最終章だけど、、、

日記や趣味を書く

夏は来ぬ

2022-06-18 12:14:14 | 日記
こんにちは。
いきなり、暑くなりました。
今日は、お寺さまの月参りの日です。

今週は、火曜日が、バイオリンのレッスンでした。
いつもこの陋屋に置いている楽器を取りに寄り、それ以来、4日ぶりの陋屋になります。

気になっていた落葉も大したことなく、葉っぱがしおれていることもない庭に安堵。
土間に水を打つのはやめて、箒でさっと、掃きました。

仏花をはじめとして、お花のスピード活け替えをしました。自宅から持ってきた菖蒲と矢筈薄などありあわせの花材です、いつものように。

お仏壇の蠟燭に火を灯して、お線香を焚き、自宅から持参したお茶菓子を懐紙に乗せてセット。
T-falでお湯を沸かせば、準備OKです。

お寺さまからは、この時期に恒例であったものの、この3夏は、ご時世でとりやめになっていた行事への参加費用のお話があり、ずっとお志提供のみの参加をしていますので、快諾しました。

茶室の小さな床の間に薄の萱と矢車草とを投げ入れして何気なく、目の前の障子戸を開けたら、いつもはあまり視野に入ってこない景色がありました。当地では「さまのこ」千本格子が正式名だと思われますが、家の前の障子やガラス戸の外側に千本格子をはめこむ習慣が、かつてはあったそうです。
陋屋のもっとも通りよりの部屋の外にも100年以上経った格子戸がはめこまれていて、普段は、家の中からは障子しか見えないので、めったにその存在を眺めることはないのですね。。。


さて、お寺さまをお見送りして、前座敷を何気なく見ますと、

後ろ座敷も同様です。こちらのテーブルは長方形でお座布団は前座敷のとおそろいのが6枚置かれています。
こう暑くなりますと、ふっくらした冬座布団も敷物も見るからに暑苦しい。。。
籐むしろと麻座布団の登場の時期としては、6月中旬・・・早いけれど、土蔵の重い戸を開けて作業にとりかからないと。
襖を葦戸にかえるのは、一人では無理です。
ずっと身体を甘やかしているので、絨毯と籐むしろの交換も今年は、一人では無理かも。。。

等々、思い巡らして結果、今日は、作業着手を見合わせました。

そしてちょうど、BSで放映していた日本の唱歌の番組が、目に入り、

歌詞の難しさと自分の無知さ加減に呆れ果て、でもせっかく調べたことを一人で満足しているのももったいないので、ご紹介します。
たちばな、といえば、ひな壇の橘の実ですよね。柑橘類でしょうか。
でもその花がこんな可憐な夏の花とは全く存じませんでした。



こうして、何の変哲もない いつもにまして、静かな平凡な土曜の午前が過ぎてしまいました。
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やはり、気になって・・・

2022-06-08 01:14:48 | 日記
その昔、体形による?性格判断、とかで、クレッチマーの性格判断というのを教科書(保健の?それとも倫理社会の?)で見たことがあります。
それから半世紀くらい経っても、性格判断の中で明瞭なこと、(自身について)があります。

それは、自分が決して粘着質の性格ではないということです。
決していい性格といっているのではありません。
飽きっぽい、いい風に言うと、諦めがいい。
集中してものごとに取り組めない。

たぶん、粘着性のなさ については、自他ともに認められる部分だと思います。

その私がですよ、今夜は気になって、、、
キョウカノコ(京鹿子)のあの可憐なさまを画像で紹介することができなかった。

まだ花屋さんにあるかどうか(時期が勝負ですものね、お花は)わかりませんが、あったら、買ってきて活けかえて、写真に収めたい。
とりあえず、その前にウェブから、箱根の湿生園で撮影された美しい姿をここにお借りして貼り付けさせていただきましょう。
咲き始めのころ


爛漫なとき(と言っても山の中でひっそり咲いているだけなのですが)

葉っぱもかわいいでしょ。

ところで、昨日は、突然陋屋に出向かないといけない用事が生じました。
お隣が、最近、リフォーム中なのですが、街中のことでウナギの寝床状のつくりのため、陋屋の屋根の上を通らないと、材木など長いものが運べないそうで、それを了解してほしい、とのことでした。そして、先日の雨で、陋屋とお隣の間にこちら側の物置が細長く中庭迄続いているのですが、その屋根を壊したので雨漏りの修理をさせてほしい、とも。
もちろん、すぐに快諾しました。

工務店の責任者がきて、説明の時々に、陋屋を見せてほしい、こんなおうちには今どきなかなか入れないので、とお世辞を聞かされました。
これは何だかおわかりになりますか?

