に明るくなり、登りはじめて40分ほどでヘッドライト不要になります。
 そして朝焼けの岩内の海が見えてきます。



 目指す雷電は・・・どうやら山頂は雲の中です。



 で、まいったのは朝露。ズボンがびっしょりです。
 靴の中も水浸しです。
 少し寒い思いをしながら約3時間かかった7時7分、やっとこ雷電山に到着です。



 山頂はやはり雲の中。
 眺望は得られません。



 少し休憩です。
 体が濡れて寒くなったのでカッパを着たり、びしょぬれの靴下を絞ったり。

 でも思ったよりこの雷電までは時間がかかりました。
 まだまだ先は長いので、すぐに出発です。

 しばらく進むと湿原が。
 五ツ沼というようです。

↓ガスがかかって幻想的な五ツ沼。


 天気よかったらここはもっときれい高原風なところなんだろうな・・・。
 そう思うとちょっと残念な気持ちに。
 で、時間もないですし、やっぱりこの沼もささっと通過(笑)。

 でもこのあたりから登山道は非常に歩きやすくなってきます。
 遅れをとりもどすべくペースアップです!

 しばらく歩くと雲が晴れ、岩内岳が見えてきます。

↓岩内岳に向かうtarumae-yamaさん。


 しばらく進むと・・・人です。
 今日初めて人に会います。

 刈払い機を持ってヘルメットをかぶってます。
 森林管理署の委託で、登山道の笹を刈ってる方であるとのこと。
 朝4時出発で、目国内の登山口から上がって笹を刈りながらきたそうです。
 大変なお仕事ですけど、ちょっとうらやましかったりして(笑)。

 岩内岳には8時53分到着。

↓岩内岳頂上へ着いたぴよしろう。山頂標識、こうして見ると、なんだか十字架みたいな感じですね。


 頂上にはまた別の草刈の方と地元の登山の方が。
 積丹半島方向の海がきれいに見えます。



 さて、現在9時。
 新見峠12時が目安なので、あと3時間しかありません。
 厳しい状況ですが、多少の遅れなら、寄り道しようと考えていたシャクナゲ岳をパスすればOKです。

 岩内岳からのなだらかな高原を目国内岳に向かって進みます。


 
 途中にはまた沼が。
 高原らしくていい感じです。



 そして10時30分、目国内岳に到着です。
 岩内岳から1時間半。いいペースです。

↓tarumae-yamaさんの腕には高級なGPSが。


 目国内は山頂だけが岩場の山でした。
 さっき登った岩内岳がもう遠くに。



 さて、次は前目国内です。
 歩いていくと左から前目国内、白樺山、正面にはシャクナゲ岳、チセ、アンヌプリなどが連なって見えてきます。


 
 途中振り返ると目国内の姿が。
 そうです、シャクナゲ沼で去年見たあの姿と同じです。



 前目国内にはほぼ11時半到着。
 きちんとした山頂標識があり、1つの山として扱われている様子です。


 
 あと30分もないので、新見峠に12時は無理だよな・・・と思いながらも歩きやすい道を早足で進みます。

↓ぐっと近づいたニセコの山々に向かうぴよしろう。


 すると、11時56分、新見峠登山口に到着!
 ギリギリで目安時間内に滑り込みです。



 ここで行くときに仕込んでおいた水や食料を補給します。
 水やビールを一気飲みし、顔洗ったり。ちょっとリフレッシュします。
 今日のビールは少し控えめの2.85L。まあ十分ですかね(笑)。

↓補給物資詰め替え中のtarumae-yamaさん。

 
 さて、距離にして残り4割、12Kmです。
 12時12分再スタートです!
 
↓白樺山入り口。舗装道路を渡ってすぐのところにあります。


 天気、ほんとに良くなりました。青空がいい感じです!
 気持ちよく白樺山へ向かいます。



↓白樺山への道を進むぴよしろう。

 
 白樺山には12時52分到着。
 だんだん暑くなってきます。
 さっき補給したよく冷えたビールを少しだけtarumae-yamaさんといただきます。





 そしてシャクナゲ岳へ向かいます。
 一応時間的にはギリギリでシャクナゲ岳も登れます。
 でもtarumae-yamaさんと相談し、今回は少しでも早く到着して温泉に入ろうということにして、シャクナゲはパス。

 シャクナゲ岳手前の山(991m)は無名ですが、結構登り応えある感じです。
 前に来たときは、これが白樺山かと思ったくらいです。

↓右の黒い山がシャクナゲ岳です。


 この991mに登るとシャクナゲ沼が見えます。(沼の向こうはシャクナゲ岳)
 


 シャクナゲ沼、すぐそばに見えるので、下りてから休憩しようということに。
 ・・・ところがこの下りの道がひどい。
 岩だらけでめちゃめちゃ時間かかります。

 14時20分、やっとシャクナゲ沼に到着します。
 


 景色は去年のままで、沼の向こうに目国内が。
 変わらないのはいいものです。
 できれば20年後に自分がここに来たときもこのままであってほしいです。
 ・・・でも20年後、もう歩けないかな(笑)。

 さて、シャクナゲ岳はパスすることにしたので、あとはチセヌプリとニトヌプリです。
 シャクナゲ沼からチセとのコルに下ると分岐点です。

↓正面がチセヌプリ。右端のギザギザが登山道。


 暑い中、黙々とチセの斜面を登り、振り返るとシャクナゲからの登山道がくっきり。
 シャクナゲの向こうには目国内がもう霞んで見えます。


 
 途中、五色温泉から来たという方に会います。
 この方は、この後チセのスキー場を下り、湯本温泉回りで舗装道路を使って五色に帰るとか。
 ニセコ、いろんな歩き方ができますね。

