定家かずら
やっと少し気持ちに余裕が出て、数日ぶりに玄関先を箒で掃きました。
実母の訓導が行き届いて午前6時には人を迎える家、であるように、門から、ポーチ、玄関まで、掃き清め、雨以外は打ち水をする、これが、私の主婦としての最低守ってきた日課です。
さすがに、この数日間、優先すべきは、家人の体調だったので、家のことなど念頭にありませんでした。
すなわち、今日はもう、日常に戻っています。
ムスコが、父親という偉大なスポンサーを後ろ盾に、戸建の注文住宅(特に、内部に完全防音の音楽室を取り入れてあるので)を新築して、もう7年になります。
こう見えても(見えませんか)私はけっこう気が小さくて、いくらムスコの家とはいえ、そしてそれがかなりの部分、親がかりだとはいえ、何でもないのに、訪れることはありません。
ただ、ムスコの父親が同行するときは、声がけをして、少なくとも夕食くらいは、共にすることにしています。正倉院へ毎秋、でかけますが、遅くなって日帰りするには体力がもたないときなど、一年に一度くらいでしょうか、泊めてもらうこともあります。ムスコが指揮する演奏会など、知らせがあると、30年来のステージママとしては、放っておけず、イソイソ出かけますが、前の晩は、ゲネプロやら、準備やらあるから、遠慮して、当日もうちあげなどを考慮して親はさっさと帰路につくことにしています。
そんな折、京都は、ホテルも、食事も予約がなかなか難しい、殊に、金曜、土曜となると。
それで、ほぼ決まったところとしています。
http://kitayama-shibuya.com/ ←ここへ一番よく行きます
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260503/26001663/ 乃し です
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私が特に好きなお店です。そんなに高くもなく、家庭的で、行き届いたおもてなしを味わえます。隠れ家のようなひっそりしたお店です。
上記2点が予約が無理、となると、安直に京都宝ヶ池ホテルのレストランにします。ムスコ宅から徒歩圏内のところで、近いのがいいのと、まず予約なくてもOKなのがいいです。
ホテルもここにすることが多いです。すぐそこにムスコ宅があっても、それが一番落ち着けるのです。双方にとって。
さて定家かずら です。
乃し の坪庭の竹垣に一面にからまっていました。
夏の乃しで、花の咲いているのに出会って、何と可愛らしいこと、とため息をつきました
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A4%E3%82%AB%E3%82%AB%E3%82%BA%E3%83%A9
そして、帰宅していつものように、門の戸の鍵を開けて、なにげなく、見てみると、京都北山の隠れ家で見入ったあの白い花の葉っぱそっくりの小さい茎がポストや都市ガスのメーターのあたりにくっついているのです。
幻覚かと思いました。
どこからきたのか、気づかないうちに、我が家のブロックやらコンクリートの裂け目やらから、命を育んでいたこの小さな植物。
それから数年、今年はしっかり花をつけました。
県内から平幕優勝の力士が令和初の優勝力士が登場しました。
おめでたい、家人の回復と共にこれからもいいことがありそうなそんな予感を無理やりにさせられる 小さな白い花々をアップします。