英国的読書生活

イギリスつながりの本を紹介していきます

鹿児島鉄旅③

2010-05-14 | 日常

最終日はひたすら列車を乗り継いで福岡に帰ります。(個人的に一番楽しみにしていた日。)


最初は観光列車「特急はやとの風」で吉松に向かいます。
JR九州が力を入れている観光列車。この「はやとの風」も普通列車の改造ですが、斬新な内装、きめ細かいサービスで旅行気分が盛り上がります。


車両中央部は展望スペースになっています。
隼人までの日豊線は錦江湾沿いをひた走る「海の鉄道」です。

隼人駅に到着。
この日はこどもの日ということで、駅員さんが手作り竹とんぼを配っていました。
名物駅弁「百年の旅物語かれい川」はここから積み込まれます。
私たちは事前にみどりの窓口で購入予約をしていたので引き換え券と交換で弁当をゲット。予約以外のお弁当が社内販売されてました。買いたかった人は全員買えたみたい。
隼人駅からは肥薩線を北上します。

途中止まる駅では5~7分停車してくれます。
乗客はいったん降りて各駅を見学したり、お土産を買ったり出来るのです。


木造駅舎として脚光をあびている嘉例川駅です。


107歳の駅舎です。



霧島温泉駅では名誉駅長の琳太郎くんが出迎えてくれます。琳太郎くんは2歳の時からひいおじいちゃんが国鉄時代に実際に被っていた帽子を被ってホームに立っているそうです。最近保育園に通うようになったためお出迎えはこのはやとの風2号のみということ。
心地良い「ゆるさ」が車内を包みます。

吉松からは同じく観光列車「しんぺい号」で人吉に向かいます。この「しんぺい号」は普通列車ですが、はやとの風と同じく展望スペースや車内販売などが充実しています。


ここで購入していた駅弁を食べます。
卵がほんのちょっと使っているので精進料理とは呼べませんが、ほぼそれに近いものです。竹の子ご飯をベースに大きな「がね」(サツマイモを使った郷土料理)、ナスの田楽、ナマス、じゃがコロッケ、椎茸の煮付けなどが入っています。味付けはすごく薄味。最初は醤油が欲しくなりましたが、素材の味がそのまま出ていて美味しくいただきました。見た目の量は普通ですが、けっこうボリューム感もありました。竹皮で作られた容器ってご飯がくっつかないんだー・・と妙な感心も・・・・。


真幸駅のホームには幸せの鐘が・・・・
ここはスイッチバックでも有名な駅。
ここからはまさに「山線」の車窓です。


日本三大車窓が見える所などでは列車は停車してくれます。ご丁寧に各車両からちゃんと見えるように3回に分けて。


ループ線とスイッチバックを併せ持つ駅で有名な大畑駅。
駅舎の中には何故か訪れた人の名刺が所狭しと・・・。


人吉で少し観光を・・・


阿蘇青井神社へ。
熊本県唯一の国宝に指定されています。



さてもう一踏ん張り・・・・。
人吉駅からはワンマン一両編成の普通列車で八代を目指します。


本当は乗りたかったSL人吉号。さすがにチケットは取れなかった・・・。

八代まではほぼ球磨川沿いを走る「川線」です。
座るなら必ず右サイドにしましょう。

八代から鹿児島本線を一駅・・・・
新八代からは行きといっしょの「リレーつばめ」で博多に帰り着きました・・・。
おつかれさま。