英国的読書生活

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地下鉄映画

2008-02-07 | イギリス
久しぶりに大阪出張に行ってきました。地下鉄御堂筋線に乗りながら、駅の構内アナウンスで繰り返される「トビラが閉まります」のイントネーションがやはり関西風なことに妙に感心しちゃいました。かつて近鉄奈良線沿線に住んでいたので人で溢れかえる天井の低い難波駅も懐かしく感じます。大阪の地下鉄は東京と違って南北、東西とだいたい決まっているので分かりやすい。でも運賃は高いぞ。それと東梅田、西梅田から他路線に乗り換えようと思うと地理感がないと大変ですよね。
さて、唐突ですが地下鉄を舞台にした映画の中でお薦めはというと・・・、次の2本ですかね。



1本目は、84年公開のリュック・ベッソンが監督した「SUBWAY」
クリストファー・ランバート主演で イザベル・アジャーニも艶っぽく演じていました。巨大なパリの地下鉄(メトロ)網を根城に生息する若者たちを描いたこの作品、現実のメトロを舞台としていながら近未来のイメージを上手く醸し出した意欲的な名作だと思います。若きジャン・レノがさえないドラマー役で出ているのも見所です。
パリのメトロ駅はロンドンと比べるとホームが向い合わせのドーム状で広く開放感があります。駅名も大きく掲げられており、どの駅に着いたかがすぐに分かります。巨大な構内広告ポスターもなかなかアートしています。地下鉄ですから基本地下を走りますが、結構地上も走ります。セーヌ河を橋で渡る路線もあります。(そこからのエッフェル塔の眺めがいいですよ) 映画の中でも出てきますが、シャトレ駅の構内なんかは隣のレ・アル駅とRERのシャトレ-レ・アル駅と繋がって、回りのショッピングモールと相まって巨大地下帝国の様相です。動く歩道も用意されてますが、ローラースケートが欲しくなります。



2本目はロンドンの地下鉄を舞台としたオムニバス映画「Tube Tales」。タイムアウト誌が公募した脚本9作品をボブ・ホスキンス、ユアン・マクレガー、ジュード・ロウなど9人がそれぞれ監督したというもの。軋むレールの音、生暖かい風、埃っぽくでも甘い香り・・・・ロケも実際の駅構内で行われており、ロンドン地下鉄を満喫できます。この映画がシャレているのがそれぞれのタイトル、クレジットが画面の中に上手くはめ込まれていること。例えば壁の落書きだったり、食べてるフライドポテトだったり・・・、見つける楽しさも魅力の一つですね。それ以外にもさり気ない仕掛けがされてたりして・・・。DVDで何回か観ると「ああっ」て見つけられますよ。


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