2022年6月号の雑誌サライの付録、ミニ檸檬万年筆にはあまり興味が持てなかったんですが、「文士と万年筆」という付録と連動した記事が読みたかったので図書館で借りてきました。
正直目新しさの感じられない切り口ですが、誰が、どんな万年筆を使って、どんな文字を書き、どんな作品を生み出したのか、には妙に惹かれます。
登場するのは、檸檬の梶井基次郎はもちろん、夏目漱石、吉川英治、井上靖、太宰治、松本清張という、この手の特集ではおなじみの面々。
内容はどこかで読んだようなことがほとんどでしたが、井上靖の、首軸の先に黒ずんだ絆創膏が巻かれたモンブランの写真は、文字を書き続ける作家の迫力が伝わってくるものでした。
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