ぴよしろうの半日登山

家からわりと近場での、軽登山を続ける私、「ぴよしろう」の記録です。麦汁登山は・・・危険ですのでお勧めしません(苦笑)

銀泉台から赤岳・白雲岳とお鉢巡り 平成22年7月25日(日)

2010-07-29 00:28:05 | 大雪・夏山
 突然天気予報が好転したので、急遽大雪に行くことに。

 今日も2時間の睡眠で朝1時に自宅を出発・・・でも江別で携帯を忘れたのに気づき自宅へ戻ります(涙)。
 そして高速では出口の層雲峡を行きすぎてしまい、次の浮島まで行ったりと、時間をロスしまくり・・・(激涙)。
 おまけに雨は降ってくるは、ガソリンはなくなってくるは、もうやる気低下しまくりです・・・(爆涙)。

 それでも銀泉台には5時ちょっと前に到着、一瞬ですが青空が見えてちょっとやる気でました。
 で、麦ジュース1Lを一気飲みして男らしく退路を断ち(笑)、5時15分出発です! 

↓銀泉台駐車場から登山口方面。「麦とホップ」の宣伝ではありません(笑)。



 しばらく林道を進むと登山口の立派な看板があります。



 で、これを過ぎるとそれなりの登りになり、しばらく進むと「第一花園」という表示の後、短い雪渓を渡ります。



 さらに沢のようなビショビショの道や岩の多い道を登って行くと・・・。

↓岩だらけの登山道。



 ガスの中、ちょっと大きな第2雪渓が現れました!



 これならスキーできるかな・・・と思いましたが、よく見てみると砂だらけだし、スプーンカットがきついです。
 やっぱり6月中がいいところでしょうかね。残念。

 で、これを過ぎると「コマクサ平」というところに。


 
 確かにちょいと平らな場所で、沼とかもあります。

 そして、行く手にはまた雪渓が見えます。(第3雪渓)
 


 ほんと、この時期でも雪渓バリバリ残ってます。
 砂さえなければスキーしてもいい感じですね。
 まあ、砂のおかげで歩きやすいんですけどね。(滑り止めってことで。)

 で、この雪渓を越えてさらに進むと・・・また雪渓。



 この最後の第4雪渓の横を歩いて・・・登りきったあたりで雪渓を見ながらビールタイム。

 今日はビール2L、スポドリ2.55L、水1Lと水分だけで5.5Kg以上あります。
 ビールを消費しないと重くて困るってことで(笑)早めの休憩です。

 そして休憩後、ちょっと登った7時9分、まずは赤岳山頂に到着です。



 せっかく山頂なのでまた休憩。今度はおにぎりタイムにします。

 で、その後お鉢に向かうと緑岳や白雲岳の分岐が。
 そしてそれぞれにこれから登ろうとする方々が見えます。
 自分はまずはお鉢巡りをして、帰りに余裕があれば寄ることにして、先に進みます。

 途中、宿泊装備の大荷物の方々数名を追い越します。
 このコース、日帰り装備は・・・自分だけ?

 お鉢が見える北海岳には8時33分に到着。
 


 雲が出てきてやな感じです。
 これから進む間宮岳のほうは雲の中・・・。

↓とりあえずお鉢が見えました。



 で、間宮岳に向かう途中・・・降ってきました(涙)。

 カッパはありますが、なんか気温高いし薄手のオーバーズボンだけ履いてそのまま歩きますが・・・。

 だんだん風もついてきて、雨にたたかれる感じになってきます。
 もう雲の中で真っ白で、どこが山頂なんだかよくわかりません。



 途中の標識とGPSで位置はつかめますが・・・。

↓さすが標識はちゃんとしてます。



 で、正直全然楽しくないので・・・途中で休憩して麦ジュースを飲みつつ進みます。
 中岳過ぎたあたりの10時前でもう本日合計2.5L。

 わーい!、おかげさまでちょっと気分いいです。(←山をなめたアホです。すみません。)

 しかし・・・そのあとで最大のピンチが・・・!

 北鎮分岐を過ぎたあたりで、下りの大きな雪渓が。
 結構な急斜面です。・・・こんなところがあるとは!
 酔いが醒めました。

 で、付近を見回し雪のない場所から降りようと試みますが、かなり急斜面で無理。
 仕方なく雪渓の縁の岩を手で掴みつつ、雪の上に足場をつくり、ゆっくり降ります。

 すると「大丈夫ですか!」と声が。
 見ると黄色いカッパの方が。
 「登山道はこっちです。そのあたりから渡れますか!」
 など、誘導していただきました。

 ああ、よかった。ありがとうございます。
 その方は層雲峡のビジターセンターの方で、この雪渓が危険なのでちょうど注意喚起にきたそうです。
 
↓ちょっと降りたところから見た問題の雪渓。スキーなら良さそうですが(苦笑)



 この雪渓、登りならゆっくりキックステップで行けそうですが、足滑らせると下まで一気に滑落かもです。
 ぴよしろう、今度から7月中の大雪はアイゼン持ってくることにします!

