『 光の泉 』 昭和四十二年四月号 谷 口 雅 春 大聖師
人間は“神の子”である
この自覚が根本である
『 愛と光との生活 』 の二百十二頁の四行目のところから読みながら話すことに致します。
「 『 命(みこと) 』 という字は 同時に 『 命(いのち) 』 という字であって、
神様という意味であります。
自分の生命(いのち)が神様だ、ということであります。
男なら某(なにがし)の日子命(ひこのみこと)であり、
女なら某の日女命(ひめのみこと)であるのであります。
西洋ではこれを 「 神の子(サンノブゴッド) 」 というのです。
どこでも同じことであります。
ところが、それを自覚しないで、自分自身をいい加減な下らない人間だと思っているから
“ 下らない行い ” が自然に現れてくるのであります。
自分の自覚が 外へ現われるのでありますから、自覚を改めようとしないで
『 現われる 』ところの形ばかりを抑えようとしても中々難しいのであります。
しかし、『 現われ 』 の根元であるところの潜在意識を浄(きよ)めて、
自分は神の最高の自己実現であるから神々(こうごう)しいものなんだ、
本来 “ 日子 ” であり、 “ 日女 ” であるというこの自覚を持つようにしますと、
自然に神々しい行ないが出来てくるのであります。」
つづく・・・