 で、15時38分、チセの頂上に。



 去年、ここに着いたら若い日本人女性2人を連れた外人(白人)の若い男性がいて、
英語チックなイントネーションで「コンニチハ!」と言われとことを思い出しました。

 今日は寂しい山頂です。

 確か記憶では、ここからの下りは岩だらけ。
 けっこう厳しいものになるはずです。
 疲れた体に気合をいれて出発です。

 怪我しないよう、ゆっくり下りていくと舗装道路が。
 チセとニトのコルです。
 
↓写真中央少し右上のあたりで登山道が舗装道路で分断されてます。その右下に密かにぴよしろうが・・・いますね。

 
 16時27分、チセとニトのコルに到着。

 さてさて、ここまできたらあと1山。
 いよいよ大詰めです
 あと2時間ほど歩けば終了です!

↓ニトの登山口に入るtarumae-yamaさん 


 ニトの頂上には17時6分に到着。
 これが最後の山のピークです。



 あとは、疲れ体をゆっくりと終点に向けて運ぶだけです。

↓イワオヌプリ登山口近くの登り。いよいよ終点が近くに。


↓五色温泉。終点まで、もうちょっと。歩きにくい道です。

 
 18時13分、五色温泉駐車場に到着です。
 はぁ~、長かったです。
 14時間ちょっと、7山の縦走、終了です。

 いっしょに行ったtarumae-yamaさん、自分よりひとまわり以上年上ですが、この企画を実行できることは本当にすごいです。
 tarumae-yamaさんのHPは → 「デジカメもって野に山にです」
 この縦走、3回に分けて載ってます。
 
 今年の長距離縦走はこれでおしまいです。
 来年、またやりたい縦走企画案も複数あるので、実施に向けてゆっくり検討していきたいと思います。


 
 GPSトラックです。


 
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チワワ登山第2弾 白旗山 平成21年8月23日(日)

2009-08-23 10:33:27 | 札幌・夏山
 ブン吉の登山第2弾です。
 この日も娘に「ブン吉とお散歩に行こう~。」と誘います。
 以下やり取り。

 娘 :「また長い時間歩くんでしょ?」
 自分:「ないない。1時間かかんないから。」
 娘 :「急な坂とかないの?」
 自分:「ないない。遊歩道だから。」
 娘 :「じゃ、ウソついたら100円もらうからね。」
 
 100円ってとこがかわいいですね(笑)。
 いいかげんに答える自分、ちょっと後ろめたい気も・・・。
 まあ、子どもも運動させなくちゃ、ということで、よしとします。

 さて、準備して有明のさっぽろふれあいの森へ。



 犬と来てる人、結構たくさんいますね。
 まっすぐ奥に進むとりっぱな休憩所&トイレが。



 こんな看板もあります。



 遊歩道、さすが良く整備されています。



 でもどんどん進むと・・・あらら急斜面です(笑)。



 娘 :「急なとこあるしょ~。」
 自分:「階段だから大丈夫。」

 ということで気にせずどんどん進みます(笑)。

 で、途中、展望四阿という展望台のようなところがあったので寄りますが、展望はイマイチ。
 すぐに降りて白旗山へ向かいます。



 最後の方でまた急斜面になります。



 娘 :「すごく急だよ。それにもう絶対1時間以上たってるよ!100円もらうよ!」
 自分:「・・・。(知らんぷりして)もうすぐ着くよ~。」

 そうこうしているうちに頂上です。
 




 頂上ではブン吉に鶏肉の乾燥ステーキをあげます。



 犬は肉好きですよね。
 ブン吉も肉には目がありません。

 で、しばらく休憩して下山です。



 帰りは行きと違った道を選択。
 沢のコースから下ります。

 何度か沢を渡りますが、ブン吉、怖がりで木の橋とかビビッてなかなか渡れません。

 そういうときは仕方ないので抱っこして渡ります。



 しばらく歩くと休憩所のところに出ます。
 沢づたいの道は「湿原の小道」というようです。



 ということで無事に下山。
 芝生で休憩して、ブン吉にまた肉をあげます。





 帰りは娘が「ジジに行きたい!」というので恵庭のジジに。
 まあ、急斜面あったし、1時間以上かかったし、言うこと聞きましょう(笑)。
 で、ジジは結構混んでました。


 


 ジェラード、おいしそうです!



 となりのCERVO、そのうち行ってみたいところです。




 GPSトラックです。







 で、この時、ブン吉にダニつきました。
 インターネットで調べて、酒や酢をつけてなんとかとれましたが・・・。
 いやなやつですね。

↓取れたダニ。

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積丹岳+桃狩り 平成21年8月22日(土)

2009-08-22 18:50:09 | 小樽積丹方面・夏山
 金曜日に予定していた夜の焼肉登山がなくなったので、その日はビール飲んでブン吉と散歩。
 そして、翌日は天気よくなりそうなので山へ行くことにして、とりあえず速攻寝ることに。

 午前2時少し前に起きて、どこの山へ行くか検討をはじめます。
 そして今日は、なんだかバイクで走りにも行きたい気分です。
 で、いろいろ考えているうちに桃狩りのことを思い出し、余市の山本観光果樹園のHPを見ると・・・。

 ・・・なっ、なに~! 桃狩りは今週がラストチャンス?
 じゃあ今日行かなくては!!!