↓ビジターセンターの方。お世話になりました。



 で、このあと標高を下げていくと、雨が小降りに。
 道も歩きやすくなってきます。



 で、黒岳石室には11時13分着。
 雨もほぼあがり、ちょうど団体さんもやってきて、賑わい始めました。
  
 

 ぴよしろうも奥の方に座って、ラーメンを作ります。
 

 
 あったかくて、うまい! 

 ラーメン、実は今日は非常用も含め2種類3食分も持って来ました。
 もうマニアですね(笑)。

 そのあと最後のビールを飲みながら相席した団体の方とお話しましたが、バスツアーだそうです。
 「お酒も飲めるしいいよ~。」って言ってました(笑)。
 黒岳から来て体調のいい人は北海岳、いまいちな人は目の前の桂月岳に行くそうです。

 さて、自分はここまで約15Km。
 雨の中よく歩きました。
 30分ほど休憩して元気が出たので、北海岳に向かって出発です。

 しばらく歩くとツアーの方々に追いつきますが・・・なんか服装が色とりどりできれいです。



 さっきお話した方もこの中にいましたが、休憩中に追い越します。
 さらに進んでいくとだいぶ天気が回復、振り返るとやっと北鎮が見えるようになりました。



 赤岳の隣の烏帽子岳も見えます。独特の雰囲気ですね。



 晴れて大雪らしい景色が見られてよかったです。

 で、お鉢巡りの後は、まだ時間があるので白雲岳に行くことに。
 14時10分、ザックを分岐点において出発です。

↓白雲山頂へ向かう道。 



 岩だらけの登山道を登り・・・30分かからず14時38分に山頂へ。
 
 そして・・・おおっ!!
 すばらしい雪の縞模様の景色です!



 振り返って今きた登山道もいい感じです。



 やっぱり山は晴れてないとだめですね。
 白雲岳、晴れててよかった!
 
 時間があれば緑岳にも行きたかったのですが、もう時間的にギリギリですし、今日は雨にあたって疲れました。
 あとはゆっくりと下山することに。

 晴れて暖かい中、登山道を景色見ながら下山します。

↓光る雪渓。滑ります。注意!



↓緑の山並みがきれい。平山とかニセイカウシュッペの方? 



 最後の2Kmは軽くスピードアップして、16時56分、登山口に到着です。
 
 でも石の多い登山道を急いで降りたのは失敗でした。
 右足の小指とかかとの中間あたりに痛みがでてきました。
 もう年なんだから、体をいたわらなくちゃだめですね。

 最後に麦汁を飲んでからほぼ8時間経ってから帰りました。


 GPSトラックです。

↓クリックすると大きくなります。





※2Kmごとにつけたウェイポイントがちょっとうるさいですね。でもいい目安になりました。



 今日もほぼ30Km歩きました。
 地図を見ると、お鉢めぐりでたくさんのピークを踏んだようです。

 赤岳、小泉岳、北海岳、松田岳、荒井岳、間宮岳、中岳、白雲岳。

 今年もまだ機会があれば大雪歩きたいですね。
コメント (6)
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天人峡からトムラウシ日帰り登山 平成22年7月16日(金)

2010-07-18 11:29:49 | 大雪・夏山
 ネットで天人峡からトムラウシ間の往復35Kmの日帰りをした人のブログを発見しました。
 その方はその山行に備えて、1ヶ月毎日5Km走ったそうです。

 う~ん、すごい。
 自分はそんなに走ってないけど、でもなんか行けるような気がして行きたい気持ちに。
 で、だめならヒサゴ沼に泊まるかビバークしようってことにして、チャレンジすることに決定。
 16日は天気がよさそうなので、急遽振替休日をいただき、前日夜9時に大雪に向けて出発です!

