金曜の夜、家内が牡蠣小屋に連れて行けと言い出した。
牡蠣小屋とは、福岡市の西隣、糸島半島の冬の名物で、漁港ごとにビニールハウスなどを利用して建てられたシーズン限定のグルメスポットです。長年広島で生活した者としては、ちょっと軍門に下るような気がして今まであえて足を向けてなかったのですが、知人から「良かったよ、美味しかったよ」との話を聞き、行きたい!ということでしょうか・・。
元来牡蠣好きの娘も「行きたい!」と同調します。
「行くのは良いけど、牡蠣食うんだったらお酒飲むよ。帰りは運転してくれる?」
と、運転が苦手な家内に牽制球を投げてみるも、その意志は変わらず・・と、いうことであくる日、朝食を抜いて、持込用のおにぎり作って(糸島の牡蠣小屋は原則飲み物やおにぎりの持ち込み自由です)、出発です。
数ある小屋から選んだのは、家内の知人が行ったという船越漁港の「マルハチ」です。
我が家から目的地までは、都市高速を使って50分くらい・・・。11時過ぎには到着。
この船越漁港にはマルハチ含め3軒の小屋が建っていますが、どれもけっこう大きく堅牢な構造物です。
さあ、食うぞ!飲むぞ!
とりあえず、牡蠣3盛ね。
それとエビスビールと八海山ね。
(場末の漁港にしてはプレミアムな品揃え?)
あと、ホタテを1枚。
かんかんに赤くなった人工炭と人数分の軍手と殻開けナイフが運ばれて・・・
サービスで牡蠣飯1パックも付いてました。
さあさあ、焼くぞ!!!
火力が強いのですぐに頃合に・・・。
軍手をしてても、熱い汁に触れちゃうと・・「あっちっちっちっ・・・」
まわりのテーブルを観察すると、
みなさんそれぞれクーラーボックスで飲み物を持ち込んで・・・
あっ、あそこでは白ワインのボトルだ・・・、やっぱ用意してくればよかった・・・。
そうか、レモンやチーズも持ってくればよかったんだ・・・。
突然牡蠣殻がはじけ、その度に灰が降りかかるのも楽しい・・。
何もトッピングしなくても美味しいね!(娘)
うーん、八海山と合うな・・・(私)
殻がどんどんバケツにたまっていきます。
ふと気づくと・・・あまり食べてない人がいますよ。
「ママ、どうしたん、あんまり食べてないよ」(私)
「パパとワタシばっかり食べてるよ」(娘)
「実は・・、牡蠣、あんまり好きじゃないのよ」(家内)
「えー!! ママは広島生まれでしょ!」(私)
「うそー、ママは広島育ちでしょ!」(娘)
「牡蠣小屋がどんなとこか見たかっただけ、さっ、残ったのは袋に入れて早く帰りましょう!」(家内)
「そがーな勝手なことが通ると思うとんのかー」(広島弁の私)
「満足、満足、帰りますよ!」
「ちょっと、まだ焼酎も飲んどらんし・・・」(九州弁の私)
「お酒はもうダメ! ママ、帰ろうね」(冷徹な娘)
JA糸島の直売所「伊都菜彩」でお買い物・・
飲み足りない、飲み足りない、飲み足りない・・・・