                       ↑ラストチャンスの記事。

 実は桃狩り、去年も予定していたのが下の子に突然裏切られ中止。
 今年は是非行きたいと考えてました。
 で、前の職場の皆さんと、レジャー&登山企画で桃狩りも含めて検討しようと思っていたら・・・これです。
 正直、この歳で1人果樹園はなんかいやですけど、仕方ないのでロンリー桃狩り作戦を決行することに。
 
 で、山のほうですが、迷った末、果樹園から遠くない積丹岳に決定。
 桃狩りは下山後にすることにします。
 ゆっくり準備して3時半ころ愛車キャンディ号でスタートです。
 
 小樽に向かう途中、走りながら夜明けを迎え、国道5号線を高速道路のように快適に走ります!
 途中、セブンイレブンで朝食に鳥串を食いながら、積丹へ。

 登山口を探していると・・・ありました!!!

 (撮影は帰りです。)


 やや長い砂利の林道を経て、登山口に到着。
 休憩小屋があります。
 


 キャンデイ号を登山口に止め、準備。
 荷物は小屋に入れて6時41分出発です。
(バイクの向こうが登山口です。)



 なだらかで比較的広い道です。
 少し歩くと「三合目」の表示が。



 また少し歩くと「四合目」の表示。



 この調子で山頂まで行くようです。

 途中、古い標識もあったりします。



 で、この山、ほとんど急斜面がありません。
 ずうっとなだらかで、比較的歩きやすい登山道です。
 初心者用にいいかもしれません。

 九合目を過ぎたあたりから雲の中に入ります。



 風も強くなり、ゴウゴウいい始めます。
 いつ雨が降ってもおかしくない感じです。
 ・・・降らないでくれ~!!

 なんとか雨はふらず、8時24分頂上に到着。
 1時間45分ほどかかった計算です。

↓ちょっとしぶい山頂標識。


 ・・・しかし、頂上、雲の中で何も見えないだけでなく、風もめちゃめちゃ強いです。
 あんな太い山頂標識に風が当たって、風切り音がゴウゴウ。


 
 とりあえず座っておにぎりを食べ始めますが・・・。

 風の音が怖いよ~!!
 暗くて雨降りそうで不安だよ~!!
 風が強くて寒いよ~!!

 ということで、とっとと下山することにします。

 山頂のすぐ横に、碑のようなものが。
 誰か亡くなったんでしょうか。
 そういえば、この冬にこの山で、スノーモービル事故で亡くなった方がいました。
 山は天気のいいときは楽しい反面、雪崩や厳しい気象条件下では簡単に人の命を奪います。
 冥福を祈りつつも、自分も気をつけなくてはと思います。

↓慰霊碑のような感じですが。よくわかりません。


 今日はめずらしくステッキを持ってこなかったので、特に足元に気をつけて下山をしなくては・・・。
 と思いつつ、桃が気になるのでちょっと急いで下山します(笑)。

 少し下りると、雲の晴れ間から海側の景色が見えます。



 晴れてたら、きっときれいだったんだろうな、と思います。
 来年の桃狩りでのリベンジを誓います(笑)。

 6合目くらいまで下りてくると、打って変わってお天気になります。
 暑くて、セミが鳴いて、さっきの頂上とはえらい違いです。
 なんなんでしょう(笑)。
 


 途中、3人の登山者とお仕事の方2人とすれ違い、9時38分、登山口到着。
 往復に2時間57分かかった計算です。

 誰もいない小屋に入り、冷たい水を頭からかけ、体を拭いて着替えるとなんかスッキリ。
 積丹岳の伏流水と書いてありますが、冷たくてうまいです。


 
↓意外と広い小屋です。


 中にはたくさんの写真が貼ってあります。
 ヘリの写真を見て、ここがヘリスキーのメッカなのを思い出しました。

 そしてバイクで帰る途中で振り返ると山頂に黒い雲が。
 自分が登ったときもあんな感じだったんだろうな、と思いつつ積丹岳を後にします。



 GPSトラックです。








 ここからは番外編です。

 積丹岳から40分ほど走って、山本観光果樹園に到着。
 なんかすいてます。



 説明を聞くと、今年は雨が多く、甘みがいまいちとか。
 で、さっそく桃食べに向かいます。
 きちんとした案内表示があります。
 


 で、着くと、おおっ!!
 たわわな桃がっ!!



 感動です!
 いきなりひとつもぎ取ると、硬い・・・(笑)。
 そうです、やわらかいのとらないとだめです。
 まるでリンゴ食べてるみたいです。

 で、慎重にやわらかいの探すと、ありますあります!
 そしてうまい!!
 ときどき甘くないのもあるものの、いい感じです。



↓カゴとナイフを貸してくれます。


 うおおっ~!という感じで、いっきに桃をむさぼり食います。
 12、3個ほど食べると満腹になってきます。
 で、結局ほんの30分ほどで16個ほどいただき、超満腹。
 意外と食べられないものです。
 でも満足しました!