 前の日は夜に札幌近郊の山に登ってビールを飲みまくり、帰ってきたのが1時。
 4時間半しか寝てないので、メチャ眠いです。

 死にそうになりながらも天人峡に到着、登山口を確認し、0時半にビールを飲んで2時間ほど仮眠をとることに。
 そして2時半に起きて、ぼーっとしながらまたビールを500×2缶飲んで準備、へろへろになって登山口へ(笑)。



 3時32分、酔っ払いの出発です(笑)。

 この時間、もう少し明るくてヘッドランプなしで登れますが・・・ここの登山道、いきなり急登なのでさらに酔いが回ります。

 へろへろと登っていくと・・・、おおっ、滝見台というところから旭岳が。



 なんだか今日行けそうな気がする~・・・と思いながら、ぼ~っと進みます。

 で、2時間ほど歩くと第一公園という湿原に。
 ここで休憩をとって、おにぎり&ビールタイム。 ←もうアル中(笑)。

↓白いお花がきれいな湿原。



↓チングルマとワタスゲ・・・でしたっけ。



 すごくきれいな湿原ですが、恐ろしいことに虫除けを忘れたので、自分のまわりは蚊だらけ。
 たぶん・・・巨大蚊柱状態になってますね(笑)。

 自分の黒い柔肌を吸血昆虫の好きにさせるのもおもしろくないので、暑いけどジャンパーを着て、タオルでほっかむり。

 見上げると、素晴らしい青空にジェット機が。
 今日はいい日になりそうです!



 第一公園を過ぎると、道が沢っぽくなって歩きにくくなってきます。
 そして笹もかぶってきて、朝露で体中シャワーを浴びたようにずぶぬれになります。
 もう靴にも水がはいってきてグチョグチョいうようになってかなり不快。
 ペースもあがりません。

 途中には登山道が池になっているところもあり、藪漕ぎで迂回。



 がまんして小化雲に登っていくと・・・また旭岳の方が見えてきます。



 森林限界に達したあたりで休憩し、足が不快なので靴下を絞ってみます。
 ・・・でもまだ結構ぐちゃぐちゃです(涙)。

 でも小化雲のあたりからはぐっと歩きやすくなってぺースアップ。
 高原らしい美しい景色の中、やっと人にも会うようになってきます。
 


 みなさん、ヒサゴ沼に泊まって帰られる方のようです。
 
 そして、・・・トムラウシが見えてきます!



 景色もどんどん雄大になってきます。



 8時11分に化雲岳に到着。ここまで5時間弱で12Kmくらい。
 第2回ビールタイムにします。



 化雲からトムラウシ、近そうで結構遠い感じです。
 雲に隠れたり、姿をあらわしたりしてます。
 


 実は肩にザックが食い込んで、少し痛み始めました。
 出発時、水1L、スポドリ1.9L、ビール1.5Lと水分だけで4.4Kg。
 遭難対策としてガスやツェルト、カッパ、長袖シャツなどやたくさんの非常食を軽量ザックに詰め込んできました。

 あと2時間くらいで着けるかなあ・・・。
 ザックを軽くしたいけど、トムラウシ山頂でビール飲みたいので我慢して出発です。

 で、しばらく進んでいくと、だんだん岩の多い歩きにくい道になってきます。

↓振り返って化雲岳の方。中央やや右上のちょこんとした突起が化雲。



↓近づくトムラウシ。



 頂上直下の沼にはまだ雪が残り、青く光ってきれいでした。



↓頂上近くで道を尋ねられてお話した方。東京と埼玉からきたとのこと。うらやましいです。



 ついに頂上。さすが百名山です。賑わってますね。



 山頂には10時31分到着。7時間かかった計算です。
 まずは写真を撮り、最後のビールをいただきます。
 今飲んでもまだ帰りの運転まで8時間空けられる感じです。

 景色はやっぱり雲が少しかかってもう一つ見通しが利かないけど、まあ十分です。



 夏はいいですね。暖かいのでのんびりできます。
 前に来たときは9月下旬で、寒くてすぐに下山した覚えがあります。

↓ビールを飲みながらお話した方々。大阪や東京の方でこっちで一緒になったらしいです。



 話を聞いていた別な方から「天人峡からきたの!とんでもないなあ(笑)。」て言われてちょっとうれしかったり。

 でもあまりゆっくりしてると帰りが遅くなります。
 で、10時53分、下山です。

 帰りは沼に降りて雪の上を歩き、少しだけ雪を食べてみました。

↓ほかにも沼の雪渓を歩く方が。夏に雪の上を歩くのはうれしい感じです。



 さて、あとは帰るだけ。
 あと8時間は明るいので、のんびり歩くことにします。
 
 で、帰りにずいぶんとしつこくヘリコプターの音がします。
 ヒサゴ沼のあたりや山頂近くなど何度も何度も行き来しています。
 そのうち自分のほぼ真上でずっと停止していたり。



