今、「広島美術館」で、「モネ」を中心とした「印象派と日本人画家たちの旅」という内容で、展覧会が開かれています。
昨年の12月、上京した時に見た「モネとジェヴェルニーの画家たち」と違って、日本人画家が登場すると言うことで、わかりやすい内容になっています。
玄関のガラスには、「パリの街」をイメージしたシルエットが描かれ、「パリ」の雰囲気を出そうと企画が考えられています。
私が入場券を買おうとしたところ、となりから招待券を「さっ」と出した人がいて、私にくれました。
見知らぬ私に気前よく「招待券」をくれたその方は、いかにも「美術」が好きで、これから「美術館めぐり」をするようなことをいっていました。
以前にもここで、私はただの招待券をもらった経験があり、「とても幸せな気分」になったことを思い出しました。
こうした突然の、善意を受けると人はとても幸せな気持ちになります。
館内に入ると、「シスレー」の絵があり、彼独特のタッチで描かれた「風景画」は、私たち日本人にはとても受け入れやすい色彩になっています。
彼の特徴は、必ず絵の中に「陰と陽」があり、その存在の中の色彩がとても豊富なことで知られています。
例えば、この絵の場合「遠景」を明るくしていて、その中に多くの色が使われているのがわかると思います。
それに「対比」するかのように、手前に「影」の部分を持ってきて、その「影」の中にも多数の色が使われていることがわかります。
「人の目」には、多数の色が使われると「自然光」を意識するところがあり、とても」受け入れやすい感覚が働くようです。
「モネ」はそうしたことを、かなり探求した人で、その絵画にはそうした悪戦苦闘した痕跡がかなり見れます。
しかし、この二人のような「印象派」の人達は、はじめて「光」と言うものを「テーマ」に絵を描いた人達で、その「イノベーション」のようなものは今でも幅広い支持を受けています。
今現在、絵を描いている人達は必ずと言っていいほど、この「印象派」の影響を受けていることには間違いありません。
そうしたことを考えながら、館内を回るととても理解しやすい美術展になると思います。
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