Tiny Happy Days

タイニー・ハッピー・デイズ。ささやかだけど幸せな日々。
そして日々を彩ってくれる音楽や文具などなど。

【音】 Beck Bogert & Appice / ライヴ・イン・ジャパン 40周年記念盤

2013-10-26 18:19:06 | 音楽

最近はアメリカン・ロックばかり聴いてます…といったそばから今度はバリバリのブリティッシュ・ロックです。

長いキャリアを誇るジェフ・ベックですが、個人的に好きなのは、いわゆる第2期ジェフベックグループ
言ってみればファンキーでソウルフルなロックですが、比べるものが他にないくらいオリジナリティに溢れています。
残したアルバムは"Rough & Ready"と通称オレンジと呼ばれるたった2枚でしたが、今聴いてもその輝きは全く失われていません。

それに比べると、ヴァニラ・ファッジ、カクタスといったアメリカン・ハードロック・グループを支えたベースのティム・ボガートとドラムのカーマイン・アピスを迎えたベック、ボガート&アピス(BBA)は間違いなくスーパー・グループではあるのですが、どうもピンときませんでした。 

3人が火花を散らすというよりも、ジェフがリズム隊の2人に気を遣いすぎて、期待したほどの「化学反応」は起きなかった、という印象でした。

1973年の来日公演のうち、私が観たのは 武道館公演ですが、ジェフは、ティムとカーマインと一緒にステージに立つのが本当にうれしそうで、2人を立てていましたね。もちろん、全体的にはやや控えめでしたが、ジェフのギターはすごかったです。特に"Jeff's Boogie"は。

さて、あれから何と40年…
当時日本でしか発売されなかった「ライヴ・イン・ジャパン」の40周年記念盤がリリースされました。
未発表というだけで実はたいしたことはないブツを寄せ集めた○○周年記念盤という代物には正直食傷気味ですが、この記念盤では、アナログ盤ではそのフォーマット上の制約から実現しなかった演奏順どおりの収録というのがひとつの「売り」です。
ジャケットは7インチシングル盤と同じサイズというのもおもしろいですね。トップの写真では通常サイズの紙ジャケットと並べてみましたが、なかなかの存在感です。CDはもちろん通常のサイズですから、大きなジャケットに合わせるため黒い台紙がついてます。

「ライヴ・イン・ジャパン」は、1973年5月18、19日の大阪公演の録音からセレクトされていますが、私が行った5月14日の武道館公演もブートレッグですが、聴くことができます。
最近新しいマスターテープが発見されたらしいですが、私の持っているのは少し古い"Tokyo Budokan Tapes"というタイトルです。音はいまいちですが、今回の40周年記念盤のおまけと比べるとずいぶん小さいサイズですが、ミニサイズのツアー・パンフレットやチケットのレプリカが付いていて記念品としてこれからもそばに置いておきたいですね。