 食べている間にもどんどん人がやって来ました。
 やっぱり土曜の午前中までが狙い目ですね。
 帰りには店も賑わってました。
 


 お昼ごはんの桃に満足したあとは、海沿いをゆっくり走って帰ります。
 
 暖かくて気持ちいい!!
 バイクで走ってると、時々羽根が生えているような気持ちになりますね。

 山の天気はイマイチでしたが、バイクと桃は感動でした。
 
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チワワと登山 定山渓小天狗岳 平成21年8月16日(日)

2009-08-16 17:26:51 | 定山渓方面・夏山
 本当は、今日はニセコ長距離縦走大会の下見にバイクで行こうと考えていたのですが、
朝寝坊した上に、なんか体が重い感じです。
 とりあえず天気はOKなのをネットで確認して、そのあとどうしようかと考えながら犬の散歩に。

 そうだ、こいつ山に連れて行こうと思ってたけど、まだ連れて行ってなかった・・・。
 きょうは、こいつと行こう!
 と、思い立ちます。

 こいつの名前は「ブン吉」、チワワ系のちび犬、推定1~2歳です。

 で、下の娘(小6)が寝てる布団にもぐりこみ、しつこく誘います。
 「ブン吉といっしょに山登りしよ~よ。ね~、ね~!!」
 最初は嫌がってましたが、根負けしたのか行くことに。
 ただし、ゆっくりしてからってことで8時ころの出発にすることに。
 (子どもはそれまで、TVで録画したビデオ見てました。)

 定山渓ダムには9時すぎ到着。
 準備してトイレによって9時15分出発です。

↓駐車場で。娘とブン吉。

 
 最初は公園になっているダムの下を登ります。


 で、登山口に到着。記帳します。
 ここからは登山らしくなります。



 今日は暑いです。
 最初は緩斜面ですが、だんだんきつくなってきます。
 ブン吉は快調です。

 でも・・・。
 子どもが・・・「もう疲れた。」

 ・・・あらら(笑)。

 とりあえず、トレーニングと思っておんぶしてみますが・・・きつい!!!
 ザックと合わせると46Kgくらいでしょうか。
 自分の体重と合わせると114Kg!
 しばらく登ると汗だくです。

 休み休み登っても疲れが蓄積します・・・。
 で、ギブアップ(笑)。
 子どもには我慢して登ってもらいます。

 途中、休んでいるところで一組の壮年夫婦に抜かれます。
 「かわいいねぇ。」
 ブン吉がほめられます。



 普段も散歩してると、老若男女、結構いろんな人が寄ってきます。
 飼い主冥利に尽きますね(笑)。

 ブン吉は自分体の半分以上ある段差もすたすた登ります。
 体力あります。



 そしていよいよ頂上です。



 10時55分頂上到着です。
 しかし・・・遅い(笑)。

 頂上は、残念ながら樹木で見通しが利きません。
 冬とか晩秋とかならいいんでしょうかね。

 とりあえず記念撮影です。



 そして食事。
 ブン吉にもドッグフードをあげます。



 しかし、ブン吉も今回はちょっとこたえたようです。
 なんかつらそうです。
 何枚写真とってもこんな顔だし(笑)。
 


 で、約30分ほど山頂で休憩して下山です。

↓少し下りたところからさっぽろ湖をバックに。



 で、今回失敗したのは装備です。
 小天狗なめて、スニーカーで来ました。
 で、下り、こどもの靴は底がつるつるで、スリップして転びまくりでした。



 でもまあなんとか下山。
 泥だらけになりながら12時25分、登山口に到着です。
 
 ・・・しかし、いつもポーズとるなぁ、うちの子(笑)。



 このあとはダム資料館に寄り、見学。
 ダム資料館でも管理人さんにかわいがられたブン吉でした。
 あとはダム内廊下とか歩いたりして駐車場へ。



 で、帰りの車ですが・・・みんな気絶(笑)。
 暑かったしなぁ。



 お疲れ様でした!!

 GPSトラックです。
 かなり乱れてますが。






 
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十勝連峰全山縦走(日帰り) 平成21年8月7日(金)

2009-08-08 18:46:48 | 十勝連峰・夏山
 昨年の8月に十勝連峰を縦走してから、ずっとやりたいと思っていました。
 十勝連峰の登山道のある山々を1日で歩き切るという、相当強引な企画です
 先週の幌尻で体調も戻ってきたような気がするので、ついに決行することに。

 前日は子どもとルスツ高原の遊園地に行き、歩きまくり&乗りまくりですごく疲れました。
 なのでしっかりと仮眠をとってから出発しようと思っていましたが、やはりいつものように少ししか眠れません。
 でもまあ、1時間半は寝たのでよしとして早めに出発することにします。

 ガソリンを入れたり、食料を買ったり、ビールを買ったり(笑)。
 しっかり準備して十勝連峰へ向かいます。

 まずは、夜中の2時30分に下山する予定の十勝岳温泉の駐車場に、折りたたみ自転車を置きます。
 別な登山口から登るので、帰りはこれで、駐車場所へ向かう作戦です。

↓折りたたみ自転車シルバー号(自宅にはオレンジ号もあります)


 次に白金登山口へ。
 ゲート前に車を止めて準備し、まずはビールを500mlいただきます。
 今日は車に戻ってくるのは16~17時間後です。
 なのでいくら飲んでもOKです(笑)。

 予定よりほんの少し早いですが、3時23分、もう一本ビールをあけて飲みながらの出発です!!
 ゲートからしばらくは舗装道路歩きです。
 それが終わって、登山口に着くころに明るくなるように計算してこの時間の出発です。

