国際情勢の分析と予測

地政学・歴史・地理・経済などの切り口から国際情勢を分析・予測。シャンティ・フーラによる記事の引用・転載は禁止。

元ミネソタ州知事が911の真相について語る

2011年04月08日 | 米国
●PressTV - Ex-official exposes US 9/11 plot on ME Thu Apr 7, 2011 5:22AM


Former Minnesota Governor Jesse Ventura says the White House allowed September 11 attack to happen in a bid to further Washington's agenda in the Middle East.


"They allowed it to happen to further their agenda in the Middle East," Ventura told CNN on Wednesday.

“I believe [former Vice President] Dick Cheney knew it," said Ventura.

The 9/11 2001 was the day when four planes were used to target the US financial and political hubs.

The attack has become an excuse for the United States to launch its so-called "war on terrorism." Less than a week after the attack, the then US President George W. Bush revealed plans for a US “war on global terrorism.”

In October 2001, the US and its allies invaded Afghanistan under the pretext to wipe out terrorism from the country. However, the US-led occupation of Afghanistan has failed to establish security in the country.

Violence and terror attacks remain commonplace almost a decade after the US-led invasion of the country bombing and invasion of Afghanistan is still described as a "campaign" against “terrorists”, rather than a war.

Bush also announced the start of the military campaign against Iraq in March 2003, saying “American and coalition forces are in the early stages of military operations to disarm Iraq, to free its people and to defend the world from grave danger."

The so-called hunt for weapons of mass destruction in Iraq, however, yielded no results.

To this date, however, there is no proof that al-Qaeda was behind the 9/11 attacks. Neither is there evidence that Afghanistan was behind or any way complicit in the 9/11 attacks.
http://www.presstv.ir/detail/173504.html





【私のコメント】
昨日の記事で触れた、東日本大震災が米国のHAARPによる人工地震であると主張した元ミネソタ州知事のJesse Venturaが、911事件の真相について語っている。それによると、米国政府は、中東政策を推進することとの引き替えに911事件が起きることを容認したのだという。私はこの意見には同意しない。

911事件以後の米国の中東政策は謎が多い。アフガン攻撃は、ソ連や大英帝国の占領失敗の歴史から考えても困難であることは予想されていたが、それが現実化している。石油も天然ガスも出ないアフガニスタンを占領することは米国にとって有益とは思えない。また、イラク占領も、バース党の組織を解体してしまったことで難航している。更に、イラク攻撃の根拠であった大量破壊兵器が嘘であったことが明らかになり米国の威信は地に落ちた。米国はもっとうまくやることが出来た筈である。

私は、米国のアフガン攻撃・イラク攻撃は共にわざと負けることが目的であったと考えている。米国がわざと負けることで、ペルシャ系民族の住むアフガニスタンと、シーア派が多数居住するイラクの大部分がイランの影響下に入り、イランの勢力が拡大することが目的の一つであろう。それによって中東はイラン・サウジアラビア・トルコの三大国が並立する状態となる。中東全体を一つの国が支配するという事態が回避されることは欧米諸国にとっては望ましいのだ。

また、アフガン占領・イラク占領の泥沼化で米国の軍事力が低下することは、米国を支配する国際金融資本・イスラエル連合の力を低下させることにも繋がる。米国支配階層の多数派はもはや国際金融資本・イスラエル連合に見切りをつけており、彼らを滅亡させることを狙っているのだろう。ただ、国際金融資本はFRBを通じて米国に深く浸透しており、それを滅亡させるには米国自らが血を流す必要があるとの認識があるのだろう。いわば、「肉を切らせて骨を断つ」戦略である。そして、それが成功した後、米国は軍事技術の優位性を武器にして21世紀を生き抜くつもりなのだろう。

なお、Jesse Venturaは、「ドル覇権の終焉」演説で有名なロン・ポール下院議員が2012年の大統領選挙に出馬する場合、副大統領を引き受ける意向であるという。彼らの今後の動向が注目される。