中庭を横に見る畳廊下の天井です。
竹とか杉とかうまく交差していますね。
その廊下の片隅

以前はここにも花一輪欠かさず入れていましたが今は手抜きしています。
この片隅の障子戸を開けると、仏間へ。そして奥座敷につながっています。

この掛け軸、雪解けのころ?にも見えますが、水の清々しさが今どきでもいいのでは、と掛けました。
しかし、箱書きには早春・・・と題がしっかり墨の美しい字でありました。ま、それを見なかったことにして、しばらく架け替えません!
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プラチナ・ジュビリー

2022-06-06 15:42:31 | 日記
在位が70年4か月になられるという英国エリザベス女王のお祝いは、プラチナ・ジュビリーと言われ、英国内のみならず、世界中から祝意が届けられたそうです。
パディントンの登場や、その際の女王のすてきな対応も、お見事でした。

タータンチェック(これは正確にはスコットランド産なのでしょうが、バーバリーやダークスは、UKの看板でもありますし、)と紅茶が大好きで、英国も好きになった私です。ムスコには3歳から18歳までダッフルコートを着せました。

ただのミーハーとして、女王殿下をお祝いするのも不謹慎ですが、遠く東の外れより、祝意を表したいと思います。
日本の皇室でも、昭和天皇の即位60年のとき、お祝いがいろいろな形で、行われました。記念硬貨以外に、西陣織の掛物を求めてお正月に飾っています。

今回は英国のことだし、六月のバラということもあって、バラ園の話題にでも発展できるとよかったのですが、出不精はいつものことで、何とか梅雨前にはちょっとだけバラ園ものぞいて来ようと予告しておきましょう。

で、相も変わらず、ささやかな和のほうへ。。。

ブログ友(こころ友)のブログの今回の話題は、ホタルブクロをはじめとしてお庭にある山野草のこと。
初夏のこの時期は紫と白い山野草が特に慰めになります。私の庭にはありませんが、ホタルブクロ、いいなあ~~


一輪だけですが、八重咲のドクダミと名前を忘れた小さい花。私の文机の上に置いて満足しています。
同じ部屋(茶室の茶道口にもなっている水屋です。4畳弱の狭さ)の反対側の棚の上にシャクヤク一輪。茶花の風情はありませんが、つぼみで行けた時は楚々としていました 笑)



ここからが、私にとって本題です(大袈裟な~~)
私の最も好きなこの時期の山野草、それは「キョウカノコ」です。漢字では京鹿子と書くらしいです。つぶつぶが鹿子、絞りのよう、ということでしょうか。鮮やかな(濃いピンク)赤色です。白いのもありますが、私は赤いのが好きです。
先日、とある花屋さんで見つけて10本ほどあったのを買い占めたら悪いと思い、それでも7本くらいは買い求めました(笑)
自宅の両親の遺影の前と玄関ホールに生けた以外はこの陋屋へ。


ニューサイランとカラーと一緒に生けました。だいぶ開いてしまいましたので、風情は半減、でも葉っぱの端までみずあげができていて、まだ見られます。

茶室には、矢車草とカワラナデシコなどと一緒にちょっと入れすぎました。メインはキョウカノコ!


やっぱり庭に植わっているといいなあ。ネットで苗木を検索しましたが、ほんの小さい苗しか売られていないので、土の加減か、私の育て方が悪いか、できっとうまく育てられないような気がします。

でもダメもとで頼んでみようかしら。。。心揺れながら、最後に後ろ座敷へきました。


ここでは、キョウカノコは残っていなくて、ありあわせの花材です。
そんなことよりも、ですね。
掛物は「亀」なんです。今までこれは、お正月あたりに小間の小さい床の間に掛けていました。
ふとしたことで、「亀」は夏の季語と知るところとなり、はじめてこの床の間にこの時期掛けてみました。表装も地味めで、すっとこの場におさまりました。
ささやかな発見を重ねて、今年もこの時期、それなりの楽しみ方を実践して、こころは美しく時を重ねたいと思います。
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