 で、前日考えた今日のスケジュールがこれです。

 3:30 出発
 6:45 美瑛避難小屋
 8:30 オプタテシケ
10:30 美瑛避難小屋分岐
11:30 美瑛富士
12:30 美瑛岳
14:30 十勝岳
17:30 富良野岳
19:30 十勝岳温泉

 かなり厳しいスケジュールです。 
 十勝岳温泉到着時には真っ暗になる予定です。
 これより多少でも遅れたら下山途中で暗くなって、相当危険になります。
 遅れないようがんばらなくては・・・。
 
 熊やおばけにビビリながら(マジ怖いです)、真っ暗い道路を30分弱歩くと登山口に到着、記帳します。



 さらに20分弱歩くと、林道終了、登山道の始まりです。
 天気がいい関係でしょうか、少し前から明るくなってきました。
 今回の予定がタイトなだけに、もうちょっと早くスタートすればよかったとちょっと後悔します。

 登山道は地元山岳会の方(?)が草刈してくれたばかりのようです。



 6月はこのコース、残雪が多くて迷いまくりましたが、この時期はOKです!
 1度だけ岩場で間違いましたがすぐに復帰。
 岩が多くてペースが上がらない場所なんかも結構ありますが、ペース配分に気をつけながら淡々と進みます。

 途中、1箇所雪渓を渡る場所が。
 tarumae-yamaさんが前に練乳を持ってきて雪渓の雪を食べた、という話を思い出します。
 もうすでに暑いし、ちょっと掘ったらきれいな雪が出てきたので少し食べてみたりします。
 去年は同じ時期に来ましたが、この辺には雪はなかったです。
 やっぱり今年は雪が多いんですね。



 美瑛富士避難小屋に到着。
 時間を見ると6時28分。いい感じです。
 ビールを飲んでちょっぴりだけ休憩、すぐに出発です。

 

 オプタテシケへの分岐点近くでザックをデポすることに。
 水と食料少しをウエストバッグに詰め込みます。

 で、今回は軽量化のため、保冷剤ではなくアクエリアスを凍らせて来たのですが、あらら、もう溶けちゃったみたいです。
 ぬるいビールはまずいので、早めに飲むことにして、もう1本(笑)。

↓正確に言うとビールではなく発泡酒です(笑)。後ろは石垣山。


 石垣山、名前のとおり岩だらけで、めちゃめちゃ登りにくいです。
 ペースあがりません。
 振り返ると美瑛富士と美瑛岳が。登山道がくっきり見えます。



 さて、7時13分、今日最初のピークの石垣山ですが・・・頂上に上がっても標識がありません。
 ん・・・、おおっ、これか?



 すてきな山頂標識ですね(笑)。

 で、オプタテシケ方面を見ると・・・結構遠いですね。
 がんばらなくては!

 

 ふと見ると大雪が雲間から顔を出してます。
 今年は大雪に行ってません。
 次回は大雪にしようかなぁ・・・、などと考えつつ進みます。




 ヘベツ岳には7時45分に到着。
 オプタテシケから帰ってきたと思われる夫婦?に会います。
 はやっ!!小屋に荷物置いてあったのですが、この方たちかな?



 天気いいです!
 で、ヘベツとオプタのコルあたりで、暖かくて眠くなってきました。
 石に腰掛けると・・・眠っちゃいました。

 そりゃそうです。ろくに寝てなくて2Lも飲んだらこうなりますよね。
 でもほんの10分ですが眠ってスッキリ。
 気持ちよく出発します。

↓眠った場所あたり。 

 
 オプタテシケには8時55分到着。



 おにぎりを食べて休憩。
 すると・・・かわいいゲストが。
 シマリスちゃんです。(トリミングしてアップにしてます。)



 で、当初の予定から遅れはじめたので、さっさと出発です。

 ヘベツ、石垣と今来たコースを戻り、10時半過ぎにデポ地点に到着。
 ビールを飲んで、ザックを担ぎ、とっとと美瑛富士へ向かいます。

 途中、アザミのような花に蝶が数匹集まってたので撮影。
 なんか、北海道の夏はいいなぁ、という気持ちになります。



 11時過ぎ、美瑛富士・美瑛・ポンピ沢の分岐点に。
 このあたりが今回の旅の中間地点になります。
 ここでちょっと迷います、というか弱気に。
 もともと無理のある企画です。
 ここまでは常に時間的にギリギリの状況で、なかなか余裕がでません。
 美瑛富士をパスしてとりあえず富良野岳到着を優先しようか、それともとりあえず全部登っておくか・・・。

 すると向いの美瑛岳から男性が下りてきます。
 望岳台~十勝岳~美瑛岳~ポンピ沢~望岳台の予定できたそうです。
 余裕ができたので美瑛富士にも行くとのこと。
 
 そうですか、じゃ、私も行くことにしましょう!(意味不明なノリ。 笑)
 少し休んでから行くという男性に挨拶し、ザックをデポして美瑛富士へ。

 前にも感じましたが、美瑛富士は登りやすい山です。
 11時半過ぎに頂上到着。



 おにぎりをいただき、速攻下山します。

 下山して分岐点に行くと割と若そうな男性がやってきます。
 山慣れした感じの方です。
 以下やりとり。
 男性:「美瑛富士登られたんですか。どちらからですか?」
 自分:「白金のゲートから入ってオプタテシケ折り返して来ました。」
 男性:「このあとは望岳台ですか?」
 自分:「このあとは全部の山を縦走して富良野岳まで行ければと思ってます。十勝岳温泉に自転車を止めてあるんです。」
 男性:「一泊ですか?」
 自分:「日帰りで。」
 男性:「う~ん、オプタテシケまで行ってきただけでも十分すごいんだけど。間に合わないんじゃないかなぁ。
     まぁ、最悪上ホロ小屋で泊まればいいかなあ。」
 自分:「ツェルトやブランケットも持ってきてるので、どこでも泊まるつもりで行こうと思ってます。」
 男性:「あまり無理しないでくださいね。」

