世にある日々

現世(うつしよ)は 愛おしくもあり 疎ましくもあり・・・・

罪人

2010-06-21 | ひとりごと










    罪 人


ある日 僕の心の中に声が響いた

「 罪とは  真理を解らずに犯す過ちである 」  ・・・・ と

それまでは
自分を罪人と呼ぶのはプライドが許さなかった

人間は仏神の子で罪の子ではないと
昔から信じていたから
自分を罪人と思うことはできなかった

でも 知らず知らずのうちに罪を犯してきた

真理を解っていない愚か者がここにいる ・・・・

自分の仏性を認めて生きていくのも真理
自分を至らぬ者と認めて生きていくのも真理

我 至らぬ者なるが故に 愛を信じて生きていく
我 至らぬ者なるが故に やさしい笑顔と言葉を与えて生きていく
我 至らぬ者なるが故に 愚直に 自分の歩むべき道をただ歩む

この人生は
どのように生きても後悔をする
どのように生きても 自分を愚か者と確認する人生となる
自分を至らぬ者と認識する旅となる


でも その旅は 
愛を与える旅になっていくのだろうか ・・・・





    Prelude 1