愛は、たとえば幸福を集めるために眼に見えない
メッセンジャーのようなものである。
そして すべての憎みや怨みの精神的弾丸を防ぎとめてくれるための
防壁を築いてくれるのである。
どんな種類の警備網よりもすぐれたる幸福の護り手は 「 愛 」 である。
自分でいくら智慧がすぐれ、聡明であるからとて、
神の眼から見たらどんなに愚かな者であるかわからないのである。
だから 自分を賢者だと思い上って、
他の人の 「 行き届かなさ 」 を罵ってはならないのである。
他の愚かさを見ては、自分の愚かさを省み、
みずから智慧をみがくようにすれば、
彼も亦自分を省みて聡明になるのである。
『 生長の家 』 昭和二十六年二月号 二十二日の法語 谷口雅春 大聖師