 う~ん。
 やっぱり無理かなぁ・・・。またちょっと弱気になります。

 もし時間的にだめなようなら上富良野岳あたりから下山しよう。
 そう思い、気を取り直してとりあえず美瑛岳へ向かいます。

 美瑛岳、前回も思いましたが岩だらけで登りにくい山です。
 そして先月、女性が亡くなった山なので冥福を祈ります。

 12時40分美瑛岳頂上に到着、最後のビールを飲んですぐに出発します。
 


 美瑛岳を出てしばらくして十勝岳が見えますが、相当遠い感じです。

 間に合うんだろうか・・・。
 ちょっと焦りを感じながら、少しペースを上げることに。

 確か前回美瑛から十勝岳は2時間。
 でも歩けど歩けどまだまだという感じです。

 雪渓が意地悪そうにアッカンベーをしてるように見えます。

↓左上の一番奥の尖った山が十勝岳。中段左がアッカンベー雪渓。(命名ぴよしろう 笑)


 途中、「美瑛岳~十勝岳」の標識がやたらたくさんあります。



 1時間くらい歩くと、3人のパーティーが休憩中。
 すごい大荷物です。
 自分:「すごい荷物ですね。大雪まで縦走ですか?」」
 男性:「いや、美瑛までだ。」

 ありゃりゃ。はずしました(笑)。

 このあとは登りがきついとよ、と言われましたが、そのとおりでした。
 急斜面に火山礫で滑ります。
 泣きながら一歩一歩進みます。

 まったく木も草も無い月面のような風景が続きます。

↓途中、日本地図のような雪渓が。


 長い長い月面のような風景を通り抜けて、いよいよ十勝岳です!



 西部劇の砦のような岩場をゆっくり登り、14時44分頂上に。
 くはぁー、ちょっと疲れてきました。

↓頂上。標柱はありません。別に何か書いてある大理石の柱はありますが。


 またおにぎりをいただきます。
 今日はおにぎりもビールもたくさん持ってきました。
 ちなみにビール3L飲みましたが、8時間かけて飲んだ上、最後に飲んでから8時間後に運転予定ですのでご安心を。念のため。

 さて、まだ遅れ気味です。
 ゆっくりはしていられません。
 歩きやすいところは早足で登山道を進みます。

 前方の景色を見ると・・・十勝の山並みはまだまだ続きます。
 急ごう!



 30分ほどで上ホロ避難小屋に。
 あれ・・・なんか去年と違う感じ。新しくなったんだろうか?
 まあ、いいや。(笑)。
 外で2人くらい作業しているのが見えますが、先を急ぎます。


 
 15時30分、上ホロカメットク到着。



 ・・・少し前から雲でまわりが見えなくなってきてます。
 ちょっと休憩して水分とか補給。

 雲の中、ひたすら先を急ぎます。



 ・・・で、雲の中、あまりに急いで上富良野岳、山頂標識見落としました・・・。
 そのときは全然気がつきませんでしたが・・・。

 そして三峰山に16時7分到着。



 このあたりで上富良野岳ってどこだったかなぁ、とか思い始めます。
 
 雲が晴れると、この先まだ続きの山がたくさん見えます。
 富良野岳、どれだっけ?
 焦りつつ前へ進みます。



 どんどん進み、岩の細尾根を越えるとちょっとした平原が。
 その向こうの山の中腹にテントのようなものが見えます。
 


 近くまで行くと3人の方がテントの前で食事中。
 上富良野岳はどこでしたっけ?とたずねると、女性の方、親切に教えてくださいました。
 ・・・やっぱりとっくに過ぎてました。写真撮り忘れ残念!!
 まあ、基本的に通過はしていて、全山縦走には違いないからいいことにします。
 地図持ってきて全然使わない自分もどうかと思ったりしますが。
 まあ、急いでいたので。

 最後の富良野岳、分岐点にザックを置いて出発です。
 さすがに足が重くなってきました。

 17時10分、ついに富良野岳到着。
 十勝岳すら既に遥か彼方です。



 とりあえずは終点。
 少し休んでゆっくり下りましょう。

 富良野岳から下山する途中、お花畑がすばらしいことに気付きます。
 


 やっとまわりを見る余裕がでてきました。
 ザックのデポ地点で最後のおにぎりを食べ、途中で暗くなるでしょうから、ヘッドランプを出します。
 テントの中の方に一応方向を確認して、十勝岳温泉へ出発です。

 雲がきれいです。
 

 
 GPSと地図を確認しながら歩きますが、十勝岳温泉までは相当な距離があります。
 登山道も意外と歩きにくく、疲れた体には厳しいものがあります。
 もう集中力が切れかかっているので注意して進みます。

 もう少しで暗くなりそうな19時少し前、林道?に入る手前の渡渉地点に到着。
 良かった・・・。
 明るいうちに危険な地点はすべて通過できました。
 あとはこの道をまっすぐ歩くだけです。


