世にある日々

現世(うつしよ)は 愛おしくもあり 疎ましくもあり・・・・

ソーニャ

2010-06-30 | ひとりごと











その愛は母性からくるのか?
善を求める人間性からくるのか?
それとも
信仰を持っているからなのか?


家族を養うために
自分の体を売りに出かけ 
帰るとひとことも言わずにベットにはいり
壁に向かってその痩せこけた肩を震わせている
そんな
毎日を繰り返しながら
彼女は
汚辱と絶望と罪の苦しみの中に生きていた


でも
彼女は彼の殺人行為を知ったとき
彼を抱きしめ接吻をし

「あなたより不幸な人は この世にいませんもの!」

と叫んで嗚咽する。


やがて
彼は彼女の優しさに包まれて
愛というものを知る


深い優しさ 愛情 献身 ・・・・・・・

貴女を通して 女性の本性を感じた
そんな物語だった







Serenade for Strings - Ⅲ Elegie