 あんまりうるさいんで、だんだん腹たってきたんですが、途中で会った方と話してわかりました。

 今日はあの事故からちょうど1年の日だったんですね。
 なので、報道関係のヘリか遺族の関係か・・・。
 なんかすごい日に来てしまいました。
 亡くなった方の冥福をお祈りいたします。

 天気が良ければ天国、悪いと地獄になるんですね。ここは。

 帰りにヒサゴ沼を見ると、避難小屋の周りにテントが何張りか見えます。
 いつか泊まってみたいですね。

↓めいっぱいズームして撮影。



 そして休み休み歩いてたんですが・・・小化雲あたりで足の裏に痛みを感じてきました。
 どうやら足が濡れてふやけたまま長時間歩いたので擦れて痛くなってきたようです。
 しばらく考えて、大休止をとることに。

 靴を脱いではだしになり、足や靴下を乾かします。
 そして、ラーメンを作って食べたのですが・・・うまかった!!

↓箸を忘れたので、取っ手をはずして箸代わりに。どうしてこんなにおいしいんでしょう!



 30分以上休憩すると、白くふやけていた足もだいぶ乾いてきました。
 もう3時。あと10Kmです。

↓雲がかかり、ちょっと暗くなって少しさみしい登山道を淡々と歩きます。



 もうこのへんには誰もいません。
 藪に入ってからは、ときどき熊よけに笛を吹きながら進みます。

 そして少し歩きやすくなった残り6Km地点から、ちょっとだけペースアップします。

 襲い来る蚊と戦いながら、長い長い道を歩き、17時51分、やっと登山口に到着。



 登山口のそばにある自販機で冷たいコーラを飲みますが・・・うまい!
 ドロドロの格好で歩道に座り込んで、しばらく休憩です。

 実は出発時にはふくらはぎに強い筋肉痛があって不安だったのですが、いつの間にか治ってます。
 ジムで走って痛めたんですが、走るのと山歩きはちょっと違う筋肉を使うんでしょうかね。
 無事往復できてよかったです。


 GPSトラックです。

↓クリックでちょっと大きくなります。







 帰りは旭川から無料高速で帰り、江別の「さんぱち」でラーメン食べて帰りました。
 おいしかったです。
 
 
 
 
 


 
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夜の藻岩山 スキー場コース 平成22年7月10日(土)

2010-07-10 22:48:31 | 札幌・夏山
 今日は朝から小雨。

 なので残念ながら山は中止して、午前中はスポーツクラブへ行き、ランニングマシーンを10Km、水泳を1Km。
 そして雨があがった夕方、ママチャリで15Kmほど走り、今日はミニトライアスロン気分でした(笑)。

 でも、明日は朝から晩までいろいろ用事があって、山にはいけません。
 なんかやっぱり山に行きたいのと、ちょっと気になることがあって、晩飯のあと藻岩山にバイクで向かいます。

 日没直後の薄暗い時間に到着してスキー場ゲレンデ入り口で準備、19時42分出発です。

↓スキー場のりんゆう観光の建物。



 スキー場側には実は複数のコースがあります。
 雪友荘から登る正式なコースと、ゲレンデを登るコースです。
 そしてゲレンデには枝道もあって、3コースくらいある感じです。
 でも、そうすると藻岩山は5往復じゃなくて、7往復か8往復しないとだめだったんでしょうか(笑)。

 で、今日はゲレンデコースを選択して登ってみます。

↓ゲレンデのナイター照明のシルエット。



 しかし、ゲレンデコース、夜の草原の細い道を歩く感じですが・・・暗くてめちゃめちゃ怖いですね。
 おばけ・・・いないですよね(笑)。

↓真っ暗・・・(涙)。



 なんかすごく暑いので、汗かかないようにゆっくり登ります。

 ゲレンデを直登する感じの急な登りを終えるとリフト終点。
 そこからは通常の登山道に合流して40分ちょっとで山頂へ。

 なんかガスかかってるけどそれなりにきれいな夜景でした。

↓札幌市街地方面。



↓真駒内方面。



 ちょっと景色見て、今度は正式コースから下山してみます。
 帰りは突然ガスが出て真っ白。
 視界が奪われ、よりいっそう「こわいよこわいよ~!」状態に。

 ゆっくりゆっくり下りて、21時24分バイクの前に戻りました。
 
 誰にも会わないミニ登山でした。


 GPSトラックです。









 藻岩山、軽く歩きたいときはいい山ですね。
 
 
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