↓↓↓ 一日一回クリックしていただくと更新の励みになります。
人気ブログランキングへ

コメント (6)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1997年に米国国防長官が公式... | トップ | 映画『世界侵略:ロサンゼル... »
最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2011-04-08 05:25:55
勃発!第3次世界大戦 World War Ver.3.0 ベンジャミン・フルフォード http://t.co/fjQMipP

最悪の被曝地帯となる九州 http://www.teamrenzan.com/2011/04/416-1.html

次の危険日は、4月22日です。(地震)
ttp://twitter.com/Gwatcherver2
返信する
Unknown (Unknown)
2011-04-08 07:28:42
そのロン・ポールが面白いことを言ってるよ
CIA解体を、だって
http://cosmo-world.seesaa.net/article/139362593.html

日本にいるエージェント、あせってるでしょうね
返信する
Unknown (Unknown)
2011-04-08 08:47:06
まさかここで伝説のプロレスラー、ジェシー・ベンチュラの名前が出てくるとは・・・・・
彼も軍人出身だから国際金融資本に対して憤りを感じているのでしょう。
返信する
Unknown (ha)
2011-04-09 12:39:30
princeofwales1941さんの分析は興味深いですね

米国によるアフガニスタン侵攻は、石油・天然ガス産出国である
トルクメニスタンやカザフスタンなど中央アジア諸国にアクセスするための足場の確保
(ソ連のくびきから解放された、これらのエネルギー産出国を放っておく理由はありません)

イラク侵攻は、フセインが石油取引通貨をドルからユーロに代え
この動きが他の中東産油国に拡大するのを防ぐための処置
(ドルの基軸通貨制を担保しているのは、ドルが唯一の石油決済通貨に依る所が大きく
ドルが基軸通貨から転落すると、米国は世界から物を買う事が出来なくなる
米国は世界有数の産油国ですが、世界一の石油輸入国でもある
貿易は輸出よりも、自国で調達できない財やサービスを輸入する方が重要であり
自国通貨が基軸通貨なら、輸出で外貨を稼ぐ必要はないし
お金がなければ、いくらでも刷ってしまえばよく、米国はこの特権を失いたくない)

したがって、米国がアフガニスタン、イラクに食指を伸ばすのは必至だったと
私はこのように理解しています

ただし侵攻という武力手段ではなく、懐柔や説得で、アフガニスタンやイラクの指導者を手なずけ、影響下に置く余地は
あったのではないかと思います
いかな米国でも何年にも渡って、本国から遠い中東に大戦力を投射し続けておく事は物理的にも財政的にも困難であり
ましてアフガニスタンとイラクの2正面作戦は無謀だったのではないかと思います

ここに、ブログ主さんが仰るように、米国はわざと負けるために武力侵攻したという解釈が
成り立つ余地があるわけですが、何十年も経ってからでないと真相は分からないでしょうね
返信する
haさんへ (princeofwales1941)
2011-04-09 14:40:08
haさんの御意見にはおおむね同意します。

ただ一点気になるのは、米国を一枚岩の国と考えておられることです。私は、米国国内でも国際金融資本と米軍の間で利益の対立があるのではないかと考えています。国際金融資本としては、石油ドル体制を維持し、国際金融資本が100%保有する民間銀行であるFRBが世界基軸通貨であるドルを発行し続ける現体制を維持することが至上命令でしょう。これに対して、米軍としては、国際金融資本から自国を開放し、米国の国益を第一とする政策を採ることが重要だと思います。この、国際金融資本と米軍の対立が、アフガン侵攻やイラク攻撃の謎の裏にあるのではないかと私は想像しています。
返信する
Unknown (Unknown)
2011-04-09 15:14:31
橋下大阪府知事のバックは、国際金融資本でしょうか?

http://www.youtube.com/watch?v=gmsndCoIZoc
http://www.youtube.com/watch?v=SV9pM4pxw0Q
返信する

コメントを投稿