 
 無事に下山してこられた安堵感で夕焼けがきれいに感じます。



 19時20分、十勝岳温泉に到着。
 やった!!
 十勝連峰全山縦走(日帰り)達成です!!
 スポドリを買って暗闇の中で休憩します。
 うまいなぁ・・・。

 さて、ここからあと12Kmくらいでしょうか。
 白金まで自転車です。
 疲れた体に鞭打ち、スタート。
 ほとんどが下りなのですが、暗くて怖かったです。

 特にシカ。
 突然現れ、「ピ~!」とか叫びます。ビビリます。
 まあ、むこうはむこうでビビッてるんでしょうね。
 子鹿だし。
 「おかあちゃ~ん!変なのがいたよ、怖いよ~!」
 という感じでしょうか(笑)。

 途中望岳台あたり、キャンプしていると思われる何人かの子どもたちに「頑張って~!」と応援されました(笑)。
 「ありがと~!」

 白金のゲートには20時40分到着。

 帰りは眠くて眠くて、休み休み運転して自宅到着は午前1時でした。

 GPSデータです。
 35Km以上あったようです。
 途中は焦りまくりで余裕ナッシングでしたが、達成感はありました。
 よかった~!!!




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幌尻岳・戸蔦別岳 平成21年7月31日(金)

2009-08-01 20:09:50 | 日高方面・夏山
 やっと山に登れる体になったので、tarumae-yamaさんに連絡すると、日本100名山の幌尻へ行くのでどうかとのお誘いが。
 よろこんでご一緒させていただくことにしました。

 夜の12時に千歳の道の駅に集合です。
 その前に自宅で少し仮眠をとろうとしたのですが、眠れません。
 なので、道の駅に行ってビールを飲み、1時間ほどうとうとしてから準備開始。
 ほぼ徹夜状態で、12時過ぎにtarumae-yamaさん、初めてお会いするTさんに合流して出発です。

 無料の高速を使い、長い林道を走り、午前2時半頃に登山口に到着。
 まだ真っ暗ですが、しばらくは林道歩きなので、ヘッドライトを頼りに歩くことにして、2時40分頃スタートです!
 暗闇の中、ベテランお二人について歩き始めます。

↓左がtarumae-yamaさん。右がTさん。  


 さすが山奥、星空がきれいです。
 こんなきれいな星空は久しぶりだなぁ、と思いつつ、密かにビールを飲みながらトコトコ歩き続けます(笑)。
 
 じわじわと明るくなるのを感じながら夜明けを迎え、4時半前に北電の水力発電施設に到着、ここで休憩し、まずは朝食です。
 ここまでで8km。
 もう結構歩いてます。

↓発電施設です。


 休憩後、川沿い30分ほど歩くと渡渉ポイントに出ます。
 そこまで行く途中、ちょっと怖いへつりなんかもあります。

 

 ここからは、川沿いに進みます、というか、川の中もかなり歩きます。

 川を20回くらい渡ることはtarumae-yamaさんから聞いていました。
 ですが、ぴよしろう、沢靴を持ってないので、水遊び用の靴を持ってきました。
 ちなみに1000円です(笑)。
 本当は2~3日前に見つけた、もう少しましな水遊び用の靴を買う予定だったのですが、どこで見たのか思い出せず、
結局前から持っていた靴で行くことに。

↓なんとかお役目を果たした、なぞのシューズ「AQUA STEP」。


 いまひとつグリップしない感じの薄手のゴム底で、イボイボがついています。
 接地面積が少ないせいか、濡れた石の上ではけっこう滑りやすいです。
 またクッション性もありませんし、横の穴から小石が入ってきて痛いという、もう涙なしでは語れないほど悲しい靴です。
 こんな靴で普通はチャレンジしないですよね。
 実際、お二人はフェルトの沢靴だったのですが、性能差はかなりあった感じです。

 さらに失敗したのが、川用に靴下を持ってきたのに車に忘れたこと。
 この時期でも川の水は冷たく、裸足だと痺れるほどです。

 川の中、集中してゆっくり歩いて、転ばないように気を付けようと肝に銘じます。
 川は意外と流れが強く、太ももくらいまでの深さです。

↓川と戦うぴよしろう。 


 ところどころに赤ペンキやピンクテープ、積み上げた小石などで渡渉点がわかるようになっていろものの、
なかなかルートファインディングが難しいコースです。
 自分はなかなか見つけられなく、tarumae-yamaさんがテキパキと探してくれます。
 一人で来なくてよかった(笑)。

↓tarumae-yamaさん。


 お二人に多少遅れながらも約1時間15分、なんとか渡渉コースをクリアしました。
 ほんとに飽きるくらい水中歩行しました。
 なんちゅーワイルドなコースでしょうか。
 しかし・・・帰りがちょっと心配です。

 渡渉コースが終わると幌尻山荘に到着です。



 靴を履き替え、ほっと一息、ビールやおにぎりをいただき、しばらく休憩。
 
 さて、ここからはいよいよ登山という感じになります。
 6時半頃出発して登山道に入ります。
 それなりに急な登りが長く続きます。



 途中、1時間半ほど歩くと、「命の水」という水場があります。
 凍りそうに冷たい水が飲めます。手が冷たくて続けて飲めないくらいです。

↓ぴよしろうは奥の方に(見えないか・・・)。命の水へ向かうTさん。


 もうしばらく登ると、尾根歩きになり、一気に景色が良くなります。
 すばらしい景色です!

