世にある日々

現世(うつしよ)は 愛おしくもあり 疎ましくもあり・・・・

幸せ 倍返し~

2010-06-26 | ひとりごと










5月3日、咲とふたりで名古屋港に遊びに行った。
”ひとりで公共交通機関に乗れること”の練習を兼ねて
地下鉄に乗っていった。

その日は暑かった。
咲とふたり、とことこと歩いて駅に向かう。
金山で乗り換え、名古屋港行きに乗った。
電車は少し混んでいたが
咲とふたり、並んで座ることができた。

向かいに親子3人仲良く座っている。
父、母、娘の3人だった。
いつもなら、そんな親子連れみると辛かった。
母親がいない辛さだ。
でも、今回はそう思わなかった。

それで、電車が動き出してから
咲とじゃれていた。

そしたら
向かい側の女の子、じっと僕たちを
うらやましそうな顔をして見ている。
母親は、知らん顔してどこかを見ているし、
父親は、広告を見ている。

「よ~し、見せつけちゃえ~」

おいたな お茶目オヤジの本性が出てきた。

そして、思いっきり
咲の髪の毛をくしゃくしゃにして
笑顔で抱きしめてやった。

咲はいやがっているが、まんざらでもなさそう。
目が笑っている。

ちらっと、前の女の子を見た。
僕たちをじっと見ている。
そして、父親の手を握った。
父親に甘えたそうだった。

「お~し、もう少しやったるか~」

ふたたび、咲を抱きしめてくすぐってやった。
咲はうれしそうに悶えて
「おとうさ~ん、やめてよ~」
なんて、嬉しそうにいう。

前の女の子、父親にもたれかかった。
でも、母親は知らん顔している。
父親は、相変わらず広告を見たまま。
子供は、うらやましそうに父親にもたれて
こちらをじっと見ている。

「フィニッシュ~」

咲のほっぺたをつねって、
そのあと、プロレス技の
ヘッドロックをかけてやった。

そうしたら、
前の女の子は、たまらず父親に抱きついていった。
父親は、やっと気づいて子供を抱きしめた。
そのときの
 女の子の嬉しそうな顔・・・・

まあさん、こころの中でいいました。

「やりぃ~  
 よかったなぁ~
 お父さんに甘えられて・・・・  」

その後、ケンタッキーのチキンハンバーガーを食べて
海を見て、水族館には行かずに帰ってきました。


でも、母親は最後まで知らん顔していたなぁ・・・・・・・

まぁ、人それぞれだけどね~



                                  2007.5.8  記





犬のおまわりさん with QUEEN


やぎさんゆうびん with Michael Jackson


あのこはだレイラ by エリックかけブトン