先日、「目からうろこ」という話題を出しましたが、「チャレンジ・パステル画」講座にお邪魔して、そこでも同じような体験をしました。
この作品を最初に見た時、思わず心の中で「えつ」という言葉が出たのを今でもよく覚えています。
「なぜ、足の裏」という疑問の声とともに、違う「美」の視点が伝わってきて、「人の目」の多様性とそのおもしろさを改めて教えてもらいました。
この「赤ん坊の足」を見てください。この方は「対象物」を描いているのではなく、その奥に潜む「人のぬくもり」や「体温」のようなものを描いています。
「描いているもの」を媒体にして、わたしたちに「人の温かさ」「命の尊さ」「命に対する慈しみ」と言うものを我々になげかけているようで、なんともいえない感覚が生まれてきます。
この「手」にしても、「手」の周りに感じられる「あたたかな空気」が伝わり、その「手」から「人の優しさ」まで伝わってきます。
「赤ん坊」というものに対して、とてつもない「愛情」を感じているようなこの画像からも、Nさんの「目」が人の持つ「優しさ」へと導いてくれるような錯覚に陥ります。
「授乳」の場面ですが、「赤ん坊」と「母」との関係がとても親密で、信頼の置ける一つの大きなパイプでつながれており、その関係から「安心感」や「命のふれあい」のようなものが感じられ、見る人にとてもあたたかい気持ちを植え付けていくような作品になっています。
こうした「違う視点」での作品を見るにつけ、その作品が私たちに大きな感動を与えてくれるものがあることに気づくのではないでしょうか。
「表現」の中に、「人それぞれの視点や色合い」があり、それが私たちに大きな「喜び」をもたらしてくれることに気づいた1日でした。
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