北朝鮮担当課長を務めた元外交官の原田武夫氏が「Bloody Cristmas eve(血塗られたクリスマスイブ)」を12月13日付けの英語版公式ブログで予告している。それによると、2014年12月24日のクリスマスイブのニューヨークで世界情勢は劇的に変化するという。
原田武夫氏によると二つのシナリオが想定されている。シナリオAでは世界的な原油価格の暴落によりシェールオイル・ガスを採掘する企業の発行する社債等の高利回り金融商品が破綻し世界金融市場にドミノ現象を引き起こす。米国政府は救済を迫られ、その結果米国政府そのものが破綻寸前に追い込まれる(少なくとも米ドルに危機が起こる)という。シナリオBでは所謂「ISIS」が米国と欧州の両方で一連のテロ攻撃を行い西洋に対する全面戦争を宣言する。オバマ政権はISISの指導部と密接な関係があり自動的に米軍を中東に派遣することになる。それによって米国はシナリオAと自国の債務不履行を回避するとされる。
このブログ記事の約1週間後の米国時間12月19日夕方(日本時間20日朝)に米国務省は全世界の米国人を対象にテロ攻撃に警戒するよう強く促す異例の警告を発表した。オーストラリア・シドニーで15日に発生した人質事件を受けた措置で、クリスマスなどの時期に米政府関連施設や人の集まる場所を標的にしたテロに注意するよう呼びかけている。原田武夫氏の記事はシドニーの事件や米国務省の発表を予言しているかのようだ。ただ、このような予測は時期についてのみ外れることが多い。米国務省の発表は今後3ヶ月間の警戒を呼びかけており、奇数の数字によるぞろ目の日程での自作自演テロを好む国際金融資本の性格を考えると、来年2015年の1月11,13,15,17,19日あたりが最も危険であると思われる。地震兵器によると思われる阪神大震災も1995年1月17日という奇数の数字によるぞろ目の日付であった。 . . . 本文を読む
米中西部ミズーリ州ファーガソンの黒人少年射殺事件で、2014年11月24日に白人警官が不起訴となったことは米国での人種間戦争の引き金を引いた。ミズーリ州は共和党の地盤である中西部内陸地帯。白人は犯罪の多い黒人を憎み、黒人は人種差別主義者として白人を憎む。白人達の教祖は「肩をすくめるアトラス」のアイン・ランド。国際金融資本≒ドル覇権の崩壊後は貧困により人種間対立が激化して共和党地帯は内戦に突入する。
アングロサクソン文明は有色人種に対する差別意識が元来強い。共和党が国民皆保険などの福祉政策に反対するのは、白人から取り立てた税金が貧しい黒人に福祉としてばらまかれることを拒否する感情が主因となっている。共和党地域では黒人と白人が混住しているのに対して、五大湖周辺を含む東海岸や西海岸の民主党地域では黒人と白人の居住地区が分離していることで両者の衝突が少なく、それ故に白人が黒人への福祉に反対しないという説がある。このような深刻な民族間の憎悪が見られた最近の例は旧ユーゴスラビア(特にボスニア・ヘルツェゴビナ)の内戦である。平和の祭典として知られたサラエボが内戦の激戦地に暗転したことはよく知られている。このユーゴ内戦はドイツがスロベニアとクロアチアの独立を早期に承認したことが引き金となったことはよく知られている。これはかつてドイツ・オーストリアに敵対して第一次世界大戦を引き起こしたセルビアへの制裁だと私は考えてきたが、最近になって別の目的に気付いた。それは、米国内戦の予行演習である。
愚かな米国民は国際金融資本に操られ彼らの命令通りに正義の名の下に旧大陸を侵略し住民を虐殺し惨禍を繰り広げてきた。米国国民の愚かさこそが世界の平和に対する脅威であり、世界平和のためには米国が凄惨な内戦に突入し米国国民が戦争の悲惨さを身を以て学ぶことが望ましいのである。恐らくこのような観点から反国際金融資本勢力は米国国内で白人と黒人の間の人種間の対立感情を煽ってきたのだと思われる。米国の黒人の多くは奴隷として白人がアフリカから米国に運んできてそれを米国の白人農場主が購入したことに由来しており、欧州やロシアのように不法移民として退去させることが倫理的に困難である。 . . . 本文を読む