何故(なぜ) 『 生命の實相 』 を熟読すると病気が治るか
それで、人生をよくして 此世(このよ)を 「 エデンの楽園 」 のようにするには
どうしたらよいか。
そのためには 自分の生命というものが 神から来たものであるということを
先ず自覚して頂くことです。
病気の人でも、若し人間の生命が 「 神の生命 」 だと
本当にわかったら 病気が治る筈(はず)なんです。
神の生命がここにいるのに、それが病気になる筈がないじゃないですか。
『 生命の實相 』 の本を読んで病気が治るというのは、
人間生命の真理が 誰(だれ)にもよく分るように詳しく書いてあるからです。
キリスト教の天地創造説を書いた創世記の第一章にどう書いてあるかというと、
神様は神のコトバによって一切のものをお創造(つく)りになった。
そして最後に人間をお造りになって、 「 生めよ繁殖(ふえ)よ 地に満盈(みて)よ、
之(これ)を服従(したがわ)せよ・・・」 とこう仰(おお)せられて、
最後に 「 神 其(そ)の造りたる諸(すべて)の物を視(み)たまいけるに
甚(はなは)だ善かりき・・・」 とこう書いてある。
神様が 全能の力によって一切のものをお造りになり、
そして その全能の智慧によって すべて点検なさいまして
“ その造りたる諸の物を視たまいけるに甚だ善かりき ” と
こう仰せられているのでありますね、甚だ善かりきである。
すべて善いんです。すべていいのに、
それに、その人間の生命(いのち)が病気するなんて筈(はず)ないじゃないですか。
それなのに 病気しているのは、人間の生命というものを化学物質の作用だなんて
考えているから ものが逆になっている。
いのちの本当の相(すがた)即ち “ 生命の実相 ” の本当の相が分らない。
唯物論的人間観の智慧の樹の果(み)だけを食って
「 エデンの楽園 」 から追放されている、
追放された世界は 苦しみの世界であって、そこは迷いによって病気も来るし、
いろいろ苦しいものが出てくるのは当たりまえである。
それは妄想(もうそう)によって出てくるのであります。
つづく・・・