↓カールを見ながら歩く。幌尻は左の方。

 
 カールあたりから戸蔦別岳を見ると・・・すごく遠い・・・(笑)。
 そして登りも急でつらそうです。

↓後方正面が戸蔦別岳。


 途中お花畑で写真を撮りながら山頂へ向かいます。



 そして10時少し前、ついに幌尻の頂上に到着です。



 最後の1本のビールを分けてみんなで飲み、しばしの休憩です。
 一応10時前についたので、戸蔦別岳にも行くことに。

 頂上では60歳代後半のグループがいましたが、元山岳部のお仲間で、ときどき集まって登山しているとのこと。すごいですね。

 で、買ってきた「チーズクリームケーキ」というのを食べようとしたら、パンパン!
 やっぱり2000m超すと気圧が低いんですね。



 さて、戸蔦別岳はひとつ向こうの山です。
 うわぁ~、結構あるなぁ(笑)。



 10時20分頃、戸蔦別岳に向かって出発です。
 しばらく進んで振り返ると、幌尻の頂上に豆粒のように人が見えます。



 日高の山々は本当に奥が深い感じです。
 山の向こうにまだまだたくさんの山が見えます。



 幌尻からピークひとつ越すと、戸蔦別岳の手前下に「七ツ沼カール」が見えてきます。



 tarumae-yamaさんは七ツ沼カールにテント泊したことがあるとか。
 熊が出そうで怖いですね、とか、そんな話をしながら細いカールの尾根を歩きますが・・・。
 このあたりから、ハイマツが登山道を覆い、非常に抵抗が大きく、歩きにくくなってきます。



 それでもすばらしい天気の中、トッタベツの登りに挑みます。
 のんびり無理をせずに登り、12時過ぎに戸蔦別岳山頂に到着。
 


 さて、しばし休憩して地図を見ます。
 少し進んだところにあるピークから降りる道があり、これを下りてまた沢歩きすると山荘のようです。

↓この先のピークから左方向に下りて行く様子。・・・急斜面。


 そちらに向かっていくと、単独行の男性が。
 ずいぶん大荷物です。
 聞くと福井からやってきてもう山中で2泊。
 今日は七ツ沼に1人で泊まるのだとか。・・・すごい。
 なんでも幌尻山荘に泊まる予定だったのが、雨で予定が狂い泊まれなくなったのだとか。
 親切なtarumae-yamaさん、管理人さんに連絡してあげることにしました。
 えらいなあ。
 
 さて、問題の下りに入ります。
 沢は遥か彼方・・・です。



 下り始めると・・・死ぬほど急斜面!!
 疲れた体に響きます。
 で、ぴよしろう、靴が少し小さいのか、今までの山でも下りで足の親指の爪に痛みを感じてました。

 ところが今日は、急な下りのせいか格別に痛みます。
 たぶん親指の爪は2枚とも今回は死ぬだろうな、まあいいや・・・(笑)。
(実際、左の爪は死亡・・・。もう少し経つと剥がれてくると思われます(涙)。)
 痛みをこらえながら下山します。
 おまけに途中で水が切れてTさんにいただくことに。
 すみません、ありがとうございます。 

 沢までは標高差900m。歩けど歩けど着きません。
 途中休憩をとりながら、約1時間半かけて900mを下り切りました。
 ・・・もう死にそうでしたから(笑)。

 で、沢に着いて水遊び靴に交換。
 そして沢水もいただきます。・・・・これはうまい!

↓沢靴(自分は水遊び靴)に履き替え中。


 15分ほど休憩して沢下り開始です。
 低性能シューズ(笑)なので、慎重に進みます。

 写真撮る余裕もなく、ただただ川を下って15時前に幌尻山荘へ到着。
 お腹減りました。お菓子とかめちゃめちゃ食べて、大量に水分補給します。
 
 山荘では下山した方たちが、管理人さんとお菓子を食べて談笑中。
 お呼ばれしてポッキーを少しいただきました。
 今日は48名が宿泊するそうです。(定員50名)
 人気の山ですね、やっぱり。
 そして、来る方すべて道外という感じです。
 やっぱり100名山なんだなぁ、と思います。

 さて、自分たちにはまだまだ長い道のりが残ってます。
 特に自分はまじめに集中して川を下らなければなりません。
 ルートファインディングは先輩方にお願いし、自分は渡渉に集中します。

↓とにかく下見て転ばないように。
 

↓びびるぴよしろう。


 最後の渡渉を終え、発電施設に17時前に到着、休憩します。

 ここでやっと安心です。
 もう危険な場所はありません。
 あとはただ歩けば帰れますから(笑)。
 靴を履き替え、最後の長い林道歩きへ突入します。



 往路よりは少し遅いペースで歩きますが・・・長い!
 7.5Kmは疲れた体には長く感じます。
 GPSをちょくちょく見ますが、ちっとも距離が減りません。

 でもまあ、あとは時間が解決してくれて、19時少し前に駐車場到着です。
 みなさんお疲れ様でした、ありがとうございます。
 
 今回は勉強になりました。
 いままでいい加減に道具を選んでましたが、道具は限界に近い状態で差が大きく出てくるんですね。

↓今回ご一緒させていただいたtarumae-yamaさんのブログです。
 「デジカメ持って野に山に」
 tarumae-yamaさんの写真も使わせていただきました。
 ありがとうございます。

 GPSトラックです。
 いや~、34Km以上歩いているようですね。
 疲れるはずです。
 それに累積標高4073mって・・・これもなかなか激しいかもしれませんね。



 
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